JPH0547670B2 - - Google Patents

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JPH0547670B2
JPH0547670B2 JP59171510A JP17151084A JPH0547670B2 JP H0547670 B2 JPH0547670 B2 JP H0547670B2 JP 59171510 A JP59171510 A JP 59171510A JP 17151084 A JP17151084 A JP 17151084A JP H0547670 B2 JPH0547670 B2 JP H0547670B2
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JP
Japan
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parts
printing
water
agent
manufactured
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59171510A
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English (en)
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JPS6155274A (ja
Inventor
Tatsuo Kawamura
Yoshitaka Wakebe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は捺染剤に関し、更に詳しくは防水透湿
性加工布の捺染に適した水性捺染剤に関する。
(従来の技術) 従来、各種織布をプリントする為の捺染剤は多
数公知であり、広く使用されているが、この様な
従来の捺染剤で、近年開発された防水透湿性加工
を施した織布をプリントすると、該織布は特殊な
表面処理が施こされている為に、満足出来るプリ
ントを行うことが出来ない。その為に、上記の如
き水性タイプの捺染剤に加えて油性タイプの捺染
剤が提案されている。
(発明が解決し様としている問題点) しかしながら、上述の如き油性タイプの捺染剤
は、各種有機溶剤を媒体として使用してる為、そ
の取扱性に問題があると共に、硬化温度が100℃
程度で、その硬化時間は60分間以上をも要し、作
業性が著しく劣る。
更に、この用な苛酷な硬化処理にも係らず、得
られたプリント布の耐摩擦性、耐洗濯性等の各種
堅牢度が不十分であり、実質的に実用化に至つて
いない。
従つて、取扱性が良く、作業性が良く、同時に
各種堅牢度に優れた防水透湿性加工布用水性捺染
剤が強く要求されている。
(問題点を解決する為の手段) 本発明者は、上述の如き従来技術の欠点を解決
すべく鋭意研究の結果、従来の水性捺染剤に水溶
性有機溶剤を添加して、捺染剤の表面張力をある
特定の値以下に下げることにより、該捺染剤の防
水透湿性加工布に対する接触角が60度以上とな
り、その結果、優れた捺染処理が実現され、上述
の如き従来技術の欠点が解決されることを知見し
て本発明を完成した。
即ち、本発明は、着色剤、バインダー樹脂及び
媒体からなる捺染剤において、該媒体に水溶性有
機溶剤を包含させて、該媒体の表面張力を
53dyne/cm以下(20℃)にしたことを特徴とす
る防水透湿性加工布用水性捺染剤である。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明の捺染
剤において使用する着色剤は、従来公知の水性捺
染剤に使用されている有機顔料、無機顔料又は各
種染料はいずれも使用出来、これらの着色剤は、
捺染剤100重量部中で約1〜40重量部の割合で使
用するのが一般的である。
本発明において使用すバインダー樹脂として
は、従来の捺染剤において使用されているバイン
ダー樹脂はいずれも任意に使用することが出来る
が、特に好適なものは、ソープレスタイプの水性
ポリエステル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂等であ
り、この様なソープレスタイプのバインダー樹脂
の採用により、防水透湿性加工布への接着性や各
種堅牢度が向上する。
更に、この様なバインダー樹脂としては、その
Tg(ガラス転移温度)が20℃以下のものを採用す
ることによつて、各種堅牢度が一層向上すること
を見い出した。これらのバインダー樹脂は、前記
着色剤1重量部当り、約0.4〜20重量部の割合で
使用するのが好ましい。
本発明の捺染剤において使用する媒体は、水を
主体とし、更に従来技術における如きターペンを
使用して、O/W形エマルジヨンとしたものであ
り、本発明では、更に該媒体中に水溶性の有機溶
剤を添加して、捺染剤全体としての表面張力を20
℃で53dyne/cm以下とする。
この様に表面張力を低下させることによつて防
水透湿性加工布に対する捺染剤の接触角が60度以
下となり、水性の捺染剤であるにも係わらず、上
記織布に対する濡れ性が向上し、満足することが
出来るプリントが実現される。
本発明の捺染剤で使用する水溶性有機溶剤とし
ては、C1〜C4の低級アルコール、C2〜C6のグリ
コール、これらのグリコールのC1〜C4のモノア
ルキルエーテル、C1〜C4のジアルキルエステル、
水溶性のエーテル、エステル等、公知の水溶性有
機溶剤はいずれも使用することが出来る。
この様な水溶性有機溶剤は、着色剤、バインダ
ー樹脂、その他の固形分を除く媒体成分100重量
部中約5〜30重量部を占める割合で使用するのが
好ましく、上記の範囲未満では、添加効果が低
く、又、上記範囲を越えると捺染剤の液安定性が
低下するので好ましくない。
以上が本発明の水性捺染剤における必須成分で
あるが、形成されるプリント模様の各種堅牢度を
向上させる目的で、エポキシ系、エチレンイミン
系、メチロール系、イソシアネート系等の各種架
橋剤を必要に応じて必要な量添加することが出来
る。勿論その他、各種界面活性剤、消泡剤、顔料
の分散剤、その他の各種の添加剤を添加し得る。
(作用・効果) 以上の如き本発明の水性捺染剤は、防水透湿性
加工布に対して、該布の表面に対しての接触角が
60度以下であつて、布表面に対して十分な親和性
を有し、良好でシヤープなプリントが可能であ
る。又、プリント後の硬化処理は約100〜150℃の
温度で、僅か3〜10分間の時間で十分であり、摩
擦堅牢性、洗濯堅牢性等、種々の優れた堅牢度を
有するプリント物を提供することが出来る。
これに対し、従来の水性捺染剤では、布表面の
防水性の為にプリント自体が困難であり、又、従
来の油性タイプの捺染剤では硬化に長時間を要
し、更に十分な堅牢度のものが得られない。
(実施例) 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。尚、文中部又は%とあるのは重量基準であ
る。
実施例 1 アクリル酸エステルエマルジヨン(活性剤フリー
タイプ、固形分40%) 30部 酸化チタン 35部 消泡剤 0.5部 酸化チタン分散剤 1部 Daimonex EH−6(大日精化製) 3部 ターペン 15部 メタノール 8部水 15.5部 合計 100部 上記処方において酸化チタンを分散させた糊状
の白色ペーストに、エチレンイミン系の架橋剤を
1%併用し、エントラント(東レ製)布上にシル
クスクリーンにてプリントし、120℃で15分間の
キユアーを行うことにより、洗濯堅牢度が抜群の
プリント物が得られる。
尚、この場合の表面張力は43dyne/cmで、接
触度は55度であつた。
実施例 2 アクリル酸エステルエマルジヨン(活性剤フリー
タイプ、固形分40%) 30部 酸化チタン 30部 消泡剤 0.5部 酸化チタン分散剤 1部 Daimonex EH−6(大日精化製) 4部 ターペン 12部 ブチルセルソルブ 3部水 19.5部 合計 100部 上記処方において酸化チタンを分散させた糊状
の白色ペーストに、Blue FL2B(大日精化製)水
性カラーを2%併用し、エポキシ系架橋剤を5%
添加した糊にて、レポラ(旭化成製)布上にシル
クスクリーンを行い110℃で15分間のキユアーを
行うことにより繰返し洗濯堅牢度が10回以上の耐
性あつた。
尚、この場合の表面張力は46dyne/cmで、接
触度は58度であつた。
実施例 3 水溶性ポリエステル樹脂(1PA12%混入品、固形
分30%) 60部 酸化チタン 40部 酸化チタン分散剤 1部 上記処方にて予め酸化チタンを分散させ、これ
に、 Daimonex EH−6(大日精化製) 3部 ターペン 10部 を加えて調製された白色ペーストに、Red
FL2BConc(大日精化製)を3%併用し、更にシ
ソシアネート系の架橋剤を5%添加し、ポーラス
(帝人製)布上にシルクスクリーンにてプリント
を行ない、130℃で5分間のキユアーを行うこと
により、堅牢度が抜群の優れたプリント物が得ら
れた。尚、この場合の表面張力は28dyne/cmで、
接触度は32度であつた。
実施例 4 水性ポリエステル樹脂(1PA12%混入品、固形分
30%) 50部 酸化チタン 28部 酸化チタン分散剤 1部 Daimonex EH−6(大日精化製) 4部 ターペン 10部 酢酸エチル 3部IPA 4部 合計 100部 上記処方において酸化チタンを分散させた糊状
の白色ペーストに、メチロール系の架橋剤を5%
添加し、スプラツシユ(ユニチカ製)布上にスク
リーンにてプリント行ない、150℃で5分間のキ
ユアーを行うことにより、固着性が極めて良好な
プリント物が得られた。
尚、この場合の表面張力は35dyne/cmで、接
触度は44度であつた。
実施例 5 スミカフレツクス752(住友化学製) 50部 酸化チタン 35部 ペレツクスOT−P(花王アトラス製) 3部 ノニポール400(三洋化成製) 1部 ビスサーフS(花王アトラス製) 1部 ターペン 10部 上記処方において酸化チタンを分散させた糊状
の白色ペーストに、エチレンイミン系架橋剤を3
%添加して、130℃で3分間のベーキングを行な
うことにより、固着度の極めて優れたプリント物
が得られた。
尚、この場合の表面張力は53dyne/cmで、接
触度は60度であつた。
実施例 6 アクリル酸エステルエマルジヨン(活性剤フリー
タイプ固形分40%) 30.5部 消泡剤 0.5部 ターペン 15部 Daimonex EH−6(大日精化製) 4部メタノール 10部 合計 100部 上記処方において、Blue FL2B conc(大日精
化製)を5%添加し、更にイソシアネート系架橋
剤を5%添加し、エントラント(東レ製)布上に
シルクスクリーンにてプリントし、135℃で15分
間のキユアーを行うことにより3洗濯堅牢度が抜
群のプリント物が得られた。
尚、この場合の表面張力は41dyne/cmで、接
触度は47度であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 着色剤、バインダー樹脂及び水性媒体からな
    る捺染剤において、該媒体に水溶性有機溶剤を包
    含させて、該媒体の表面張力を53dyne/cm以下
    (20℃)にしたことを特徴とする防水透湿性加工
    布用水性捺染剤。
JP59171510A 1984-08-20 1984-08-20 防水透湿性加工布用水性捺染剤 Granted JPS6155274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59171510A JPS6155274A (ja) 1984-08-20 1984-08-20 防水透湿性加工布用水性捺染剤

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59171510A JPS6155274A (ja) 1984-08-20 1984-08-20 防水透湿性加工布用水性捺染剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6155274A JPS6155274A (ja) 1986-03-19
JPH0547670B2 true JPH0547670B2 (ja) 1993-07-19

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JP59171510A Granted JPS6155274A (ja) 1984-08-20 1984-08-20 防水透湿性加工布用水性捺染剤

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02160981A (ja) * 1987-12-02 1990-06-20 Hagiwara Sangyo Kk 捺染糊及び捺染方法
US5853859A (en) * 1995-07-07 1998-12-29 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Room temperature latex printing
WO2021237432A1 (zh) * 2020-05-26 2021-12-02 海安睿华纺织科技有限公司 一种具备抗静电性的纺织颜料

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