JPH0436362A - 水性インキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は水性インキに関し、更に詳細には、筆記具に用
いてペン先の耐乾燥性に優れた特性を有する水性インキ
に関するものである。

［従来の技術とその課題］ 従来、水性インキの耐乾燥性を向上するために、グリコ
ール系溶剤、グリコールエーテル系溶剤。

グリコールエーテルエステル系溶剤、アミン系溶剤など
の吸湿性の水溶性有機溶剤を用いたり、あるいは塩化リ
チウム又は塩化カルシウム等の吸湿性の無機化合物とい
ったものを用いることが提案されている。

しかしながら、上記物質では耐乾燥性が十分に満足する
ものが得られなかった。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、着色材と、水と、ポリオキシアルキレンジグ
リセリルエーテルとより少なくともなる水性インキを要
旨とするものである。

以下、本発明について詳述する。

着色材は、従来公知の染料、顔料を単独或は混合して使
用できる。その使用量はインキ全量に対して１〜２０重
量％が好ましい。

染料は、Ｃ，１，アシッドレッド５２、Ｃ，１，アシッ
ドブルー１．ｃ、１．アシッドブラック２、同１２３、
アシッドグリーン１９などの酸性染料、Ｃ，１，ダイレ
クトブラック１９、Ｃ，１，ダイレクトブルー８６など
の直接染料、Ｃ，１，ベーシックブルーフ、Ｃ，１，ベ
ーシックレッド１、Ｃ，１，ベーシックレッド１４等の
塩基性染料が挙げられる。

顔料は、アゾ系顔料、縮合ポリアゾ系顔料、フタロシア
ニン系顔料、キナクリドン系顔料、インジゴ系顔料、チ
オインジゴ系顔料、ニトロソ系顔料、ニトロ系顔料、塩
基性染料系顔料、酸性染料系顔料、建染染料系顔料、媒
染染料系顔料及び天然染料系顔料などの有機顔料や鉄黒
、カーボンブラック、黄土、バリウム黄、紺青、カドミ
ウムレッド、酸化チタン、ベンガラ等の無機顔料が挙げ
られる。

水は主溶剤として用いるものであり、その使用量はイン
キ全量に対して３０〜８０重量％が好ましい。

本発明の骨子であるポリオキシアルキレンジグリセリル
エーテルは、水性インキの耐乾燥性を向上するために用
いるものである。具体例としては、ポリオキシエチレン
ジグリセリルエーテルやポリオキシプロピレンジグリセ
リルエーテルが挙げられ、その使用量はインキ全量に対
して３〜４０重量％が好ましい。

上記成分以外に、水溶性有機溶剤、防腐剤、防錆剤、各
種界面活性剤１分散剤などを１種もしくは２種以上適宜
使用できる。

［作　用］ ポリオキシアルキレンジグリセリルエーテルは、その分
子内に存在する水酸基及び酸素が水の分子と水素結合を
行ない、インキからの水分の蒸発を抑制するため、本発
明の水性インキは耐乾燥性に優れたものになると思われ
る。

［実施例コ 以下に本発明を実施例により更に詳細に説明するが、実
施例中単にｒ部」とあるのは「重量部」を示すものであ
る。

失胤■よ Ｃ，１，アシッドブラック２　　　　８．０部水　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　６１．８部エチ
レングリコール　　　　　　　２０．０部ポリオキシエ
チレン ジグリセリルエーテル　　　　　１０．０部スコアロー
ル９００　　　　　　　　　０．２部（界面活性剤、花
王■製） 上記各成分を４０〜５０℃に加温し、２時間撹拌するこ
とによって水性黒色インキを得た。

匝較豊よ 実施例１のポリオキシエチレンジグリセリルエーテルを
除き、その分だけ水を増した以外は実施例１と同様にし
て水性黒色インキを得た。

失施貫又 Ｃ，１，ベーシックレッド１４　　　　２．０部水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６２．８部グ
リセリン　　　　　　　　　　　５．０部ポリオキシプ
ロピレン ジグリセリルエーテル　　　　　３０．０部ブロクセル
ＧＸＬ　　　　　　　　　　０．２部（防腐剤、ＣＩＣ
社製） 上記各成分を実施例１と同様にして水性赤色インキを得
た。

匝敗舊又 実施例２のポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル
を除き、その分だけ水を増した以外は実施例２と同様に
して水性赤色インキを得た。

失態■■ Ｃ，１，ダイレクトブルー８６　　　　７．０部水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６０．８
部プロピレングリコール　　　　　　　７．０部チオジ
グリコール　　　　　　　　　５．０部ポリオキシエチ
レン ジグリセリルエーテル　　　　　２０．０部ベンゾトリ
アゾール（防錆剤）　　　　０．２部上記各成分を実施
例１と同様にして水性青色インキを得た。

星艶銖主 実施例３中のポリオキシエチレンジグリセリルエーテル
を除き、その分だけ水を増した以外は実施例３と同様に
して水性青色インキを得た。

失凰五土 Ｃ，１，アシッドグリーン１９　　　　６．０部水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４３．６部ポ
リオキシプロピレン ジグリセリルエーテル　　　　　　５・０部エチレング
リコール　　　　　　　３ｏ、０部尿素　　　　　　　
　　　　　　　１０．０部チオ尿素　　　　　　　　　
　　　　５．０部ホルマリン（防腐剤）　　　　　　　
　０，４部上記各成分を実施例１と同様にして水性緑色
インキを得た。

迄藍五土 実施例４のポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル
を除き、その分だけ水を増した以外は実施例４と同様に
して水性緑色インキを得た。

［効　果］ 実施例１〜４．比較例１〜４により得られた水性インキ
を、市販のべんてるサインペン５５２０（ぺんてる■製
）に充填し、筆跡にカスレが生じるまでの室温での放置
時間を確認した。

結果を表１に示す。

インキであり、筆記具用は勿論のこと、記録計用、スタ
ンプ用、インキジェット記録用などのインキとしても使
用可能なものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 着色材と、水と、ポリオキシアルキレンジグリセリルエ
   ーテルとより少なくともなる水性インキ。