JPH054753U - 電動機の軸受構造 - Google Patents

電動機の軸受構造

Info

Publication number
JPH054753U
JPH054753U JP2267991U JP2267991U JPH054753U JP H054753 U JPH054753 U JP H054753U JP 2267991 U JP2267991 U JP 2267991U JP 2267991 U JP2267991 U JP 2267991U JP H054753 U JPH054753 U JP H054753U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
oil
impregnated member
support portion
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2267991U
Other languages
English (en)
Inventor
丹羽俊弘
Original Assignee
三菱電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to JP2267991U priority Critical patent/JPH054753U/ja
Publication of JPH054753U publication Critical patent/JPH054753U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 含油部材および焼結合金よりなる軸受にて構
成される電動機の軸受構造において、電動機を縦型に使
用した場合含油部材および軸受よりの油が電動機外へ流
出することがなく、内部にて有効に使われる電動機の軸
受構造を得る。 【構成】 モータケース13に設けられた軸受支承部1
7に等間隔に軸受23との間に隙間18を形成する立上
り部19と、軸受23の外形と同形状に形成された絞り
部20とを形成する。この軸受支承部17に軸受23を
当接させるように配置し、この軸受23の周囲に給油部
材24を当てるとともに、上記隙間18にも給油部材2
4を入れ込む。この後、押えばね26、カバー27等に
て軸受23および含油部材24を軸受支承部17に固定
する。 【効果】 含油部材より軸受に伝わる油が軸受端部より
外部へ流出する場合、隙間に設けられた含油部材に吸収
され、外方への流出が防止でき、油切れがなくなり電動
機の寿命が長くできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電動機の軸受構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電動機の軸受構造としては、第4図に示す電動機1の外筐2に 軸受支承部3が一体に形成され、この軸受支承部に軸受4を配設し、軸受4の周 囲に含油部材5を当接させ、メタル押えばね6およびメタルカバー7にて軸受部 8を形成した後、カラー9およびワッシャ10が挿通された回転軸11が上記ワ ッシャ10を上記軸受4と当接させるように軸受4に支承されたものが知られて いる(例えば、実開昭60−174453号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の電動機の軸受構造では、例えば電動機1を縦型に使用した 場合、スラスト力からくる圧力が回転軸11に加わり、即ち軸受4にもワッシャ 10を介して伝わり、含油部材5および軸受4よりの油が圧力により回転軸11 表面に流入し、遠心力により外筐2外へ流出するという課題があった。
【0004】 この考案は係る課題を解決するためになされたもので、電動機を縦型に使用し た場合、含油部材および軸受よりの油が外筐外へ流出することなく、外筐内部に てリターン、回収ができる電動機の軸受構造を得ることを目的とするものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る電動機の軸受構造は、板金よりなるモータケースと、このモー タケースに軸挿孔を有して一体に形成された軸受支承部と、この軸受支承部の内 壁に当接して回転軸を支承するとともに、その球状面を介して配設された軸受と 、この軸受の周囲に配設された含油部材とを備え、上記軸受支承部に上記軸受と の間に所定隙間を形成する立上り部を設け、上記隙間に上記含油部材を延設した ものである。
【0006】 この考案においては、板金よりなるモータケースと、このモータケースに軸挿 孔を有して一体に形成された軸受支承部と、この軸受支承部の内壁に当接して回 転軸を支承するとともに、その球状面を介して配設された軸受と、この軸受の周 囲に配設された含油部材とを備え、上記軸受支承部に上記軸受との間に所定隙間 を形成する立上り部を設け、上記隙間に上記含油部材を延設したことより、軸受 支承部と軸受とが隔離され、その間に含油部材が配設できる。
【0007】
【実施例】
図1〜図3(a)、(b)はこの考案の一実施例を示す図であり、図において 13は電動機14のモータケースで、板金製よりなり二分割されている。15は このモータケースに一体に設けられた軸受支承部で、中央に軸挿孔16を有する 。17はこの軸受支承部の上記軸挿孔16に周設される軸受当設部で、図3に示 すように3等分する箇所に後述される軸受と所定の隙間18を形成するよう傾斜 を有した立上り部19および軸受と当接され、軸受の外形と同一形状部に形成さ れた絞り部20が一体に形成されている。21は上記モータケース13に内設さ れた固定子で、コイル22が巻回してある。23は軸受で、外形が球面状からな る焼結合金にて、中央に回転軸挿通穴が設けられている。24は含油部材で、例 えばフェルトよりなり上記軸受23外周および上記隙間18に配設されている。 26はこの含油部材および軸受23を押圧する押えばね、27はこれらの軸受2 3、含油部材24および押えばね26等からなる軸受部28を覆うカバーで、両 端が上記モータケース13に係着されている。29は回転軸で、回転子30が嵌 着され、カラー31および上記軸受23の端部と当設されるワッシャ32を有し 、上記軸受23の回転軸挿通穴に支承される。
【0008】 上記のように構成された電動機の軸受構造において、その組立てはモータケー ス13の軸受支承部15に軸受23および含油部材24が配設され、これらを押 えばね26にて押圧した後、カバー27にて覆い軸受部28を形成する。次に、 このモータケース13の一方に固定子21を嵌入し、回転子30、カラー31お よびワッシャ32が装着された回転軸29を軸受23に挿通し支承させ、モータ ケース13の他方を一方に接合させる。そして、図示されない負荷を回転軸29 先端に装着し、回転軸29を縦方向とする縦型にて運転される。この場合、回転 軸29の回転により含油部材24から軸受23への潤滑油は回転軸29からその 圧力により外方へ流出する段階において軸受当接部17における立上り部19の 隙間18の含油部材24に吸収されて軸受23周囲までリターンされる。そして 、軸受23へと伝わり、この動作を繰り返すことにて、潤滑油はモータケース1 3外へ流出することはない。
【0009】
【考案の効果】
この考案は以上説明したとおり、板金によりなるモータケースと、このモータ ケースに軸挿孔を有して一体に形成された軸受支承部と、この軸受支承部の内壁 に当接して回転軸を支承するとともに、その球状面を介して配設された軸受と、 この軸受の周囲に配設された含油部材とを備え、上記軸受支承部に上記軸受との 間に所定隙間を形成する立上り部を設け、上記隙間に上記含油部材を延設したこ とより、含油部材より軸受に伝わる油が軸受端部より軸挿孔側へ流出する場合、 上記隙間に延設された含油部材に吸収され、外方への流出が防止できるので油漏 れおよび油切れ、焼付け等を防止し、電動機の寿命を長く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す電動機の断面図であ
る。
【図2】この考案の一実施例を示す軸受部の断面図であ
る。
【図3】この考案の一実施例を示し、aは軸受支承部の
正面図、bはこのaの断面A−Aを示す断面図である。
【図4】従来の電動機の軸受構造を示す断面図である。
【符号の説明】
13 モータケース 15 軸受支承部 16 軸挿孔 18 隙間 19 立上り部 23 軸受 24 含油部材 28 軸受部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 板金よりなるモータケースと、このモー
    タケースに軸挿孔を有して一体に形成された軸受支承部
    と、この軸受支承部の内壁に当接して回転軸を支承する
    とともに、その球状面を介して配設された軸受と、この
    軸受の周囲に配設された含油部材とを備え、上記軸受支
    承部に上記軸受との間に所定隙間を形成する立上り部を
    設け、上記隙間に上記含油部材を延設したことを特徴と
    する電動機の軸受け構造。
JP2267991U 1991-04-08 1991-04-08 電動機の軸受構造 Pending JPH054753U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2267991U JPH054753U (ja) 1991-04-08 1991-04-08 電動機の軸受構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2267991U JPH054753U (ja) 1991-04-08 1991-04-08 電動機の軸受構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH054753U true JPH054753U (ja) 1993-01-22

Family

ID=12089550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2267991U Pending JPH054753U (ja) 1991-04-08 1991-04-08 電動機の軸受構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH054753U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61101467U (ja)
JPS62105388U (ja)
US3250579A (en) Bearing and shaft lubrication arrangement
US2964363A (en) Bearing
JPH054753U (ja) 電動機の軸受構造
JPH0533656U (ja) 電動機の軸受構造
JPH08214490A (ja) 電動機の軸受装置
JPH08111954A (ja) 電動機の軸受装置
JPS5827217U (ja) 電動機内蔵ロ−ラ装置
JPH0135557Y2 (ja)
JPH081293Y2 (ja) 軸受け装置
JPH08111955A (ja) 電動機の軸受装置
JPS6227013Y2 (ja)
JPS60128464U (ja) 回転電機の冷却装置
JPH0161854U (ja)
JPH0356649Y2 (ja)
JPH05207696A (ja) 電動機の軸受装置
JPS5937617Y2 (ja) 換気扇
JPH0353588Y2 (ja)
JP2003111342A (ja) ブラシレス直流ファンモータの自動調芯機能を有する軸受構造
JPH0642103Y2 (ja) 動圧軸受
JPH09303399A (ja) 軸受装置
JPS5925942U (ja) 回転機の軸封装置
JPS5986417U (ja) 筒軸受
JPH0821444A (ja) モータの軸受装置