JPH08111955A - 電動機の軸受装置 - Google Patents

電動機の軸受装置

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JPH08111955A
JPH08111955A JP6270385A JP27038594A JPH08111955A JP H08111955 A JPH08111955 A JP H08111955A JP 6270385 A JP6270385 A JP 6270385A JP 27038594 A JP27038594 A JP 27038594A JP H08111955 A JPH08111955 A JP H08111955A
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JP
Japan
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bearing
bracket
oil
hole
electric motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6270385A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Nishikawa
俊也 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUSATSU DENKI KK
Original Assignee
KUSATSU DENKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 含油部材及び焼結合金よりなる軸受にて構成
される電動機の軸受装置において、電動機を縦型に使用
した場合、含油部材及び軸受よりの油が電動機外へ流出
することがなく、内部にて有効に使われ、また、ブラケ
ットの軸受部のみの交換ができる電動機の軸受装置を得
る。 【構成】 ブラケット2に設けられた軸受支持部3には
溝18を周設し、回転軸11を回転軸挿通穴15に挿通
した軸受4を装着する。この回転軸11に軸受4と対向
する油切りワッシャ17を装着し、この油切りワッシャ
17は前記軸受4とブラケットの中央部に回転軸11を
挿通する貫通穴12の端面に周設した突起13との間に
装着する。そして、前記軸受4の周囲に含油部材5を配
設し、押えバネ6、オイルキャップ7にて構成される軸
受部8をブラケット2本体とは別部品として固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の軸受装置に関
するものであり、特に、軸受部の油持ちがよく、また、
ブラケットの軸受部のみの交換ができる電動機の軸受装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電動機の軸受装置に関連
するものとして、図3に示す電動機の軸受装置がある。
図3は従来の電動機の軸受装置を示す断面図である。従
来、図のように、電動機1のブラケット2に軸受支持部
3が一体に形成され、この軸受支持部3に軸受4を配設
し、軸受4の周囲に含油部材5を当設させ、押えバネ6
及びオイルキャップ7にて軸受部8を形成した後、スラ
ストカラ−9及びワッシャ10が挿通された回転軸11
が上記ワッシャ10を上記軸受4と当接させるように軸
受4に支持された電動機の軸受装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
動機の軸受装置では、例えば、電動機1を縦型に使用し
た場合、スラスト力からくる圧力が回転軸11に加わ
り、即ち、軸受4にもワッシャ10を介して伝わり、含
油部材5及び軸受4よりの油が圧力により回転軸11表
面に流入し、遠心力によりブラケット2外へ流出してい
た。
【0004】また、外径の異なるメタル軸受や玉軸受を
使用する場合には、別のブラケットを必要とした。従っ
て、電動機としては各々に専用のブラケットを使用しな
ければならないので、軸受の種類に応じてブラケットを
数種類用意しなければならない。そのため、ブラケット
の型の取替え作業に時間を費やし、部品管理にも同様に
時間を費やして、標準化が図れず、コスト的に高価なブ
ラケットとなっている。
【0005】そこで、本発明は、電動機を縦型に使用し
た場合にも、含油部材及び軸受よりの油がブラケット外
へ流出することなく、ブラケット内部にリタ−ン、回収
ができ、軸受部を交換するのみで外径の異なるメタル軸
受や玉軸受に対して同一のブラケットが使用できる電動
機の軸受装置の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電動機の
軸受装置は、アルミダイカストよりなるブラケットと、
前記ブラケツトの中央部に貫通穴を有して一体に形成さ
れた軸受支持部と、前記軸受支持部の内側の前記貫通穴
の端面に突起を形成して、この突起と対向して回転軸を
支持するとともに、球状面を介して配設された軸受と、
前記軸受の周囲に配設された含油部材と、前記軸受に向
いて前記貫通穴の端面に設けた突起との間に、前記回転
軸に固着された油切りワッシャとを具備するものであ
り、上述のブラケット中央部にブラケットと一体に形成
された軸受支持部、軸受、含油部材、押えバネ及びオイ
ルキャップにて構成される軸受部をブラケット本体とは
別部品として固着する。
【0007】
【作業】本発明の電動機の軸受装置においては、ブラケ
ット本体に上述の軸受部を固着し、軸受支持部の内側の
貫通穴の端面に設けた突起に対向して回転軸を支持する
とともに、球状面を介して配設された軸受の周囲に含油
部材が配設され、軸受に対向して回転軸に固着された油
切りワッシャを設けているから、回転軸の回転によって
含油部材から軸受への潤滑油は回転軸からその圧力で外
方へ流出し、油切りワッシャを介してブラケツトの突起
に流れ込み、前記軸受支持部に複数の溝を設けて、この
溝から含油部材へ戻され軸受へ回収される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
図1は本発明の実施例である電動機の軸受装置を示す断
面図である。図において、2は電動機1のブラケット
で、アルミダイカストよりなり二分割されている。3は
このブラケット2に一体に設けられた軸受支持部で、中
央に貫通穴12を有して、その外側に円周状に軸受支持
部3を周設する。13は前記ブラケット2の貫通穴12
の端面に周設された突起で、後述する軸受4に向って設
けている。14は前記ブラケット2に内設された固定子
である。4は軸受で、外形が球面状からなる焼結合金に
て、中央に回転軸挿通穴15が設けられている。5は含
油部材で、例えば、フェルトよりなり前記軸受4外周に
配設されている。6はこの含油部材5及び軸受4を押圧
する押えばね、7はこれらの軸受4、含油部材5及び押
えばね6等からなる軸受部8を覆うオイルキャップで、
両端が前記ブラケット2に係着されている。11は回転
軸で、回転子16が固着され、後述するスラストカラ−
9及び前記軸受4の端部と当接されるワッシャ10を有
し、前記軸受4の回転軸挿通穴15に支持される。17
は前記回転軸11に固着された円板状の油切りワッシャ
であり、この油切りワッシャ17は、ブラケツトの中央
部の貫通穴に周設された突起13と軸受4の間に配設
し、油切りワッシャ17の外径は前記貫通穴に周設され
た突起13の穴径と同等かそれ以上とする。
【0009】上記のように構成された電動機の軸受装置
において、その組立てはブラケツト2の軸受支持部3に
軸受4及び含油部材5が配設され、これらを押えバネ6
にて押圧した後、オイルキャップ7にて覆い軸受部8を
形成する。次に、このブラケット2の一方に固定子14
を嵌入し、回転子16、スラストカラ−9及びワッシャ
10が装着された回転軸11を軸受4に挿通し支持さ
せ、ブラケット2の他方を固定子の他方に接合させる。
そして、図示されない負荷を回転軸11先端に装着し、
回転軸11を縦方向とする縦型にて運転される。この場
合、回転軸11の回転により含油部材5から軸受4への
潤滑油は回転軸11からその圧力により外方へ流出する
段階において、油切りワッシャ17を介してブラケット
2の貫通穴の端面に周設した突起13に流れ込み、前記
貫通穴12の外側に円周状に周設された軸受支持部3を
切断するように複数の溝18を周設して、この溝から含
油部材5へ戻され、そして、軸受4へ回収される。この
動作を繰返すことによって、潤滑油はブラケット2外へ
流出することはない。
【0010】このように、本実施例の電動機の軸受装置
は、アルミダイカストよりなるブラケット2と、前記ブ
ラケット2に貫通穴12を有して一体に形成された軸受
支持部3と、前記貫通穴12の端面に周設した突起13
と対向して回転軸11を設けるとともに、球面状を介し
て配設された軸受4と、前記軸受4の周囲に配設された
含油部材5と、前記軸受4に対向して前記回転軸11に
固着された油切りワッシャ17とを有する。なお、この
油切りワッシャ17は前記軸受4とブラケットの貫通穴
に周設された突起13との間に固着され、前記軸受4に
対向している。
【0011】したがって、回転軸11の回転によって含
油部材5から軸受4への潤滑油は回転軸11からその圧
力で外方へ流出し、油切りワッシャを介してブラケット
の貫通穴端面に周設された突起13に流れ込み、前記軸
受支持部3に周設された複数の溝18を経由して含油部
材5へ戻される。このため、軸受部8からの潤滑油の流
出を防止でき、油漏れ、油切れ、焼付き等を防止でき、
結果的に電動機の寿命が長くなる。
【0012】図2は本発明の実施例である電動機の軸受
装置に使用するブラケット部分を分解して示した断面図
である。図において、3はこのブラケット2に一体に設
けられた軸受支持部で、中央に貫通穴12を有して、そ
の外側に円周状に軸受支持部3を周設する。13は前記
ブラケット2の貫通穴12の端面に周設された突起であ
る。18は前記貫通穴12の外側に円周状に周設された
軸受支持部を切断するように周設した複数の溝である。
【0013】上記のように構成された電動機のブラケッ
トにおいて、その組立ては図1で上述したようにブラケ
ット2の軸受支持部3に前述の軸受4及び含油部材5が
配設され、これらを押えバネ6にて押圧した後、オイル
キャップ7にて覆い軸受部8を形成する。このように、
ブラケット2本体と軸受部8を構成するブラケットの中
央部とは別部品とし、ブラケット2本体に軸受部8を固
着して一体とする。また、実施例では回転軸11が垂直
に配置されたものを示したが、回転軸11が水平に配置
されたものでも、同様の機能が得られることは言うまで
もない。なお、図1の実施例及び図3の従来例との軸受
はメタル軸受を図示して説明しましたが、軸受部の構成
を変更することにより玉軸受にも容易に変更できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
電動機の軸受装置は、ブラケットの貫通穴端面に設けた
突起と、軸受支持部と、軸受と、含油部材と、油切りワ
ッシャとを備え、軸受支持部に対向して回転軸を設ける
とともに、球状面を介して配設された軸受の周囲に含油
部材が配設され、軸受に対向して回転軸に油切りワッシ
ャが前記軸受とブラケットの貫通穴端面に周設された突
起との間に固着されたことにより、回転軸の回転によっ
て含油部材から軸受への潤滑油は回転軸からその圧力で
外方は流出し、油切りワッシャを介してブラケツトの貫
通穴端面に配置した突起に流れ込み、前記軸受支持部に
設けた溝から含油部材へ戻されるので、潤滑油の流出を
防止でき、油漏れ、油切れ、焼付き等を防止でき、電動
機の寿命を長く保つことができる。
【0015】また、外径の異なるメタル軸受や玉軸受を
同一のブラケットで使用できることにより、ブラケット
の標準化を図り、コスト的に安価なブラケットを使用し
た電動機を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電動機を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例であるブラケット部分を分解
して示した断面図である。
【図3】従来の電動機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電動機 2 ブラケット 3 軸受支持部 4 軸受 5 含油部材 6 押えバネ 7 オイルキャップ 8 軸受部 9 スラストカラ− 10 ワッシャ 11 回転軸 12 貫通穴 13 突起 14 固定子 15 回転軸挿通穴 16 回転子 17 油切りワッシャ 18 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケットの内面に押えバネを設け、こ
    の押えバネにて前記ブラケットの中央に設けた軸受支持
    部に軸受を保持してなる電動機において、前記押えバネ
    は、オイルキャップにて保持するとともに、この押えバ
    ネとブラケット間に含油部材を設けるとともに、前記軸
    受支持部には複数の溝を設けるとともに、前記ブラケッ
    トの中央部に回転軸を挿通する貫通穴を設け、この貫通
    穴の端面に回転軸と対向するように軸受に向いた突起を
    設けるとともに、軸受とブラケット貫通穴端面に設けた
    突起との間に位置するように前記回転軸に油切りワッシ
    ャとを具備する電動機の上述したブラケットの中央部
    に、ブラケットと一体に形成された軸受支持部、軸受、
    含油部材、押えバネ、及びオイルキャップにて構成され
    る軸受部をブラケット本体とは別部品として固着するこ
    とにより一体とすることを特徴とする電動機の軸受装
    置。
JP6270385A 1994-10-07 1994-10-07 電動機の軸受装置 Pending JPH08111955A (ja)

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JP6270385A JPH08111955A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 電動機の軸受装置

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JP6270385A JPH08111955A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 電動機の軸受装置

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JPH08111955A true JPH08111955A (ja) 1996-04-30

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ID=17485532

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JP6270385A Pending JPH08111955A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 電動機の軸受装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105051387A (zh) * 2013-03-29 2015-11-11 三菱日立电力系统株式会社 旋转轴支承结构以及旋转机械

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105051387A (zh) * 2013-03-29 2015-11-11 三菱日立电力系统株式会社 旋转轴支承结构以及旋转机械
CN105051387B (zh) * 2013-03-29 2018-03-27 三菱日立电力系统株式会社 旋转轴支承结构以及旋转机械
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