JPS5937617Y2 - 換気扇 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、換気扇の軸受部の構造に係り、潤滑油の漏れ
をなくして軸受メタルと回転軸の焼付きを防止すること
を目的とするものである。

図は本考案の一実施例を示し、第１図は本考案の換気扇
の正面図、第２図はその側断面図である。

これらの図において、１は換気扇のフレームで、その中
央部にはアーム２によってモータフレーム３が支持され
ている。

モータフレーム３の中央部には円筒状の軸受・・ウジン
グ４が圧入固定され、・・ウジング４の両端近くには軸
受メタル５，６が保持されて釦り、この２つの軸受メタ
ル５と６は給油フェルト７で互いに連結されている。

／・ウジング４の外周にはモータのステータ８が圧入固
定されている。

一方ロータ９はコツプ状をなし、内側にロータマグネッ
ト１０、外側にファン１１が固定され、ロータマグネッ
ト１０がステータ８の外側に嵌１す、ファン１１に固定
されたモータの回転軸１２が前記１ｘ−ｊの軸受メタル
５と６を貫通してその下端は抜止めワッシャ１３により
止められ、軸受メタル５と６に回転可能に支えられてい
る。

モータの回転軸１２の推力を受ける・・ウジング４の端
部の底蓋１４はモータフレーム３との間にＯリング１５
或はバッキングを介して気密に密閉され、ハウジング４
の反対側即ちファン側の端部は回転軸１２と・・ウジン
グ４の間にオイルシール１６を嵌めて密閉され、・・ウ
ジフグ４内の空洞には潤滑油１７が充填されている。

モータの回転軸１２が水平な使用状態では潤滑油１７は
軸受メタル５，６に行きわたるが、回転軸１２が垂直な
使用状態では、潤滑油が上部の軸受メタルに行き届かな
いことがあるが給油フェル）７によって自動的に上部の
軸受メタルに油が補給される。

以上のように本考案では、軸受ノ・ウジングの一端が底
蓋で密閉され、他端はオイルシールで封じられて、その
中に潤滑油が充填さ力ているので回転軸がどのような向
きになっても充填した油が流出することなく、又・・ウ
ジング内部の温度変化によって潤滑油の内部圧力が変動
しても、オイルシールの伸縮によって自動的に内部圧力
が調整され、長期間使用しても油漏れのおそれがなく、
軸受部の焼付きを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は正面図、第２図
は側断面図である。 ３・・・モータフレーム、４・・・軸受ハウジング、５
゜６・・・軸受メタル、７・・・給油フェルト、８・・
・スフータ、９・・・ロータ、１１・・・ファン、１２
・・・回転軸、１４・・・底蓋、１６・・・オイルシー
ル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. モータフレームの中央部に軸受・・ウジングを固定し、
   該・・ウジングの内側に固定した軸受メタルによってモ
   ータの回転軸を支持せしめ、且ち前記・・ウジングの一
   端をバッキングを介して底蓋で密閉すると共に反対側の
   端部をモータの回転軸と・・ウジングとの間に装着した
   オイルシールによって密閉し、・・ウジング内部に潤滑
   油を充填して成る換気扇。