JPH0547481U - グラインダポンプ - Google Patents
グラインダポンプInfo
- Publication number
- JPH0547481U JPH0547481U JP9472791U JP9472791U JPH0547481U JP H0547481 U JPH0547481 U JP H0547481U JP 9472791 U JP9472791 U JP 9472791U JP 9472791 U JP9472791 U JP 9472791U JP H0547481 U JPH0547481 U JP H0547481U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output shaft
- impeller
- blade
- rotary blade
- fixed blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 羽根車および回転刃を駆動する水中モータの
出力軸に、この出力軸の回転力を強化する構造物を設け
ることにより、汚水中の固形物の破砕処理が円滑に行わ
れるようにする。 【構成】 水中モータ2の出力軸3に取り付けられた羽
根車4が渦巻室5に配置され、この渦巻室5は吸込口1
9の周囲に固定刃6を備え、この固定刃6の内周に沿っ
て前記羽根車4と共に回転する回転刃7が設けられたグ
ラインダポンプ1において、前記出力軸3には、少なく
とも一つのはずみ車8が設けられていることを特徴とし
ている。
出力軸に、この出力軸の回転力を強化する構造物を設け
ることにより、汚水中の固形物の破砕処理が円滑に行わ
れるようにする。 【構成】 水中モータ2の出力軸3に取り付けられた羽
根車4が渦巻室5に配置され、この渦巻室5は吸込口1
9の周囲に固定刃6を備え、この固定刃6の内周に沿っ
て前記羽根車4と共に回転する回転刃7が設けられたグ
ラインダポンプ1において、前記出力軸3には、少なく
とも一つのはずみ車8が設けられていることを特徴とし
ている。
Description
【0001】
この考案は、下水道等の汚水に混入した固形物を破砕しながら汚水と共に圧送 するグラインダポンプに関するものである。
【0002】
従来のグラインダポンプは、たとえば実公昭62−035910号公報に開示 されているように、羽根車を回転可能に支承する渦巻室の吸込側の周囲に固定刃 が設けられ、この固定刃には複数個の透孔が内周に沿って等間隔で軸方向にあけ られて吸込口を形成している。この各透孔は、固定刃の内周側に開口して断面欠 円状となされることにより、前記開口部の両側に固定刃のエッジ部が形成されて いる。
【0003】 固定刃の内周に回転刃が配置され、この回転刃は前記羽根車から下方に突出さ せた出力軸の軸端に取り付けられている。
【0004】 固形物が混在している汚水は、羽根車の回転による軸方向に吸引作用で前記吸 込口から吸い込まれるとき、汚水中の固形物は、吸込口を通過する過程で固定刃 および回転刃によって破砕されながら羽根車により汚水と共に圧送されていた。
【0005】
しかし、上記従来のグラインダポンプは、固形物の破砕によって高い負荷が度 々発生し、回転刃および羽根車を駆動する水中モータの回転数や電流値が大きく 乱れるために、水中モータは温度が上昇して耐久性の低下を招くことになる。そ のうえ、揚水量の低下や固形物切断速度の乱れによる破砕性能の悪化によって設 備信頼性がきわめて不安定になる。
【0006】 このような問題は、特に、単相モータのような底トルクのモータを適用したグ ラインダポンプでは、モータ出力軸がロックするなどして揚水不能となるために 、汚水がポンプ槽等からあふれ出して周辺に多大な被害をもたらすという問題が あった。
【0007】 この考案は、このような従来の事情から見て、汚水中の固形物を破砕するに当 り、安定した回転数および揚水量を確保して固形物の円滑な破砕処理がなされる ようにしたグラインダポンプを提供することを目的としている。
【0008】
この考案のグラインダポンプは、水中モータの出力軸に取り付けられた羽根車 が渦巻室に配置され、この渦巻室は吸込口の周囲に固定刃を備え、この固定刃の 内周に沿って前記羽根車と共に回転する回転刃が設けられたグラインダポンプに おいて、前記出力軸には、少なくとも一つのはずみ車が設けられているものであ る。
【0009】
汚水中の固形物が急増して破砕抵抗が大きくなっても、回転刃および羽根車は 、はずみ車の慣性作用によって回転力が出力軸と共に強化されることにより、回 転刃の破砕性能と羽根車の揚水性能とが安定する。
【0010】
以下、この考案の一実施例につき、図面を参照して説明する。
【0011】 図1に示すグラインダポンプ1は、下水道等の汚水に混入した固形物を破砕し ながら汚水と共に圧送するために適用されるもので、水中モータ2、出力軸3、 羽根車4、渦巻室5、固定刃6および回転刃7と、前記出力軸3に設けられたは ずみ車8とを主要部として構成されている。
【0012】 水中モータ2は、ステータ9がモータケーシング10の中間部に設けられると 共に、ロータ11を保持する前記出力軸3がモータケーシング10の上部軸受1 2および下部軸受13によって回転可能に支承されている。
【0013】 この上部軸受12および下部軸受13は、それぞれモータケーシング10の上 下両端部に連結した上側軸受箱14および下側軸受箱15に収容されている。
【0014】 16は底盤であって、この底盤16と前記下側軸受箱15との間に軸封機構1 7が設けられている。
【0015】 前記モータケーシング10の底盤16にポンプケーシング18が取り付けられ て前記渦巻室5が構成され、この渦巻室5の内部には、前記出力軸3に後述の回 転刃ボス22を介して取り付けられた羽根車4が収容されている。
【0016】 前記ポンプケーシング18から下方に吸込口19が開口しており、この吸込口 19の周囲に、前記固定刃6が着脱可能に取り付けられている。
【0017】 この固定刃6は、切刃部である内周の平面形状がほぼスプライン軸状の空所を 有する凸凹形切刃6aに形成されている。
【0018】 20は渦巻室5の吐出口、21はグラインダポンプ1の基台であって、この基 台21は、前記ポンプケーシング18を支承するように、たとえば三個が配置さ れている。
【0019】 前記回転刃7は、前記出力軸3に着脱可能に取り付けられたボス22と、この ボス22の下端部外周に形成されたたとえば二条の螺旋形切刃7aに形成されて いる。
【0020】 前記はずみ車8は、前記羽根車4および回転刃7が取り付けられた出力軸3の 回転力を強化するためのものであって、断面厚肉円盤状のものが出力軸3の中間 部に取り付けられており、回転刃7の回転によって汚水中の固形物を破砕する際 、出力軸3の回転力を、はずみ車8の慣性作用で正常状態に維持するようになさ れている。
【0021】 なお、はずみ車8はこの実施例に代えて、二個以上を出力軸3の適宜の位置に 分散して取り付けてもよく、また、はずみ車8の断面形状は、動つりあいが調整 可能な他の形状であってもよい。
【0022】 次に、上記実施例の作用について説明する。
【0023】 水中モータ2が起動されると、汚水(図示省略)は羽根車4の回転による軸方 向の吸引作用でポンプケーシング18の吸込口19から渦巻室5に吸い込まれた のち、ポンプケーシング18の吐出口20に接続された排水管(図示省略)に圧 送される。
【0024】 この汚水中に混入している固形物(図示省略)は、固定刃6の凸凹形切刃6a と回転刃7の螺旋形切刃7aとの相対回転動作によって破砕されながら汚水と共 に渦巻室5に進入する。
【0025】 このとき、汚水中の固形物が急増して破砕抵抗が大きくなっても、回転刃7お よび羽根車4は、はずみ車8の慣性作用で回転力が強化された出力軸3によって 駆動される。したがって羽根車4および回転刃7の回転速度が正常に維持される と共に、水中モータ2にかかる負荷も高くならない。
【0026】
この考案のグラインダポンプは、汚水を圧送する羽根車と、この汚水中の固形 物を破砕する回転刃とが取り付けられた出力軸に、少なくとも一つのはずみ車が 設けられたものであるから、このはずみ車の慣性作用で出力軸の回転力が、常時 、強化された状態に維持される。
【0027】 したがって、羽根車の揚水性能や回転刃の破砕性能が安定すると共に、水中モ ータが過負荷になって焼損するおそれが解消し、安定した運転を続けることがで きる。
【0028】 さらに、単相モータのような底トルクのモータを適用したグラインダポンプに 、この考案のはずみ車を設けた場合でも、従来のように出力軸がロックして揚水 不能を招くおそれがなくなるので、設備信頼性が著しく向上するという優れた効 果がある。
【図1】グラインダポンプの縦断面図である。
1 グラインダポンプ 2 水中モータ 3 出力軸 4 羽根車 5 渦巻室 6 固定刃 7 回転刃 8 はずみ車 19 吸込口
Claims (1)
- 【請求項1】 水中モータの出力軸に取り付けられた羽
根車が渦巻室に配置され、この渦巻室は吸込口の周囲に
固定刃を備え、この固定刃の内周に沿って前記羽根車と
共に回転する回転刃が設けられたグラインダポンプにお
いて、 前記出力軸には、少なくとも一つのはずみ車が設けられ
ていることを特徴とするグラインダポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9472791U JPH0547481U (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | グラインダポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9472791U JPH0547481U (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | グラインダポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547481U true JPH0547481U (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=14118150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9472791U Pending JPH0547481U (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | グラインダポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0547481U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5015601B1 (ja) * | 1970-12-23 | 1975-06-06 | ||
JPS6125593B2 (ja) * | 1979-09-22 | 1986-06-16 | Ishikawajimaharima Jukogyo Kk | |
JPS6235910U (ja) * | 1985-08-21 | 1987-03-03 |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP9472791U patent/JPH0547481U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5015601B1 (ja) * | 1970-12-23 | 1975-06-06 | ||
JPS6125593B2 (ja) * | 1979-09-22 | 1986-06-16 | Ishikawajimaharima Jukogyo Kk | |
JPS6235910U (ja) * | 1985-08-21 | 1987-03-03 |
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