JPH0113837Y2 - - Google Patents

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JPH0113837Y2
JPH0113837Y2 JP1984179380U JP17938084U JPH0113837Y2 JP H0113837 Y2 JPH0113837 Y2 JP H0113837Y2 JP 1984179380 U JP1984179380 U JP 1984179380U JP 17938084 U JP17938084 U JP 17938084U JP H0113837 Y2 JPH0113837 Y2 JP H0113837Y2
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impeller
centrifugal impeller
pump
drive magnet
driven
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、回転軸にポンプインペラ及び従動磁
石輪を取付け、この従動磁石輪の外周に対向して
電動機に連通する駆動磁石輪を配置し、従動磁石
輪との間で磁力を作用させてポンプインペラを回
転させるマグネツト駆動ポンプに関する。
[従来技術] マグネツト駆動ポンプは、非磁性金属板で画成
されたポンプ室内にインペラーと一体となつた従
動磁石を配置し、非磁性金属板の外側で回転する
駆動磁石輪のトルクを磁力によつて従動磁石に伝
達してインペラを駆動するもので、化学薬品など
の液体のポンピングに利用されている。
しかし、この非磁性金属部分には過電流が発生
して発熱し異常に温度が上昇する場合がある。こ
の傾向は取扱う液体の温度が高いと一層助長され
る。
そこで、この非磁性金属板の冷却のために駆動
磁石輪のウエブに開口を設けたり突起を設けてフ
アン効果を与えたものが実公昭55−48794号公報
や特開昭51−66501号公報で提案されている。ウ
エブに開口を設けた冷却機構は第3図および第4
図に示されており、ポンプブラケツト9内には電
動機の回転軸14にボス6を介して駆動磁石輪5
が配置してある。この駆動磁石輪5の内側には、
非磁性金属板16によつてポンプ室が画成されて
いて、その内部にインペラに連結された従動磁石
3が回転自在に支承されている。
そしてボス6の側壁6aには適当間隔で開口2
0を形成しておく。したがつて駆動磁石輪5の回
転によつて従動磁石3が回転するときに非磁性金
属板16内に過電流が発生して発熱するが、ボス
6に設けた開口20がフアンとなつてブラケツト
内部に矢印に示す空気流が発生して空気冷却を行
うようになつている。
しかしながら、この種の従来技術では、ポンプ
取扱液が高温液であるような場合には冷却効果が
不足し、充分な冷却ができない不都合が生ずるこ
とがあつた。
一般にモータポンプの軸部に冷却フアンを設け
ることは公知であり、例えば特開昭58−138295号
公報や実公昭25−7759号公報に開示されている。
しかしながら、かかる公知の技術では、マグネツ
ト駆動ポンプの駆動磁石輪と従動磁石輪との間に
設けて非磁性金属板の冷却を行うことはできな
い。
[考案の目的] したがつて本考案の目的は、駆動磁石輪と従動
磁石輪との間に設けた非磁性金属板を半径方向外
方から好適に冷却することのできるマグネツト駆
動ポンプの冷却機構を提供することにある。
[考案の構成] 本考案によれば、回転軸にポンプインペラ及び
従動磁石輪を取付け、この従動磁石輪の外周に対
向して電動機に連通する駆動磁石輪を配置し、従
動磁石輪との間で磁力を作用させてポンプインペ
ラを回転させるマグネツト駆動ポンプにおいて、
駆動磁石輪を電動機軸に取付けるボス部の外周に
遠心羽根車を設け、その遠心羽根車の側板の外径
部が駆動磁石を収容するブラケツトの内周面に近
接しており、そしてそのブラケツトに前記遠心羽
根車によつて冷却用空気を流入し、かつ排出する
ための空気出入口を形成し、かつ駆動磁石輪には
駆動磁石側から遠心羽根車側に連通し駆動磁石輪
の半径方向内方の空間内の空気を遠心羽根車の吸
込側に送るための開口を遠心羽根車の吸込側付近
に形成してある。
[考案の作用効果] したがつて、電動機を駆動すると、ボス部を介
して駆動磁石輪が回転するが、すると従動磁石輪
は磁力によつて回転する。この従動磁石輪の回転
力は回転軸を介してポンプインペラに伝達され、
ポンプ作用を行う。その際に本考案では、ボス部
の回転によつて遠心羽根車が回転するので、その
吸込側に負圧が生ずる。
したがつて、遠心羽根車の吸込側の負圧によつ
てブラケツトに設けた空気入口から空気が流入す
るが、その空気は、一部が駆動磁石輪の外周を冷
却して羽根車側に流れ、外径部がブラケツトの内
周面に近接している遠心羽根車の側板によつて、
遠心羽根車の半径方向内方に導かれ、遠心羽根車
で半径方向外方に圧送される。そしてブラケツト
に形成した空気出口から外部に放出される。また
前記流入空気の他部は、駆動磁石輪の半径方向内
方を流れて非磁性金属板をその半径方向外方から
冷却し、開口を通つて遠心羽根車で放出される。
したがつて、遠心羽根車は側板によつて駆動磁
石輪の半径方向外方から空気を吸込み、また駆動
磁石側から遠心羽根車側に連通するブラケツトの
開口を通して駆動磁石輪の半径方向内方から空気
を吸込むので、ポンプ取扱液が存在しない非磁性
金属板の半径方向外方を好適に冷却することがで
きる。そのためにポンプ取扱液が高温であつても
充分に対応できる。
[好ましい実施の態様] 本考案の実施に際してブラケツトに設けた空気
出入口は通風溝と鋳抜き穴で構成するのが好まし
い。
[実施例] 第1図および第2図は本考案の実施例を示すも
のであつて、ポンプケーシング内に配置したイン
ペラ1は回転軸2に支えられている。この回転軸
2は負荷側軸受12と反負荷側軸受13の2つの
軸受で回転自在に支えられていて、軸受間の軸外
周部には従動磁石3が取付けられている。それら
の軸受12,13はバツクケーシング17に取付
けられているが、このバツクケーシング17には
軸受潤滑孔11が設けられ、ポンプ取扱い液の一
部を矢印に示すように軸受12,13に流して潤
滑を行うようになつている。
バツクケーシング11の後部の従動磁石3の外
周面に対向する部分は、非磁性金属板16で覆わ
れている。一方、電動機フランジ15側に固定さ
れたブラケツト9内には電動機軸14に連通する
駆動磁石輪5がボス部6を介して取付けられてい
る。この駆動磁石輪5は円筒形状をしており、内
部には駆動磁石4が取付けられている。
駆動磁石輪5のボス部6の後端部には円形の主
板7aがビス7bによつて取付けられており、こ
の主板7aの外周には遠心羽根車7が例えば溶接
で取付けされている。
羽根車7の主板とは反対側の側板8はその外径
がフランジ9の内周面とわずかな隙間を形成する
ように取付けられている。
駆動磁石輪5の側壁部には適当数の円形の開口
19がリング状に形成されており、磁石輪内部の
空気が羽根車7側に流れるようにしてある。また
ブラケツト9には第1図に仮想線で示され、そし
て第2図に図示されているように、通風溝10が
形成されており、この通風溝10がブラケツト9
に設けた3つの鋳抜き穴18のうちの1つに通じ
ている。
作動に際して、電動機によつて軸14を介して
駆動磁石輪5を回動すると、駆動磁石4の磁力に
引かれて従動磁石3が回動する。これによつて軸
2が回転し、インペラ1が駆動されて液体のポン
ピングを行う。取扱液体の一部はバツクケーシン
グ17に設けた孔11からケーシング内部に導入
されて軸受12,13部を満し、潤滑を行う。取
扱い液が高温の場合にはケーシング内部も高温と
なり、そのうえに軸受からの発熱と非磁性金属板
16に生ずる過電流による発熱が加わり、ケーシ
ング内外はさらに昇温する。
しかしながら、駆動磁石輪5の回転とともに、
羽根車7も回転して遠心作用によつて、空気を外
側に圧出する。羽根車7の側板8の外径はブラケ
ツト9の内周面に近接しているから、空気の大部
分は通風溝10とその通風溝10に連通する鋳抜
き孔18の1つ(第2図の左下方に示す)を通つ
て外部へ排出される。
一方、低温の外気は他の2つの鋳抜き孔18
(第2図の下および下右側)を通つてブラケツト
9の内側の室S1に導入され、その一部は第1図
で右側の室S2に流れて駆動磁石輪5の半径方向
内方に入り、バツクケーシングの外側を冷却して
開口19を通つて羽根車7に吸込まれて外部へ排
出される。
ブラケツト内部の室S1へ導入された残りの空
気は第1図で左方に流れ、駆動磁石輪5の外周を
直接に冷却して羽根車7から排出される。このよ
うにして高温部の空気冷却を強制的に行うので、
ブラケツト9、駆動磁石輪5は充分に冷却され、
電動機軸14及びフランジ15を介して電動機巻
線や電動機軸受が高温により損傷されることが防
止できる効果を有する。
第1図からも明らかなように、全体として外部
空気は電動機側からみて下側及び左側から吸込さ
れて、右側から排出されるので、ポンプ及び羽根
車7の回転方向と一致しており、空気の流れが乱
されることはない。
[効果] 以上の如く、本考案によれば、ブラケツトの通
風路と遠心羽根車とを組合せることによつて簡単
な構成で、因扱液体が高温の場合でも充分に冷却
効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を上半分を断面図で示
し、下半分を底面図で示す図、第2図は第1図の
正面図、第3図は従来の冷却機構を示す断面側面
図、第4図は第3図の正面図である。 1……ポンプインペラ、2……回転軸、3……
従動磁石、4……駆動磁石、5……駆動磁石輪、
6……ボス部、7……遠心羽根車、7a……主
板、8……側板、9……ブラケツト、10……通
風溝、11……潤滑孔、12……負荷側軸受、1
3……反負荷側軸受、14……電動機軸、15…
…電動機フランジ、16……非磁性金属板、17
……バツクケーシング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸にポンプインペラ及び従動磁石輪を取付
    け、この従動磁石輪の外周に対向して電動機に連
    通する駆動磁石輪を配置し、従動磁石輪との間で
    磁力を作用させてポンプインペラを回転させるマ
    グネツト駆動ポンプにおいて、駆動磁石輪を電動
    機軸に取付けるボス部の外周に遠心羽根車を設
    け、この遠心羽根車の側板の外径部が駆動磁石を
    収容するブラケツトの内周面に近接しており、そ
    してそのブラケツトに前記遠心羽根車によつて冷
    却用空気を流入し、かつ排出するための空気出入
    口を形成し、かつ駆動磁石輪には駆動磁石側から
    遠心羽根車側に連通し駆動磁石輪の半径方向内方
    の空間内の空気を遠心羽根車の吸込側に送るため
    の開口を遠心羽根車の吸込側付近に形成したこと
    を特徴とするマグネツト駆動ポンプの冷却機構。
JP1984179380U 1984-11-28 1984-11-28 Expired JPH0113837Y2 (ja)

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JP1984179380U JPH0113837Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

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JP1984179380U JPH0113837Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

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JPS6194298U JPS6194298U (ja) 1986-06-18
JPH0113837Y2 true JPH0113837Y2 (ja) 1989-04-24

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Families Citing this family (4)

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JPH0734229Y2 (ja) * 1988-02-23 1995-08-02 株式会社荻原製作所 マグネットポンプ
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JP4678082B2 (ja) * 2000-07-21 2011-04-27 パナソニック電工株式会社 マグネットポンプ
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JPS5166501A (ja) * 1974-12-06 1976-06-09 Hitachi Ltd Magunetsutodoraibumootoruhonpu
JPS58138295A (ja) * 1982-02-12 1983-08-17 Hitachi Ltd ポンプ

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