JPH0547455U - 電動ポンプの吐出圧制御装置 - Google Patents

電動ポンプの吐出圧制御装置

Info

Publication number
JPH0547455U
JPH0547455U JP10407991U JP10407991U JPH0547455U JP H0547455 U JPH0547455 U JP H0547455U JP 10407991 U JP10407991 U JP 10407991U JP 10407991 U JP10407991 U JP 10407991U JP H0547455 U JPH0547455 U JP H0547455U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
pressure
discharge pressure
motor
electric pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10407991U
Other languages
English (en)
Inventor
益己 原
Original Assignee
旭サナック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭サナック株式会社 filed Critical 旭サナック株式会社
Priority to JP10407991U priority Critical patent/JPH0547455U/ja
Publication of JPH0547455U publication Critical patent/JPH0547455U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 電動ポンプ1から塗料が吐出されると、その
吐出圧が圧力検出器8で検出され、比較演算回路9でそ
の検出値の設定値に対する差圧が演算される。周波数制
御回路11には、差圧とそれと比例して変化する周波数
の値とを対応して定めたデータが記憶されていて、差圧
が周波数制御回路11に入力されると、対応する周波数
が選択されてその制御信号が電源回路7に出力され、モ
ータ2に供給される駆動電力の周波数が制御される。差
圧の大きさに応じて電動ポンプ1の出力が繰り返し変化
することにより塗料の吐出圧が略一定に制御される。 【効果】 モータを頻繁にON・OFF制御する場合と
違つてモータが発熱するのが回避され、長時間の連続運
転ができる。より安定した吐出圧が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータで駆動される電動ポンプにより流体を圧送する場合に、その 流体の吐出圧を略一定に制御するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電動ポンプにより塗料をスプレイガンに圧送する場合において 、塗料の吐出圧を略一定に制御する方法としては、ポンプの出口で実際の吐出圧 を圧力検出器で検出して、その検出値が一定の上限値に達したらモータをOFF して電動ポンプを停止し、一定の下限値に下がつたらモータをONして電動ポン プが駆動させるのを自動的に繰り返すことによつて、塗料の吐出圧を略一定に保 つ方法が採られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの従来方法では、モータが頻繁にON・OFFされるために、 モータの発熱が大きくなつて長時間の連続運転ができず、また、吐出圧の安定性 にも欠ける欠点があつた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の電動ポンプの吐出圧制御装置は、主にこのような事情を背景として案 出されたものであつて、モータに駆動電力を供給するとともにその駆動電力の周 波数を変化させる機能を備えた電源回路と、電動ポンプから吐出された流体の実 際の吐出圧を検出する圧力検出器と、その圧力検出器から得た検出値と予め定め られた吐出圧の設定値とを比較してその差を演算する比較演算回路と、その比較 演算回路の演算値に基づいて電源回路の駆動電力の周波数を制御する周波数制御 回路とを設けた構成とした。
【0005】
【作用】 モータにより電動ポンプが駆動されて流体が吐出されると、その実際の吐出圧 が圧力検出器で検出されて比較演算回路に送られ、そこで、その検出値と、予め 定められた吐出圧の設定値とが比較されてその差圧が演算される。例えば、吐出 圧の検出値が設定値からどれだけ低いかが演算されてその演算値が周波数制御回 路に送られる。
【0006】 周波数制御回路には、上記した吐出圧の設定値と検出値の差圧に比例して次第 に増大するような周波数の値が、その差圧と対応して予め記憶されていて、差圧 である比例演算回路の演算値が周波数制御回路に入力されると、それに対応した 周波数の制御信号が電源回路に出力され、モータに供給される駆動電力の周波数 が対応する値に制御される。
【0007】 すなわち、流体の吐出圧が設定値を大きく下回つていると、モータが高い周波 数の駆動電力で駆動されて電動ポンプの出力が高められ、差が小さくなると、駆 動電力の周波数が低い値に制御されて電動ポンプの出力が抑えられ、その繰り返 しによつて流体の吐出圧が略一定に制御される。
【0008】
【考案の効果】
このように本考案では、電動モータに供給される駆動電力の周波数を変化させ ることにより電動ポンプの出力の大きさを制御して流体の吐出圧を略一定に保つ ようにしたから、従来のモータをON・OFF制御する場合のようにモータが発 熱するのを回避できて、長時間の連続運転すなわち流体を長時間にわたつて圧送 する場合に対応して適用することができ、また、安定した吐出圧を確保できる効 果がある。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を塗料圧送装置に適用した一実施例を図1に基づいて説明する。 図において、符号1はモータ2によつて駆動される電動ポンプであり、塗料タ ンク3内の塗料を汲み上げて圧送路4によりスプレイガン5に圧送するようにな つている。
【0010】 モータ2は、電源回路7から供給される駆動電力で回転駆動されるようになつ ており、電源回路7は、駆動電力の周波数を変化させる機能を備えている。
【0011】 上記の塗料の圧送路4には、電動ポンプ1から吐出された塗料の実際の吐出圧 を検出する、歪みゲージ等からなる圧力検出器8が介設されている。圧力検出器 8の検出信号は比較演算回路9に送出されるようになつている。
【0012】 比較演算回路9には、塗料の吐出圧の予め定めた設定値を入力して記憶させる データ入力装置10が接続されている。この比較演算回路9は、上記の圧力検出 器8からの検出値が設定値と比較してどれだけ下回つているかの差圧を演算し、 その演算結果を周波数制御回路11に送出するように機能する。
【0013】 周波数制御回路11には、前記のデータ入力装置10により、表1のように、 吐出圧の設定値と検出値の差圧に比例して周波数の値が次第に増大するように、 差圧とそれに対応する周波数とを定めたデータが予め記憶されている。
【0014】
【表1】
【0015】 周波数制御回路11は、比較演算回路9から差圧の演算値を受けると、上記の データから対応する周波数を選択し、それに基づく制御信号を前記の電源回路7 に送出するようになつている。
【0016】 本実施例はこのような構造になり、モータ2により電動ポンプ1が駆動されて 塗料が吐出されると、その実際の吐出圧が圧力検出器8で検出されて比較演算回 路9に送られ、そこで、その検出値と設定値とが比較されてその差圧が演算され 、その演算値が周波数制御回路11に送られる。差圧が周波数制御回路11に入 力されると、対応する周波数がデータから選択されて、その制御信号が電源回路 7に出力され、モータ2に供給される駆動電力の周波数が対応する値に制御され る。
【0017】 すなわち、塗料の吐出圧の検出値が設定値に対して例えば−40Kg/cm2 と大 きく下回つている場合は、モータ2が50Hzという高い周波数の駆動電力で駆動 されて電動ポンプ1の出力が高められ、差圧が例えば−20Kg/cm2 と小さくな ると、駆動電力の周波数が30Hzという低い値に制御されて電動ポンプ1の出力 が抑えられ、その繰り返しによつて流体の吐出圧が略一定に制御される。
【0018】 このように本実施例では、モータ2に供給される駆動電力の周波数を変えるこ とにより電動ポンプ1の出力の大きさを制御して塗料の吐出圧を略一定に保つよ うにしたから、モータ2をON・OFF制御する場合のようにモータ2が発熱す るのが回避できて長時間の連続運転が可能となり、長時間にわたる連続塗装に対 応することができる。また、ON・OFF制御する場合と比べて、より安定した 吐出圧を得ることができる。
【0019】 なお、本考案は、塗料以外の他の流体を電動ポンプで吐出する場合の吐出圧制 御にも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のブロツク構成図である。
【符号の説明】
1:電動ポンプ 2:モータ 7:電源回路 8:圧力
検出器 9:比較演算回路 10:データ入力装置 1
1:周波数制御回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動による電動ポンプの流体吐出
    圧を略一定に制御する装置であつて、 前記モータに駆動電力を供給するとともに該駆動電力の
    周波数を変化させる機能を備えた電源回路と、 前記電動ポンプから吐出された流体の実際の吐出圧を検
    出する圧力検出器と、 該圧力検出器から得た検出値と、予め定められた吐出圧
    の設定値とを比較してその差を演算する比較演算回路
    と、 該比較演算回路の演算値に基づいて前記電源回路の前記
    駆動電力の周波数を制御する周波数制御回路と、 を設けたことを特徴とする電動ポンプの吐出圧制御装
    置。
JP10407991U 1991-11-22 1991-11-22 電動ポンプの吐出圧制御装置 Pending JPH0547455U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10407991U JPH0547455U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 電動ポンプの吐出圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10407991U JPH0547455U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 電動ポンプの吐出圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0547455U true JPH0547455U (ja) 1993-06-25

Family

ID=14371143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10407991U Pending JPH0547455U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 電動ポンプの吐出圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0547455U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6296789A (ja) * 1985-10-22 1987-05-06 Nakamura Kinzoku Kogyosho:Kk 流体圧送制御方法
JPH03124980A (ja) * 1989-10-06 1991-05-28 Cosmo Tec Kk エンジン駆動式塗装ポンプの吐出圧制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6296789A (ja) * 1985-10-22 1987-05-06 Nakamura Kinzoku Kogyosho:Kk 流体圧送制御方法
JPH03124980A (ja) * 1989-10-06 1991-05-28 Cosmo Tec Kk エンジン駆動式塗装ポンプの吐出圧制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080210706A1 (en) Process for Controlling a Dosing Device for Liquid or Pasty Media; Dosing Device; and Industrial Robot
US6469276B1 (en) Control of weld and auxiliary power output of a generator type welding power supply
EP2615306A1 (en) Water supply pump control device
US4949541A (en) Apparatus for the feed and the speed and torque control of a hydraulic motor with variable displacement at constant pressure
JPH0554968A (ja) 直流アーク炉の電極制御方法及び電極制御装置
JPH0547455U (ja) 電動ポンプの吐出圧制御装置
JP2004144020A (ja) 高圧クーラント供給装置
JP5207780B2 (ja) 液圧制御装置
US7588422B2 (en) Pump driving method and device therefor
JPH0721159U (ja) 塗料定量供給装置
JPH0714181U (ja) 電動プランジヤポンプの吐出圧制御装置
WO2020054480A1 (ja) 定圧液供給装置
JP3231899B2 (ja) プラズマ切断方法及びプラズマ切断装置
JPH0849663A (ja) 送水ポンプの運転台数制御装置
JP7285173B2 (ja) 定圧液供給装置
CN213399321U (zh) 一种直流电机泵恒压电控系统
JPS5827893A (ja) ポンプの吐出圧制御方法
JPS5827892A (ja) ポンプの吐出圧制御方法
JPH06138954A (ja) 圧力制御装置
JPS63302199A (ja) ポンプの運転制御方法
US5310983A (en) Servo-controlled feed rate control device for CNC electric spark machines
JPH0247248Y2 (ja)
SU787733A1 (ru) Способ автоматического управлени насосной станцией
JPH02112678A (ja) 圧電ポンプの制御装置
SU996463A1 (ru) Система автоматического управлени процессом вакуумировани стали