JPH0547352U - 沸騰冷却装置用ラジエータ - Google Patents

沸騰冷却装置用ラジエータ

Info

Publication number
JPH0547352U
JPH0547352U JP9516091U JP9516091U JPH0547352U JP H0547352 U JPH0547352 U JP H0547352U JP 9516091 U JP9516091 U JP 9516091U JP 9516091 U JP9516091 U JP 9516091U JP H0547352 U JPH0547352 U JP H0547352U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
coolant
boiling
gas
cooling device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9516091U
Other languages
English (en)
Inventor
久史 土井
仁 亀山
哲嗣 浮田
正俊 二之湯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP9516091U priority Critical patent/JPH0547352U/ja
Publication of JPH0547352U publication Critical patent/JPH0547352U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 沸騰冷却装置の簡素化を図る。 【構成】 冷却風流出側が冷却風流入側の下方に位置す
る状態にコアチューブ23を傾斜させ、凝縮水28を自
重によって蒸気29から分離し、コアチューブ23の冷
却風流入側に常時蒸気を存在させ気液分離器を付設する
ことなくラジエータでクーラントの気液分離を行ない、
気液分離器を省略して沸騰冷却装置の簡素化を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車用エンジンの冷却に用いられる沸騰冷却装置用のラジ エータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車用等のエンジンでは、過給器を用いたり吸排気系をマルチバルブ 化すること等によって、高出力化が進められている。その結果、運転時の発熱量 は従来のものに較べて格段に多くなっており、冷却装置にも高性能なものが必要 となっている。
【0003】 沸騰冷却装置はこのような要望に応じて開発されたものであり、図4には沸騰 冷却装置の全体構成を示してある。
【0004】 図4に示すように、エンジン1のシリンダブロック2側のウォータジャケット 3には冷却液(クーラント)の流入口6が形成され、シリンダヘッド4側のウォ ータジャケット5にはクーラントの流出口7が形成されている。流入口6は循環 ポンプ9を介して循環径路10によってラジエータ8に連結され、流出口7は気 液分離器11を介して循環径路10によってラジエータ8に連結されている。気 液分離器11は液相クーラントと気相クーラントを分離し、気相クーラントだけ をラジエータ8へと導くもので、液相クーラントはラジエータ8を通らずにウォ ータジャケット3に送られる。図中、12は暖機時に循環径路10から溢出した クーラントを貯留するリザーブタンク、13はクーラントの温度等に応じてラジ エータ8に冷却風を強制的に送る電動ファンである。
【0005】 上述した沸騰冷却装置では、ウォータジャケット5内で沸騰したクーラントの 沸騰熱伝達を利用してシリンダヘッド4の熱を吸収し、沸騰して蒸気となったク ーラントを気液分離器11で液相クーラントと気相クーラントに分離する。気相 クーラントはラジエータ8に導入され、ラジエータ8のコアチューブを流れる間 に凝縮・液化される。液化されたクーラントは更に冷却され、循環ポンプ9によ ってウォータジャケット3に送られる。
【0006】 沸騰冷却装置は、冷却水を沸騰点以下の温度で循環させる冷却装置に比べ高い 冷却効率を有し、クーラントの循環量も少量で良い。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述した沸騰冷却装置では、凝縮冷却を効率良く行なうため、ラジエータ8の 上流側に気液分離器11を配設し、クーラントを気相クーラントと液相クーラン トに分離し、気相クーラントのみをラジエータ8に流入させている。このため、 装置構成が複雑となると共にコスト高となっていた。
【0008】 本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、気液分離機能を備えたラジエータ を提供し、もって沸騰冷却装置の簡素化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成は、エンジンのウォータジャケット内 でクーラントを沸騰させて沸騰熱伝達を利用することで該エンジンの冷却を行な う沸騰冷却装置に用いられるラジエータにおいて、冷却風流出側が冷却風流入側 の下方に位置する状態にコアチューブを傾斜させたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
冷却風流出側のコアチューブが低くなっているため、凝縮水は自重によって蒸 気と分離され、コアチューブの内部の冷却風流入側には常時蒸気が存在する。
【0011】
【実施例】
図1には本考案の一実施例に係る沸騰冷却装置用ラジエータの斜視状態、図2 には図1中のII−II線矢視状態を示してある。
【0012】 図1に示すように、クーラントが流入するアッパタンク21とクーラントの凝 縮水が排出されるロアタンク22の間には多数のコアチューブ23が垂直に設け られ、コアチューブ23の間には放熱用のコルゲートフィン24が設けられてい る。アッパタンク21にはクーラントの流入口が設けられ、ロアタンク22には 凝縮液化されたクーラントの凝縮水の流出口26が設けられている。
【0013】 ラジエータは角度θ傾斜した状態となっており、コアチューブ23の冷却風流 出側(背面側)が冷却風流入側(前面側)の下方に位置する状態になっている。 図2に示すように、コアチューブ23の背面側には凝縮水が集められて流れる液 流路27が形成されている。
【0014】 上述したラジエータでは、クーラントは気液混合状態で流入口25に流入する 。 コアチューブ23は傾斜しているので、液相クーラント(凝縮水)28は自 重によって下方の液流路27へ流れ、気相クーラント(蒸気)29は上部へ流れ 、コアチューブ23の内面に水膜は形成されない。コアチューブ23の上部、即 ち前面には常に蒸気29が存在し凝縮能力が上昇する。このため、特別な気液分 離機構を付設することなく、また放熱量を低下させることなく、ラジエータでク ーラントの気液分離を行なうことができる。
【0015】 尚、図3に示すように、液流路27を形成せずにそれぞれのコアチューブ23 を個別に傾斜させ、凝縮水28と蒸気29を分離するようにしても良い。この場 合も、凝縮水28によってコアチューブ23の内面に水膜が形成されることはな い。
【0016】 上述したラジエータを沸騰冷却装置に用いることにより、気液分離器を省略す ることができる。
【0017】
【考案の効果】 本考案の沸騰冷却装置用ラジエータは、特別な気液分離機構を付設することな く、また放熱量を低下させることなくクーラントの気液分離を行なうことができ るので、沸騰冷却装置の気液分離器を省略することができる。この結果、沸騰冷 却装置の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る沸騰冷却装置用ラジエ
ータの斜視図。
【図2】図1中のII−II線矢視図。
【図3】他実施例に係る沸騰冷却装置用ラジエータの要
部断面図。
【図4】沸騰冷却装置の全体構成図。
【符号の説明】
21 アッパタンク 22 ロアタンク 23 コアチューブ 24 コルゲートフィン 27 液流路 28 液相クーラント(凝縮水) 29 気相クーラント(蒸気)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 二之湯 正俊 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのウォータジャケット内でクー
    ラントを沸騰させて沸騰熱伝達を利用することで該エン
    ジンの冷却を行なう沸騰冷却装置に用いられるラジエー
    タにおいて、冷却風流出側が冷却風流入側の下方に位置
    する状態にコアチューブを傾斜させたことを特徴とする
    沸騰冷却装置用ラジエータ。
JP9516091U 1991-11-20 1991-11-20 沸騰冷却装置用ラジエータ Withdrawn JPH0547352U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9516091U JPH0547352U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 沸騰冷却装置用ラジエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9516091U JPH0547352U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 沸騰冷却装置用ラジエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0547352U true JPH0547352U (ja) 1993-06-22

Family

ID=14130029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9516091U Withdrawn JPH0547352U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 沸騰冷却装置用ラジエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0547352U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101463905B1 (ko) * 2008-01-03 2014-11-20 한라비스테온공조 주식회사 증발기
JP5973019B1 (ja) * 2015-03-05 2016-08-17 本田技研工業株式会社 沸騰冷却装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101463905B1 (ko) * 2008-01-03 2014-11-20 한라비스테온공조 주식회사 증발기
JP5973019B1 (ja) * 2015-03-05 2016-08-17 本田技研工業株式会社 沸騰冷却装置
CN105937434A (zh) * 2015-03-05 2016-09-14 本田技研工业株式会社 沸腾冷却装置
US9885275B2 (en) 2015-03-05 2018-02-06 Honda Motor Co, Ltd. Boiling cooling system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010138811A (ja) 排気熱回収装置
JPH0547352U (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JP2002004860A (ja) ハイブリッド電気自動車用冷却装置
JP2539897Y2 (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JPH0547350U (ja) 沸騰冷却装置
JP2539900Y2 (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JPH0547346U (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JPH0547343U (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JPH0551421U (ja) 沸騰冷却装置
JPH0547349U (ja) 沸騰冷却装置
JPH05929U (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JP3750893B2 (ja) Egr装置
JPH0547344U (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JPH0547347U (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JPH0426259Y2 (ja)
JPH0547345U (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JPH0547351U (ja) 沸騰冷却装置
US4538554A (en) Arrangement of boiling liquid cooling system of internal combustion engine
JPH05928U (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JPS6344689Y2 (ja)
JP2516220Y2 (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JP2581278Y2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2583132B2 (ja) 自動二・三輪車用熱交換器
JPH0512636Y2 (ja)
JPS6375486A (ja) ラジエ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208