JPH0547351U - 沸騰冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置

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JPH0547351U
JPH0547351U JP9515991U JP9515991U JPH0547351U JP H0547351 U JPH0547351 U JP H0547351U JP 9515991 U JP9515991 U JP 9515991U JP 9515991 U JP9515991 U JP 9515991U JP H0547351 U JPH0547351 U JP H0547351U
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JP
Japan
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coolant
pipe
gas
liquid
inner peripheral
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9515991U
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English (en)
Inventor
久史 土井
仁 亀山
哲嗣 浮田
正俊 二之湯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 余分なスペースを必要とせずにクーラントの
気液分離を行ない、装置の簡素化を図る。 【構成】 ラジエータにクーラントを送る連通管21の
内周にフィン24を螺旋状に設けて旋回形成部25と
し、連通管の内周に内周管26を設けて内周管26と旋
回形成部25に亘り連結管27を設け、連結管27に切
抜状の溝を形成し、連結管27を通過する際に、遠心力
で液相クーラントを溝28から外周側に排出し、内周管
26の外側と内側に液相クーラントと気相クーラントを
分離し、気液分離器を省略して余分なスペースを要さず
にクーラントの気液分離を行ない、装置の簡素化を図
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車エンジンの冷却に用いられる沸騰冷却装置用に関する 。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車用等のエンジンでは、過給器を用いたり吸排気系をマルチバルブ 化すること等によって、高出力化が進められている。その結果、運転時の発熱量 は従来のものに較べて格段に多くなっており、冷却装置にも高性能なものが必要 となっている。
【0003】 沸騰冷却装置はこのような要望に応じて開発されたものであり、図7には沸騰 冷却装置の全体構成を示してある。
【0004】 図7に示すように、エンジン1のシリンダブロック2側のウォータジャケット 3には冷却液(クーラント)の流入口6が形成され、シリンダヘッド4側のウォ ータジャケット5にはクーラントの流出口7が形成されている。流入口6は循環 ポンプ9を介して循環径路10によってラジエータ8に連結され、流出口7は気 液分離器11を介して循環径路10によってラジエータ8に連結されている。気 液分離器11は液相クーラントと気相クーラントを分離し、気相クーラントだけ をラジエータ8へと導くもので、液相クーラントはラジエータ8を通らずにウォ ータジャケット3に送られる。図中、12は暖機時に循環径路10から溢出した クーラントを貯留するリザーブタンク、13はクーラントの温度等に応じてラジ エータ8に冷却風を強制的に送る電動ファンである。
【0005】 上述した沸騰冷却装置では、ウォータジャケット5内で沸騰したクーラントの 沸騰熱伝達を利用してシリンダヘッド4の熱を吸収し、沸騰して蒸気となったク ーラントを気液分離器11で液相クーラントと気相クーラントに分離する。気相 クーラントはラジエータ8に導入され、ラジエータ8のコアチューブを流れる間 に凝縮・液化される。液化されたクーラントは更に冷却され、循環ポンプ9によ ってウォータジャケット3に送られる。
【0006】 沸騰冷却装置は、冷却水を沸騰点以下の温度で循環させる冷却装置に比べ高い 冷却効率を有し、クーラントの循環量も少量で良い。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述した沸騰冷却装置では、凝縮冷却を効率良く行なうため、ラジエータ8の 上流側に気液分離器11を配設し、クーラントを気相クーラントと液相クーラン トに分離し、気相クーラントのみをラジエータ8に流入させている。このため、 装置構成が複雑となると共にコスト高となっていた。
【0008】 本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、気液分離器を不要にした沸騰冷却 装置を提供し、もって装置の簡素化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成は、エンジンのウォータジャケット内 でクーラントを沸騰させて沸騰熱伝達を利用することで該エンジンの冷却を行な う沸騰冷却装置において、前記ウォータジャケットからラジエータにクーラント を送る連通管の内周にフィンを螺旋状に設けて旋回形成部とし、該旋回形成部の 後流側における前記連通管の内周に内周管を設け、前記旋回形成部の後側内周と 前記内周管の前側周縁とに亘り連結管を設け、該連結管に切抜き状の溝を形成し たことを特徴とする。
【0010】
【作用】
旋回形成部で螺旋状のフィンによりウォータジャケットからの気液混合クーラ ントが旋回流となり、連結管を通過する際に遠心力で液相クーラントが溝から外 周側に排出されて気相クーラントと分離され、内周管の外側を液相クーラントが 流れ、内周管の内部を気相クーラントが流れる。
【0011】
【実施例】
図1には本考案の一実施例に係る沸騰冷却装置の全体構成、図2には連通管の 後端部位の内部構成、図3には図2中のIII−III線矢視、図4には図2中のIV− IV線矢視、図5には連結管の拡大状態、図6には連結管の展開状態を示してある 。尚、図7で示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略し てある。
【0012】 図1に示すように、エンジン1のウォータジャケット5とラジエータ8は連通 管21により連通され、ラジエータ8とウォータジャケット3は循環ポンプ9を 介して戻り通路22により連通されている。
【0013】 図2に示すように、ラジエータ8の流入管23に連結される連通管21の後端 部位21aの内周面には、フィン24が螺旋状に設けられて旋回形成部25とな っている。旋回形成部25の後流側における連通管21の内周には内周管26が 設けられ、旋回形成部25の後側内周25aと内周管26の前側周縁26aとに 亘り連結管27が設けられている。図5,図6に示すように、連結管27は截頭 円錐状となっており、連結管27の内周には、フィン24に連続するフィン28 が螺旋状に設けられている。連結管27にはフィン28に沿って切抜状の溝29 が形成されている。
【0014】 ウォータジャケット5内で沸騰して蒸気となった気液混合のクーラントは、連 通管21を通ってラジエータ8に流入する。クーラントは連通管21の後端部位 21aの旋回形成部25でフィン24により旋回流となり、遠心力で液相クーラ ント31が気相クーラント32とは別に外周側に集められて流れ方向に移動する (図3参照)。連結管27を通過する際に液相クーラント31は遠心力で溝29 から外周側に排出されて気相クーラント32と分離される(図4参照)。これに より、内周管26の外側を液相クーラント31が流れ、内周管26の内部は気相 クーラント32のみが流れることになる。
【0015】 従って、気液分離器を設けることなく連通管21でクーラントの気液分離が行 なえ、気相クーラント32だけをラジエータ8に流入させることができ、凝縮熱 伝熱を有効に活用できる。
【0016】
【考案の効果】
本考案の沸騰冷却装置はウォータジャケットからラジエータにクーラントを送 る連通管でクーラントの気液分離を行なうことができるので、気液分離器を省略 することができる。この結果、余分なスペースを必要とせずに気液分離が行なえ 、装置の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る沸騰冷却装置の全体構
成図。
【図2】連結管の後端部の内部構成図。
【図3】図2中のIII−III線矢視図。
【図4】図2中のIV−IV線矢視図。
【図5】連結管の拡大図。
【図6】連結管の展開図。
【図7】気液分離器を備えた沸騰冷却装置の全体構成
図。
【符号の説明】
3,5 ウォータジャケット 8 ラジエータ 21 連通管 21a 後端部位 22 戻り通路 23 流入管 24 フィン 25 旋回形成部 26 内周管 27 連結管 29 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 二之湯 正俊 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのウォータジャケット内でクー
    ラントを沸騰させて沸騰熱伝達を利用することで該エン
    ジンの冷却を行なう沸騰冷却装置ににおいて、前記ウォ
    ータジャケットからラジエータにクーラントを送る連通
    管の内周にフィンを螺旋状に設けて旋回形成部とし、該
    旋回形成部の後流側における前記連通管の内周に内周管
    を設け、前記旋回形成部の後側内周と前記内周管の前側
    周縁とに亘り連結管を設け、該連結管に切抜き状の溝を
    形成したことを特徴とする沸騰冷却装置。
JP9515991U 1991-11-20 1991-11-20 沸騰冷却装置 Withdrawn JPH0547351U (ja)

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JP9515991U JPH0547351U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 沸騰冷却装置

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JPH0547351U true JPH0547351U (ja) 1993-06-22

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JP9515991U Withdrawn JPH0547351U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 沸騰冷却装置

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Effective date: 19960208