JPH054710B2 - - Google Patents

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JPH054710B2
JPH054710B2 JP60258778A JP25877885A JPH054710B2 JP H054710 B2 JPH054710 B2 JP H054710B2 JP 60258778 A JP60258778 A JP 60258778A JP 25877885 A JP25877885 A JP 25877885A JP H054710 B2 JPH054710 B2 JP H054710B2
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JP
Japan
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access
shared memory
signal
address
circuit
Prior art date
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Satoru Ozaki
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数個の例えばマイクロプロセツサ
(以下、単にCPUともいう。)で構成されるマル
チプロセツサシステムにおいて、複数個のCPU
間で共有されるメモリに対するアクセス管理方式
に関する。
〔従来の技術〕
例えば、マイクロプロセツサを用いたマイクロ
コンピユータシステムでは、複数個のプロセツサ
に処理を分散させる、いわゆるマルチプロセツサ
方式がシステムの処理能力を向上さる目的で採用
される。
かゝる場合に、CPU相互間の情報の伝達方法
としては、下記の3種がある。
個々の情報(信号)ごとに専用の信号線を設
け、デイジタル入出力として扱う方法。
伝送回路を設け、その通信機能による方法。
各CPU間で共通して読み書き可能な共有メ
モリを設け、CPU間で交換する情報の共有メ
モリへの書き込み、読み出しを行なうことによ
つて(共有メモリを介して)情報伝達を行なう
方法。
通常、交換される情報量が比較的大量で、かつ
CPU相互間のハードウエア上の結合が密に構成
できる場合は、上記の共有メモリを介する方式
がよく用いられる。
第4図に、2つのCPUが共有メモリを利用す
る場合の回路構成例を示す。ここで、CPU1お
よび2はそれぞれ個有のローカル・アドレス・コ
ントロール・バスA1およびA2とローカル・デ
ータ・バスD1およびD2を有している。共有メ
モリ5にはコモン・アドレス・コントロール・バ
スA3とコモン・データ・バスD3が接続されて
いる。CPU1および2は、それぞれゲート回路
3および4を介してコモン・アドレス・コントロ
ール・バスA3とコモン・データ・バスD3を介
して共有メモリ5へのアクセス(メモリへのデー
タの書き込み、読み出し)を行なう。調停回路8
は、コモン・バスA3,D3上でCPU1および
2が競合することを避けるために、ゲート回路3
および4を制御するためのイネーブル信号E3,
E4およびCPU1,2へのWait信号W1,W2
を発生する。アクセス監視回路6および7はロー
カル・アドレス・コントロール・バスA1,A2
の情報からCPU1,2が共有メモリ5へアクセ
スしているか否かを判定し、アクセスしている場
合にはアクセス信号AC1またはAC2を出力(ア
クテイブに)する。
以下、その動作について説明する。
(1) CPU1のみが共有メモリ5にアクセスをす
る場合(第5A図参照) CPU1はアクセスする共有メモリ5のア
ドレス情報を、ローカル・アドレス・コント
ロール・バスA1へ出力する。アクセス監視
回路6は、それを識別してアクセス信号AC
1を出力する。
調停回路8は、アクセス信号AC1により
CPU1が共有メモリ5へアクセスしている
ことを検知すると、イネーブル信号E3をア
クテイブにしてゲート回路3を開き、CPU
1のローカル・バスA1,D1と共有メモリ
5のコモン・バスA3,D3を連けいさせ
る。
この結果、CPU1はゲート回路3を介し
てコモン・アドレス・コントロール・バスA
3とコモン・データ・バスD3とを駆動して
共有メモリ5へのアクセスを行なう。
調停回路8はアクセス監視回路6のアクセ
ス信号AC1の変化から、CPU1の共有メモ
リ5へのアクセスが終了したことを検出する
と、イネーブル信号E3をアクテイブな状態
からアクテイブでない状態に、ゲート回路3
を閉じてローカル・バスA1およびD1とコ
モン・バスA3およびD3とを切り離す。
(2) CPU1が共有メモリ5へアクセス中にCPU
2がアクセスしようとした場合(第5B図参
照) このとき、CPU1は前項(1)の〜に従
つて共有メモリ5へアクセスしている。
CPU2はアクセスしようとする共有メモ
リ5の該当するアドレス情報をローカル・ア
ドレス・コントロール・バスA2へ出力す
る。アクセス監視回路7はそれを識別して、
アクセス信号AC2を出力(アクテイブに)
する。
調停回路8は、CPU1が共有メモリ5へ
のアクセス中に、CPU2が共有メモリ5へ
アクセスしようとしていることをアクセス信
号AC2により検知すると、ゲート回路3へ
のイネーブル信号E3はアクテイブに、ゲー
ト回路4へのイネーブル信号E4はアクテイ
ブでない状態に保つたままで、CPU2への
Wait信号W2をアクテイブにしてCPU2を
Wait(待機)状態にし、CPU1のアクセスが
終了するまでCPU2を待機させる。
(1)の項と同じ。
調停回路8は、ゲート回路4へのイネーブ
ル信号E4をアクテイブにしてゲート回路4
を開き、CPU2のローカル・バスA2およ
びD2と共有メモリ5のコモン・バスA3お
よびD3とを連けいさせる。
次に、調停回路8は、CPU2へのWait信
号W2をアクテイブな状態からアクテイブで
ない状態してCPU2をWait状態から解放し、
共有メモリ5へのアクセスを実行させる。
調停回路8はアクセス監視回路7のアクセ
ス信号AC2の変化から、CPU2の共有メモ
リ5へのアクセスが終了したことを検出する
と、イネーブル信号E4をアクテイブな状態
からアクテイブでない状態にし、ゲート回路
4を閉じてローカル・バスA2およびD2と
コモン・バスA3およびD3とを切り離す。
(3) CPU1および2が同時に共有メモリ5へア
クセスしようとした場合(第5C図参照) CPU1および2は、アクセスする共有メ
モリ5のアドレス情報をそれぞれのローカ
ル・アドレス・コントロール・バスA1およ
びA2へ出力する。
調停回路8はアクセス監視回路6および7
のアクセス信号AC1およびAC2から、
CPU1および2が共有メモリ5へ同時にア
クセスしようとしていることを検出すると、
予め決められた優先順位に従つて優先順位の
高い方のアクセスを許可し、他方をWait状
態にする。たとえば、CPU1の優先順位が
CPU2より高い場合、調停回路8は第5C
図に示すように、CPU1のゲート回路3へ
のイネーブル信号E3をアクテイブにして
CPU1が共有メモリ5へアクセスできるよ
うにし、他方CPU2に対してへゲート回路
4のイネーブル信号E4をアクテイブでない
状態に保つたまま、CPU2のWait信号をア
クテイブにしてCPU2をWait状態にし、
CPU1のアクセスが終了するまで待機させ
る。
以下は(2)の〜項と同じ。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、以上のような従来の共有メモリ
制御方式においては、共有メモリのひとつのアド
レスに書かれる情報の流れが常に単方向であつ
て、1回のメモリアクセスで読み、書きできるデ
ータである場合(例えば、第4図において特定の
アドレスに対しては常にCPU1が書き込み、
CPU2がそれを読み出す場合)は問題ないが、
以下のような場合に問題が生じてくる。すなわ
ち、 (a) データ(情報)が共有メモリの複数のアドレ
スから得られるデータにて構成される場合にお
いて、このようなデータに対する書き込み動作
と読み出し動作が同時に発生し、調停回路に管
理された結果第6図に示されるようなアクセス
が行なわれると、正しい読み出し結果(ABま
たはA′B′)とならず、同図ロの如く誤つたデ
ータ(AB′)となる。
(b) 複数のCPUが同一データに対して演算、書
き込み動作を行なう場合、一般にメモリ内のデ
ータに対する演算は、メモリからデータの読み
出し→CPU内での演算→演算結果のメモリへ
の書込みという3段階で実現される。従つて、
同一データに対する複数CPUの演算動作(1
を加算)が同時に発生し、調停回路によつて管
理された結果第7図に示されるようなアクセス
が行われると、最終的なデータは正しい結果
(この場合はx+2)とならず、同図ハの如く
誤つたもの(x+1)となる。
したがつて、本発明は共有メモリへのアクセス
を管理する調停回路に簡単な回路を付加すること
によつて、共有メモリへアクセスすること以外の
特別な操作をすることなしに、同一CPUが連続
して共有メモリにアクセスできるような状態、す
なわち共有メモリの排他制御機能を付与すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本発明では、複数のプロ
セツサと、これらのプロセツサによつて共通にア
クセスされる1つの共有メモリと、各プロセツサ
に対応して設けられ対応するプロセツサからのア
ドレス信号を監視しこのアドレス信号に対応した
信号を出力するアクセス監視回路と、各プロセツ
サに対応して設けられ前記アクセス監視回路の出
力信号によりセツトされる双安定回路と、各双安
定回路からの出力にもとづいて前記共有メモリに
対するアクセス権を管理する共通の調停回路と、
を備え、各プロセツサが前記アドレス信号を出力
して前記共有メモリに対して連続的にアクセスす
る排他的アクセス権を獲得する共有メモリに対す
るアクセス管理方式において、 前記共有メモリのアドレスを二重に定義する互
いに素な第1アドレスと第2アドレスを設け、 各プロセツサは、第1アドレス信号を出力して
共有メモリに対する排他的アクセス権を要求し、
排他的アクセスの最終対象アドレスを第2アドレ
ス信号を出力して指定し、第2アドレス信号のみ
を出力して共有メモリに対して単一のアクセスを
行う単一アクセス権を要求するものであり、 各アクセス監視回路は、前記第1、第2アドレ
ス信号に対応して第1、第2の信号を出力するも
のであり、 各双安定回路は、第1信号によりセツトされ、
第2信号によりリセツトされるものであり、 各双安定回路の出力および前記アクセス監視回
路の出力する第2信号をゲートして前記調停回路
に出力するオアゲートを各プロセツサに対応して
設け、 前記調停回路は、各オアゲートの出力に基づい
て前記共有メモリに対するアクセス権を管理する
ものであることとした。セツサによつて共通にア
クセス 〔作用〕 共有メモリを互いに素な2通りのアドレス(単
一アクセスアドレス、排他アクセスアドレス)で
二重に定義し、排他アクセスアドレスによるアク
セスでセツトされ単一アクセスアドレスによるア
クセスでリセツトされる信号と、いずれか一方の
アドレスでアクセスされていることの論理和を用
いて共有メモリの調停回路に対するアクセス要求
信号とすることにより、共有メモリを排他アクセ
スアドレスでアクセスすると共有メモリの調停回
路に対する見かけ上のアクセス要求信号がセツト
され、以後は共有メモリを単一アクセスアドレス
でアクセスしてリセツトされるまでアクセス要求
信号がセツトされ続けるようにし、一旦獲得した
共有メモリのアクセス権を他のCPUに明け渡す
ことのないようにする。これにより、その間は排
他アクセスアドレスによつて任意に共有メモリを
アクセスすることができるので、共有メモリの排
他制御を容易に実現することができる。
〔発明の実施例〕
第1図に本発明の実施例を、第2図にそのタイ
ミングチヤートを、また第3図に共有メモリのア
クセス状態に関する状態遷移図にそれぞれ示す。
なお、第1図と同じものまたは同等のものには同
一の数字、記号を付して示している。
共有メモリ5は、CPU1または2からみてア
ドレス空間において共通部分を持たない互いに素
な2通りのアドレスでそれぞれ定義し(例えば、
4Kバイトのメモリの場合、16進表示で4000〜
4FFF番地と、8000〜8FFF番地でアクセスでき
るように定義する。)、以後、一方を単一アクセス
アドレス、他方を排他アクセスアドレスと称する
ものとする。アクセス監視回路6および7は、ロ
ーカル・アドレス・コントロール・バスA1およ
びA2のアドレス情報から、CPU1および2が
共有メモリ5へアクセスしようとしていることを
判別し、それが単一アクセスアドレスの場合は単
一アクセス信号AC3またはAC4を、また排他ア
クセスアドレスの場合は排他アクセス信号AC5
またはAC6をそれぞれ出力する。セツト/リセ
ツトフリツプフロツプFF1およびFF2は排他ア
クセス信号AC5またはAC6で排他モード信号M
1,M2をセツト(アクテイブに)し、単一アク
セス信号AC3またはAC4でリセツト(アクテイ
ブでない状態に)する。
こゝで、第1図の動作について第2図を参照し
て説明する。
(1) 共有メモリ5に対してCPU1およびCPU2
が相ついで連続アクセスする場合(メモリの排
他制御を必要とする場合) CPU1はアクセスする共有メモリ5の排
他アクセスアドレスをローカル・アドレス・
コントロール・バスA1へ出力する。
アクセス監視回路6はローカル・アドレ
ス・コントロール・バスA1上のアドレス情
報から、CPU1が共有メモリ5に排他アク
セスしていることを判別して、排他アクセス
信号AC5を出力する。これにより、セツ
ト/リセツトフリツプフロツプFF1は排他
モード信号M1をアクテイブにし、その結果
CPU1のアクセス信号AC1がアクテイブに
なる。
調停回路8はアクセス信号AC1により
CPU1が共有メモリ5へアクセスしている
ことを検知すると、Wait信号W1をアクテ
イブでない状態に保つたままでイネーブル信
号E1をアクテイブにする。
ゲート回路3のイネーブル信号E3は排他
アクセス信号AC5とイネーブル信号E1と
の論理積によりアクテイブとなり、ゲート回
路3が開いてCPU1のローカル・バスA1,
D1と共有メモリ5のコモン・バスA3,D
3を連けいさせる。
この結果、CPU1はゲート回路3を介し
てコモン・アドレス・コントロール・バスA
3とコモン・データ・バスD3を駆動して、
共有メモリ5へのアクセスを行なう。
CPU1の共有メモリ5へのアクセス終了
によりローカル・アドレス・コントロール・
バスA1が変化し、CPU1の排他アクセス
信号AC5はアクテイブでない状態になる。
このため、ゲート回路3のイネーブル信号E
3もまたアクテイブでない状態となり、ゲー
ト回路3を閉じる。
CPU1の排他アクセス信号AC5がアクテ
イブでない状態になつたのちも、セツト/リ
セツトフリツプフロツプFF1はその出力
(排他モード信号M1)をアクテイブな状態
に保ち続け、その結果CPU1のアクセス信
号AC1はアクテイブのままとなり、調停回
路8の出力(イネーブル信号E1)もアクテ
イブの状態を継続する。
CPU2は、アクセスする共有メモリ5の
排他アクセスアドレス情報をローカル・アド
レス・コントロール・バスA2へ出力する。
アクセス監視回路7はローカル・アドレ
ス・コントロール・バスA2上のアドレス情
報から、CPU2が共有メモリ5に排他アク
セスアしていることを判別して排他アクセス
信号AC6を出力する。これにより、セツ
ト/リセツトフリツプフロツプFF2は排他
モード信号M2をアクテイブにセツトし、
CPU2のアクセス信号AC2をアクテイブに
する。
調停回路はアクセス信号AC2により、
CPU2が共有メモリ5へアクセスしようと
していることを検知するが、アクセス信号
AC1によりCPU1の共有メモリ5へのアク
セスが見かけ上継続しているため、イネーブ
ル信号E2をアクテイブでない状態に保つた
ままでCPU2のWait信号W2をアクテイブ
にして、CPU1の共有メモリ5に対する連
続アクセスが終了するまでCPU2を待機さ
せる。
CPU1は共有メモリ5に対する連続アク
セスの最後のアクセスを行なうときに、アク
セスする共有メモリ5の単一アクセスアドレ
スをローカル・アドレス・コントロール・バ
スA1へ出力する。
アクセス監視回路6はローカル・アドレ
ス・コントロール・バスA1上のアドレス情
報から、CPU1が共有メモリ5へ単一アク
セスしていることを判別して、単一アクセス
信号AC3を出力(アクテイブに)する。こ
れにより、セツト/リセツトフリツプフロツ
プFF1の出力(排他モード信号M1)はア
クテイブでない状態にリセツトされるが、
CPU1のアクセス信号AC1は単一アクセス
信号AC3との論理和により、アクテイブな
状態に保たれる。
単一アクセス信号AC3とイネーブル信号
E1の論理積により、ゲート回路3のイネー
ブル信号E3がアクテイブとなり、ゲート回
路3が開いてCPU1のローカル・バスA1,
D1と共有メモリ5のコモン・バスA3,D
3を連けいさせる。
CPU1はゲート回路3を介して、コモ
ン・アドレス・コントロール・バスA3とコ
モン・データ・バスD3を駆動して、共有メ
モリ5へのアクセスを行なう。
CPU1の共有メモリ5へのアクセス終了
により、ローカル・アドレス・コントロー
ル・バスA1が変化する。アクセス監視回路
6は、これを判別して単一アクセス信号AC
3をアクテイブでない状態にするとともに、
それと排他モード信号M1との論理和出力で
あるアクセス信号AC1をアクテイブでない
状態にする。
調停回路はアクセス信号AC1の変化に
より、CPU1の共有メモリ5に対するアク
セスが終了したことを検知してイネーブル信
号E1,E3をアクテイブでない状態にし、
ゲート回路3を閉じてCPU1のローカル・
バスA1,D1と共有メモリ5のコモン・バ
スA3,D3とを切り離す。
次に、調停回路はイネーブル信号E2を
アクテイブにし、この結果イネーブル信号E
2と排他アクセス信号AC6の論理積(イネ
ーブル信号E4)はアクテイブとなり、ゲー
ト回路4が開いてCPU2のローカル・バス
A2,D2と共有メモリ5のコモン・バスA
3,D3とを連けいさせる。
さらに、調停回路は、CPU2のWait信
号W2をアクテイブでない状態にしてCPU
2をWait状態から抜け出させ、共有メモリ
5へのアクセスを行なわせる。
以下、先の〜,〜で説明した
CPU1のアクセスと同様の動作により、
CPU2の共有メモリ5に対する連続アクセ
スを完了させる。
(2) メモリの排他制御を必要としない場合 本発明では、メモリの排他制御を必要としない
場合、共有メモリを単一アクセスアドレスでアク
セスすることによつて、従来方式と同等のアクセ
スが可能である。すなわち、 CPU1,2は、共有メモリ5を単一アク
セスアドレスでアクセスする。
アクセス監視回路6,7は、単一アクセス
信号AC3,AC4を出力し、その結果調停回
路8へのアクセス信号AC1,AC2がアクテ
イブとなる。
このとき、共有メモリ5が他のCPUによ
つてアクセスされていなければCPU1,2
のアクセスが受け付けられ、その結果CPU
1,2に対するWait信号W1,W2がアク
テイブでない状態に保たれたままで、イネー
ブル信号E1,E2がアクテイブになる。
イネーブル信号E3,E4は単一アクセス
信号AC3,AC4とイネーブル信号E1,E
2の論理積によつてアクテイブとなり、その
結果ゲート回路3,4が開いてCPU1,2
のローカル・バスA1およびD1,A2およ
びD2と共有メモリ5のコモン・バスA3お
よびD3とを連けいさせる。
CPU1,2はゲート回路3,4を介して
コモン・アドレス・コントロール・バスA3
とコモン・データ・バスD3を駆動して共有
メモリ5へのアクセスを行なう。
CPU1,2の共有メモリ5へのアクセス
終了によりローカル・アドレス・コントロー
ル・バスA1,A2が変化し、CPU1,2
の単一アクセス信号AC3,AC4はアクテイ
ブでない状態となる。これにより、ゲート回
路3,4のイネーブル信号E3,E4もまた
アクテイブでない状態になり、ゲート回路
3,4を閉じる。
この結果、CPU1,2の共有メモリ5に
対するアクセス信号は、セツト/リセツトフ
リツプフロツプFF1,FF2の出力信号M
1,M2も含めて全てアクテイブでない状態
となり、調停回路8は他のCPUから共有メ
モリ5へのアクセス要求があれば、直ちにそ
れを受け付ける。
以上の動作を別の角度から説明すると第3図の
遷移図の如くなるが、その詳しい説明は重複する
ことになるので省略する。なお、同図のT1は共
有メモリをアクセスしていない状態、T2は共有
メモリへの一時的なアクセス状態、T3は共有メ
モリへの連続的なアクセス状態、T4,T5は共有
メモリ以外へのアクセス、T6,T7は単一アクセ
スアドレスによる共有メモリへのアクセス、T8
は単一アクセスアドレスによる共有メモリへのア
クセスの終了、T9,T10は排他アクセスアドレス
による共有メモリへのアクセスをそれぞれ示して
いる。
〔発明の効果〕
本願発明によれば、あるCPUがアクセス中の
共有メモリに対して他のCPUがアクセスを要求
した場合でも、他のCPUの共有メモリの調停回
路に対するアクセス要求を保持し続けて、見掛け
上共有メモリへのアクセス要求を連続させ、一旦
獲得した共有メモリへのアクセス権は保持し続け
ることによつて、その間に他のCPUが共有メモ
リへアクセスすることを防ぐ、いわゆるメモリの
排他制御を簡単な回路により実現することができ
るのみならず、互いに素な第1、第2のアドレス
信号を使い分けるという、ソフトウエア上は通常
のメモリアクセスと何ら異なるところがなくプロ
セツサの処理負担増とはならない動作以外は、排
他制御のための特別な操作を一切必要とせずに、
連続アクセスできる共有メモリのアドレス数を可
変にでき、実質的にプログラムの処理速度の低下
(CPUの実行時間の増大)を生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す構成図、第2図
は第1図の動作を説明するためのタイミングチヤ
ート、第3図は本発明における共有メモリアクセ
スの状態遷移図、第4図はマルチプロセツサシス
テムの従来例を示す構成図、第5A図は第4図に
おいて1つのCPUのみが共有メモリをアクセス
する場合の動作を説明するタイミングチヤート、
第5B図は第4図において1つのCPUが共有メ
モリをアクセスしているときに他のCPUがアク
セスしようとする場合の動作を説明するタイミン
グチヤート、第5C図は第4図において2つの
CPUが同時に共有メモリをアクセスした場合の
動作を説明するタイミングチヤート、第6図は第
4図においてデータが共有メモリの複数のアドレ
スから得られるデータにて構成される場合に2つ
のCPUのアクセスが競合したときの問題点を説
明するためのタイミングチヤート、第7図は同じ
く第4図において複数のCPUが同一データに対
して演算、書込動作を行なう場合に2つのCPU
のアクセスが競合したときの問題点を説明するた
めのタイミングチヤートである。 符号説明、1,2……CPU、3,4……ゲー
ト回路、5……共有メモリ、6,7……アクセス
監視回路、8……調停回路、A1〜A3……アド
レスバス、D1〜D3……データバス、FF1,
FF2……セツト/リセツトフリツプフロツプ、
OR1〜OR4……オアゲート、AN1,AN2…
…アンドゲート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のプロセツサと、これらのプロセツサに
    よつて共通にアクセスされる1つの共有メモリ
    と、各プロセツサに対応して設けられ対応するプ
    ロセツサからのアドレス信号を監視しこのアドレ
    ス信号に対応した信号を出力するアクセス監視回
    路と、各プロセツサに対応して設けられ前記アク
    セス監視回路の出力信号によりセツトされる双安
    定回路と、各双安定回路からの出力にもとづいて
    前記共有メモリに対するアクセス権を管理する共
    通の調停回路と、を備え、各プロセツサが前記ア
    ドレス信号を出力して前記共有メモリに対して連
    続的にアクセスする排他的アクセス権を獲得する
    共有メモリに対するアクセス管理方式において、 前記共有メモリのアドレスを二重に定義する互
    いに素な第1アドレスと第2アドレスを設け、 各プロセツサは、第1アドレス信号を出力して
    共有メモリに対する排他的アクセス権を要求し、
    排他的アクセスの最終アクセス対象アドレスを第
    2アドレス信号を出力して指定し、第2アドレス
    信号のみを出力して共有メモリに対して単一のア
    クセスを行う単一アクセス権を要求するものであ
    り、 各アクセス監視回路は、前記第1、第2アドレ
    ス信号に対応して第1、第2の信号を出力するも
    のであり、 各双安定回路は、第1信号によりセツトされ、
    第2信号によりリセツトされるものであり、 各双安定回路の出力および前記アクセス監視回
    路の出力する第2信号をゲートして前記調停回路
    に出力するオアゲートを各プロセツサに対応して
    設け、 前記調停回路は、各オアゲートの出力に基づい
    て前記共有メモリに対するアクセス権を管理する
    ものである、 ことを特徴とする共有メモリに対するアクセス管
    理方式。
JP25877885A 1985-11-20 1985-11-20 共有メモリに対するアクセス管理方式 Granted JPS62119661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25877885A JPS62119661A (ja) 1985-11-20 1985-11-20 共有メモリに対するアクセス管理方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25877885A JPS62119661A (ja) 1985-11-20 1985-11-20 共有メモリに対するアクセス管理方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62119661A JPS62119661A (ja) 1987-05-30
JPH054710B2 true JPH054710B2 (ja) 1993-01-20

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ID=17324948

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JP25877885A Granted JPS62119661A (ja) 1985-11-20 1985-11-20 共有メモリに対するアクセス管理方式

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