JPH0547041Y2 - - Google Patents

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JPH0547041Y2
JPH0547041Y2 JP1988106246U JP10624688U JPH0547041Y2 JP H0547041 Y2 JPH0547041 Y2 JP H0547041Y2 JP 1988106246 U JP1988106246 U JP 1988106246U JP 10624688 U JP10624688 U JP 10624688U JP H0547041 Y2 JPH0547041 Y2 JP H0547041Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば小麦粉等の粉粒体を包装袋
に設定量だけ自動計量して充填するための粉粒体
充填装置に関する。
〔従来の技術〕
粉粒体の自動充填に際しては、袋詰め作業の高
速化並びに充填量の正確さを図るために、包装袋
に充填すべき設定量の90〜95%までを高速で充填
し、その後に低速に切り換えて正確に設定量だけ
の粉粒体を充填する方法が一般に採用されてい
る。
この種の粒体充填装置としては、従来、第3図
に示すような構成のものが用いられている。すな
わち、弁付き包装袋(図示せず)がその弁口から
差し込まれる吹込充填管1は、計量フレーム(図
示せず)に片持ち式に固定され、その後端部に
は、可撓伸縮性の連結管2を介して粉粒体の送出
し管3が連結されており、粉粒体ホツパー4から
スクリユーコンベア5によつて供給される粉粒体
が、スクリユーコンベア5の回転軸6の軸心部に
設けられた通気路7を利用してこの通気路7の先
端の噴射口8から噴出される圧縮空気により、連
結管2を通つて吹込充填管1から包装袋に充填さ
れる。
また、起動時から包装袋への粉粒体の充填量が
設定量の95%に達するまでは、電磁クラツチ9が
切られた状態になつており、高速モータ10の回
転が、ベルト11を介して中間軸12に伝達さ
れ、中間軸12からベルト13を介してスクリユ
ーコンベア軸6に伝達されることにより、スクリ
ユーコンベア5が高速回転させられ、このスクリ
ユーコンベア5の高速回転と、前述の噴射口8か
ら噴出される圧縮空気とにより、粉粒体が高速で
送給され、かつ充填される。
この粉粒体の充填による重量の増加が、計量装
置(図示せず)で自動的に計量されており、包装
袋への充填量が設定量の95%に達した時点で、高
速モータ10の電源スイツチが切られ、電磁クラ
ツチ9が接続されると同時に、低速回転用のギヤ
ードモータ14が起動させられ、このギヤードモ
ータ14の回転が電磁クラツチ9により中間軸1
2に伝達されることにより、電源供給が停止され
ている高速モータ10に強制的にブレーキがかけ
られ、ギヤードモータ14の低速回転がスクリユ
ーコンベア5に伝達され、粉粒体が設定量になる
まで少量送給される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記装置において、吹込充填管1が
可撓伸縮性の連結管2を介して送出し管3に連結
されている理由は、吹込充填管1の後部に、計量
装置に連結され、かつ包装袋の重量の増加に伴つ
て鉛直下方に沈下する計量フレームが取り付けら
れていて、吹込充填管1が固定状態の送出し管3
とは独立して包装袋と一体に可動できるようにす
るためである。
しかしながら、上記連結管2の存在が、送り出
し管3から吹込充填管1を介しての粉粒体の円滑
な送給を妨げる原因となつており、この連結管2
および吹込充填管1の各底部に粉粒体が溜まりが
ちとなり、ある程度の量が溜まつた時に圧縮空気
によつて一度に吹き飛ばされ、再び滞留し始める
といつた作用を繰り返しながら、粉粒体が包装袋
に重量的に断続的に充填されることになる。この
ような計量重量の変動によつて計量装置が振動す
る状態となり、計量コントロール精度が低下する
難点がある。
特に、前述の粉粒体の滞留は、粉粒体の移送力
が低下する低速充填時に顕著にあらわれ、1枚の
包装袋への充填が終了した時点での連結管2およ
び吹込充填管1内の粉粒体の残留量が多くなり、
しかもその残留量にばらつきがあり、これに起因
して計量誤差が生じる欠点がある。
この考案は、このような従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、極めて簡単な構成によつ
て、吹込充填管および連結管内での粉粒体の流動
を円滑に行なわせ、袋詰め作業終了時における上
記各管内の粉粒体の残留量を大幅に減少させるこ
とができるような粉粒体充填装置を提供すること
を技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記した課題を達成するための技
術的手段として、粉粒体充填装置を以下のように
構成した。すなわち、この考案に係る粉粒体充填
装置は、吹込充填管が挿着された包装袋に、粉粒
体の送給手段を高速駆動させることによつて設定
量に近い量の粉粒体を高速充填した後に、前記送
給手段を低速駆動させることによつてさらに前記
包装袋に粉粒体を設定量まで自動計量して充填す
るようにした粉粒体充填装置において、前記吹込
充填管に可撓性連結管を介して連結された送給管
の送出口近傍の底部に、圧縮空気の供給手段を、
その噴出口を粉粒体の送給方向に向けて臨入固定
してなる構成を要旨としている。
〔作用〕
上記構成としたことにより、可撓性の連結管に
よつて流動を妨げられる粉粒体が、圧縮空気供給
手段の噴出口から噴射される圧縮空気により吹き
飛ばされて包装袋に充填される。従つて、連結管
内および吹込充填管内における粉粒体の滞留が殆
どなくなり、包装袋にはほぼ均一な量で充填され
てゆくので、計量装置における包装袋内の粉粒体
の重量の計量コントロール精度が格段に向上す
る。
また、1枚の包装袋への充填作業終了時におけ
る連結管内および吹込充填管内の粉粒体の残留量
も従来に比し大幅に減少し、かつ残留量のばらつ
きも極めて少なくなり、正確な計量を行ない得
る。
〔実施例〕
以下、この考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。
第1図はこの考案の1実施例に係る粉粒体充填
装置の要部の縦断面図であり、第2図はその全体
構成を示す一部破断側面図である。これらの図に
おいて、第3図と同一もしくは同等のものには同
一の符号を付してその説明を省略する。
これらの図において、粉粒体の送給手段は、ス
クリユーコンベアケース20の下部に、軸受部2
2により回転自在に軸支されたスクリユーコンベ
ア5を内装し、ホツパー24からスクリユーコン
ベア26によつて移送された粉粒体が、前記スク
リユーコンベア5の回転により第1図の左方に移
送され、このスクリユーコンベア5の先端部から
テーパー管からなる送出し管3、送給管28、連
結管2を介して連結された吹込充填管1に送ら
れ、吹込充填管1を介して包装袋30に充填され
るようにして構成されている。この包装袋30へ
の粉粒体の充填量は、吹込充填管1の後部に固定
された計量フレーム32を介してその計量フレー
ム32を懸下する計量装置34によつて計量さ
れ、表示される。
次に、この考案の要部を示した第1図におい
て、送出し管3と連結管2との間に、ほぼ円管状
の送給管28が介設されており、この送給管28
と送出し管3とは締付具38により連結固定され
ているとともに、送給管28と連結管2とが固定
バンド40により連結固定されている。また、送
給管28の下部には、筒心に平行な通気孔42が
形成されており、圧縮空気の供給管44が連通孔
46に連通状態に位置決め固定された円筒体48
が、連通孔46を通気孔42に連通状態に位置決
めして送給管28に外嵌されるとともに、ねじ5
0により送給管28に固定されている。従つて、
供給管44から供給された圧縮空気が、連通孔4
6を介して通気孔42の噴出口52から粉粒体の
送給方向に噴射される。尚、圧縮空気供給手段と
しては、上記実施例の構成に限らず、送給管28
に吹出し管を直接貫装する構成としてもよい。
次に、スクリユーコンベア5の駆動機構を、そ
の動作に基づいて説明すると、包装袋30が、袋
受け台においてその包装袋30の弁口部54に吹
込充填管1を挿入されてセツトされ、駆動モータ
56が始動すると、この駆動モータ56の回転
が、Vベルト58を介して第1のクラツチ60の
原動軸62に伝達される。この時、第1のクラツ
チ60の原動軸62と従動軸64とが連結されて
おり、従つて、原動軸62の回転が従動軸64に
伝達され、さらにVベルト66を介してスクリユ
ーコンベア5に伝達され、スクリユーコンベア5
が高速回転して粉粒体を高速充填する。この時、
噴射口8から噴出される圧縮空気によつて粉粒体
が送給されるとともに、連結管2によつて流動を
妨げられてこの連結管2内および吹込充填管1内
のそれぞれの下部に落下してきた粉粒体が、供給
管44から連通孔46および通気孔42を介して
通気孔42の噴出口52から噴射された圧縮空気
により吹き飛ばされ。滞留することがない。従つ
て、吹込充填管1から包装袋30には、粉粒体が
ほぼ均一な量で連続的に充填され、包装袋30内
の重量増加がほぼ比例的に円滑に行なわれ、計量
コントロール精度が向上する。
そして、包装袋30への粉粒体の充填重量が設
定量、例えば25Kgの95%(23Kg)に達した時点
で、駆動モータ56への電源供給が停止される。
それと同時に、第1のクラツチ60が断絶状態に
なるとともに、反対に第2のクラツチ68が接続
状態に切り換えられる。このようにして駆動モー
タ56への電源供給は停止されるが、駆動モータ
56のモータ軸に固着されたフライホイール70
の慣性回転は継続し、この慣性回転力が原動軸6
2に伝達される。ここで、第1のクラツチ60が
断絶状態にあるため、原動軸62の回転は、Vベ
ルト72を介して減速機74の入力軸76に伝達
され、1/15〜1/20に減速されて出力軸78から回
転出力される。この低速回転する出力軸78の回
転が、接続状態となつた第2のクラツチ68によ
つてVプーリ80に伝達され、さらにVベルト8
2を介して従動軸64に伝達される。これによ
り、スクリユーコンベア5が低速回転させられ
て、少量の捺染体が送給され、包装袋30を計量
しながら、包装袋30への充填量が正確に設定量
になるまで粉粒体が包装袋30に充填される。こ
の時、スクリユーコンベア5の低速回転により粉
粒体の移送力も低下し、それによつて粉粒体が連
結管2および吹込充填管1の各下部に溜まりがち
になるが、通気孔42の噴出口52から噴射され
る圧縮空気によつて送り出され、滞留することが
殆どない。それに伴つて計量誤差が大幅に減少し
た。本考案者らの実験結果によれば、25Kgの設定
量に対し、従来装置においては±30g(60
g)〜±40g(80g)の計量誤差があつたのに対
し、実施例装置によれば、±10g(20g)〜±15g
(30g)の計量誤差に大幅に減少した。尚、上記
実施例装置では、ギヤードモータ等の低速回転用
の駆動源を用いることなく、フライホイール70
の慣性力による回転を減速機74で減速して送給
手段を低速回転させているので、駆動モータ56
として小馬力のものを用いることができ、設備コ
ストを低減できるようになつている。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように構成されかつ作
用するので、この考案の粉粒体充填装置によつて
包装袋への粉粒体の充填作業を行なうときには、
連結管および吹込充填管内において粉粒体を滞留
することなく円滑に移送させることができるの
で、包装袋内の粉粒体の増加率がほぼ一様とな
り、計量コントロール精度が格段に向上する。
また、1枚の包装袋に対する充填作業終了時の
連結管および吹込充填管内の粉粒体の残留量が大
幅に減少し、かつその残留量にばらつきが殆どな
くなるので、計量誤差が殆どなくなつて正確に充
填することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例に係る粉粒体充填
装置の要部の縦断面図、第2図はその全体構成を
示す一部破断側面図、第3図は従来装置の一部破
断側面図である。 1……吹込充填管、2……連結管、5……スク
リユーコンベア、28……送給管、30……包装
袋、34……計量装置、42……通気孔、44…
…連通孔、46……圧縮空気供給管、52……噴
出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吹込充填管が挿着された包装袋に、粉粒体の送
    給手段を高速駆動させることによつて設定量に近
    い量の粉粒体を高速充填した後に、前記送給手段
    を低速駆動させることによつてさらに前記包装袋
    に粉粒体を設定量まで自動計量して充填するよう
    にした粉粒体充填装置において、前記吹込充填管
    に可撓性連結管を介して連結された送給管の送出
    口近傍の底部に、圧縮空気の供給手段を、その噴
    出口を粉粒体の送給方向に向けて臨入固定したこ
    とを特徴とする粉粒体充填装置。
JP1988106246U 1988-08-11 1988-08-11 Expired - Lifetime JPH0547041Y2 (ja)

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JP1988106246U JPH0547041Y2 (ja) 1988-08-11 1988-08-11

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JPH0228401U JPH0228401U (ja) 1990-02-23
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005212795A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Nisshin Seifun Group Inc 粉体充填装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62159402U (ja) * 1986-03-31 1987-10-09

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JP2005212795A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Nisshin Seifun Group Inc 粉体充填装置

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