JPH0546888Y2 - - Google Patents

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JPH0546888Y2
JPH0546888Y2 JP9801388U JP9801388U JPH0546888Y2 JP H0546888 Y2 JPH0546888 Y2 JP H0546888Y2 JP 9801388 U JP9801388 U JP 9801388U JP 9801388 U JP9801388 U JP 9801388U JP H0546888 Y2 JPH0546888 Y2 JP H0546888Y2
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dried
suction hopper
pipe
hopper
drying drum
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はバツチ毎の被乾燥材量に不足を生じな
いようにした電磁波を用いたバツチ式連続乾燥機
に関する。
〔従来の技術〕
従来、乾燥ドラム内において乾燥される被乾燥
材の不足を検知してバツチ式連続乾燥機を自動停
止するものが提供されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の電磁波に依るバツチ式連続乾燥機は
安定かつ効率的な電磁波エネルギーを被乾燥材に
吸収させるため、バツチ毎の負荷量すなわち被乾
燥材を一定にして連続運転を行なつている。しか
し、被乾燥材を供給する供給槽が空になつた場
合、乾燥ドラム内の被乾燥材が所定量より少なく
なり、電磁波エネルギーが必要以上に大きくなる
ことから、乾燥ドラム内で放電現象が生じ、被乾
燥材を必要以上に昇温させることになるため、従
来は、被乾燥材不足を検知して、バツチ式連続乾
燥機を停止していた。したがつて所定の種類の被
乾燥材の使用を完了しようとする場合、1バツチ
に未たない被乾燥材は乾燥されずに残るため半途
物を保管しなければならなくなる。そのため、す
でに材料吸引ホツパー内に吸引されたまま作業を
終了した被乾燥材を人為的に作業しなければなら
ない。この作業が面倒であるのでそのまま続けて
次の新たな被乾燥材を供給すると、作業開始時の
被乾燥材を余計に廃却しなければならない等の欠
点があつた。
本考案はかかる欠点を除去するもので、材料吸
引ホツパー内に吸引された被乾燥材が次の乾燥ド
ラムにて乾燥される1バツチ当りの必要量に未た
ない場合、乾燥ドラム内にて乾燥された被乾燥材
を補充し、全部の被乾燥材を利用できるようにし
たバツチ式連続乾燥機を提供することを目的とす
るものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案では材料吸引
ホツパーに被乾燥材を供給する供給槽が空の時、
乾燥ドラムの下方より排出された被乾燥材を材料
吸引ホツパーに戻すべく循環パイプおよび開閉弁
を設けている。
すなわち、プラスチツクペレツト等の被乾燥材
1を乾燥する乾燥ドラム2の上部に材料吸引ホツ
パー3を配し、排気ポンプ4の吸気力を介して被
乾燥材1を材料吸引ホツパー3に吸引し、さらに
乾燥ドラム2内にて乾燥された被乾燥材1を下部
より排出するべく第1の排出ゲートバルブ5より
成形機ホツパー等の貯留槽7経搬送パイプ8を介
して搬送する乾燥装置において、乾燥ドラム2の
下部に開閉駆動されるべく設けられた第2の排出
ゲートバルブ6と、第2の排出ゲートバルブ6よ
り排出された被乾燥材1を再び材料吸引ホツパー
3に戻す循環パイプ9と、循環パイプ9および新
たな被乾燥材1を材料吸引ホツパー3に供給する
供給パイプ10の中間において、被乾燥材1の流
路をそれぞれ開閉切換する切換弁11とを設けた
ものである。また、乾燥ドラム2の下部に開閉駆
動されるべく設けられた第1の排出ゲートバルブ
5より排出された被乾燥材1を、貯留槽7に搬送
する搬送パイプ8および被乾燥材1を再度材料吸
引ホツパー3に戻す循環パイプ9を介して、双方
に搬送可能に形成し、循環パイプ9および被乾燥
材1を材料供給槽12より材料吸引ホツパー3に
供給する供給パイプ10の中間において、それぞ
れ被乾燥材1の流路を開閉切換する切換弁11
と、搬送パイプ8の中間において被乾燥材1の流
路を開閉するかあるいは貯留槽7より排気する排
気パイプ13の中間において空気の流路を開閉す
る開閉弁14とを設け、第2のゲートバルブを除
去した構成にしても良い。
〔作用〕
本考案では乾燥ドラム2の下部と材料吸引ホツ
パー3上部との間を循環パイプ9によつて被乾燥
材1の流路が形成され、乾燥ドラム2の下部より
被乾燥材1の排出を制御するゲートバルブ、被乾
燥材1の流路を開閉する切換弁の作動を介して、
排気ポンプ4の吸気力により、被乾燥材1を再び
材料吸引ホツパー3に戻される。そして、材料吸
引ホツパー3内の被乾燥材1が不足して乾燥ドラ
ム2の作動に適正な量に満たない場合、乾燥ドラ
ム2においてすでに乾燥された被乾燥材1がもつ
て補充される。
上記本考案のバツチ式連続乾燥機によれば、材
料吸引ホツパー3に対し新たな被乾燥材1を供給
する材料供給槽12内が空になつた場合において
も、材料吸引ホツパー3内には乾燥ドラム2にて
被乾燥材1の乾燥必要量を補充できる。したがつ
て、乾燥ドラム2に挿入され乾燥される被乾燥材
1の量が不足することがなくなり、材料吸引ホツ
パー3に被乾燥材1を残したままバツチ式連続乾
燥機が停止することを防止できるものである。
〔実施例〕
以下図面に基づき本考案の詳細を説明する。
第1図は本考案バツチ式連続乾燥機の一実施例
図である。乾燥ドラム2は内部の被乾燥材1を電
磁波エネルギーとモーター駆動される撹拌部材1
6により均一に加熱乾燥するもので、乾燥を終了
した被乾燥材1は第1のゲートバルブ5および開
閉弁14bの開放により搬送パイプ8を介して成
形機ホツパー等となる貯留槽7に搬送される。ま
た、乾燥ドラム2には第2のゲートバルブ6が設
けられており、該第2のゲートバルブ6および切
換弁11bの開放により、乾燥ドラム2により乾
燥された被乾燥材1は循環パイプ9を介して材料
吸引ホツパー3に搬送される。被乾燥材1の搬送
力は、排気ポンプ4による排気で排気パイプ13
を通じた空気の流れによつて生ずる。供給パイプ
10は材料供給槽12内の被乾燥材1を切換弁1
1aと開閉弁14aの開放を介して材料吸引ホツ
パー3に供給する。空気は材料供給槽12より材
料吸引ホツパー3、排気ポンプ4を通じて大気中
に排出されるが、空気と共に搬送される被乾燥材
1はその自重により材料吸引ホツパー3内で分離
され蓄積される。材料吸引ホツパー3は乾燥ドラ
ム2の上部にあつてスライドシヤツター17の作
動を介して両者の仕切りが開放され、自然落下に
より被乾燥材1を乾燥ドラム2に供給する。また
材料吸引ホツパー3には、センサーとして例えば
レベルセンサー15a,15b,15cが設けら
れており、レベルセンサー15aが被乾燥材1を
検出することにより、切換弁11aおよび開閉弁
14aを閉成、さらにレベルセンサー15bが被
乾燥材1を被検出状態となつたことにより、逆に
一定のT時間、切換弁11aおよび開閉弁14a
を開成し、材料供給槽12より被乾燥材1を供給
停止あるいは供給する。レベルセンサー15cは
乾燥ドラム2に対する2バツチ分の被乾燥材1を
検知するもので、レベルセンサー15bが被乾燥
材1を被検出状態を検出した後、被乾燥材1を初
めて非検出状態となつた時1回に限り切換弁11
bと、開閉弁14aが開成され、さらに乾燥ドラ
ム2によつて乾燥作業の終了した被乾燥材1を第
2のゲートバルブ6の開成を介してレベルセンサ
ー15cが被乾燥材1を検知するまで、材料吸引
ホツパー3に被乾燥材1を供給する。第1図にお
いて第1のゲートバルブ5および第2のゲートバ
ルブ6による密閉動作が保償できるものであれ
ば、切換弁11bおよび開閉弁14bは除去して
も、同様、操作は可能となる。
第2図は本考案バツチ式連続乾燥機の他の実施
例図である。第2図においては、第2のゲートバ
ルブ6を除去され第1のゲートバルブ5が第1図
における双方のゲートバルブの役割をになつてい
る。
ここで乾燥ドラム2により乾燥された被乾燥材
1を貯留槽7に対し供給する場合には、第1のゲ
ートバルブ5と開閉弁14bを開成し、空気の流
れが搬送パイプ8の側を通るようにすれば良い。
また、前述のように材料吸引ホツパー3に設けら
れたレベルセンサー15cが被乾燥材1を非検出
となつた時、第1のゲートバルブ5、切換弁11
b、さらに開閉弁14aを開成することにより、
空気の流れが循環パイプ9の側を通るようにな
る。そこで乾燥ドラム2から材料吸引ホツパー3
へ被乾燥材1を選択的に戻すことが可能となる。
なお、第2図において開閉弁14bを貯留槽7よ
り排気ポンプ4の側に設けているが、乾燥ドラム
2と貯留槽7との間に設けても良いものである。
また、切換弁11a,11bについて二体でな
く、一体にすることも可能である。第3図a,
b,cは一体にした切換弁の操作例を示す。すな
わち、循環パイプ9と供給パイプ10の交叉する
三叉部に回転式の切換弁11cを設ける。第3図
aは循環パイプ9のみを閉成し、矢印Aから矢印
Cに向けて被乾燥材1の流路を形成している。次
に切換弁11cを矢印D方向に回転することによ
り第3図bのごとく循環パイプ9、供給パイプ1
0の双方を閉成し、材料吸引ホツパー3に対する
被乾燥材1の供給を断つ。さらに切換弁11cを
同じく矢印D方向に回転すると第3図cのごとく
供給パイプ10のみを閉成し、矢印Bから矢印C
に向け被乾燥材1の流路を形成し、切換弁11
a,11bの役割を果すことができる。もちろ
ん、開閉弁14a,14bの切換についても同様
にして一体にすることが可能である。また、レベ
ルセンサー15a,15b,15c等と図示され
ていないが制御回路との兼合いにより、切換弁1
1a,11b,11c、第1のゲートバルブ5、
第2のゲートバルブ6、開閉弁14a,14b等
を必要に応じ操作できることは当然のことであ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、材料吸引ホツパー3内におい
て蓄積されている被乾燥材1が乾燥ドラム2に供
給されるに不足することを事前に検知し、乾燥ド
ラム2にて乾燥された被乾燥材1を戻して材料吸
引ホツパー3に補充する。したがつて、被乾燥材
1を乾燥ドラム2や材料吸引ホツパー3に残した
まま乾燥機を自動停止することはなくなる。また
常に適正一定量の被乾燥材1を乾燥ドラム2に供
給し乾燥することから、安定かつ効率的な乾燥を
行うことができ、被乾燥材1を残すことなく乾燥
工程を終了し貯留槽7に供給できる効果が得られ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案にかかるバツチ式連続乾燥機の一実施例
図、第2図は本考案にかかるバツチ式連続乾燥機
の他の実施例図、第3図は本考案にかかるバツチ
式連続乾燥機に用いられる切換弁の他の実施例説
明図。 1……被乾燥材、2……乾燥ドラム、3……材
料吸引ホツパー、4……排気ポンプ、5……第1
のゲートバルブ、6……第2のゲートバルブ、8
……搬送パイプ、9……循環パイプ、10……供
給パイプ、11a,11b,11c……切換弁、
12……材料供給槽、13……排気パイプ、14
a,14b……開閉弁、17……スライドシヤツ
ター。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) プラスチツクペレツト等の被乾燥材を乾燥す
    る乾燥ドラムの上部に材料吸引ホツパーを配
    し、排気ポンプの吸気力を介して被乾燥材を前
    記した材料吸引ホツパーに吸引し、さらに前記
    した乾燥ドラム内にて乾燥された被乾燥材を下
    部より排出するべく第1の排出ゲートバルブよ
    り成形機ホツパー等の貯留槽に搬送パイプを介
    して搬送する乾燥装置において、前記した乾燥
    ドラムの下部に開閉駆動されるべく設けられた
    第2の排出ゲートバルブと、該第2の排出ゲー
    トバルブより排出された被乾燥材を再び材料吸
    引ホツパーに戻す循環パイプと、新たな被乾燥
    材を材料吸引ホツパーに供給する供給パイプの
    中間において、被乾燥材の流路をそれぞれ開閉
    切換する切換弁とを設け、前記した材料吸引ホ
    ツパーに対し新たに供給される被乾燥材が不足
    する場合、前記した第2の排出ゲートバルブよ
    り被乾燥材を排出し材料吸引ホツパーに補充で
    きることを特徴とするバツチ式連続乾燥機。 (2) プラスチツクペレツト等の被乾燥材を乾燥す
    る乾燥ドラムの上部に材料吸引ホツパーを配
    し、排気ポンプの吸気力を介して被乾燥材を前
    記した材料吸引ホツパーに吸引し、さらに前記
    した乾燥ドラム内にて乾燥された被乾燥材を下
    部より排出するべく第1の排出ゲートより成形
    機ホツパー等の貯留槽に搬送パイプを介し、搬
    送する乾燥装置において、前記した乾燥ドラム
    の下部に開閉駆動されるべく設けられた第1の
    排出ゲートバルブより排出された被乾燥材を、
    貯留槽に搬送する搬送パイプおよび該被乾燥材
    を再度材料吸引ホツパーに戻す循環パイプを介
    して双方に搬送可能に形成し、該循環パイプお
    よび被乾燥材を材料供給槽より材料吸引ホツパ
    ーに供給する供給パイプの中間においてそれぞ
    れ被乾燥材の流路を開閉切換する切換弁と、前
    記した搬送パイプの中間において被乾燥材の流
    路を開閉するかあるいは貯留槽より排気する排
    気パイプの中間において、空気の流路を開閉す
    る開閉弁を設け、前記した切換弁と開閉弁のう
    ち一方のみを選択開放することにより、前記し
    た第1の排出ゲートバルブより排出された被乾
    燥材を材料吸引ホツパーあるいは貯留槽に選択
    的に搬送できることを特徴とするバツチ式連続
    乾燥機。
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