JPH0546742A - 指紋照合装置 - Google Patents

指紋照合装置

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Publication number
JPH0546742A
JPH0546742A JP3206076A JP20607691A JPH0546742A JP H0546742 A JPH0546742 A JP H0546742A JP 3206076 A JP3206076 A JP 3206076A JP 20607691 A JP20607691 A JP 20607691A JP H0546742 A JPH0546742 A JP H0546742A
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JP
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JP3206076A
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English (en)
Inventor
Takanao Ochiai
孝直 落合
Masami Yasuda
正己 安田
Chiaki Seto
千明 瀬戸
Hiroki Kishimoto
裕樹 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、指紋照合装置に関し、テンキーな
どによるID番号の入力や磁気カードの挿入などの操作
を行うことなく、照合者の指の指紋画像データとの指紋
照合を行い、簡単な操作によって指紋照合を可能にする
ことを目的とする。 【構成】 指紋読取部16と、指紋画像メモリ18と、
指紋画像データ辞書14と、照合用メモリ15とを設け
た指紋照合装置1と、ID番号を保持する非接触カード
2とを備え、指紋照合装置1が非接触カード2から非接
触で読み取ったID番号をもとに指紋画像データ辞書1
4ら取り出した指紋画像データを照合用メモリ15に格
納すると共に、照合者の指から読み取った指紋画像デー
タを指紋画像メモリ18に格納し、これら両者の指紋画
像データとを照合し、照合結果OK/NGを出力するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指紋を読み取って照合
する指紋照合装置に関するものである。計算機室や高度
のセキュリティが要求される施設ヘの入室・入場や、端
末機利用や金銭の扱いに関する場合の本人確認の手段と
して、これまで用いられてきたIDカードには、紛失・
盗難・偽造の恐れがある。また、暗証番号なども誕生日
や電話番号などから容易に類推されるなど、セキュリテ
ィ確保の面から多くの問題が指摘されている。
【0002】指紋は、「万人不同」、「終生不変」とい
う2大特徴を持ち、指紋を本人確認の手段として用いる
指紋照合技術は、他の個人照合技術である掌形、網膜、
音声などに比べ最も有力な手段と考えられている。
【0003】磁気カードやICカードによる本人確認
は、カードそのものの正当性をチェックしているにすぎ
ず、その所有者が正当であるかのチェックはしていない
のに対して、指紋照合は本人そのものであるかどうかを
確認しているという点が大きく異なる。このため、現在
では、指紋照合装置は高度なセキュリティが要求される
場所への入退室、端末の使用権の確認などに使用されて
いるが、その操作性が悪く、より使い易くすることが望
まれている。
【0004】
【従来の技術】従来、指紋照合装置は、図7に示すよう
な構成を持ち、指紋センサ(光学センサ部55とCCD
素子56)により取り込んだ指紋画像データと、キーボ
ードからID番号(識別番号)をキー入力、あるいは磁
気カード、ICカードなどでID番号をカードリーダに
よって読み込ませ、このID番号によって指紋画像デー
タ辞書53から取り出した指紋画像データとの比較を行
い、本人か否かを判定するようにしていた。以下図7の
構成の動作を簡単に説明する。
【0005】(1) 照合者がID番号入力手段51で
あるキーボードからID番号をキー入力したり、あるい
は磁気カードをカードリーダによってID番号を読み取
らせたりする。
【0006】(2) (1)のID番号をもとに、辞書
特定手段52が複数人分の指紋画像データを予めを格納
した指紋画像データ辞書53の場所を求め、当該ID番
号の個人の指紋画像データを取り出して照合用メモリ5
4に転送し、格納する。
【0007】(3) (2)に並行して、照合者が指を
光学センサ部55上に置く。これによりCCD素子56
が指の指紋画像を読み取ってアナログの電気信号に変換
し、アナログ・デジタル変換部57がこのアナログ信号
をデジタル信号に変換し、辞書データと同一の形式の指
紋画像データを指紋画像メモリ58に格納する。
【0008】(4) 比較手段59が、指紋画像メモリ
58から読み出した照合者の指紋画像データと、照合用
メモリ54から読み出したID番号の指紋画像データと
を比較し、類似度・相関度を計算し、予め定めた閾値以
上の類似度・相関度のときに照合結果OKとし、そうで
ないときに照合結果NGとして出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の図7の指紋照合
装置51は、上述したように、照合開始時に、先ずID
番号入力手段51である例えばキーボードから照合者個
人を特定するID番号(識別番号)を入力するか、ある
いは磁気カード、ICカードなどの携帯可能な記憶媒体
に予め記録したID番号をカードリーダなどで読み取ら
せ、これをもとに指紋画像データ辞書53から照合者の
指紋の指紋画像データを取り出す。次に、照合者の実際
の指から読み取った指紋画像データとを比較し、照合結
果OK/NGを判定していたため、照合者にとって、I
D番号を入力すること、および光学センサ部55上に指
を載置することという2段階の操作を強要されてしま
い、大きな負担で使いづらいという問題があった。ま
た、照合者のID番号の入力をなくすため、照合者の指
から読み取った実際の指紋画像データをもとに、指紋画
像データ辞書53中から登録されている指紋画像データ
と1つ1つ比較して類似度・相関度を計算して判定して
いたのでは、登録されている指紋画像データの数が多く
なった場合、判定処理のための時間が多く必要となり、
現実的でないという問題があった。
【0010】本発明は、テンキーなどによるID番号の
入力や磁気カードの挿入などの操作を行うことなく、非
接触カードから照合者のID番号(あるいは指紋画像デ
ータ)を非接触で読み取って照合者の指の指紋画像デー
タとの指紋照合を行い、簡単な操作によって指紋照合を
可能にすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図を示し、図2は本発明の他の原理ブロック図を示
す。
【0012】図1および図2において、指紋照合装置1
は、指紋画像データ辞書14、照合用メモリ15、指紋
読取部16、指紋画像メモリ18、比較手段19などか
ら構成されるものである。
【0013】指紋画像データ辞書14は、ID番号に対
応づけて指紋画像を予め登録した辞書である。照合用メ
モリ15は、照合用の指紋画像データを格納するメモリ
である。
【0014】指紋画像メモリ18は、指紋読取部16に
よって読み取った指紋画像データを格納するメモリであ
る。比較手段19は、指紋画像メモリ18から取り出し
た指紋画像データと、照合用メモリ15から取り出した
指紋画像データとを比較し、照合結果OK/NGを判定
するものである。
【0015】非接触カード2は、ID番号や指紋画像デ
ータを保持させたカードである。
【0016】
【作用】本発明は、図1に示すように、指紋照合装置1
が非接触カード2から非接触で読み取ったID番号をも
とに指紋画像データ辞書14から取り出した指紋画像デ
ータを照合用メモリ15に格納すると共に、照合者の指
から読み取った指紋画像データを指紋画像メモリ18に
格納し、この指紋画像メモリ18から取り出した指紋画
像データと照合用メモリ15から取り出した指紋画像デ
ータとを比較手段19が比較し、照合結果OK/NGを
出力するようにしている。
【0017】また、本発明は、図2に示すように、指紋
照合装置1が非接触カード2から非接触で読み取った指
紋画像データを照合用メモリ15に格納すると共に、照
合者の指から読み取った指紋画像データを指紋画像メモ
リ18に格納し、この指紋画像メモリ18から取り出し
た指紋画像データと照合用メモリ15から取り出した指
紋画像データとを比較手段19が比較し、照合結果OK
/NGを出力するようにしている。
【0018】従って、照合者がID番号をキーボードな
どから入力したり、磁気カードをカードリーダに挿入し
たりする必要がなく、単に指を指紋読取部16に載置す
るという簡単な操作で指紋照合を行い、扉を開錠などす
ることが可能となる。
【0019】
【実施例】次に、図1から図6を用いて本発明の1実施
例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の原理ブロック図を示す。
これは、非接触カード2から非接触でID番号(識別番
号)を読み取り、指紋画像データ辞書14からこのID
番号の指紋画像データを取り出し、照合者の指の指紋画
像データとこれを比較して照合結果OK/NGを判定す
る場合のブロック図である。
【0021】図1において、指紋照合装置1は、非接触
カード2から読み取ったID番号をもとに指紋画像デー
タ辞書14から取り出した指紋画像データと、照合者の
指の指紋を指紋読取部16によって読み取った指紋画像
データとを照合して照合結果OK/NGを判定するもの
であって、11ないし19などから構成されるものであ
る。
【0022】非接触カード用アンテナ11は、電波で非
接触カード2を呼び出し、そのID番号などを電波で送
出させ、受信するアンテナである。非接触カード制御回
路12は、非接触カード用アンテナ11を介して電波を
発射したり、非接触カード用アンテナ11によって受信
した信号から非接触カード2のID番号を取り出したり
など、非接触カード12との電波によるやりとりを制御
するものである。
【0023】辞書特定手段13は、非接触カード制御回
路12から渡された非接触カードのID番号をもとに、
指紋画像データ辞書14から当該ID番号の照合者の指
の指紋画像データを取り出すための辞書登録位置を特定
し、辞書登録位置情報として出力するものである。
【0024】指紋画像データ辞書14は、照合者の指の
指紋画像データを予め登録した辞書である。照合用メモ
リ15は、非接触カード2から読み取ったID番号に対
応する指紋画像データを指紋画像データ辞書14から取
り出して格納するメモリである。
【0025】指紋読取部16は、照合者の指から指紋を
読取り、指紋画像データを生成するものであって、光学
センサ部16−1およびCCD素子16−2から構成さ
れるものである。
【0026】アナログ・デジタル変換部17は、指紋読
取部16によって読み取った照合者の指の指紋のアナロ
グの指紋画像データを、デジタルの指紋画像データに変
換するものである。
【0027】指紋画像メモリ18は、アナログ・デジタ
ル変換部17によって変換した後のデジタルの指紋画像
データを格納するメモリである。比較手段19は、指紋
画像メモリ18から取り出した照合者の指の指紋画像デ
ータと、非接触カード2から取り出したID番号に対応
する指紋画像データとを比較し、類似度・相関度を計算
して所定閾値よりも大きいときに一致するとして照合結
果OK、所定閾値よりも小さいときに一致しないとして
照合結果NGを出力するものである。
【0028】次に、図1の構成の動作を説明する。 (1) 照合者が非接触カード2を保持して指紋照合装
置1が設置された場所に近づき、非接触カード用アンテ
ナ11からの電波による呼び出しに対応し、非接触カー
ド2が自己のID番号を電波に載せて自動的に送出す
る。
【0029】(2) (1)で送出されてきた電波を非
接触カード用アンテナ11で受信し、非接触カード制御
回路12がID番号を取り出し、辞書特定手段13に渡
す。 (3) (2)でID番号を渡された辞書特定手段13
は、指紋画像データ辞書14から当該ID番号の指紋画
像データを読み出す場所情報である辞書登録位置情報を
生成し、指紋画像データ辞書14に入力する。そして、
指紋画像データ辞書14から読み出したID番号に対応
する指紋画像データを照合用メモリ15に格納する。
【0030】(4) 照合者が指を指紋読取部16に載
置し、当該指紋読部16を構成する光学センサ部16−
1およびCCD素子16−2によって指の指紋画像を読
取り、アナログ・デジタル変換部17によってアナログ
の指紋画像データをデジタルの指紋画像データに変換
し、指紋画像メモリ18に格納する。
【0031】(5) 比較手段19が、指紋画像メモリ
18から取り出した照合者の指から読み取った指紋画像
データと、照合用メモリ15から取り出したID番号に
対応する指紋画像データとを比較し、類似度・相関度を
算出して所定閾値以上のときに一致すると判定して照合
結果OKを出力し、所定閾値以下のときに一致しないと
して照合結果NGを出力する。
【0032】以上のように、照合者が非接触カード2を
所持して指紋照合装置1が設定された場所に近づくと、
自動的に非接触カード2が指紋照合装置1からの電波に
よる呼びかけに対応してID番号を電波で送出し、この
ID番号に対応する指紋画像データを照合用メモリ15
に格納する。更に、照合者が指紋照合装置1に近づき指
紋を読み取る指紋読取部16上に指を載置すると、この
指を載置したことによる画像の濃淡の変化に対応して自
動的に指の指紋を読取り、その指紋画像データを指紋画
像メモリ18に格納する。そして、両者を比較してその
結果を照合結果OK/NGとして出力する。これによ
り、照合者は指を指紋読取部16上に載置するという簡
単な操作のみで指紋照合を行うことが可能となる。
【0033】図2は、本発明の他の原理ブロック図を示
す。これは、非接触カード2から非接触で指紋画像デー
タを読み取り、照合者の指の指紋画像データとこれを比
較して照合結果OK/NGを判定する場合のブロック図
である。
【0034】図2において、指紋照合装置1は、非接触
カード2から読み取った指紋画像データと、照合者の指
の指紋を指紋読取部16によって読み取った指紋画像デ
ータとを照合して照合結果OK/NGを判定するもので
あって、11、12、15ないし19などから構成され
るものである。
【0035】非接触カード用アンテナ11は、電波で非
接触カード2を呼び出し、そのID番号、指紋画像デー
タなどを電波で送出させ、受信するアンテナである。非
接触カード制御回路12は、非接触カード用アンテナ1
1を介して電波を発射したり、非接触カード用アンテナ
11によって受信した信号から非接触カード2の指紋画
像データを取り出したりなど、非接触カード12との電
波によるやりとりを制御するものである。
【0036】照合用メモリ15は、非接触カード2から
読み取った指紋画像データを格納するメモリである。指
紋読取部16は、照合者の指から指紋を読取り、指紋画
像データを生成するものであって、光学センサ部16−
1およびCCD素子16−2から構成されるものであ
る。
【0037】アナログ・デジタル変換部17は、指紋読
取部16によって読み取った照合者の指の指紋のアナロ
グの指紋画像データを、デジタルの指紋画像データに変
換するものである。
【0038】指紋画像メモリ18は、アナログ・デジタ
ル変換部17によって変換した後のデジタルの指紋画像
データを格納するメモリである。比較手段19は、指紋
画像メモリ18から取り出した照合者の指の指紋画像デ
ータと、照合用メモリ15から取り出した非接触カード
2から読み取った指紋画像データとを比較し、類似度・
相関度を計算して所定閾値よりも大きいときに一致する
として照合結果OK、所定閾値よりも小さいときに一致
しないとして照合結果NGを出力するものである。
【0039】次に、図2の構成の動作を説明する。 (1) 照合者が非接触カード2を保持して指紋照合装
置1が設置された場所に近づき、非接触カード用アンテ
ナ11からの電波による呼び出しに対応し、非接触カー
ド2が保持する指紋画像データを電波に載せて自動的に
送出する。
【0040】(2) (1)で送出されてきた電波を非
接触カード用アンテナ11で受信し、非接触カード制御
回路12が指紋画像データを取り出し、照合用メモリ1
5に格納する。
【0041】(3) 照合者が指を指紋読取部16に載
置し、当該指紋読部16を構成する光学センサ部16−
1およびCCD素子16−2によって指の指紋画像を読
取り、アナログ・デジタル変換部17によってアナログ
の指紋画像データをデジタルの指紋画像データに変換
し、指紋画像メモリ18に格納する。
【0042】(4) 比較手段19が、指紋画像メモリ
18から取り出した照合者の指から読み取った指紋画像
データと、照合用メモリ15から取り出した指紋画像デ
ータとを比較し、類似度・相関度を算出して所定閾値以
上のときに一致すると判定して照合結果OKを出力し、
所定閾値以下のときに一致しないとして照合結果NGを
出力する。
【0043】以上のように、照合者が非接触カード2を
所持して指紋照合装置1が設定された場所に近づくと、
自動的に非接触カード2が指紋照合装置1からの電波に
よる呼びかけに対応して指紋画像データを電波で送出
し、この指紋画像データを照合用メモリ15に格納す
る。更に、照合者が指紋照合装置1に近づき指紋を読み
取る指紋読取部16上に指を載置すると、この指を載置
したことによる画像の濃淡の変化に対応して自動的に指
の指紋を読取り、その指紋画像データを指紋画像メモリ
18に格納する。そして、両者を比較してその結果を照
合結果OK/NGとして出力する。これにより、照合者
は指を指紋読取部16上に載置するという簡単な操作の
みで指紋照合を行うことが可能となる。
【0044】図3は、本発明の1実施例構成図を示す。
これは、図1の構成の実施例構成であって、比較手段1
9からの照合結果OK/NGを、扉制御部20および表
示制御部22に通知した場合のものである。以下説明す
る。
【0045】図3において、扉制御部20は、比較手段
19からの照合結果OKに対応して開錠信号を電気錠2
1に供給して開錠したり、閉錠信号を電気錠21に供給
して閉錠したりするものである。
【0046】電気錠21は、入退出する扉に設置された
電気錠である。表示制御部22は、比較手段19からの
照合結果OK/NGに対応してメッセージを表示装置2
3上に表示するものである。例えば照合結果NGに対応
して「入室できません」や、非接触カード2が検出され
ずに指を指紋読取部16に上に載置した場合に「入室用
カードが必要です」などのメッセージを表示させるもの
である。
【0047】表示装置23は、メッセージを表示したり
などするものである。次に、図4のフローチャートを用
いて図3の構成の動作を詳細に説明する。図4におい
て、S1は、指紋照合装置1から電波で呼び出しを、照
合者が所持する非接触カード1が受ける。これは、照合
者が非接触カード2を所持し、指紋照合装置1が設置さ
れている場所に近づき、指紋照合装置1の非接触カード
用アンテナ11から発射された電波による呼び出しを、
非接触カード2が受信する。
【0048】S2は、S1で電波で呼び出しを受けた非
接触カード2が自己のID番号を電波で送信する。S3
は、辞書を検索する。これは、S2で送信されたID番
号を指紋照合装置1の非接触カード用アンテナ11が受
信し、非接触カード制御回路12が受信した信号中から
ID番号を取り出して辞書特定手段13に渡し、辞書登
録位置情報を生成しこれをもとに指紋画像データ辞書1
4からID番号の指紋画像データを検索して取り出す。
【0049】S4は、指紋画像データを照合用メモリ1
5へ格納する。これは、S3で指紋画像データ辞書14
から取り出したID番号の指紋画像データを照合用メモ
リ15に格納する。
【0050】S5は、指紋検出か否かを判別する。これ
は、S1ないしS4の処理に並行し、指紋読取部16が
照合者の指が載置されたか否かを判別、具体的に言えば
指紋読取部16で読み取った画像の濃淡が所定閾値より
も大きくなったか否かを判別する。YESの場合には、
照合者の指の指紋画像が検出されたので、S6に進む。
NOの場合には、S5を繰り返し行い待機する。
【0051】S6は、S5のYESで照合者の指の指紋
画像が検出されたので、指紋読取部16を構成する光学
センサ部16−1およびCCD素子16−2によって読
み取った指紋画像を、アナログ・デジタル変換部17に
よってテジタルの指紋画像データに変換して指紋画像メ
モリ18に格納する。
【0052】S7は、照合して一致か否かを判別する。
これは、比較手段19が、指紋画像メモリ18から取り
出した照合者の指の指紋画像データと、照合用メモリ1
5から取り出した指紋画像データ(非接触カード2から
読み取ったID番号をもとに指紋画像データ辞書14か
ら読み出した指紋画像データ)とを比較し、類似度・相
関度を求めて所定閾値以上で一致か否かを判別する。Y
ESの場合には、S8で扉制御部20へ開錠通知を行
い、電気錠21を開状態にし、照合者が部屋に入室す
る。一方、一致しない場合には、最初から繰り返し行
う。
【0053】図5は、本発明の装置の取り付け例を示
す。これは、例えば図3、図6指紋照合装置1を取り付
けた例である。動作を説明する。 は、照合者が非接触カード2を所持し、通路を歩い
て、高度なセキュリティ管理が必要な室内に入室しよう
とする。
【0054】は、非接触カード用アンテナ11が発射
された電波の有効エリアに入る。この状態で、非接触カ
ード用アンテナ11から発射された呼び出しに対応し
て、照合者が所持する非接触カード2が自動的に自己の
ID番号(あるいは指紋画像データ)を電波で送出し、
受信したID番号をもとに指紋画像データ辞書14から
取り出した指紋画像データを照合用メモリ15に格納
(あるいは受信した指紋画像データを照合用メモリ15
に格納)する。
【0055】は、照合者が指紋読取部(指紋センサ)
16の上に指を載置し、指紋画像を読み取った指紋画像
データを指紋画像メモリ18に格納する。そして、両者
の指紋画像データを比較し、一致するときに電気錠制御
の扉を開き、照合者が高度なセキュリティ管理が必要な
室内に入る。
【0056】図6は、本発明の他の実施例構成図を示
す。これは、図2の構成の実施例構成であって、比較手
段19からの照合結果OK/NGを、扉制御部20およ
び表示制御部22に通知した場合のものである。また、
扉制御部20、電気錠21、表示制御部22、表示装置
23は、図3のものと同一であるので、説明を省略す
る。
【0057】次に、図4のフローチャートを参照して動
作を説明する。ここで、図4のS2、S3の代わりに、
S12の処理を行う。S1は、指紋照合装置1から電波
で呼び出しを、照合者が所持する非接触カード1が受け
る。これは、照合者が非接触カード2を所持し、指紋照
合装置1が設置されている場所に近づき、指紋照合装置
1の非接触カード用アンテナ11から発射された呼び出
しを、非接触カーど2が受信する。
【0058】S12は、S1で電波で呼び出しを受けた
非接触カード2が保持する指紋画像データを電波で送信
する。S4は、指紋画像データを照合用メモリ15へ格
納する。これは、S12で非接触カード2から読み取っ
た指紋画像データを照合用メモリ15に格納する。
【0059】S5は、指紋検出か否かを判別する。これ
は、S1、S12、S4の処理に並行し、指紋読取部1
6が照合者の指が載置されたか否かを判別する。YES
の場合には、照合者の指の指紋画像が検出されたので、
S6に進む。NOの場合には、S5を繰り返し行い待機
する。
【0060】S6は、S5のYESで照合者の指の指紋
画像が検出されたので、読み取った指紋画像データを指
紋画像メモリ18に格納する。S7は、照合して一致か
否かを判別する。これは、比較手段19が、指紋画像メ
モリ18から取り出した照合者の指の指紋画像データ
と、照合用メモリ15から取り出した指紋画像データ
(非接触カード2から読み取った指紋画像データ)とを
比較し、類似度・相関度を求めて所定閾値以上で一致か
否かを判別する。YESの場合には、S8で扉制御部2
0へ開錠通知を行い、電気錠21を開状態にし、照合者
が部屋に入室する。一方、一致しない場合には、最初か
ら繰り返し行う。
【0061】尚、図1、図3の構成は、非接触カード2
から非接触でID番号を読み取っているので、指紋照合
装置1内に指紋画像データ辞書14を予め登録しておく
必要があり、指紋画像データが指紋照合装置1側に保管
されているので、セキュリティが高く、特定の一カ所の
施設などの出入りを管理する場合に適している。
【0062】一方、図2、図6の構成は、非接触カード
2から非接触で指紋画像データを読み取っているので、
指紋照合装置1内に指紋画像データ辞書14を予め登録
する必要がなく、分散した施設などの出入りを管理する
場合に適している。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
指紋照合装置1が非接触カード2から非接触で読み取っ
たID番号をもとに指紋画像データ辞書14ら取り出し
た指紋画像データを照合用メモリ15に格納、あるいは
非接触カード2から読み取った指紋画像データを照合用
メモリ15に格納すると共に、照合者の指から読み取っ
た指紋画像データを指紋画像メモリ18に格納し、これ
ら照合用メモリ15および指紋画像メモリ18から取り
出した両者の指紋画像データを比較して照合し、照合結
果OK/NGを出力する構成を採用しているため、照合
者が単に指を指紋読取部16に載置するという簡単な操
作で指紋照合を行うとができる。これにより、照合者が
従来のように、ID番号をキーボードなどから入力した
り、磁気カードをカードリーダに挿入したりする操作を
行う必要がなく、操作が簡単となる。また、本発明の指
紋照合装置1を高度のセキュリティ監理が必要な室内へ
の扉に適用することにより、入室者が非接触カード2を
所持し、扉の近傍に設置した指紋読取部(指紋センサ)
16上に指を載置するのみで指紋照合を行い、一致した
ときに扉を開錠して入室することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の他の原理ブロック図である。
【図3】本発明の本発明の1実施例構成図である。
【図4】本発明の動作説明フローチャートである。
【図5】本発明の装置の取り付け例である。
【図6】本発明の他の実施例構成図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1:指紋照合装置 11:非接触カード用アンテナ 12:非接触カード制御回路 13:辞書特定手段 14:指紋画像データ辞書 15:照合用メモリ 16:指紋読取部(指紋センサ) 16−1:光学センサ 16−2:CCD素子 17:アナログ・デジタル変換部 18:指紋画像メモリ 19:比較手段 20:扉制御部 21:電気錠 22:表示制御部 23:表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 裕樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指紋を読み取って照合する指紋照合装置
    において、 指紋を読み取る指紋読取部(16)と、 この指紋読取部(16)が読み取った指紋画像データを
    格納する指紋画像メモリ(18)と、 ID番号に対応づけて指紋画像データを予め登録した指
    紋画像データ辞書(14)と、 非接触カード(2)から非接触で読み取ったID番号を
    もとに上記指紋画像データ辞書(14)から読み出した
    指紋画像データを格納する照合用メモリ(15)とを設
    けた指紋照合装置(1)と、 ID番号を保持する非接触カード(2)とを備え、 指紋照合装置(1)が上記非接触カード(2)から非接
    触で読み取ったID番号をもとに上記指紋画像データ辞
    書(14)から取り出した指紋画像データを上記照合用
    メモリ(15)に格納すると共に、照合者の指から読み
    取った指紋画像データを上記指紋画像メモリ(18)に
    格納し、この指紋画像メモリ(18)から読み出した指
    紋画像データと上記照合用メモリ(15)から読み出し
    た指紋画像データとを照合し、照合結果OK/NGを出
    力するように構成したことを特徴とする指紋照合装置。
  2. 【請求項2】 指紋を読み取って照合する指紋照合装置
    において、 指紋を読み取る指紋読取部(16)と、 この指紋読取部(16)が読み取った指紋画像データを
    格納する指紋画像メモリ(18)と、 非接触カード(2)から非接触で読み取った指紋画像デ
    ータを格納する照合用メモリ(15)とを設けた指紋照
    合装置(1)と、 指紋画像データを保持する非接触カード(2)とを備
    え、 指紋照合装置(1)が上記非接触カード(2)から非接
    触で読み取った指紋画像データを上記照合用メモリ(1
    5)に格納すると共に、照合者の指から読み取った指紋
    画像データを上記指紋画像メモリ(18)に格納し、こ
    の指紋画像メモリ(18)から読み出した指紋画像デー
    タと上記照合用メモリ(15)から読み出した指紋画像
    データとを照合し、照合結果OK/NGを出力するよう
    に構成したことを特徴とする指紋照合装置。
JP3206076A 1991-08-19 1991-08-19 指紋照合装置 Pending JPH0546742A (ja)

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