JPH0546633A - 宅配システムのデータ管理構造 - Google Patents

宅配システムのデータ管理構造

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JPH0546633A
JPH0546633A JP22480191A JP22480191A JPH0546633A JP H0546633 A JPH0546633 A JP H0546633A JP 22480191 A JP22480191 A JP 22480191A JP 22480191 A JP22480191 A JP 22480191A JP H0546633 A JPH0546633 A JP H0546633A
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JP
Japan
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data
delivery
card
memory card
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Application number
JP22480191A
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English (en)
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Tsugutaka Sugawara
嗣高 菅原
Noboru Yokohama
登 横浜
Masataka Kishi
正隆 岸
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配達される荷物に関する管理及び金銭に関す
る管理を確実に、かつ容易に行い得る宅配システムに於
けるデータ管理構造を提供する。 【構成】 中央管理コンピュータ等と多数の集配所に設
置されたオフラインターミナルとの間でICメモリカー
ドを介して管理データの授受を行うようにし、このカー
ドを上記コンピュータの設置された中央集配所と各集配
所との間を巡回して荷物を搬送する搬送手段に付随させ
ることにより、定期的にコンピュータと上記ターミナル
との間でデータの授受を行うことができ、かつオンライ
ン接続する場合に比較して設備が簡便化される。また、
上記搬送手段により常に持ち運ばれるハンディターミナ
ルに各集配所に於ける管理データを入力する場合に比較
して、殆どの入力処理を予め各集配所にて行えるため処
理時間が短縮され、かつ荷物及び金銭等に関するデータ
の管理が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷物の運搬に関するデ
ータを管理するためのデータ管理構造に関し、特に、利
用者から荷物を預かるべく各地に散在する取扱店の如き
集配所から車両等の搬送手段により運送会社の営業所の
如き中央集配所に集められた荷物を該荷物の配達先近傍
の中央集配所に配送し、該中央集配所のそれぞれから各
配達先に配達する所謂宅配システムに於ける各荷物に関
するデータ、金銭に関するデータ及び各種集計データを
管理するためのデータ管理構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、運送システムの一形態とし
て、運送会社が集配所として多数の取扱店と契約し、こ
の取扱店にて利用者の荷物を預かり、各取扱店と運送会
社の運営する中央集配所との間を定期的に巡回する集配
車により預かった荷物を中央集配所に集め、この中央集
配所からその荷物毎の配達先近傍の中央集配所にまとめ
て搬送し、更に上記と同様な集配車により個々に配達す
る所謂宅配システムがある。
【0003】このような宅配システムに於ては、取扱店
にてその荷物に貼付される伝票に荷物の仕様、配達先、
配達予定日、配達先近傍の中央集配所のコード及び運賃
などを記入し、これらの内容を例えば1日に複数回巡回
する集配車のドライバーが確認して、預かった荷物を上
記中央集配所に搬送していた。また、この中央集配所に
て預かった荷物を配達すべき地域の中央集配所にまとめ
て配送し、そこから配達先近傍を巡回する集配車が配達
先に配達するようにしていた。
【0004】一方、集配車の各ドライバーは常に端末機
としてのポータブルPOSを携帯している。そして、集
荷する取扱店にてこのポータブルPOSに荷物毎の管理
データを入力し、中央集配所でこのポータブルPOSを
ホストコンピュータ若しくはホストコンピュータにオン
ライン接続されたワークステーションに接続して記憶さ
れたデータをホストコンピュータ側に入力し、荷物の配
送管理を行っていた。また、中央集配所にて載せた荷物
に関するデータをホストコンピュータ側からポータブル
POSに入力し、配送時の確認を行っていた。
【0005】他方、荷物の集荷時に於ける金銭の授受に
関して、利用者から現金にて荷物の配達を各取扱店が依
頼されると、各取扱店は各取扱店の事務手数料を引いた
額を上記集配車のドライバーに渡し、各ドライバーはそ
の売上を中央集配所に納めていた。また、各取扱店に荷
物を届ける場合にも各ドライバーが各取扱店の手数料を
荷物と共に取扱店に渡すようにしていた。ここで、実際
には現金の授受のみにより取引が行われるばかりでな
く、例えば、利用者と取扱店との間では運送会社から利
用者に予め販売された利用者用回数券により運賃の精算
が行われることがある。この場合、取扱店はこの利用者
用回数券を伝票に貼付し、上記ドライバーから上記事務
手数料を受け取ることとなる。また、取扱店と運送会社
との間では取扱店に予め販売された取扱店用回数券によ
り運賃の精算が行われることがある。この場合、運賃が
この回数券では不足している場合を除き、取扱店はこの
回数券を伝票に貼付し、上記ドライバーとの間では現金
の授受は行われない。更に、場合によっては取扱店と上
記ドライバーとの間でその場での精算が行われず、後日
に一括して精算されることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た取扱店からの集荷時に、特に荷物が多い場合には集配
車のドライバーが伝票への記入内容を確認する作業は煩
雑であり、ドライバーの負担が増加しがちであった。加
えて、集荷時にポータブルPOSに荷物毎の入力を行う
作業も同様に煩雑であり、ドライバーの負担が一層増加
しがちであった。従って、上記ドライバーの伝票の記入
内容のチェックミス、ポータブルPOSへの入力ミスを
招き、場合によっては荷物の配送ミス等を生じる虞れが
あった。
【0007】各取扱店との間の金銭の授受に関しても、
上記ドライバーが各取扱店との間の精算を行うべく常に
現金を保有していなければならず、その管理が煩雑であ
った。また、上記した利用者用回数券、取扱店用回数券
により運賃の精算される場合に不足金が生じた場合や後
日に精算される場合、その管理が一層煩雑になる問題が
あった。
【0008】そこで、これらの管理項目を上記したポー
タブルPOSに入力してホストコンピュータで管理する
ことが考えられるが、取扱店からの集荷時に各荷物につ
いての全てのデータを手入力しなければならないことか
ら、入力ミスなどを生じ易く現実的ではない。また、各
取扱店にオンライン端末機を設置することも考えられる
が設備費が膨大になる問題があった。
【0009】上述したような従来技術の問題点に鑑み、
本発明の主な目的は、配達される荷物に関する管理及び
金銭に関する管理を確実に、かつ容易に行い得る宅配シ
ステムに於けるデータ管理構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本発明に
よれば、各地に散在する多数の集配所にて利用者から預
かった荷物を搬送手段により中央集配所に集め、各荷物
を搬送手段により各配達先に届ける宅配システムに於
て、前記各集配所に設けられ、荷物に関するデータ、金
銭に関するデータ及び各種集計データを記憶し、かつ管
理するオフライン端末装置と、前記中央集配所に設けら
れた前記各データ管理用のコンピュータ若しくはホスト
コンピュータにオンライン接続されたワークステーショ
ンと、前記コンピュータ若しくは前記ワークステーショ
ン及び前記端末装置のいずれともデータの授受を行い得
ると共に受取ったデータを記憶し得るICメモリカード
とを有し、前記ICメモリカードを前記搬送手段に付随
させ、かつ前記端末装置と前記コンピュータ若しくは前
記ワークステーションとの間で前記ICメモリカードを
媒介としてデータの授受を行うことによりネットワーク
を構築したことを特徴とする宅配システムのデータ管理
構造を提供することにより達成される。
【0011】
【作用】上述した構成によれば、各荷物に関するデー
タ、金銭に関するデータ及び各種集計データを端末装置
により管理し、各集配所及び中央集配所を巡回して上記
荷物を搬送する集配車等の搬送手段に付随させたICメ
モリカードを媒介としてホストコンピュータ等との間で
データの授受を行うことにより、上記集配車等のドライ
バーが各端末装置またはホストコンピュータ側のリーダ
ライタにICメモリカードを接続し、操作するのみで各
荷物に関するデータ、金銭に関するデータ及び各種集計
データの管理をホストコンピュータ側で確実に、かつ容
易に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0013】図1は本発明が適用された宅配システムの
構造概念図である。各地に散在する荷物の集配所として
運送会社と契約した多数の取扱店1とこれら取扱店1に
て預かった荷物を集中的に集荷して各地に配送するべく
各地に点在する運送会社直営の中央集配所2との間には
定期的に集配車3が巡回している。即ち、各取扱店1に
て預かった荷物は集配車3により中央集配所2に集荷さ
れ、更に目的地近傍の別の中央集配所2に送られ、この
中央集配所2から別の集配車3により配達先に運ばれる
ようになっている。
【0014】一方、各取扱店1には各々オフラインター
ミナル5が設置されており、これらオフラインターミナ
ル5は集配車3のドライバーが常に携帯するICメモリ
カード7を介して各中央集配所2に設置されたワークス
テーション6との間で後記する荷物に関するデータ及び
金銭に関するデータ及び各種集計データの授受を行い得
るようになっている。また、中央集配所2の各ワークス
テーション6は通信回線を介して適宜な場所に設置され
たホストコンピュータ8にオンライン接続されており、
各ワークステーション6に入力された上記各データはフ
ァイルサーバを兼ねるホストコンピュータ8に送られ、
該ホストコンピュータ8若しくは各ワークステーション
6により総括的にデータ管理が行われるようになってい
る。
【0015】ここで、各集配車3のドライバーが携帯す
るICメモリカード7は各取扱店1に設置されたオフラ
インターミナル5毎に別々のカードであっても良く、ま
たデータ量が少ない場合には各集配車3に1枚のICメ
モリカード7を割り当てても良い。
【0016】図2及び図3は各取扱店1に設置されたオ
フラインターミナル5の外形を示す側面図及び正面図で
あり、図4はこのオフラインターミナル5の内部構成を
概念的に示すブロック図である。図2及び図3に良く示
すように、このオフラインターミナル5は概ね箱型をな
し、その上面部には後に詳述するタッチパネル入力部1
0が設けられている。オフラインターミナル5の正面上
部にはスリット12が形成されている。このスリット1
2には伝票Pを載置するためのテーブル13が設置され
ている。また、スリット12の内部には預かった荷物に
貼付するための伝票Pに対して所望の印字を行うための
ドットマトリックスプリンタ部16と、伝票Pの表面に
設けれられたバーコード(図示せず)を読取るためのバ
ーコードリーダ部17とが設けられている。
【0017】オフラインターミナル5の正面下部には後
述するプリペイドカード及びクレジットカードとの間で
データの授受を行うためのリーダライタ部18の挿入ス
ロット19が開口している。また、オフラインターミナ
ル5の側面部にはICメモリカード7との間でデータの
授受を行うためのリーダライタ部20の挿入スロット2
1が開口している。
【0018】図4に示すように、タッチパネル入力部1
0、プリンタ部16、バーコードリーダ部17、リーダ
ライタ部18及びリーダライタ部20は各々I/O23
〜27を介して内部バスBに接続されている。この内部
バスBはCPU28に接続されると共に該CPU28を
所定のアルゴリズムで作動させるためのプログラムRO
M29に接続されている。また内部バスBは、各取扱店
1毎に設定されたコードや他の登録コード及び運賃など
の基本データを記憶するための第1データRAM30及
び上記各入出力部からの入力データを保存するための第
2データRAM31にも接続されている。
【0019】以下に、本実施例の宅配システムの概略的
な流れ及び各処理の詳細な流れを説明する。
【0020】この宅配システムに於ては、利用者は荷物
を目的の配達先に運ぶように取扱店1に依頼し、伝票P
に送り主の住所、氏名等と、配達先の住所、氏名等とを
記入し、その運賃を現金若しくは後記する回数券カード
により支払う。そして、この取扱店1では後記する図5
に示すフローに従い荷物に関するデータ及び金銭に関す
るデータをオフラインターミナル5に入力し、伝票Pに
荷物の仕様、配達予定日、配達先近傍の中央集配所2の
コード(以下、着所コードと記す。)及び運賃などを印
字させ、その荷物を預かる。このとき、取扱店1では取
扱店用回数券カード(以下、精算券カードと記す。)を
オフラインターミナル5の挿入スロット19に差込むこ
とにより運送会社に対する運賃の精算を行う。尚、リー
ダライタ部18には回数券カード、精算券カード及び月
末などにその月の全運賃を精算するようなクレジットカ
ードの3種類のカードを挿入しデータの読み書きを行い
得るようになっている。
【0021】その後、荷物に伝票Pを添えて集配車3の
ドライバーに渡す。荷物を受け取った集配車3のドライ
バーは後記する図6に示すフローに従い各オフラインタ
ーミナル5の側面部に開口するICメモリカード用挿入
スロット21にICメモリカード7を差込み、該ターミ
ナルの上記各種データを記憶させる。このとき、取扱店
1が増減した場合の着所コードの変更の登録、運賃が変
更された場合の運賃の登録及び各種データの更新などの
データの変更もワークステーション6からICメモリカ
ード7を介して行うことができる。そして、荷物を運ぶ
と共に中央集配所2にICメモリカードを持っていき、
この中央集配所2に設置されたワークステーション6の
リーダライタにICメモリカード7を差込み、上記オフ
ラインターミナル5からのデータを入力する。
【0022】一方、中央集配所2から各荷物を、その配
達先近傍の中央集配所2にまとめて搬送し、その中央集
配所2にて各集配車3により、その荷物を配達先に配達
し、伝票Pで荷物のチェックを行う。更に荷物を届けた
後、中央集配所2にて配達した荷物のチェックを伝票P
とワークステーション6に記憶されたデータとの照合に
より行う。
【0023】また、集配車3のドライバーはオフライン
ターミナル5を利用して図7のフローに従い取扱店1へ
の精算券カードの発行を行い得ると共に各取扱店1に対
してクレジットカードをもオフラインターミナル5を利
用して発行し得るようになっている。また、各取扱店1
に於てはオフラインターミナル5を利用して回数券カー
ドを利用者に対して発行し得るようになっている(図
7)。
【0024】次に、図5〜図7のフロー図及び図8〜図
18のタッチパネル10上の画面を参照して各処理の詳
細な流れを説明する。
【0025】まず、図5のフローに従い荷物の宅配処理
に於ける通常の流れについて説明する。取扱店1に於
て、利用者が荷物の宅配を依頼するべく来店すると、ス
テップ1にてオフラインターミナル5の電源をオンす
る。すると図8に示すようなメニュー画面40がタッチ
パネル入力部10に表示される。そして、このメニュー
画面40の中のメニュー表示部40aの「利用」キーを
選択してその部分を押圧する。そしてステップ2に進
み、精算券カードを挿入スロット19から挿入する。す
ると、図9に示す利用画面41がタッチパネル入力部1
0に表示される。ここで、精算券カードは運送会社に直
接若しくは集配車3のドライバーを介して取扱店1が料
金を支払い、図7のフローに従い取扱店1に発行される
プリペイドカードである。
【0026】利用画面41の下端部に表示された残額表
示部41aにて精算券カードの残額を表示し、その金額
が所定の金額以下である場合には図示されない表示によ
り残額の多い精算券カードを更に挿入することを促す表
示をするようになっている。
【0027】次に、ステップ3に進み、利用者が伝票P
に送り主及び配達先の住所、氏名などを記入し、ステッ
プ4に進み荷物と伝票を預かり、ステップ5に進む。
【0028】ステップ5では、図9の利用画面41に於
ける荷物仕様入力部41bに預かった荷物の仕様を入力
し、配達地の着所コードを入力する。ここで、配達地の
着所コードを入力する方法は3通り設定されている。1
つめはテンキー入力部41cから電話番号を入力する方
法、2つめは機能選択部41dにてコード入力を選択し
テンキー入力部41cから直接着所コードを入力する方
法、3つめはテンキー入力部41cの上側に配置された
「配達地域」キー41eを押圧することにより図10に
示す日本地図に似せた着所コード検索画面42を表示さ
せ、配達するべき都道府県の部分を押圧して入力し、そ
の後、表示される着所コード検索画面43(図11)に
て市郡区などを入力して着所コードを特定する方法であ
る。尚、実際には利用者の伝票への記入作業を軽減する
べく例えばこの着所コード検索画面42、43を用いて
送り主及び配達先住所を入力し、伝票に印字するように
しても良い。
【0029】上記着所コードを特定した後に図9の利用
画面41に戻り、支払方法入力部41fにて回数券カー
ドで支払いするのか現金にて支払いするのか或いはクレ
ジットカードにて支払いするのかを選択し、対応するキ
ーを押圧する(ステップ6)。ここで、回数券カードは
運送会社が取扱店1に対して無償若しくは有償にて発行
し、利用者が取扱店1に料金を支払い、図7のフローに
従い取扱店1から利用者に発行されるプリペイドカード
である。
【0030】ステップ6にて回数券カードがある場合、
即ち支払方法選択部41fにて「カード」キーを押圧し
た場合にはステップ7に進み、機能選択部41dの「排
出/取消」キーを押圧して精算券カードを排出させた
後、挿入スロット19に回数券カードを挿入する(ステ
ップ8)。次にステップ9に進み、伝票Pをスリット1
2にセットし、利用画面41にて機能選択部41dの
「伝票」キーを選択して押圧し、図12の伝票画面44
若しくは図13に示す伝票画面45を表示させる。そし
て、その内容を確認し、変更があれば内容を変更した
後、「印字」キー44a若しくは「印字」キー45aを
押圧し(ステップ10)、伝票Pに実際に日付、発店コ
ード、着所コード、配達予定日、荷物仕様、精算方法、
料金、取扱店の確認スタンプなどを印字する(ステップ
11)。そして、ステップ12にて回数券カードを排出
し、重ね綴じになっている伝票Pの中の領収伝票を添え
て利用者に返却する。そして、ステップ13に進み荷物
に伝票Pを貼り荷物を預かる。
【0031】一方、ステップ6にて利用者が回数券カー
ド有していなかった場合、ステップ14に進み、スリッ
ト12に伝票をセットし、伝票画面44若しくは伝票画
面45を表示させて「印字」キー44b若しくは「印
字」キー45bを押し、伝票に日付、発店コード、着所
コード、配達予定日、荷物仕様、精算方法、料金、取扱
店1の確認スタンプなどを印字する(ステップ16)。
このとき、同時に伝票にバーコードにより記載された伝
票番号をもバーコードリーダ部17にて読取り、ステッ
プ5以降に入力された伝票の内容と共に第2データRA
M31に記憶する。尚、実際には利用者の自宅に集荷す
る場合と取扱店1に荷物を持つ込む場合とで料金が異な
ることからそれらの区別も入力し、印字するようにな
る。
【0032】次にステップ17に進み、重ね綴じになっ
ている伝票Pの中の領収伝票と引き換えに利用者から料
金を受領してステップ13に進む。ここで、取扱店1が
所有する精算券カードの残額が不足している場合、その
未収分はオフラインターミナル5に記憶されて集配車3
のドライバーとの間で精算するか若しくは次回新たな精
算券カードを挿入したときに精算するようになる。
【0033】次に、図6のフローに従い、集配車3の巡
回時に於ける各オフラインターミナル5のICメモリカ
ード7による集計作業について説明する。まず、ステッ
プ21にてオフラインターミナル5のタッチパネル入力
部10に表示されたメニュー表示部40aの「集計1
日」若しくは「集計1月」キーを選択して押圧し、ステ
ップ22に進み、オフラインターミナル5側面の挿入ス
ロット21よりICメモリカード7を挿入する。する
と、図17に示すような集計画面46若しくは図18に
示す集計画面47が表示される。そして、必要に応じて
ステップ23にて集計用のシートをスリット12にセッ
トし、ステップ24にて上記画面46若しくは画面47
に於ける「ICメモリカード登録」キー46a若しくは
「ICメモリカード登録」キー47aを押圧することに
より1日分若しくは1月分の各荷物に関するデータ、金
銭に関するデータ及び各種集計データがICメモリカー
ド7に記憶される。そして、ステップ25にて必要に応
じて「印字」キー46b若しくは「印字」キー47bを
押圧することにより集計用シートに集計データが印字さ
れる。最後にステップ26にてICメモリカード7が挿
入スロット21から排出され集計業務が終了する。
【0034】ここで、利用者が回数券カードを使用した
場合、または着払い即ち配達先で料金が支払われる場合
などは取扱店1に事務手数料の未収金が発生する。この
料金は集配車3のドライバーとの間で精算するか、或い
は後日運送会社との間で一括して精算するようになる。
また、図17及び図18に於ては精算券カードの使用に
より全ての精算が完了しているが、実際には例えば精算
券カードを図5のステップ2にて挿入した時に料金が不
足している場合が考えられる。この場合にも集配車3の
ドライバーとの間で精算するか、或いは後日運送会社と
の間で一括して精算するようになる。
【0035】次に、図7のフローに従い、上記した精算
券カード及び回数券カードの発行手順について説明す
る。図19に示すように、この精算券カード及び回数券
カードは運送会社にて専用エンコーダ51を用いて1次
エンコード、即ちスタートビット、エンドビット等の基
本的な部分のみエンコードされ、そのままでは使用でき
ないカードが集配車3により各取扱店1に運ばれる。そ
して精算券カードの場合、集配車3のドライバーにより
オフラインターミナル5にて2次エンコード、即ちオン
バリューエンコードされ各取扱店1に対して発行され
る。また、回数券カードの場合、各取扱店1によりオフ
ラインターミナル5にて2次エンコード、即ちオンバリ
ューエンコードされ利用者に対して発行される。
【0036】これらの発行手順として、まず精算券カー
ドの場合、図7のフローに於けるステップ31にてメニ
ュー画面40のメニュー選択部40aから「精算券発
行」キーを選択して押圧し、図16に示す精算券カード
発行画面48を表示させる。次に、一次エンコードされ
た精算券カードを挿入スロット19から挿入し(ステッ
プ32)、画面48の金額入力部48aからカードの金
額を選択し(ステップ33)、集配車3のドライバー毎
に設定された暗証番号をテンキー入力部48bから入力
し、「暗証番号登録」キー48cを押圧し入力する(ス
テップ34)。次にステップ35に進み、スリット12
に領収書をセットし、ステップ36にて「印字」キー4
8dを押圧し、ステップ37にて実際に領収書に印字す
る。そして、ステップ38にて「排出/取消」キー48
eを押圧し、ステップ39にて2次エンコード、即ちオ
ンバリューエンコードされた精算券カードを排出し、実
際に取扱店1に料金と引き換えに手渡して終了する。
【0037】また、回数券カードの場合、上記と同様に
図7のフローに於けるステップ31にてメニュー画面4
0のメニュー選択部40aから「回数券発行」キーを選
択して押圧し、図15に示す回数券カード発行画面49
を表示させる。次に、1次エンコードされた回数券カー
ドを挿入スロット19から挿入し(ステップ32)、画
面49の金額入力部49aからカードの金額を選択し
(ステップ33)、各取扱店1毎に設定された暗証番号
をテンキー入力部49bから入力し、「暗証番号登録」
キー49cを押圧し入力する(ステップ34)。次にス
テップ35に進み、スリット12に領収書をセットし、
ステップ36にて「印字」キー49dを押圧し、ステッ
プ37にて実際に領収書に印字する。そして、ステップ
38にて「排出/取消」キー49eを押圧し、ステップ
39にて2次エンコードされた回数券カードを排出し、
実際に利用者に料金と引き換えに手渡して終了する。
【0038】ここで、上記したように精算券カード及び
回数券カードは運送会社等に設置された専用エンコーダ
51にて1次エンコードされたプリペイドカードを集配
車3により各取扱店1に運搬することとなるが、この際
に例えばこれらのカードを紛失し、或いは盗難にあった
場合(図19)、これらのカードが外部的には価値のな
い1次エンコードのみ施されているのみであることから
実際には使用することができず、集配車3のドライバー
の負担が軽減されている。また、回数券カードについて
は取扱店1に運ばれた後も2次エンコードされない限り
価値が付加されないことから、かつ発行時には暗証番号
を入力するようになっていることから回数券カードの販
売時に2次エンコードするように管理すれば各取扱店1
に於ける盗難対策の効果もある。
【0039】尚、上記した1次エンコードされたプリペ
イドカードを集配車3のドライバーが紛失し或いは盗難
にあった後、不正にいずれかのオフラインターミナル5
により2次エンコードされることが考えられるが、紛失
した時点若しくは盗難された時点で集配車3のドライバ
ーの連絡によりそのプリペイドカードのシリアル番号を
ワークステーション6に登録することで、例えばその日
のうちに各ICメモリカード7を介して各オフラインタ
ーミナル5に対してこのシリアル番号のプリペイドカー
ドが紛失した旨が登録されるようになっている。従って
このカードを不正に2次エンコードする際にシリアル番
号をチェックしてエンコード不可能とすることができ
る。また、その紛失登録が間に合わずに拾得カードが不
正に2次エンコードされた場合でも該当する取扱店1に
対して実際に渡したカードの金額と取扱店1が発行した
カードの金額とが不一致となることからこの不正を容易
に発見することができる。更に、例えばオフラインター
ミナル5が盗まれ、その盗まれたオフラインターミナル
5により上記紛失若しくは盗難カードが不正に2次エン
コードされた場合でもそのカードの使用時にシリアル番
号をチェックすることで使用不可能とすることができ
る。
【0040】上記各集配車3のドライバーが携帯するI
Cメモリカード7は、各オフラインターミナル5からの
荷物に関するデータ、金銭に関するデータ及び各種集計
データを各ワークステーション6に伝送するための媒体
として機能するが、逆に中央集配所2が増減した場合の
着所コードの変更及び運賃が変更された場合の運賃など
の登録、各種データの更新若しくは保守、点検などを行
うべくワークステーション6側からの管理データを各オ
フラインターミナル5に対して入力しする機能も有して
いる。具体的には、集配車3のドライバーが図8に示す
メニュー画面40のメニュー選択部40aから「設定」
キーを選択して押圧し、図14に示す設定画面50を表
示させ、そのメニュー選択部50aから設定項目を選択
し各ターミナル5内の第1データRAM30にICメモ
リカード7から管理データを取込めば良い。
【0041】以上のようにして各取扱店1に設置された
オフラインターミナル5がICメモリカード7を媒体と
してワークステーション6及びホストコンピュータ8と
の間で管理データの授受を定期的に行うことでネットワ
ークが構築されている。
【0042】
【発明の効果】上述の説明により明らかなように、本発
明に基づく宅配システムのデータ管理構造によれば、コ
ンピュータ若しくはホストコンピュータにオンライン接
続されたワークステーションと多数の集配所に設置され
たオフラインターミナルとの間でICメモリカードを介
して管理データの授受を行うようにし、このICメモリ
カードを上記ホストコンピュータ若しくはワークステー
ションの設置された中央集配所と各集配所との間を巡回
して荷物を搬送する車両等の搬送手段に付随させること
により、定期的にホストコンピュータとオフラインター
ミナルとの間でデータの授受を行うことができると共に
オンライン接続する場合に比較してその設備が簡便化さ
れ、設備コストが軽減される。また、上記搬送手段によ
り常にハンディターミナルを持ち運び、このハンディタ
ーミナルに各集配所に於ける管理データを入力する場合
に比較して、殆どの入力処理を予め各集配所にて行うこ
とができることから処理時間が短縮され、かつ荷物及び
金銭等に関するデータの管理が容易になる。以上のこと
から本発明の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された宅配システムの構成概念図
である。
【図2】本発明が適用された宅配システムに於けるオフ
ラインターミナルの模式的側面図である。
【図3】図2のオフラインターミナルの正面図である。
【図4】図2及び図3のオフラインターミナルの内部構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明による好適実施例の作動要領を説明する
フローチャートである。
【図6】本発明による好適実施例の作動要領を説明する
フローチャートである。
【図7】本発明による好適実施例の作動要領を説明する
フローチャートである。
【図8】図2及び図3に示すオフラインターミナルのタ
ッチパネル入力部の表示画面である。
【図9】図2及び図3に示すオフラインターミナルのタ
ッチパネル入力部の表示画面である。
【図10】図2及び図3に示すオフラインターミナルの
タッチパネル入力部の表示画面である。
【図11】図2及び図3に示すオフラインターミナルの
タッチパネル入力部の表示画面である。
【図12】図2及び図3に示すオフラインターミナルの
タッチパネル入力部の表示画面である。
【図13】図2及び図3に示すオフラインターミナルの
タッチパネル入力部の表示画面である。
【図14】図2及び図3に示すオフラインターミナルの
タッチパネル入力部の表示画面である。
【図15】図2及び図3に示すオフラインターミナルの
タッチパネル入力部の表示画面である。
【図16】図2及び図3に示すオフラインターミナルの
タッチパネル入力部の表示画面である。
【図17】図2及び図3に示すオフラインターミナルの
タッチパネル入力部の表示画面である。
【図18】図2及び図3に示すオフラインターミナルの
タッチパネル入力部の表示画面である。
【図19】本発明による好適実施例に於けるプリペイド
カードの搬送経路を模式的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1 取扱店 2 中央集配所 3 集配車 5 オフラインターミナル 6 ワークステーション 7 ICメモリカード 8 ホストコンピュータ 10 タッチパネル入力部 12 スリット 13 テーブル 16 プリンタ部 17 バーコードリーダ部 18 プリペイドカード用リーダライタ部 19 挿入スロット 20 ICメモリカード用リーダライタ部 21 挿入スロット 23〜27 I/O 28 CPU 29 プログラムROM 30 第1データRAM 31 第2データRAM 40 メニュー画面 40a メニュー選択部 41 利用画面 41a 残額表示部 41b 荷物仕様入力部 41c テンキー入力部 41d 機能選択部 41e 配達地域キー 41f 支払方法入力部 42、43 着所コード検索画面 44、45 伝票画面 44a、45a 印字キー 46、47 集計画面 46a、47a ICメモリカード登録キー 46b、47b 印字キー 48 精算券カード発行画面 48a 金額入力部 48b テンキー部 48c 暗証番号登録キー 48d 印字キー 48e 排出/取消キー 49 回数券カード発行画面 49a 金額入力部 49b テンキー部 49c 暗証番号登録キー 49d 印字キー 49e 排出/取消キー 50 設定変更画面 50a メニュー選択部 51 専用エンコーダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各地に散在する多数の集配所にて利用
    者から預かった荷物を搬送手段により中央集配所に集
    め、各荷物をその配達先近傍の中央集配所に配送し、該
    中央集配所のそれぞれから各配達先に届ける宅配システ
    ムに於て、 前記各集配所に設けられ、荷物に関するデータ、金銭に
    関するデータ及び各種集計データを記憶し、かつ管理す
    るオフライン端末装置と、 前記中央集配所に設けられた前記各データ管理用のコン
    ピュータ若しくはホストコンピュータにオンライン接続
    されたワークステーションと、 前記コンピュータ若しくは前記ワークステーション及び
    前記端末装置のいずれともデータの授受を行い得ると共
    に受取ったデータを記憶し得るICメモリカードとを有
    し、 前記ICメモリカードを前記搬送手段に付随させ、かつ
    前記端末装置と前記コンピュータ若しくは前記ワークス
    テーションとの間で前記ICメモリカードを媒介として
    データの授受を行うことによりネットワークを構築した
    ことを特徴とする宅配システムのデータ管理構造。
JP22480191A 1991-08-09 1991-08-09 宅配システムのデータ管理構造 Pending JPH0546633A (ja)

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