JPH0546577B2 - - Google Patents

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JPH0546577B2
JPH0546577B2 JP60112711A JP11271185A JPH0546577B2 JP H0546577 B2 JPH0546577 B2 JP H0546577B2 JP 60112711 A JP60112711 A JP 60112711A JP 11271185 A JP11271185 A JP 11271185A JP H0546577 B2 JPH0546577 B2 JP H0546577B2
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signal
voltage
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JP60112711A
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Inventor
Kimyoshi Yoshida
Kaoru Tomono
Eiji Tamaru
Hiroshi Benno
Akio Sakano
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH0546577B2 publication Critical patent/JPH0546577B2/ja
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【発明の詳細な説明】 本発明を以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G−1 位置検出板ユニツト(第1図、第2図) G−2 電圧検出手段及び信号取出部(第1図、
第2図) G−3 出力信号形成回路部(第1図、第2図) G−4 動作禁止部(第1図、第2図) G−5 再トリガ可能遅延回路の具体例(第3
図) G−6 イニシヤライズ信号発生回路の具体例
(第4図、第5図) G−7 変形例 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、タブレツト板におけるスタイラスの
位置が逐次検出されて図形等のデータが得られる
ようにされる図形表示あるいは作成装置等におい
て、タブレツト板及びスタイラスを含む部分を構
成するものとして用いられるに適した位置検出装
置に関する。
B 発明の概要 本発明は、複数の細条導体が配列された位置検
出板における複数の細条導体にその配列順に従つ
て順次所定の電圧もしくは電流を供給する電圧ま
たは電流供給走査を行い、位置検出板上に置かれ
た検出手段から複数の細条導体のうちの電圧もし
くは電流が印加されているものの位置に応じた検
出出力信号を得、信号取出部を設けて検出手段か
ら得られる検出出力信号から所定周波数の信号成
分を取り出すようにして、信号取出部の出力信号
のレベルが所定レベルを過ることに基づいて検出
手段の位置検出板上の位置をあらわす位置検出出
力を得る位置検出装置において、信号取出部の出
力信号のレベルが特定レベル以下となつた後の所
定期間では、位置検出板における複数の細条導体
に対する電圧または電流供給走査の開始を禁止す
ることにより、信号取出部の出力信号に含まれる
不要残存振動成分に起因する適正でない位置検出
出力が得られてしまうことを防止できるようにし
たものである。
C 従来の技術 タブレツト板上でスタイラスにより図形等が描
かれたとき、そのスタイラスのタブレツト板上の
位置が逐次検出されることによつて図形等に関す
るデータが得られるようにされる図形表示装置あ
るいは図形形成装置において、タブレツト板及び
スタイラスを含む部分を構成するものとして用い
られる位置検出装置は、タブレツト板を構成する
位置検出板とこの位置検出板上での位置が検出さ
れるスタイラスとを有するものとなるが、その1
つのタイプとして、スタイラスの位置が静電的な
手法により検出されるようになされたものが、例
えば、特開昭59−87583号公報にも記載されてい
る如くに提案されている。
斯かる位置検出装置においては、例えば、タブ
レツト板を構成する位置検出板が複数の細条導体
が一定の間隔で配されたものとされて、その複数
の細条導体に一定の時間間隔でそれらの配列の順
番に順次一定の電圧が供給される電圧供給走査が
なされ、スタイラスが、電圧が印加されている細
条導体の位置に応じた出力信号を発生する電圧検
出手段で構成され、このスタイラスを構成する電
圧検出手段の出力信号により、電圧検出手段のタ
ブレツト板を構成する位置検出板上の複数の細条
導体の配列方向の位置が検出される。
電圧検出手段は具体的には固定の容量を介して
接地された電極を備えて構成され、この電極によ
つて検出される電圧の大きさは電圧が印加されて
いる細条導体の電圧検出手段に対する位置の関数
となつて、複数の細条導体に一定の時間間隔でそ
れらの配列の順番に順次一定の電圧が供給された
とき、電圧検出手段からの検出出力信号は、この
一定の時間間隔ごとに段階状に変化して電圧検出
手段に最も近い細条導体に電圧が印加されるとき
最大レベルとなり、全体として、例えば、零から
正の或る値となり、この正の或る値から再び零に
戻るものとなる。そして、基準の時点、例えば、
位置検出板に対する電圧供給走査の開始時点か
ら、この電圧検出手段の検出出力信号が所定の帯
域通過フイルタを経て得られる出力信号のレベル
が所定レベルに達する時点、もしくは、その後特
定のレベルを横切る時点までの所要時間は、電圧
検出手段の位置検出板上の複数の細条導体の配列
方向の位置に対応するものとなる。従つて、この
電圧検出手段からの検出出力信号が適宜処理され
て、上述の所要時間に対応する位置検出用信号が
形成され、この位置検出用信号に基づいて、電圧
検出手段の位置検出板上の複数の細条導体の配列
方向の位置が検出される。
斯かる位置検出装置においては、位置検出板上
の複数の細条導体が、例えば、互いに直交するX
方向及びY方向に夫々配列され、電圧検出手段の
位置検出板上におけるX方向の位置及びY方向の
位置が順次検出される。斯かる場合、例えば、電
圧検出手段の位置検出板上におけるX方向の位置
の検出がなされた後直ちにY方向の位置の検出が
なされるようにされると、帯域通過フイルタか
ら、X方向の位置に応じた出力信号が得られた
後、極めて短時間のうちにY方向の位置に応じた
出力信号が得られることになり、その結果、X方
向の位置に応じた帯域通過フイルタからの出力信
号のリンギング成分が次のY方向の位置に応じた
帯域通過フイルタの出力信号に影響を及ぼして、
誤つた位置検出出力信号が形成されることになる
虞がある。
このため、このような帯域通過フイルタからの
出力信号のリンギング成分による不都合が生じな
いよう、X方向の位置に応じた出力信号のリンギ
ング成分が充分減衰した後にY方向の位置に応じ
た出力信号が得られるべく各方向の位置測定間隔
が設定される。各方向の位置測定の開始は、通
常、位置検出板に対する電圧供給走査を行う駆動
部を制御する制御部に検出開始要求信号が供給さ
れ、駆動部が検出開始要求信号に応じて電圧供給
走査を開始するようにされてなされるが、制御部
に対する検出開始要求信号の供給周期が、各位置
測定において生じる帯域通過フイルタからの出力
信号のリンギング成分が充分に減衰するに足る比
較的長い一定の期間とされることにより、あるい
は、各位置測定における測定終了時点が検出さ
れ、測定終了時点後帯域通過フイルタからの出力
信号のリンギング成分が充分に減衰するに要され
る期間をおいて、制御部に検出開始要求信号が供
給されるようになされることにより、上述の如く
の各方向の位置測定間隔の設定がなされる。
D 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の如くに、制御部に対する
検出開始要求信号の供給周期が、各位置測定にお
いて生じる帯域通過フイルタからの出力信号のリ
ンギング成分が充分に減衰するに足る比較的長い
一定の期間とされる、あるいは、各位置測定にお
ける測定終了時点が検出された後、帯域通過フイ
ルタからの出力信号のリンギング成分が充分に減
衰するに要される期間をおいて、制御部に検出開
始要求信号が供給されるようになされると、所定
期間内におけるX方向及びY方向の位置測定の結
果検出される測定点の数を多くできず、即ち、位
置測定におけるサンプリング・レートを高くでき
ず、位置測定精度を向上させることができないこ
とになり、また、測定終了時点の検出や測定終了
時点後の検出開始要求信号の供給時点の設定等を
行うための制御系が複雑になり、例えば、マイク
ロコンピユータが用いられる場合には、そのシス
テム設計及び動作プログラムの作成における負担
が増大する等の問題がある。
斯かる点に鑑み、本発明は、位置検出板の複数
の細条導体にその配列の順番に従つて順次電圧も
しくは電流が供給される電圧または電流供給走査
が行われ、位置検出板上に置かれた検出手段から
複数の細条導体のうちの電圧もしくは電流が印加
されているものの位置に応じた検出出力信号が得
られ、この検出出力信号から所定周波数の信号成
分を取り出す信号取出部の出力信号に基づいて位
置検出出力が得られるようにされたものであつ
て、信号取出部の出力信号に含まれるリンギング
成分、即ち、不要残存振動成分に起因する適正で
ない位置検出出力の発生を確実に防止でき、しか
も、位置検出におけるサンプリング・レートの向
上を図ることができるとともに、位置検出板に対
する電圧または電流供給走査を行う駆動部や位置
検出出力を得るための出力信号形成部等に対する
制御系を簡略化することができるものとされた位
置検出装置を提供することを目的とする。
E 問題点を解決するための手段 上述の目的を達成すべく、本発明に係る位置検
出装置は、複数の細条導体が所定間隔で並行して
配列された位置検出板と、複数の細条導体にそれ
らの配列の順番に順次電圧もしくは電流を供給す
る電圧または電流供給走査を行う駆動部と、位置
検出板上に置かれたとき、複数の細条導体のうち
の電圧もしくは電流が印加されているものの位置
に応じた検出出力信号を発生する検出手段と、検
出出力信号から所定周波数の信号成分を取り出す
信号取出部と、信号取出部の出力信号のレベルが
所定レベルを過ることを検出するレベル検出部を
含み、このレベル検出部の出力信号に基づいて検
出手段の位置検出板上の位置をあらわす位置検出
出力を得る出力信号形成部と、上述の信号取出部
の出力信号のレベルが特定レベル以下となつた後
の所定期間では、駆動部による電圧または電流供
給走査の開始を禁止する動作禁止部とを具備して
構成される。
F 作用 上述の如くの本発明に係る位置検出装置におい
ては、駆動部により行われる各電圧または電流供
給走査時、即ち、各位置検出動作時において、位
置検出板上に置かれた検出手段から得られる検出
出力信号から信号取出部によつて所定周波数の信
号成分が取り出され、斯かる信号取出部の出力信
号のレベルと所定レベルとの関係がレベル検出部
により検出されて、その検出結果に応じて検出手
段の位置検出板上の位置をあらわす位置検出出力
が得られるとともに、動作禁止部により、信号取
出部の出力信号のレベルが特定レベル以下となる
ことが検知され、信号取出部の出力信号のレベル
が特定レベルを越えることがないものとなつた後
の所定期間では、駆動部が次の電圧または電流供
給走査を開始することが禁止される。この信号取
出部の出力信号のレベルが特定レベルを越えるこ
とがないものとなつた後の所定期間内において、
信号取出部の出力信号に含まれるリンギング成
分、即ち、不要残存振動成分は充分に減衰し、そ
の所定期間の経過後に駆動部による電圧または電
流供給走査がなされて位置検出動作が行われて
も、信号取出部の出力信号に含まれる不要残存振
動成分に起因する不都合は生じない。
斯かる駆動部による電圧または電流供給走査の
開始が禁止される所定期間は、動作禁止部によ
り、例えば、レベル検出部の出力信号の利用のも
とに、各位置検出動作時において位置検出出力が
得られる時点に追従して自動的に設定されること
になり、また、その所定期間の経過後には、必要
に応じて、直ちに、駆動部による電圧または電流
供給走査がなされて位置検出動作が行われる状態
とすることができるので、信号取出部の出力信号
に含まれる不要残存振動成分に起因する不都合の
回避にあたつて不要な動作停止期間が形成される
ことがなくなる。
G 実施例 G−1 位置検出板ユニツト(第1図、第2図) 第1図は、本発明に係る位置検出装置の一例
を示し、先ず、位置検出板とそれに付随する駆
動部とを含む位置検出板ユニツトについて述べ
る。
この例においては、タブレツト板を構成する
位置検出板10が、絶縁層11上に細条導体
Y1,Y2……Ymが一定の間隔で並行して配列
されるとともに、その上に、絶縁層12を介し
て細条導体Y1,Y2〜Ymに直交する細条導体
X1,X2……Xnが一定の間隔で並行して配列さ
れ、図示されていないが、絶縁層12上にさら
に絶縁層が被着されて形成される構造とされて
いる。
この位置検出板10の細条導体X1〜Xn及び
細条導体Y1〜Ymの一端には、駆動部の一部を
形成するスイツチ回路22のスイツチ221
222……22n及びスイツチ回路23のスイ
ツチ231,231……23mが設けられてお
り、スイツチ回路22及び23の各スイツチの
端子A側が接地され、また、端子B側が共通の
電圧端子21に接続されている。
そして、所定の期間内において、同じく駆動
部の一部を形成するシフトレジスタ24の出力
端子N1,N2……Nnからスイツチ221〜22
nに一定の時間間隔で順次パルス信号が供給さ
れて、スイツチ221〜22nが一定の時間ず
つ順次端子A側から端子B側へ切り換えられ、
それにより、細条導体X1〜Xnに一定の時間ず
つ順次電圧端子21よりの一定の電圧Vccが供
給されるようになされている。また、これとは
別の所定の期間内において、同様に、駆動部の
一部を形成するシフトレジスタ25の出力端子
M1,M1……Mmからスイツチ231〜23m
に一定の時間間隔で順次パルス信号が供給され
て、スイツチ231〜23mが一定の時間ずつ
順次端子A側から端子B側へ切り換えられ、そ
れにより、細条導体Y1〜Ymに一定の時間ずつ
順次電圧端子21よりの一定の電圧Vccが供給
されるようになされている。
次に、上述の如くにして位置検出板10に配
された細条導体X1〜Xn及び細条導体Y1〜Ym
に電圧Vccの供給がなされることとなる、駆動
部による電圧供給走査が行われる状態について
述べる。
先ず、データ処理・制御部57から、第2図
に示される如くの、所定の周期を有した検出開
始要求信号Strが送出され、イニシヤライズ信
号発生回路59に供給される。また、イニシヤ
ライズ信号発生回路59には、後述される再ト
リガ可能遅延回路58からの、第2図の最下段
に示される如くの、禁止期間設定信号Sa供給
される。この禁止期間設定信号Saは、詳細は
後述されるが、ハイレベルをもつて駆動部によ
る電圧供給走査の開始を禁止する禁止期間をあ
らわす。
イニシヤライズ信号発生回路59は、禁止期
間設定信号Saがハイレベルをとり禁止期間を
あらわしている状態において検出開始要求信号
Strを受けると、第2図に示される如く、イニ
シヤライズ信号Siを立ち上がらせ、その後、禁
止期間設定信号Saがハイレベルからローレベ
ルに立ち下がり、禁止期間の終了を表わすと
き、その立下がりに応じてイニシヤライズ信号
Siを立ち下がらせる。このイニシヤライズ信号
Siは、制御信号発生回路43に供給される。
一方、クロツクパルス発生回路41から、例
えば、2400kHzの基本のクロツクパルスCoが得
られる。このクロツクパルスCoが分周回路4
2に供給されて分周され、例えば、60kHzとさ
れた第2図に示される如くのクロツクパルス
Csが得られ、このクロツクパルスCsが制御信
号発生回路43に供給される。
そして、イニシヤライズ信号発生回路59か
らのイニシヤライズ信号Siとクロツクパルス
Csとが供給される制御信号発生回路43から、
第2図に示される如くに、イニシヤライズ信号
Siの立下り後における最初のクロツクパルス
Csの立上りに同期して立ち上がり、クロツク
パルスCsの1周期分のパルス幅を有する検出
開始信号Stが得られる。さらに、制御信号発生
回路43からは、検出開始信号Stをもとに、検
出開始信号Stの立上り時点毎にレベルが反転す
る検出期間識別信号Sxyと、検出開始信号Stの
うちの検出期間識別信号Sxyが高レベルになる
検出期間Txにおけるパルスからなる信号Stx
と、検出開始信号Stのうちの検出期間識別信号
Sxyが低レベルになる検出期間Tyにおけるパ
ルスからなる信号Styとが得られる。
そして、クロツクパルスCsがシフトレジス
タ24にシフトパルスとして供給されるととも
に信号Stxがシフトレジスタ24にスタートパ
ルスとして供給されて、期間Tx内の信号Stx
の前縁の時点からクロツクパルスCsのn周期
分の時間が経過する時点までの駆動期間におい
て、シフトレジスタ24の出力端子N1〜Nn
に、第2図に示される如くに、夫々クロツクパ
ルスCsの1周期分のパルス幅を有するパルス
信号Px1,Px2……PxnがクロツクパルスCsの1
周期分の単位時間Tsずつ順次得られ、これら
パルス信号Px1〜Pxnがスイツチ回路22のス
イツチ221〜22nに供給されて、前述の如
くに、細条導体X1〜Xnに電源端子21よりの
電圧Vccが順次供給され、細条導体X1〜Xnに
対する電圧供給走査が行われる。
同様に、クロツクパルスCsがシフトレジス
タ25にシフトパルスとして供給されるととも
に信号Styがシフトレジスタ25にスタートパ
ルスとして供給されて、期間Ty内の信号Styの
前縁の時点からクロツクパルスCsのm周期分
の時間が経過する時点までの駆動期間におい
て、シフトレジスタ25の出力端子M1〜Mm
に、第2図に示される如く、夫々クロツクパル
スCsの1周期分のパルス幅を有するパルス信
号Py1,Py2……PymがクロツクパルスCsの1
周期分の単位時間Tsずつ順次得られ、これら
パルス信号Py1〜Pynがスイツチ回路23のス
イツチ231〜23mに供給されて、前述の如
くに、細条導体Y1〜Ymに電源端子21よりの
電圧Vccが順次供給され、細条導体Y1〜Ymに
対する電圧供給走査が行われる。
G−2 電圧検出手段及び信号取出部(第1図、
第2図) タブレツト板を構成する位置検出板10上で
図形等を描くスタイラスを構成する電圧検出手
段30は、検出電極31を備えており、この検
出電極31は、その頭部が、接地されたシール
ドケース33の外部に臨まされて位置検出板1
0上に置かれるとともに、シールドケース33
の内部において固定の、もしくは、シールドケ
ース33との間に形成される容量32を介して
接地される。さらに、検出電極31はシールド
ケース33の内部において電界効果トランジス
タ34のゲートに接続され、電界効果トランジ
スタ34のゲートと接地との間にバイアス抵抗
35が接続される。
そして、期間TxもしくはTy内において、細
条導体X1〜Xnもしくは細条導体Y1〜Ymに一
定の時間ずつ順次電圧Vccが与えられ、この電
圧Vccが与えられた細条導体と検出電極31と
の間に形成される容量が一定の時間間隔で順次
変化するのに伴つて、検出電極31に得られる
信号電圧Voのレベルが変化し、細条導体X1
Xnもしくは細条導体Y1〜Ymのうちの検出電
極31の位置に最も近いものに電圧Vccが与え
られるとき、信号電圧Voのレベルは最大にな
る。そして、この検出電極31に得られる信号
電圧Voが電界効果トランジスタ34でインピ
ーダンス変換されて、帯域通過フイルタを形成
する同調周波数、即ち、通過帯域中心周波数
が、例えば、7.5kHzの同調増幅回路51に供給
される。
この同調増幅回路51は、信号電圧Voから
7.5kHzの周波数成分を中心にした信号成分を取
り出す信号取出部の役割を果たす。
G−3 出力信号形成回路部(第1図、第2図) 電圧検出手段30からの信号電圧Voが供給
される同調増幅回路51からは、第2図に示さ
れる如くの、信号電圧Voが最大になる時点よ
り所定時間遅れた二時点で、夫々、大レベルピ
ーク部をもつた後接地レベルを正から負の向き
に横切るように変化する信号が、期間Txにお
いてはScxとして、また、期間Tyにおいては
Scyとして得られる。これらの信号Scx及び
Scyは、レベル検出部を形成するシユミツト・
トリガ回路52に供給されて、第2図に示され
如くに、信号Scx及びScyのレベルが一定の正
の電圧レベルVsを越える時点でハイレベルか
らローレベルに立ち下がり、その後、信号Scx
及びScyのレベルが接地レベルを正から負の向
きに過る時点でローレベルからハイレベルに立
ち上がる信号Szが得られる。
そして、制御信号発生回路43からの検出開
始信号StがRSフリツプ・フロツプ回路53の
セツト端子Sに供給され、シユミツト・トリガ
回路52より得られる信号SzがRSフリツプ・
フロツプ回路53のリセツト端子Rに供給され
て、RSフリツプ・フロツプ回路53より、検
出開始信号Stの立上り時に立ち上がり、その
後、各期間TxもしくはTyにおいて、同調増幅
回路51からの信号ScxもしくはScyが、電圧
レベルVsを越えた後最初に正から負の向きに
接地レベルを過る時点txもしくはtyである、信
号Szの上向きの矢印で示す最初の立上り時に
立ち下がる、第2図に示される如くの、信号
Gcが得られる。
このRSフリツプ・フロツプ回路53より得
られる信号Gcとクロツクパルス発生回路41
より得られる2400kHzのクロツクパルスCoとが
アンドゲート回路55に供給され、信号Gcが
ハイレベルとなる期間において、クロツクパル
スCoが抜き取られる。そして、検出開始信号
Stがカウンタ54のクリア端子CLRに供給さ
れてカウンタ54がクリアされるとともに、
RSフリツプ・フロツプ回路53より得られる
信号Gcがハイレベルとなる期間において、ア
ンド・ゲート回路55より得られるクロツクパ
ルスCcがカウンタ54のクロツク端子CKに供
給されて、カウントされる。これによつて、カ
ウンタ54では、期間Txにおいて時点t1xから
時点txまでの信号Gcがハイレベルとなる期間
にクロツクパルスCcの計測が行われ、時点t1x
から時点txまでの時間長が測定されて、この時
間長に対応する出力データが得られ、また、期
間Tyにおいて時点t1yから時点tyまでの信号Gc
がハイレベルとなる期間にクロツクパルスCc
の計測が行われ、時点t1yから時点tyまでの時
間長が測定されて、この時間長に対応する出力
データが得られる。
ここで、時点t1x及び時点t1yは、夫々、期間
Tx及び期間Tyにおける細条導体X1及びY1
即ち、X方向に配列された細条導体X1〜Xnの
うちの第1番目のもの及びY方向に配列された
細条導体Y1〜Ymのうちの第1番目のものに対
する電圧供給が開始される時点であり、期間
Tx及び期間Tyにおける細条導体X1〜Xn及び
Y1〜Ymに対する電圧供給に関連した基準時点
である。それゆえ、期間Txにおける時点t1x
ら時点txまでの時間長、従つて、この時間長に
対応したカウンタ54の出力データは、検出電
極31の位置検出板10上におけるX方向に配
列された細条導体X1〜Xnのうちの基準のもの
(1番目の細条導体X1)からの距離、即ち、X
方向における位置に応じたものとなり、また、
期間Tyにおける時点t1yから時点tyまでの時間
長、従つて、この時間長に対応したカウンタ5
4の出力データは、検出電極31の位置検出板
10上におけるY方向に配列された細条導体
Y1〜Ymのうちの基準のもの(1番目の細条導
体Y1)からの距離、即ち、Y方向における位
置に応じたものとなる。
これにより、カウンタ54は、期間Txの途
中のRSフリツプ・フロツプ回路53より得ら
れる信号Gcの立ち下がりから、その後の検出
開始信号Stの前縁の時点t1yまでの期間では、
そのときの検出電極31の位置検出板10上の
X方向の位置を示す内容の出力データを保持
し、また、期間Tyの途中のRSフリツプ・フロ
ツプ回路53より得られる信号Gcの立ち下が
りから、その後の検出開始信号Stの前縁の時点
t1xまでの期間では、そのときの検出電極31
の位置検出板10上のY方向の位置を示す内容
の出力データを保持することになる。
また、検出開始信号StがRSフリツプ・フロ
ツプ回路56のリセツト端子Rに供給され、シ
ユミツト・トリガ回路52より得られる信号
SzがRSフリツプ・フロツプ回路56のセツト
端子Sに供給されて、RSフリツプ・フロツプ
回路56より、カウンタ54の出力データが検
出電極31の位置検出板10上のX方向もしく
はY方向の位置を示す内容になつている期間中
の、時点txもしくはtyから次の検出開始信号St
の前縁の時点t1yもしくはt1xまでの間でハイレ
ベルとなる信号Seが得られる。
そして、制御信号発生回路43からの検出期
間識別信号sxyと、カウンタ54の出力データ
と、RSフリツプ・フロツプ回路56より得ら
れる、カウンタ54の出力データが検出電極3
1の位置検出板10上のX方向ないしY方向の
位置を示す内容になつている期間を示す信号se
が、データ処理・制御部57に供給されて、デ
ータ処理・制御部57から、検出電極31の位
置検出板10上のX方向及びY方向の位置を示
す位置データ出力が送出される。
さらに、RSフリツプ・フロツプ回路56よ
り得られる信号Seは、制御信号発生回路43
にも供給され、制御信号発生回路43から、信
号Seのローレベルからハイレベルへの立上り
に応じて走査中断信号Seが得られる。この走
査中断信号Ssは、シフトレジスタ24及び2
5に供給され、シフトレジスタ24及び25の
動作を停止させる。これにより、期間Txもし
くは期間Tyにおける信号Seのローレベルから
ハイレベルへの立上り時点以降、即ち、時点tx
もしくは時点ty以降の期間には、位置検出板1
0の細条導体X1〜Xnもしくは細条導体Y1
Ymに対する電圧供給走査が停止される。
また、期間Txもしくは期間Tyにおいて、例
えば、電圧検出手段30が位置検出板10上の
有効検出範囲を外れた位置に置かれており、細
条導体X1〜Xnもしくは細条導体Y1〜Ymに対
する電圧供給走査がなされても、同調増幅回路
51から電圧レベルVsを越える振幅を有した
信号ScxもしくはScyが得られない場合には、
シユミツト・トリガ回路52からの信号Szが
レベル変化を有さず、そのため、検出開始信号
Stの立上りの時点で立ち上がつたRSフリツ
プ・フロツプ回路53からの信号Gcは、立ち
下らずに継続的にハイレベルをとるものとな
る。
このとき、時点t1xもしくはt1yにおいて計測
を開始したカウンタ54は、予め設定された、
位置検出板の規模によつて定まる最大計数値を
越える時オーバーフロー信号Soを発生して、
データ処理・制御部57に送出する。さらに、
斯かる場合には、RSフリツプ・フロツプ回路
56からの信号Seはハイレベルを取らず、カ
ウンタ54の出力データが検出電極31の位置
検出板10上のX方向ないしY方向の位置を示
す内容になつている期間を示すものとはならな
い。このため、データ処理・制御部57は新た
な位置データ出力を送出する動作を行うことな
く、その期間Txもしくは期間Tyにおける動作
を終了する。
G−4 動作禁止部(第1図、第2図) そして、期間Txもしくは期間Tyにおいて、
レベル検出部を形成するシユミツト・トリガ回
路52から得られる信号Szは、再トリガ可能
遅延回路58にも供給される。再トリガ可能遅
延回路58は、期間Txにおける同調増幅回路
51から得られる信号Scxもしくは期間Tyに
おける同調増幅回路51から得られる信号Scy
のレベルが電圧レベルVsを越えるものとなる
とき得られる、第2図において下向きの矢印で
示される如くの、信号Szの立下りによつてト
リガされ、その出力端に、トリガされることに
よりハイレベルをとり、その後、予め設定され
た所定期間が経過したときローレベルに立ち下
がる前述の禁止期間設定信号Saが得られる。
この場合、再トリガ可能遅延回路58が再トリ
ガ可能であるがゆえに、禁止期間設定信号Sa
は、第2図に示される如く、期間Txもしくは
期間Tyにおける信号Szの最初の立下りの時点
でハイレベルに立ち上がつた後、信号Szが最
後に立ち下がる、即ち、信号Scxもしくは信号
Scyのレベルがその後電圧レベルVs以下となつ
た以後では電圧レベルVsを越えないものとな
る時点t2xもしくは時点t2yから、再トリガ可能
遅延回路58において設定された所定期間にハ
イレベルをとるものとなる。
斯かる再トリガ可能遅延回路58における所
定期間は、同調増幅回路51から得られる信号
Scxもしくは信号Scyに含まれる、時点txもし
くはtyの後にあらわれるリンギング成分が充分
に減衰するに足る長さを有するように設定され
る。即ち、期間Txもしくは期間Tyにおける禁
止期間設定信号Saがハイレベルからローレベ
ルへ立ち下がる時点t3xもしくは時点t3yにおい
ては、信号Scxもしくは信号Scyのリンギング
成分は充分に減衰したものとなる。
再トリガ可能遅延回路58からの禁止期間設
定信号Saは、前述の如く、イニシヤライズ信
号発生回路59に供給され、そのハイレベル部
分において、イニシヤライズ信号Siの検出開始
要求信号Strに応じてのローレベルからハイレ
ベルへの立ち上がりを許し、また、その立下り
において、イニシヤライズ信号Siをハイレベル
からローレベルへと立ち下がらせる。そして、
その結果、制御信号発生回路43が、シフトレ
ジスタ24及び25とスイツチ回路22及び2
3とを含む駆動部に、位置検出板10の細条導
体X1〜Xnもしくは細条導体Y1〜Ymに対する
電圧供給走査を開始させる。
換言すれば、再トリガ可能遅延回路58から
の禁止期間設定信号Saがハイレベルをとる期
間は、駆動部による細条導体X1〜Xnもしくは
細条導体Y1〜Ymに対する電圧供給走査が開始
されないことになる。細条導体X1〜Xnもしく
は細条導体Y1〜Ymに対する電圧供給走査に関
しての禁止期間であり、再トリガ可能遅延回路
58及びイニシヤライズ信号発生回路59は、
禁止期間設定信号Saをもつて、信号Scxもしく
は信号Scyのレベルが電圧レベルVs以下となつ
た後の所定期間において、駆動部による細条導
体X1〜Xnもしくは細条導体Y1〜Ymに対する
電圧供給走査の開始を禁止する動作禁止部を構
成しているのである。
このようにして、駆動部による細条導体X1
〜Xnもしくは細条導体Y1〜Ymに対する電圧
供給走査は、再トリガ可能遅延回路58からの
禁止期間設定信号Saがあらわす禁止期間の後
に、従つて、信号Scxもしくは信号Scyのリン
ギング成分が充分に減衰した後に開始されるこ
とになるので、位置検出動作に信号Scxもしく
は信号Scyのリンギング成分に起因する不都合
が生じることがない。
なお、イニシヤライズ信号発生回路59に供
給される再トリガ可能遅延回路58からの禁止
期間設定信号Saがローレベルにある状態で、
イニシヤライズ信号発生回路59にデータ処
理・制御部57からの検出開始要求信号Strが
供給される場合は、例えば、イニシヤライズ信
号Siの立下りに相当する信号が制御信号発生回
路43に供給され、駆動部による細条導体X1
〜Xnもしくは細条導体Y1〜Ymに対する電圧
供給走査が直ちに開始される。
このようにして、再トリガ可能遅延回路58
及びイニシヤライズ信号発生回路59によつて
構成される動作禁止部により、位置検出動作に
おける信号Scxもしくは信号Scyのリンギング
成分に起因して生じる不都合を回避するため
の、駆動部による電圧供給走査の開始が禁止さ
れる禁止期間が、期間Txもしくは期間Tyにお
いて信号Scxもしくは信号Scyが得られる時点
に追従して自動的に設定されることになり、ま
た、その禁止期間中に検出開始要求信号Strが
供給されるときには、禁止期間の経過後に、直
ちに、駆動部による電圧または電流供給走査が
開始されて位置検出動作が行われるので、信号
Scxもしくは信号Scyのリンギング成分に起因
する不都合の回避にあたつて不要な動作停止期
間が形成されることがない。
G−5 再トリガ可能遅延回路の具体例(第3
図) 第3図は、再トリガ可能遅延回路58の具体
構成例を示す。この例は、デイジタル回路構成
がとられたものとされており、カウンタ60が
用いられている。カウンタ60は、そのクリア
端子CLRにシユミツト・トリガ回路52から
の信号Szが供給されて、信号Szの立下りでク
リアされる。このとき、カウンタ60の最高ビ
ツト出力端Qnはローレベルにあり、最高ビツ
ト出力端Qnに接続されたインバータ61の出
力はハイレベルとなる。従つて、カウンタ60
のクロツク端子CKに接続されたアンドゲート
62がオンとされ、クロツク端子CKに、例え
ば、クロツクパルス発生回路41からのクロツ
クパルスCoがアンドゲート62を介して供給
されて、カウンタ60の計数動作がなされる。
斯かるカウンタ60のクリア動作は、信号Sz
の立下り毎になされる。
信号Szの最後の立下りの後、カウンタ60
の計数値が最高ビツト出力端Qnにハイレベル
が得られるものとなると、インバータ61の出
力はローレベルに立ち下がり、従つて、アンド
ゲート62がオフとされ、クロツク端子CKに
クロツクパルスCoが供給されず、カウンタ6
0の計数動作は停止される。
斯かる例においては、インバータ61の出力
が禁止期間設定信号Saとされ、信号Scxもしく
は信号Scyのレベルが電圧レベルVs以下となつ
た後の所定期間の長さは、カウンタ60の最高
ビツト出力端Qnにハイレベルが得られるもの
となる計数値で設定される。
G−6 イニシヤライズ信号発生回路の具体例
(第4図、第5図) 第4図は、イニシヤライズ信号発生回路59
の具体構成例を示す。この例も、デイジタル回
路構成がとられたものとされており、D−フリ
ツプ・フロツプ回路63が用いられている。D
−フリツプ・フロツプ回路63は、そのセツト
端子Sにデータ処理・制御部57からの検出開
始要求信号Strが供給されて、検出開始要求信
号Strの立上でセツトされ、出力端子Qにハイ
レベルの出力が得られる。従つて、データ端子
Dに接続されたアンドゲート64がオンとさ
れ、データ端子Dに、再トリガ可能遅延回路5
8からの禁止期間設定信号Saが供給される。
また、D−フリツプ・フロツプ回路63のクロ
ツク端子CKには、例えば、クロツクパルス発
生回路41からのクロツクパルスCoが供給さ
れており、禁止期間設定信号Saがハイレベル
にある限り、出力端子Qに得られる出力はハイ
レベルに維持される。そして、禁止期間設定信
号Saがローレベルに立ち下がると、例えば、
その後の最初のクロツクパルスCoの立上りの
時点で、出力端子Qに得られる出力はローレベ
ルに立ち下がる。
斯かる例においては、D−フリツプ・フロツ
プ回路63の出力端子Qに得られる出力がイニ
シヤライズ信号Siとされる。
第5図は、イニシヤライズ信号発生回路59
の他の具体構成例を示す。この例は、一対のナ
ンド回路65及び66が用いられて構成される
直結RSフリツプ・フロツプ回路として構成さ
れたもので、ナンド回路65に設けられた入力
端子にデータ処理・制御部57からの検出開始
要求信号Strがレベル反転されて供給されると
ともに、ナンド回路66に設けられた入力端子
に再トリガ可能遅延回路58からの禁止期間設
定信号Saが供給され、検出開始要求信号Strが
レベル反転されて供給される入力端子を有した
ナンド回路65の出力端子に得られる出力がイ
ニシヤライズ信号Siとされる。
G−7 変形例 なお、上述の例は、位置検出板10と、それ
に付随するスイツチ回路22及び23、及び、
シフトレジスタ24及び25等からなる駆動部
とを含む位置検出板ユニツトが、位置検出板1
0の複数の細条導体X1〜Xn及びY1〜Ymに順
次電圧VCCを供給する電圧供給走査を行うもの
とされ、位置検出板10上に電圧検出手段30
を配して位置検出をなすものとされているが、
本発明に係る位置検出装置は、位置検出板とそ
れに付随する駆動部とを含む位置検出板ユニツ
トが、位置検出板の複数の細条導体に順次所定
の電流を供給する電流供給走査を行うものとさ
れ、位置検出板上に電流検出手段を配して位置
検出をなすものとしても、上述の例の場合と同
様にして構成できるものである。
H 発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る位
置検出装置によれば、電圧または電流供給走査が
行われる位置検出板上に置かれた検出手段により
得られる検出出力信号から、所定周波数の信号成
分を取り出す信号取出部の出力信号に基づいて、
分解能の高い位置検出出力が得られるとともに、
信号取出部の出力信号のレベルが特定レベルを越
えることがないものとなつた後の所定期間が経過
するまでは、位置検出板に対する次の電圧または
電流供給走査の開始が禁止されることにより、信
号取出部の出力信号に含まれるリンギング成分、
即ち、不要残存振動成分に起因する適正でない位
置検出出力の発生が確実に防止される。
そして、斯かる位置検出板に対する次の電圧ま
たは電流供給走査の開始が禁止される所定期間
は、各位置検出動作時において位置検出出力が得
られる時点に追従して自動的に設定され、また、
その所定期間の経過後には、直ちに、位置検出板
に対する電圧または電流供給走査が開始されて位
置検出動作が行われる状態とすることができるの
で、信号取出部の出力信号に含まれる不要残存振
動成分に起因する不都合の回避にあたつて不要な
動作停止期間が形成されることがなくなる。従つ
て、位置検出におけるサンプリング・レートの向
上を図ることができるとともに、位置検出板に対
する電圧あるいは電流供給走査を行う駆動部や位
置検出出力を得るための出力信号形成部等に対す
る制御系を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る位置検出装置の一例を示
す概略構成図、第2図は第1図に示される例の動
作説明に供される波形図、第3図、第4図及び第
5図は、夫々、第1図に示される例の一部分の具
体構成例を示すブロツク図である。 図中、10は位置検出板、22及び23はスイ
ツチ回路、24及び25はシフトレジスタ、30
は電圧検出手段、31は検出電極、43は制御信
号発生回路、51は同調増幅回路、52はシユミ
ツト・トリガ回路、54はカウンタ、57はデー
タ処理・制御部、58は再トリガ可能遅延回路、
59はイニシヤライズ信号発生回路、X1〜Xn及
びY1〜Ymは細条導体である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の細条導体が所定間隔で並行して配列さ
    れた位置検出板と、 上記複数の細条導体に所定の期間づつそれらの
    配列の順番に順次電圧もしくは電流を供給する電
    圧または電流供給走査を行う駆動部と、 上記位置検出板上に置かれたとき、上記複数の
    細条導体のうちの電圧もしくは電流が印加されて
    いるものの位置に応じた検出出力信号を発生する
    検出手段と、 上記検出出力信号から所定周波数の信号成分を
    取り出す信号取出部と、 該信号取出部の出力信号のレベルが所定レベル
    を過ることを検出するレベル検出部を含み、該レ
    ベル検出部の出力信号に基づいて上記検出手段の
    上記位置検出板上の位置をあらわす位置検出出力
    を得る出力信号形成部と、 上記信号取出部の出力信号のレベルが特定レベ
    ル以下となつた後の所定期間では、上記駆動部に
    よる電圧または電流供給走査の開始を禁止する動
    作禁止部と、 を備えて構成された位置検出装置。 2 上記動作禁止部は、検出開始要求信号が供給
    されるとともに上記レベル検出部の出力信号によ
    つて再トリガ可能とされた遅延回路を含み、該遅
    延回路により定まる遅延期間中に上記検出開始要
    求信号が供給された場合には、上記遅延期間の終
    了後に上記駆動部に電圧または電流供給走査を開
    始させることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の位置検出装置。
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