JPH0546321B2 - - Google Patents

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JPH0546321B2
JPH0546321B2 JP60233877A JP23387785A JPH0546321B2 JP H0546321 B2 JPH0546321 B2 JP H0546321B2 JP 60233877 A JP60233877 A JP 60233877A JP 23387785 A JP23387785 A JP 23387785A JP H0546321 B2 JPH0546321 B2 JP H0546321B2
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JP
Japan
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group
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halogen atom
represented
phenoxyalkyl
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Akira Seo
Hideo Sugano
Noboru Hasegawa
Kenichi Ikeda
Akira Nishimura
Yukio Myagi
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Nihon Nohyaku Co Ltd
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Nihon Nohyaku Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式(): 〔但し、式中、Rは水素原子;炭素原子数1乃至
8のアルキル基;炭素原子数3乃至6のシクロア
ルキル基;メチレン基;低級アルケニル基;ハロ
ゲン原子、シアノ基、低級アルコキシ基、低級ア
ルキルチオ基、カルバモイル基、アシル基若しく
はアルケノイルオキシ基で置換された低級アルキ
ル基;
【式】(R1は水素原子、ハ ロゲン原子、直鎖又は分枝鎖状の低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ハロアルコキシ基、フエ
ノキシ基、メチレンジオキシ基を示し、mは1乃
至3の整数を示す)で表わされるフエニル基;ベ
ンジル基;メチレンジオキシベンジル基;フエノ
キシアルキル基;ハロゲン原子によつて置換され
たフエノキシアルキル基;ナフチル基又は置換さ
れていてもよいピリジル基を示す。〕 で表わされる化合物を有効成分として含有するこ
とを特徴とする非医療用殺菌剤に関する。 更に本発明は構造式(): で表わされる1−シアノメチルイミダゾールと二
硫化炭素を塩基の存在下で反応させた後、一般式
(): 〔但し、式中Xはハロゲン原子、メシルオキシ
基、トシルオキシ基を示し、前記式()で示し
たものを表わす。〕 で表わされる化合物を反応させて、一般式
(): (但しRは前記に同じ) で表わされる化合物を得ることを特徴とする非医
療用殺菌剤の製造方法に関する。 本発明者らはケテンS、S−アセタールについ
て鋭意検討を重ねた結果、一般式()で表わさ
れる化合物が非医療用殺菌剤、特に農業用殺菌剤
として有用であることを見いだし本発明を完成さ
せたものである。 一般式()で表わされる化合物は、下記に示
す方法によつて製造できる。 (但し式中Rは前記に同じ、Xはハロゲン原子、
メシルオキシ基、トシルオキシ基を示す。)即ち、
構造式()で表わされる1−シアノメチルイミ
ダゾールと二硫化炭素を塩基及び溶媒の存在下反
応を行い構造式()で表わされる中間体とし、
この中間体を単離することなく一般式()で表
わされるアルキルジハライド類と反応させること
によつて一般式()で表わされる化合物を得る
ことができる。 本発明で使用できる溶媒としては、本反応の進
行を阻害しないものであれば良く、例えばメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等のアルコ
ール類;ジメチルスルホキシド、ジメチルホルム
アミド、ヘキサメチレンホスホロアミド水等を挙
げることができる。これらの溶媒は、単独でも使
用されるが混合しても使用することができる。 本発明で使用できる塩基としては、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等を挙げることができ、これらは個体のまま使
用することもできるし溶液に溶解させて使用する
こともできる。 反応温度は0乃至100℃の範囲から選択すれば
良いが、特に室温附近で反応を行うのが好まし
い。 反応時間は、0.5乃至24時間の範囲から適宜選
択すれば良い。 塩基の使用量は構造式()で表わされる1−
シアノメチルイミダゾール1モルに対し2乃至4
倍モルの範囲から選択すれば良い。 反応終了後反応液を常法どおり処理すれば良
く、例えば適当な溶媒で抽出分離し、更に再結晶
又はカラムクロマトグラフイー法により精製する
ことができる。 一般式()で表わされる化合物は、多くの場
合下記に示される2種類の幾何異性体の混合物と
して得られる。
【式】
【式】 上記のZ体及びE体の混合物は、多くの場合適
当な分離手段、例えば再結晶法、クロマトグラフ
イー法等で各々の異性体に単離できる。 本発明は幾何異性体、即ちE体及びZ体並びに
両者の任意の割合の混合物全てを包含するもので
ある。 本発明の一般式()で表わされる化合物の代
表例を第1表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 以下に本発明の実施例を示す。 実施例 1 2−(1−イミダゾリル)−2−(4−イソブチ
ル−1,3−ジチオラン−2−イリデン)アセ
トニトリルの合成(化合物No.8及び9) 1−シアノメチルイミダゾール0.55g(0.005
モル)、二硫化炭素0.4g(0.005モル)及びジメ
チルスルホキシド10mlの混合溶液に撹拌下水酸化
カリウム粉末0.8g(0.014モル)を添加し、室温
下1時間反応を行つた。その後、1,2−ジブロ
モ−4−メチルペンタン1.5g(0.006モル)を撹
拌下滴下し、2時間反応を行つた。反応終了後、
反応液に水20mlを加え酢酸エチルで抽出し、有機
層を水洗、乾燥した。溶媒を留去し、存渣をシリ
カゲルクロマトグラフイーで精製し、Z体0.45g
及びE体0.3gをそれぞれ無色結晶として得た。 Z体(化合物No.8)融点73.3℃ 収率34% E体(化合物No.9)融点118.1℃ 収率23% 実施例 2 2−(1−イミダゾリル)−2−(4−クロロメ
チル−1,3−ジチオラン−2−イリデン)ア
セトニトリルの合成(化合物No.25) 1−シアノメチルイミダゾール0.55g(0.005
モル)、二硫化炭素0.4g(0.005モル)及びジメ
チルスルホキシド10mlの混合溶液に撹拌下水酸化
カリウム粉末0.8g(0.014モル)を添加し、室温
下1時間反応を行う。その後、1,2−ジブロモ
−3−クロロプロパン1.4g(0.006モル)を撹拌
下滴下し、2時間反応を行つた。反応終了後、反
応液に水20mlを加え酢酸エチルで抽出し、有機層
を水洗、乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフイーで精製し、酢酸エチル−
n−ヘキサンより再結晶して目的物0.8gを無色
結晶として得た。 融点96.2℃ 収率62% 実施例 3 2−(1−イミダゾリル)−2−(4−メチリデ
ン、1,3−ジチオラン−2−イリデン)アセ
トニトリル(化合物No.23) 実施例2で得られた2−(1−イミダゾリル)−
2−(4−クロロメチル−1,3−ジチオラン−
2−イリデン)アセトニトリル0.52g(0.002モ
ル)、DBU0.31gをテトラヒドロフラン10mlに溶
解し、加熱還流下1時間反応を行つた。放冷後析
出した塩を別し、液を濃縮して得た粗結晶を
酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶して目的物
0.35gを結晶として得た。 融点115.7℃ 収率79% 実施例 4 2−(1−イミダゾリル)−2−〔4−(2,4−
ジクロロフエニル)−1,3−ジチオラン−2
−イリデン〕アセトニトリルの合成(化合物No.
52及び53) 1−シアノメチルイミダゾール0.55g(0.005
モル)、二硫化炭素0.4g(0.005モル)及びジメ
チルスルホキシド10mlの混合溶液に撹拌下水酸化
カリウム粉末0.8g(0.014モル)を添加し、室温
下1時間反応を行う。その後、2′,4′−ジクロロ
−1,2−ジブロモエチルベンゼン20g(0.006
モル)を撹拌下滴下し、2時間反応を行つた。反
応終了後、反応液に水20mlを加え酢酸エチルで抽
出し、有機層を水洗、乾燥した。溶媒を留去し残
渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精製してZ
体の0.25g及びE体0.5gをそれぞれ黄色粘稠物
として得た。 収率42% 融点110.5℃(Z体) 融点100.4℃(E体) 実施例 5 2−(1−イミダゾリル)−2−〔4−(2−イソ
プロピルフエニル)−1,3−ジチオラン−2
−イリデン〕アセトニトリルの合成(化合物No.
47) 1−シアノメチルイミダゾール0.55g(0.005
モル)、二硫化炭素0.4g(0.005モル)及びジメ
チルホルムアミド10mlの混合溶液に水酸化カリウ
ム粉末0.8g(0.014モル)を添加し、室温下に1
時間撹拌反応した。その後、2′−イソプロピル−
1,2−ジブロモエチルベンゼン1.8g(0.006モ
ル)を撹拌下に滴下し、さらに2時間反応を行な
つた。反応終了後、反応液に水20mlを加え酢酸エ
チルで抽出し、有機層を水洗、乾燥した。溶媒を
留去し残渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精
製し、淡黄色油状物として目的物を得た。n16 D
1.6196収率34% 一般式()で表わされる化合物は諸種の植物
の病害を防除する作用を有する。例えば稲イモチ
病(Pyricularia oryzae);大麦、小麦のウドン
コ病(Erysiphe graminis)並びにキユウリのウ
ドンコ病(Sphaerotheca fuliginea)、リンゴの
ウドンコ病(Podosphaera leucotricha)及びブ
ドウのウドンコ病(Uncinula necator)の如き
種々の宿主植物について他のウドンコ病;小麦の
サビ病(Puccinia vecondita);エンバクの冠サ
ビ病(Puccinia coronate)及び他の宿主植物の
サビ病;トマトの灰色疫病(Phytophthora
capsici)及び他の宿主植物の疫病等の病害の防
除にきわめて有効である。 上述の目的のために、上記一般式()で表わ
される化合物は非医療用薬製剤上の常法に従つて
適当な形状に製剤して使用する。即ち、上記一般
式()で表わされる化合物は、これを適当な不
活性な担体に要するなら補助剤と一諸に適当な不
活性な担体に要するなら補助剤と一緒に適当な割
合に配合して溶解、分散、懸濁、混合含浸、吸着
若しくは付着させ適且の剤型例えば溶液、懸濁
液、乳剤、油剤、水和剤、粉剤、粒剤、錠剤、ペ
レツト、ペースト剤等に製剤すればよい。 本発明で使用できる不活性担体としては、固
体、液体のいずれであつてもよく固体の担体とな
りうる材料としては、例えばダイズ粉、穀物粉、
木粉、樹皮粉、鋸粉、タバコ茎粉、クルミ穀粉、
ふすま、繊維素粉末、植物エキス抽出後の残渣等
の植物性粉末;紙、ダンボール類、ふるぎれ等の
繊維製品;粉砕合成樹脂等の合成重合体;粘土類
(例えばカオリン、ベントナイト、酸性白土)、タ
ルク類(例えばタルク、ヒロフイライト)、シリ
カ類(例えば珪藻土、珪砂、雲母、ホワイトカー
ボン〔含水微粉珪素、含水珪酸ともいわれる合成
高分散珪酸で、製品により珪酸カルシウムを主成
分として含むものもある〕)、活性炭、イオウ粉
末、軽石、焼成珪藻土、レンガ粉砕物、フライア
ツシユ、砂、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム等
の無機鉱物性粉末;硫安、燐安、硝安、尿素、塩
安等の化学肥料、堆肥等を挙げることができる。
これらは単独で若しくは2種以上の混合物の形で
使用される。液体の担体となりうる材料として
は、それ自体溶媒能を有するもののほか、溶媒能
を有さずとも補助剤の助けにより有効成分化合物
を分散させうることとなるものから選ばれ、例え
ば次のものがあるが、これらは単独で若しくは2
種以上の混合物の形で使用される;水、アルコー
ル類(例えばメタノール、エタノール、イソブロ
バノール、ブタノール、エチレングライコール)、
ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン)、エーテル類(例えばエ
チルエーテル、ジオキサン、セロソルブ、ジプロ
ピルエーテル、テトラハイドロフラン)、脂肪族
炭化水素類(例えばガソリン、ケロシン、鉱油)、
芳香族炭化水素類(例えばベンゼン、トルエン、
キシレン、ソルベントナフサ、アルキルナフタレ
ン)、ハロゲン化炭化水素類(例えばジクロロエ
タン、塩素化ベンゼン、クロロホルム、四塩化炭
素)、エステル類(例えば酢酸エチル、ジブチル
フタレート、ジイソプロピルフタレート、ジオク
チルフタレート)、酸アミド類(例えばジメチル
ホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチル
アセタマイド)、ニトリル類(例えばアセトニト
リル)、ジメチルスルホキサイド等。 補助剤としては次のものを挙げることができ
る。 これらの補助剤は目的に応じて使用される。あ
る場合には2種以上の補助剤を併用する。またあ
る場合には、全く補助剤を使用しないこともあ
る。有効成分化合物の乳化、分散、可溶化または
及び湿潤の目的のために界面活性剤が使用され
る。例えば次のものが挙げられる:ポリオキシエ
チレン、アルキルアリールエーテル、ポリオキシ
エチレン、アルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ン、高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン、
樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン、ソルビタ
ンモノラウレート、ポリオキシエチレン、ソルビ
タンモノオレエート、アルキルアリールスルホン
酸塩、ナフタレンスルホン酸縮合物、リグニンス
ルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル等、有
効成分化合物の分散安定化、粘着または及び結合
の目的のために例えば次のものを使用することも
よい:カゼイン、ゼラチン、でん粉、アルギン
酸、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、アラビアゴム、ポリビニアルコール、松根
油、糖油、ベントナイト、リグニンスルホン酸塩
等。 固体製品の流動性改良の目的のために次のもの
を使用することもよい:ワツクス等、ステアリン
酸塩、燐酸アルキルエステル等。 懸濁性製品の解こう剤として次のものを使用
することもよい:ナフタレンスルホン酸縮合物、
縮合燐酸塩等。 消泡剤例えばシリコン油等を添加することも可
能である。 本発明において、有効成分の適用量は、化合物
の種類、対象、使用方法等によつて必ずしも一定
しないが、有効成分として10アール当り5〜500
gの範囲から選ぶことができる。 本発明薬剤は、それが適用される時に同様に使
用されうる農薬、肥料、植物栄養素等と混合組成
して又は併用して使用することもできる。 例えば本発明化合物を有効成分とする農園芸用
殺菌剤をもつて病害を防除する場合、この病害の
発生と時期を同じくする他の病害虫の防除剤を混
合することによつて多目的防除剤とすることもで
きる。例えばアセフエート、アルフエート、マラ
ソン、MEP、BPMC、MTMC、ブプロフエジン
等の殺虫剤、EDDP、IBP、イソプロチオラン等
の殺菌剤を挙げることができる。 次に本発明薬剤の有効性を証するために若干の
試験例と処方例を示すが、本発明はこれらのみに
限定されるものではない。 試験例 1 大麦ウドンコ病の治療効果試験 直径12cmの磁性ポツトに栽培した大麦(品種関
東6号、2葉期)にウドンコ病菌(Erysiphe
graminis F.sp.hordei)をふりかけ接種し、1日
後に有効成分として本発明化合物を含む薬剤を所
定濃度に希釈し、スプレーガンを使用してターン
テーブル上で散布した。散布後25℃の温室に保管
し、接種7日後に無処理区と比較してそれぞれの
防除効果を調査した。 判定は下記の基準による。 4:防除価 100〜95% 3:防除価 94〜80% 2:防除価 79〜60% 1:防除価 59〜0% 結果を第2表に示す。
【表】
【表】
【表】 試験例 2 灰色カビ病防除効果 素焼鉢に植えたキユウリ(品種:落合節成、5
葉期)に本発明化合物を有効成分とする薬剤を所
定濃度に希釈し、スプレーガンで充分に散布し、
散布1日後に灰色カビ病菌(Botrytis cinerea)
の菌厳を接種した。湿室に3日間置いた後、一葉
づづの病斑直径を調査して防除率を算出し、試験
例1と同じ基準で効果の判定を行つた。 結果を第3表に示す。
【表】
【表】
【表】 試験例 3 キユウリつる割病菌汚染種子の消毒試験 つる病菌(Fusarium oxysporum f.sp.
cucumerinum)に汚染されたキユウリ種子を所
定濃度の薬液に20時間浸漬した後、フザリウム用
選択培地(駒田培地)に置床し、1週間後に培地
上の種子の周囲の菌厳の生育状況を調査し、無処
理と比較して防除価を算出し、試験例1と同じ基
準で効果を判定した。 結果を第4表に示す。
【表】
【表】
【表】 試験例 4 稲イモチ病防除効果 直径9cmの素焼鉢に植えた稲(品種:日本晴、
5葉期、10本植え)に本発明化合物を有効成分と
する薬剤の所定濃度に調製した薬液をスプレーガ
ンで充分に散布し、散布1日後に稲イモチ病菌
(Pyricularia oryzae)の胞子懸濁液を噴霧接種
した。湿室に20時間置いた後、温室に移し、接種
6日後に病斑数を調査し無処理区と比較して防除
価を算出し、試験例1と同じ基準で効果の判定を
行つた。 結果を第5表に示す。
【表】
【表】
【表】 試験例 5 イネ馬鹿苗病/種子消毒効果試験 馬鹿苗病菌(Gibberella fujikuroi)b汚染さ
れたイネ籾を、有効成分として本発明化合物を含
む所定濃度の薬液に20時間浸漬した後、フザリウ
ム(Fusarium)菌用選択培地(駒田培地)に置
床し、25℃で1週間培養した後馬鹿苗病菌の生育
した籾数を求めて無処理区と比較してそれぞれの
防除効果を算出した。 判定は下記の基準による。 10:防除価 100〜95 9: 94〜85 8: 84〜75 7: 74〜65 6: 64〜55 5: 54〜45 4: 44〜35 3: 34〜25 2: 24〜15 1: 14〜5 結果を第6表に示す。
【表】
【表】 処方例 1:水和剤 化合物番号10 50部 珪藻土・クレーの混合物 45部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル5部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 処方例 2:乳剤 化合物番号34 20部 テトラヒドロフラン 20部 キシレン 45部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテルとア
ルキルベンゼンスルホン酸塩の混合物 15部 以上を均一に混合溶解して乳剤とする。 処方例 3:粉剤 化合物番号53 4部 珪藻土・クレー・タルクの混合物 95部 ステアリン酸カルシウム 1部 以上を均一に混合粉砕して粉剤とする。 処方例 4:粒剤 化合物番号66 3部 ベントナイト・クレーの混合物 92部 リグニンスルホン酸カルシウム 5部 以上を均一に混合粉砕して適量の水を加えてよ
く混練し造粒して粒剤とする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(): 〔但し、式中、Rは水素原子;炭素原子数1乃至
    8のアルキル基;炭素原子数3乃至6のシクロア
    ルキル基;メチレン基;低級アルケニル基;ハロ
    ゲン原子、シアノ基、低級アルコキシ基、低級ア
    ルキルチオ基、カルバモイル基、アシル基若しく
    はアルケノイルオキシ基で置換された低級アルキ
    ル基;【式】(R1は水素原子、ハ ロゲン原子、直鎖又は分枝鎖状の低級アルキル
    基、低級アルコキシ基、ハロアルコキシ基、フエ
    ノキシ基、メチレンジオキシ基を示し、mは1乃
    至3の整数を示す)で表わされるフエニル基;ベ
    ンジル基;メチレンジオキシベンジル基;フエノ
    キシアルキル基;ハロゲン原子によつて置換され
    たフエノキシアルキル基;ナフチル基又は置換さ
    れていてもよいピリジル基を示す。〕 で表わされる化合物を有効成分として含有するこ
    とを特徴とする非医療用殺菌剤。 2 構造式(): で表わされる1−シアノメチルイミダゾールと二
    硫化炭素を塩基の存在下で反応させた後、一般式
    (): 〔但し、式中Xはハロゲン原子、メシルオキシ
    基、トシルオキシ基を示し、 Rは水素原子;炭素原子数1乃至8のアルキル
    基;炭素原子数3乃至6のシクロアルキル基;メ
    チレン基;低級アルケニル基;ハロゲン原子、シ
    アノ基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ
    基、カルバモイル基、アシル基若しくはアルケノ
    イルオキシ基で置換された低級アルキル基;
    【式】(R1、は水素原子、ハロゲ ン原子、直鎖又は分枝鎖状の低級アルキル基、低
    級アルコキシ基、ハロアルコキシ基、フエノキシ
    基、メチレンジオキシ基を示し、mは1乃至3の
    整数を示す)で表わされるフエニル基;ベンゼン
    基;メチレンジオキシベンジル基;フエノキシア
    ルキル基;ハロゲン原子によつて置換されたフエ
    ノキシアルキル基;ナフチル基又は置換されてい
    てもよいピリジル基を示す。〕 で表わされる化合物を反応させて、一般式
    (): 〔但し、式中Rは前記のものを示す。〕 で表わされる化合物を得ることを特徴とする非医
    療用殺菌剤の製造方法。
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