JPH0546287Y2 - - Google Patents

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JPH0546287Y2
JPH0546287Y2 JP1988025771U JP2577188U JPH0546287Y2 JP H0546287 Y2 JPH0546287 Y2 JP H0546287Y2 JP 1988025771 U JP1988025771 U JP 1988025771U JP 2577188 U JP2577188 U JP 2577188U JP H0546287 Y2 JPH0546287 Y2 JP H0546287Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、発光素子等を搭載する気密ガラス端
子などの上方周囲を気密性を持たせて覆う光透過
用キヤツプに関する。
[従来の技術] 上記光透過用キヤツプとして、従来より、第3
図に示したような、キヤツプ1aがある。
このキヤツプ1aは、有底の金属製の筒体2の
上端縁2aに外方に向けてフランジ3を延設させ
た構造をしている。そして、該キヤツプの底壁6
中央に光透過用の円形状の透孔4が穿設してあ
る。そして、該透孔4をキヤツプ1a内側から球
状の硬質ガラス製の光透過窓5で覆つて、該光透
過窓5を低融点ガラス7を用いてキヤツプ1aに
固着してある。
ところで、従来、このキヤツプ底壁6の透孔4
を覆う光透過窓5をキヤツプ1aに的確に高気密
性を持たせて固着することが困難であつた。
これは、上記光透過窓5を低融点ガラス7を用
いてキヤツプ1aに固着する際に、低融点ガラス
7が、光透過窓5周囲に十分な丈高のメニスカス
形状を描いて付着せずに、第3図に示したよう
に、丈低のメニスカス形状を描いてしか付着しな
いからである。
そこで、近時は、第2図に示したように、上記
キヤツプ1b内底面の透孔4周囲を段差状にえぐ
りとつて、該段差部8内側のキヤツプ1b内底面
に上記透孔4を覆う光透過窓5を載置して、該光
透過窓5を低融点ガラス7を用いてキヤツプ1b
内底面に固着していた。即ち、このようにすれ
ば、段差部8内側の低融点ガラス7が、該段差部
8周囲の側壁に阻止されてキヤツプ1b内底面に
広く広がらないため、上記低融点ガラス7を光透
過窓5周囲に丈高のメニスカス形状を描いて十分
に付着させることができるからである。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記第2図に示したように、キ
ヤツプ1b内底面の透孔4周囲に段差部8を切削
等により形成することは、多大な手数と時間を要
した。また、同じ第2図に示したように、キヤツ
プ底壁6をプレス加工により他のキヤツプ1b壁
面に比べて厚く形成することは極めて困難であつ
た。
本考案は、かかる問題点を解消するためのもの
で、その目的は、光透過窓を低融点ガラスを用い
て高気密性を持たせてキヤツプに容易かつ強固に
固着させることの可能な、光透過用キヤツプを提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の光透過用
キヤツプは、第1図にその構成例を示したよう
に、透孔4を備えたキヤツプ10内底面に上記透
孔4周囲を囲むリング部材11を載置するととも
に、該リング部材11内側のキヤツプ10内底面
に上記透孔4を覆う光透過窓5を載置して、該光
透過窓5を低融点ガラス7を用いて上記リング部
材11とともにキヤツプ10内底面に固着し、上
記透孔4をその内側から光透過窓5で覆つてなる
ことを特徴とする。
[作用] 本考案の光透過用キヤツプにおいては、キヤツ
プ10内底面に載置した透孔4周囲を囲むリング
部材11の内側壁が、該リング部材11内側の光
透過窓5周囲の低融点ガラス7がキヤツプ10内
底面に広く広がるのを阻止する。そして、該低融
点ガラス7が、キヤツプ底壁6の透孔4を覆う光
透過窓5周囲に丈高のメニスカス形状を描いてキ
ヤツプ10内底面と光透過窓5とに亙つて付着し
た状態で冷却固化する。
またそれとともに、上記低融点ガラス7が、キ
ヤツプ10内底面にリング部材11を固着させた
状態で冷却固化する。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に従い説明する。
第1図は本考案の光透過用キヤツプの好適な実
施例を示し、詳しくは該キヤツプの断面図を示
す。以下、上記図中の実施例を説明する。
図において、10は、プレス加工により形成し
た有底の筒状をしたコバール(Fe−Ni−Co合
金)等からなる金属製のキヤツプであつて、該キ
ヤツプ10の筒状をした上端縁2aに、外方に向
けてフランジ3が延設してある。そして、上記キ
ヤツプ10は、その底壁6、筒状をした側壁2お
よびフランジ3がほぼ同一な厚さに形成してあ
る。
このキヤツプの底壁6中央に、光透過用の円形
状をした透孔4が穿設してある。
そして、本考案のキヤツプ10においては、次
のようにして、上記キヤツプ底壁6の透孔4を球
状をした硬質ガラス製の光透過窓5で覆つてい
る。
即ち、酸化雰囲気中で加熱して表面に酸化被膜
を形成したキヤツプ10内底面に、キヤツプ底壁
6の透孔4周囲を隙間なく囲むリング状をしたリ
ング部材11を載置する。ここで、リング部材1
1は、低融点ガラス7が的確に付着する例えばホ
ウケイ酸系ガラスなどの硬質ガラス、セラミツ
ク、またはその表面を酸化被膜で覆つたコバール
(Fe−Ni−Co合金)等の材料を用いて形成する。
またそれとともに、上記リング部材11内側の
キヤツプ10内底面に、キヤツプ底壁6の透孔4
を覆う球状をした光透過窓5を載置する。
また、PbO−B2O3系などの低融点ガラス粉末
を結合剤等と混練して所望の形状に成形した後、
仮焼して有機成分を揮散させたリング状の低融点
ガラス成形体を、上記リング部材11内側の光透
過窓5周囲に組み込む。
そして、上記低融点ガラス成形体を、リング部
材11内側の光透過窓5周囲で加熱溶融させた
後、冷却固化する。
そして、上記冷却固化した低融点ガラス成形
体、即ち低融点ガラス7を用いて上記光透過窓5
をリング部材11とともにキヤツプ10内底面に
固着して、上記透孔4をその内側から光透過窓5
で覆つている。
また、上記透孔4を光透過窓5で覆つた後に、
必要に応じてキヤツプ10表面に耐蝕めつきを施
してある。
第1図に示した光透過用キヤツプは、以上のよ
うに構成してある。
次に、その作用を説明する。
上述実施例の光透過用キヤツプにおいては、キ
ヤツプ10内底面に載置した透孔4周囲を囲むリ
ング部材11の内側壁が、該リング部材11内側
の低融点ガラス7がキヤツプ10内底面に広く広
がるのを阻止して、該低融点ガラス7がキヤツプ
底壁6の透孔4を覆う光透過窓5周囲に十分丈高
のメニスカス形状を描いてキヤツプ10内底面と
光透過窓5とに亙つて付着する。
またそれとともに、上記リング部材11内側の
低融点ガラス7が、リング部材11の下面等とキ
ヤツプ10内底面とに亙つて付着する。
そのため、上記光透過窓5周囲に丈高のメニス
カス形状を描いて付着する低融点ガラス7を用い
て、キヤツプ底壁6の透孔4を覆う球状をした光
透過窓5をキヤツプ10内底面に高気密性を持た
せて固着できる。
またそれとともに、上記低融点ガラス7を用い
てキヤツプ10内底面に光透過窓5とリング部材
11を同時に固着できる。
なお、上述実施例において、キヤツプ底壁6の
透孔4を覆う硬質ガラスなどからなる光透過窓5
に偏平なレンズ状または平板状のものを用いても
良く、そのような光透過窓を用いても、上述実施
例のキヤツプ10と同様に、キヤツプ底壁6の透
孔4を覆う上記光透過窓をキヤツプ10内底面に
高気密性を持たせて固着できる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の光透過用キヤツ
プにおいては、キヤツプ内底面にリング部材を載
置することにより、キヤツプ底壁の透孔を覆う光
透過窓周囲に低融点ガラスを丈高のメニスカス形
状を描いて付着させるようにした。
従つて、本考案によれば、キヤツプに上記透孔
を覆う光透過窓を低融点ガラスを用いて高気密性
を持たせて強固に固着でき、信頼性の高い光透過
用キヤツプを提供できる。
また、本考案の光透過用キヤツプにおいては、
キヤツプ底壁を厚く形成して、キヤツプ内底面に
段差部を設ける等せずに、キヤツプ内底面に単に
リング部材を載置するとともに、該リング部材を
上記光透過窓とともに低融点ガラスを用いてキヤ
ツプに固着するようにした。
そのため、本考案によれば、光透過用キヤツプ
を手数と時間をかけずに極めて容易に形成でき
る。
さらに、上記リング部材の形状およびその大き
さを適宜変更することにより、リング部材内側の
キヤツプ内底面に載置する光透過窓に種々の形状
や大きさの光透過窓を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の光透過用キヤツプの断面図、
第2図と第3図はそれぞれ従来の光透過用キヤツ
プの断面図である。 1a,1b,10……キヤツプ、4……透孔、
5……光透過窓、6……底壁、7……低融点ガラ
ス、11……リング部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透孔を備えたキヤツプ内底面に上記透孔周囲を
    囲むリング部材を載置するとともに、該リング部
    材内側のキヤツプ内底面に上記透孔を覆う光透過
    窓を載置して、該光透過窓を低融点ガラスを用い
    て上記リング部材とともにキヤツプ内底面に固着
    し、上記透孔をその内側から光透過窓で覆つてな
    る光透過用キヤツプ。
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JPH01129853U JPH01129853U (ja) 1989-09-04
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