JPH0546280B2 - - Google Patents

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JPH0546280B2
JPH0546280B2 JP1082021A JP8202189A JPH0546280B2 JP H0546280 B2 JPH0546280 B2 JP H0546280B2 JP 1082021 A JP1082021 A JP 1082021A JP 8202189 A JP8202189 A JP 8202189A JP H0546280 B2 JPH0546280 B2 JP H0546280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
sludge
pond
flocculant
desorbed
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1082021A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02261598A (ja
Inventor
Hajime Ito
Eiji Shimada
Hidemi Osagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Kiden Kogyo Ltd filed Critical Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Priority to JP1082021A priority Critical patent/JPH02261598A/ja
Publication of JPH02261598A publication Critical patent/JPH02261598A/ja
Publication of JPH0546280B2 publication Critical patent/JPH0546280B2/ja
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は所定量の水が貯留される池や堀、ある
いは比較的小なる川において、池底等の沈積され
るヘドロを効果的に処理後の水を再び返還可能と
したヘドロの処理方法に関するものである。
〔従来の技術〕
湖沼、河川、池、城の堀、その他の堀や貯水池
等には常に所要量の水が貯留されるようになつて
いる。この堀や池には雨水の他に汚水等や落葉、
土砂、ごみ等その他の不純物が流入し、之等流入
不純物が池底、堀底に堆積あるいは堆積腐敗して
ヘドロとなり、これが池、堀の貯留水の水質を汚
濁させている。
このヘドロを除去する方法としては池、堀の水
を揚水して排出し、池等を干上がらせ、底部に沈
降堆積しているヘドロ等を機械的に除去する方法
あるいはこの水をサンドポンプ等でヘドロと共に
揚水し、この揚水に凝集剤を投入混合して分離
し、固形を除去した後、上澄水を池、堀等に再び
戻す浚渫法とがある。
〔発明が解決しようとする課題〕 池等を干上がらせて機械的に沈降堆積したヘド
ロを除去する方法では、一旦池や堀の水を抜く、
すなわち完全に排水させ、天日等にてあてる程度
乾燥させた後、ブルドーザ等により排出するの
で、池等の排水に手数がかかり、またヘドロ除去
作業時、池や堀としての機能が一時停止するとと
もに、景観を損ねるものとなる。
また浚渫法においては、ポンプアツプしたヘド
ロ水に凝集剤を投入撹拌混和してヘドロの固形物
を除去している。このヘドロ固形物を脱水した脱
離水中には前凝集剤が未だ残存している。ところ
で、凝集剤として主として用いられるカチオンポ
リマーの急性魚毒性を示すTLm(半数生存限界濃
度)は0.2〜5ppmであり、脱水後の脱離水中には
1〜10ppm程度のカチオンポリマーが残存するた
め、この脱水後の脱離水をそのまま元の池や堀に
戻すと、この凝集剤の毒性により魚等の水生動物
を死滅させるものとなる。このためこの脱離水量
に適した凝集剤の毒性を中和する中和剤を混合
し、中和させた後、池等に戻している。このため
ヘドロ処理量に応じて使用される凝集剤の使用量
が増すとともに中和剤使用量を増す欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、凝集剤及び中和剤の使用量を極力抑
制し、かつ所望のヘドロ処理を安全に行なうこと
ができる池、堀等のヘドロの処理方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、池、堀等
の水を底部に沈降堆積したヘドロと共に揚水し、
これを沈降分離してその上澄水を再び池、堀等に
戻すとともに、沈降分離した固形物質に凝集剤を
混合撹拌して凝集させた後、これを脱水工程で脱
水して汚泥として排出し、この脱水工程での脱離
水を沈降分離工程へ返還投入する池、堀等のヘド
ロの処理方法において、脱水工程で得た脱離水中
に残存する凝集剤の濃度及び脱離水量を検出し、
沈降分離工程に返還投入する脱離水量を適正に制
御するとともに、余剰脱離水に凝集剤の毒性を中
和する中和剤を投入した後、余剰脱離水を池、堀
等に戻すことを要旨とする。
〔実施例〕
以下本発明の池、堀等のヘドロの処理方法を図
面に示す実施例に基づいて説明する。
湖沼、河川、池、城の堀、貯水池等の堀や池1
よりポンプ2にて底部に沈降堆積されたヘドロと
ともにポンプアツプして揚水する。このヘドロ等
の揚水は、揚水管3を経て、揚水中のヘドロ固形
物と上澄水とを分離するため凝集濃縮タンク4へ
導く。この場合、使用されるポンプ2は、第1図
に示すように池、堀の水中に浚渫ポンプ2を投入
して直接ヘドロを吸い上げるようになすか、ある
いは、第2図に示すように池上に設置し、このポ
ンプ2に接続された浚渫管5をフロート6等にて
支持させ、水面変化に追従させ、この浚渫管5の
先端が所定深度に達し、底部に沈降堆積したヘド
ロを浚渫できるようになす。また、必要に応じて
その他の方法も採用可能である。
前記凝集濃縮タンク4は一つでもよいが、図示
のように一次タンク41と二次タンク42とし、
この一次タンク41内で揚排水されたヘドロ水を
沈降分離させる。このヘドロ分の沈降分離はその
重量差を利用して自然分離沈降させることを目的
とするが、この一次タンク41には揚排水のヘド
ロ水と共に後述する脱水工程で得た脱離水を供給
する。このようにすることによりこの脱離中に残
存する比較的濃度の低い凝集剤はヘドロと結合し
一層濃度が低くなり無害化されるとともに、凝集
剤の作用によりヘドロ分の凝集沈降が促進され
る。
この一次タンク41でヘドロ固形分を分離した
上澄水は返戻管7を経て、池または堀へ返送され
る。
一次タンク41にて濃縮されたヘドロ分はポン
プ8と供給管9を経て二次タンク42へ供給され
る。この二次タンク42内には凝集剤10、例え
ばカチオンポリマーをヘドロ量に応じて投入して
これを混合撹拌し、このヘドロ分を凝集させ、脱
水可能な固形状とする。カチオンポリマーの投入
と混合撹拌はラインミキサーなど他の手段により
行なうことも可能である。次いでこの二次タンク
42より管11を経て脱水工程12へ移送する。
この脱水工程12では多量の水分を含んだヘドロ
固形分を投棄又は埋立等が行える程度に脱水し、
ヘドロ分はここで確実に所要含水率まで低下され
た固形体となる。この脱水工程で使用される脱水
装置としては本願出願人が既に取得した特公昭60
−89、同62−54048号公報に開示された固定型あ
るいは移動型のベルトプレス式脱水機、加圧式脱
水機、遠心分離機等の採用が可能である。なお、
脱水装置はこれらの機種に限定されるものではな
い。
この脱水工程で脱水したヘドロ固形分はトラツ
ク又はコンベア等で搬出して投棄又は埋立てられ
るが、この脱水により得られた脱離水は濾液受槽
13にて一旦受水し、これをポンプ14と返還水
管15を経て一次タンク41へ供給する。脱離水
中のカチオンポリマーは一次タンク内に供給され
るヘドロ水と結合し、ヘドロの凝集に寄与するの
で脱離水中のカチオンポリマーの濃度は一層低下
する。
ところで、脱水工程で得られる脱離水中に残存
する凝集剤の濃度及び脱離水量が一次タンクへ返
還する許容値あるいは許容量以上の場合、一次タ
ンク41内で新たに供給されるヘドロ水を凝集す
るために含有凝集剤を利用しても未だ反応しきれ
ない凝集剤が上澄水に混入されて池等への返還水
となつて放出される危険がある。これを防ぐた
め、返還水管15に脱離水中に残存する凝集剤の
濃度及び脱離水量を検出するセンサー16とこの
検出値をもつて脱離水の返還量を調整する脱離水
供給制御機構17を介して返還水管15に配設さ
れたバルブ18を制御し、一次タンク内への脱離
水の返還量を調整する。またこのバルブ18には
中和槽19に配管される返還水管20を設け、濾
液受槽13からの余剰脱離水を一次タンクへ供給
しないで、中和槽19へ供給し、ここで残存する
凝集剤の毒性を中和する中和剤21、例えばアニ
オンポリマーを適量添加し、中和させた後、池等
へ戻すようになす。
さらに、一次タンク41に隣接設置したオーバ
ーフロー槽22にも、中和剤21を添付系統を設
け、上澄水中に凝集剤が残つていた場合、緊急措
置としての中和が可能となるようになす。
第3図は上記実施例に基づき浚渫したヘドロ
5t/Hを処理した際のマスバランスを示すもので
ある。図においてカチオンポリマーは固形物に対
して平均0.15%添加した。脱離水には平均1〜
3ppmの残留カチオンポリマーが検出された。実
際には沈降分離汚泥の含水率が78〜85%と変動し
たのにもかかわらず、凝集剤の添加量を一定にし
たため、脱離水中のカチオンポリマー濃度は最高
20ppmまで増加したが、ヘドロに混合した後の一
次タンク41の上澄水中からは検出されなかつ
た。
〔発明の効果〕
本発明によれば、脱水工程で得た脱離水を池、
堀より揚排水したヘドロ分を含む汚水と混合して
いるので脱離水中に残存する濃度の低い凝集剤は
この一次タンク内のヘドロ水と凝固反応を起こし
て無害化されるとともに、ヘドロ水の沈降分離が
促進される。また、これにより、凝集剤及び中和
剤の使用量を極力抑制することができる。さら
に、脱水工程で得られる脱離水中に残存する凝集
剤の濃度及び脱離水量を検出し、一次タンクへ供
給する脱離水はヘドロ水と結合し、除去可能な量
にとどめ、これを超える脱離水には中和剤を添加
するようにしているため、池へ返還される水の無
害化は一層確実なものとなり、水生動物に影響を
与えることがなく、かつ脱離水中に残存する凝集
剤の濃度及び脱離水量等に関係なく、安全かつ連
続的に池、堀等のヘドロの処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の概略説明図、第2図はヘドロ
等の揚水方法を示す概略説明図、第3図はヘドロ
の処理のフローを示す図である。 1は池又は堀、2,8,14はポンプ、4は凝
集濃縮タンク、41は一次タンク、42は二次タ
ンク、7は返戻管、9は供給管、10は凝集剤、
12は脱水工程、15は返還水管、16はセンサ
ー、17は脱離水供給制御機構、21は中和剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 池、堀等の水を底部に沈降堆積したヘドロと
    共に揚水し、これを沈降分離してその上澄水を再
    び池、堀等に戻すとともに、沈降分離した固形物
    質に凝集剤を混合撹拌して凝集させた後、これを
    脱水工程で脱水して汚泥として排出し、この脱水
    工程での脱離水を沈降分離工程へ返還投入する
    池、堀等のヘドロの処理方法において、脱水工程
    で得た脱離水中に残存する凝集剤の濃度及び脱離
    水量を検出し、沈降分離工程に返還投入する脱離
    水量を適正に制御するとともに、余剰脱離水に凝
    集剤の毒性を中和する中和剤を投入した後、余剰
    脱離水を池、堀等に戻すことを特徴とする池、堀
    等のヘドロの処理方法。
JP1082021A 1989-03-31 1989-03-31 池、堀等のヘドロの処理方法 Granted JPH02261598A (ja)

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