JPH054622U - ラダー型フイルタ - Google Patents

ラダー型フイルタ

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JPH054622U
JPH054622U JP5837591U JP5837591U JPH054622U JP H054622 U JPH054622 U JP H054622U JP 5837591 U JP5837591 U JP 5837591U JP 5837591 U JP5837591 U JP 5837591U JP H054622 U JPH054622 U JP H054622U
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慶明 岩河
昌人 村橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面実装時に取り付け不良が起こりにくく、
また信頼性が高いラダー型フィルタを提供する。 【構成】 ラダー型フィルタ1は、共振子6,10,1
2,14と端子板7,11,13,15,16とが積み
重ねられたフィルタ部材群3と、そのフィルタ部材群3
を収納するケース2と、ケース2の開口4を封止するた
めのシール材23と、端子板7,10,13に接続され
かつシール材23から突出するリード端子25等とを備
えている。リード端子25等は、端子板とは別体の部材
から構成されている。このため、リード端子25等の取
り付け部28a等が精度良く成形できるので、ラダー型
フィルタ1は取り付け不良が起こりにくい。また、屈曲
部での亀裂による断線が起こりにくい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラダー型フィルタ、特に、表面実装に好適なラダー型フィルタに関 する。
【0002】
【従来の技術】
表面実装に好適なラダー型フィルタとして、圧電共振子と端子板とが積み重ね られた積層体と、開口を有しかつ積層体を収納するケースと、開口を封止する封 止部と、端子板と一体に形成されかつ封止部から突出するリード端子とを備えた ものが知られている。このラダー型フィルタでは、リード端子が封止部の外部で 表面実装に適した形状にフォーミングされ、プリント配線基板上に表面実装され る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のラダー型フィルタでは、圧電共振子の電気特性を充分に発揮させる ために、積層体を構成する端子板にばね性のある厚みの小さな金属材料(例えば リン青銅)を用いている。このため、端子板と一体に構成されたリード端子は、 表面実装用に精度良くフォーミングするのが困難である。例えば、入力用、出力 用及びアース用のリード端子のフォーミング精度が一致しないと、フィルタをプ リント配線基板に実装した時に、プリント配線基板に密接するリード端子とプリ ント配線基板から浮き上がった状態のリード端子とが発生し、リード端子のはん だ付け不良の生じる場合がある。また、端子板が硬いときには、リード端子のフ ォーミング部に亀裂が発生しやすい。リード端子に生じた亀裂は、フィルタの動 作不良の原因となる。
【0004】 本考案の目的は、表面実装時に取り付け不良が起こりにくく、また信頼性の高 いラダー型フィルタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のラダー型フィルタは、圧電共振子と端子板とが積み重ねられた積層体 と、開口を有しかつ積層体を収納するケースと、開口を封止する封止部と、端子 板から延びかつ封止部から突出するリード端子とを備えたものである。このラダ ー型フィルタでは、リード端子は、端子板とは別体の部材により構成されている 。
【0006】
【作用】
本考案のラダー型フィルタでは、端子板とリード端子とが別体の部材から構成 されている。したがって、リード端子は、端子板と一体の場合に比べて表面実装 に適した形状に精度良く成形しやすい。この結果、本考案のラダー型フィルタで は、表面実装時にリード端子がプリント配線基板から浮き上がりにくく、リード 端子の取り付け不良が起こりにくくなる。また、リード端子は、加工に適した材 料を用いることができ、また加工に適した厚みに設定できるので、亀裂が生じに くくなる。
【0007】
【実施例】
図1から図3に本考案の一実施例に係るラダー型フィルタを示す。図において 、ラダー型フィルタ1は、箱状ケース2と、ケース2内に収納されたフィルタ部 材群3とを主として有している。
【0008】 ケース2は、比較的溶融温度が高い樹脂からなる中空で概ね直方体形状の部材 である。ケース2の一端には開口4が形成されており、開口4には図2及び図3 に示すようにわずかな段部4aが形成されている。
【0009】 ケース2内に収納されたフィルタ部材群3は、図2の下から順に、フィルタユ ニット5と、第1直列共振子6と、第1端子板7と、ばね部材8とが積み重ねら れて構成されている。
【0010】 フィルタユニット5は、コ字状の端子9と、端子9内において、図2の下から 順に積層された第2直列共振子10と、第2端子板11と、第1並列共振子12 と、第3端子板13と、第2並列共振子14とから構成されている。コ字状の端 子9は、平行に配置された1対の端子板15,16と、両端子板15,16を連 結する連結部17とから構成されている。端子板15は、正方形の板状部材であ り、図2の上面中央に突起5aを有している。この突起5aは、例えば絞り加工 により形成されており、第2直列共振子10に当接している。端子板16は、正 方形の板状部材を2枚重ねて構成されており、両側の主面にそれぞれ突起16a ,16bを有している。各突起16a,16bは、第1直列共振子6及び第2並 列共振子14にそれぞれ当接している。連結部17は、端子板15と端子板16 とを連結するための部材であり、箱状ケース2の内壁面と平行に延びている。
【0011】 第2直列共振子10,第1並列共振子12及び第2並列共振子14は、両主面 に電極(図示せず)が配置された圧電セラミック製の板状部材であり、概ね正方 形状である。第2直列共振子10は、並列共振子12,14よりも厚みが大きく 設定されている。
【0012】 第2端子板11及び第3端子板13は、正方形の板状部材であり(図3参照) 、両主面にそれぞれ突起11a,11b、13a,13bをそれぞれ有している 。各突起11a,11b、13a,13bは、対向する共振子10,12,14 にそれぞれ当接している。第2端子板11及び第3端子板13は、ケース2の開 口4方向に延びるリード部18,19をそれぞれ有している。両リード部18, 19は、互いに重なり合わないように位置をずらして設けられており、第2端子 板11の一端及び第3端子板13の中央部からそれぞれ延びている(図3)。
【0013】 第1直列共振子6は、第2直列共振子10と同様に構成された圧電セラミック 製の板状部材である。第1端子板7は、正方形の板状部材であり、図2の下面中 央に突起7aを有している。この突起7aは、第1直列共振子6に当接している 。また、第1端子板7は、開口4方向に延びるリード部20を有している。この リード部20は、リード部18,19と重なり合わないよう、図2の手前側の端 部に設けられている。ばね部材8は、ケース2の上面と第1端子板7との間に介 在しており、フィルタ部材群3をケース2内で押圧して固定するための部材であ る。
【0014】 なお、前記フィルタ部材群3において、各端子板7,11,13,15,16 は、リン青銅のようなばね性を有する柔軟な金属材料から構成されており、厚み が0.1mm程度に設定されている。
【0015】 フィルタ部材3が収納されたケース2の開口4は、紙ベース21と、蓋体22 と、シール材23とからなる封止部により封止されている。紙ベース21は、リ ード部18,19,20に対応する位置にスリットを有しており、段部4aに当 接している。リード部18,19,20は、それぞれ対応する紙ベース21のス リットから突出している。
【0016】 蓋体22は、図4に示すように、樹脂製の本体24を有している。本体24は 、紙ベース21の外側に配置されている。本体24には、第1リード端子25、 第2リード端子26及び第3リード端子27が一体にモールドされている。各リ ード端子25,26,27は、それぞれリード部20,19,18に対応するス リット25a,26a,27aを備えた固定部25b,26b,27bを有して いる。各固定部25b,26b,27bは、本体24に埋め込まれている。各リ ード端子25,26,27は、本体24から突出する突出部28,29,30を 有している。各突出部28,29,30は、本体24の同じ高さから水平に突出 しており、先端部がL字状に屈曲された取り付け部28a,29a,30aとな っている。
【0017】 各リード端子25,26,27は、フィルタ部材群3を構成する端子板7,1 1,13,15,16と同じりん青銅またはりん青銅よりもばね性の小さな材料 、例えば鉄、銅、洋白等により構成されており、厚みがフィルタ部材群3の各端 子板よりも暑く0.3mm程度に設定されている。このため、各取り付け部28 a,29a,30aの折曲げ部において亀裂が発生しにくくなるので、断線が起 こりにくくなる。なお、各リード端子25,26,27は、りん青銅よりもばね 性の小さな材料から構成されている場合、それぞれの取り付け部28a,29a ,30aが表面実装に適した形状により精度良く形成できる。
【0018】 前記蓋体22は、突出部28,29,30が開口4から突出するよう開口4内 に挿入されている。ここでは、各リード端子25,26,27のスリット25a ,26a,27aには、対応するリード部20,19,18の先端が貫通してお り、各リード部20,19,18は固定部25b,26b,27bにはんだ付け されている。
【0019】 シール材23は、例えばエポキシ樹脂であり、開口4に充填されている。これ により、開口4は気密に封止されている。
【0020】 なお、前記ラダー型フィルタ1において、各リード端子25,26,27と各 リード部20,19,18との接続部分は、シール材23によって包囲されるた め、外部衝撃に対しても信頼性の高い接続が維持できる。
【0021】 前記ラダー型フィルタ1の等価回路を図5に示す。図において、対応する部分 には同一の符号が付されている。図5から明らかなように、第1リード端子25 の取り付け部28a及び第3リード端子27の取り付け部30aが入出力端子、 第2リード端子26の取り付け部29aが接地端子である。
【0022】 前記ラダー型フィルタ1は、表面実装に共される。ここでは、図6に示すよう に、プリント配線基板31上の所定部位にはんだ32を配置しておき、そのはん だ32に当接するよう取り付け部28a,29a,30aを配置する。この際、 各取り付け部28a,29a,30aが精度良く形成されているため、いずれの 取り付け部もはんだ32と良好に当接する。したがって、取り付け部28a,2 9a,30aでは取り付け不良が起こりにくい。
【0023】
【考案の効果】
本考案では、リード端子が端子板とは別体の部材から構成されているため、表 面実装時に取り付け不良が起こりにくく、また信頼性の高いラダー型フィルタが 実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図。
【図2】図1のII-II 断面図。
【図3】図2のIII-III 断面図。
【図4】前記実施例に採用された部材の斜視図。
【図5】前記実施例の等価回路。
【図6】前記実施例の表面実装状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 ラダー型フィルタ 2 ケース 3 フィルタ部材群 4 開口 6,10,12,14 共振子 7,11,13,15,16 端子板 23 シール材 25,26,27 リード端子

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】圧電共振子と端子板とが積み重ねられた積
    層体と、開口を有しかつ前記積層体を収納するケース
    と、前記開口を封止する封止部と、前記端子板から延び
    かつ前記封止部から突出するリード端子とを備えたラダ
    ー型フィルタにおいて、前記リード端子は、前記端子板
    とは別体の部材であることを特徴とするラダー型フィル
    タ。
JP1991058375U 1991-06-27 1991-06-27 ラダー型フィルタ Expired - Lifetime JP2567101Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0255732U (ja) * 1988-10-17 1990-04-23
JPH02106727U (ja) * 1989-02-14 1990-08-24
JPH02106726U (ja) * 1989-02-13 1990-08-24

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