JPH0546181Y2 - - Google Patents

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JPH0546181Y2
JPH0546181Y2 JP1987125540U JP12554087U JPH0546181Y2 JP H0546181 Y2 JPH0546181 Y2 JP H0546181Y2 JP 1987125540 U JP1987125540 U JP 1987125540U JP 12554087 U JP12554087 U JP 12554087U JP H0546181 Y2 JPH0546181 Y2 JP H0546181Y2
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insulator
optical fiber
hole
insulating material
fiber composite
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Priority to CA000571970A priority patent/CA1320856C/en
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は送電線網や変電所において光フアイバ
伝送システムを形成する場合に課電側からの信号
を接地側に取出す目的で使用される光フアイバ複
合碍子に関するものである。
(従来の技術) 上記のような目的で使用される光フアイバ複合
碍子としては、特開昭60−158402号公報に示され
るように碍子本体の中心部に貫通孔を形成し、そ
の内部に光フアイバを通したうえでエポキシ樹脂
等の絶縁物を貫通孔の全体にわたり充填したもの
が知られている。この従来の光フアイバ複合碍子
は、絶縁物を充填することによつて碍子の表面漏
洩距離の減少を図つたものであるが、エポキシ樹
脂のような有機系樹脂と碍子を構成する磁器とは
熱膨脹係数が10〜100倍も違うため、高温時に絶
縁物が熱膨脹して碍子の端面より突出し、光フア
イバが引張りにより切断されたり、絶縁物と貫通
孔の内面との間に空隙が生じて絶縁性が劣化する
などの問題があつた。
また、実開昭57−143619号公報に示されるよう
に、碍子本体の貫通孔の内部に光フアイバを屈曲
させて貫通させたうえ、貫通孔の両端部分のみに
充填物を充填した光フアイバ複合碍子も知られて
いるが、送電線等に取り付けて使用される場合に
は風等による振動によつて貫通孔の内部で光フア
イバが動き、充填物により固定されている部分と
の境界部で光フアイバが断線し易いという問題が
あつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し
て、全体が高温となつた際にも絶縁物が碍子端面
から突出することによる光フアイバの断線や碍子
の絶縁性の低下等を確実に防止することができる
うえ、風等による振動を受けても光フアイバが断
線するおそれのない光フアイバ複合碍子を目的と
して完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本考案の
光フアイバ複合碍子は、碍子本体の軸方向に透設
された貫通孔の内部に光フアイバを直線状に貫通
させるとともに、貫通孔の両端部分を気密に封着
し、貫通孔の中央部分を封着されない緩衝部とし
てその内部に弾性のある絶縁物を充填したことを
特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例によつて更に詳細に
説明すると、第1図において1は磁器製の碍子本
体、2はその頭部に取付けられたフランジタイプ
の金具、3は碍子本体1の中心部にその軸方向に
透設された貫通孔である。4はこの貫通孔3の内
部に屈曲させることなく直線状に貫通させた光フ
アイバであり、貫通孔3の両端部分に絶縁物が所
定の長さにわたり充填されて光フアイバ4を貫通
孔3の内部に気密に封着した封着部5を形成して
いる。またこれらの封着部5,5に挟まれた貫通
孔3の中央部分には封着が行われない緩衝部6が
形成されている。
封着部5を構成する絶縁物として本実施例では
シリコーンゴムが用いられているが、封着用ガラ
スのような無機物を用いてもよい。封着部5は金
具2のエツジ部2aよりも内側まで延びる長さと
しておくものとする。これは第2図の電位傾度の
グラフからも明らかなように金具2のエツジ部2
aに電界が集中し易く、その付近に空洞部を形成
することは碍子の絶縁性能の低下を招き好ましく
ないからである。
一方、緩衝部6は封着が行われない部分であつ
て、その内部には粉状、粒状、フアイバ状などの
弾性のある絶縁物、例えばアルミナ粉末、硅砂
粒、ガラスウール等の無機粉体、無機繊維、粒状
体等を充填しておく。本実施例ではアルミナ粉末
が充填されている。
(作用) このように構成されたものは、碍子本体1によ
り送電線その他の高圧電線を支持させ、課電部に
取付けた電圧センサー、電流センサー、温度セン
サー等によつて検出された信号を光信号に変換し
たうえで貫通孔3の内部に挿通された光フアイバ
4を通じて接地側へ伝達させるために使用される
ことは従来のものと同様である。しかし本考案に
おいては、貫通孔3の両端部だけが気密に封着さ
れており、貫通孔3の中央部分には封着されない
緩衝部6が形成されているため、碍子本体1が高
温となり絶縁物が貫通孔3の内部で熱膨脹した場
合にも各封着部5の長さが短く総膨脹量が小さい
うえに絶縁物は緩衝部6の方向にも膨脹して碍子
本体1の端面からの突出が防止される。また、本
考案では緩衝部6の内部に弾性のある絶縁物を充
填したので、絶縁物の内側方向への伸びが緩衝さ
れるうえ、緩衝部6の内部における光フアイバ4
の移動やねじれが弾性のある絶縁物により防止さ
れているため、更に優れた断線防止効果が得られ
ることとなる。
この結果、本考案によれば絶縁物の突出や振動
に伴なう光フアイバ4の断線が防止され、また封
着部5と貫通孔3の内面との間の接着性が失われ
ることがないので碍子全体の貫通耐電圧特性が低
下することがないうえ、光フアイバ4が塩分、塵
埃、水分、腐食性外気等によつて劣化するおそれ
もない。
更に本考案では光フアイバ4は直線状とされて
いるので、光伝送損失を小さくすることができる
利点もある。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、絶
縁物が熱膨脹によつて碍子端面から突出すること
を防止し、これによる光フアイバの断線や絶縁性
の低下を確実に防止することに成功したものであ
る。よつて本考案は従来の問題点を一掃した光フ
アイバ複合碍子として、その実用的価値は極めて
大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は碍子の長手方向の電位傾度のグラフである。 1……碍子本体、3……貫通孔、4……光フア
イバ、6……緩衝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 碍子本体1の軸方向に透設された貫通孔3の内
    部に光フアイバ4を直線状に貫通させるととも
    に、貫通孔3の両端部分を気密に封着し、貫通孔
    3の中央部分を封着されない緩衝部6としてその
    内部に弾性のある絶縁物を充填したことを特徴と
    する光フアイバ複合碍子。
JP1987125540U 1987-06-03 1987-08-18 Expired - Lifetime JPH0546181Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987125540U JPH0546181Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18
US07/199,717 US4810836A (en) 1987-06-03 1988-03-27 Optical fiber-containing insulators
DE3855266T DE3855266T2 (de) 1987-06-03 1988-06-01 Optische Fasern enthaltender Isolator
EP88305010A EP0297728B1 (en) 1987-06-03 1988-06-01 Optical fiber-containing insulators
CA000571970A CA1320856C (en) 1987-08-18 1988-07-14 Optical fiber-containing insulators
KR1019880008860A KR970007767B1 (ko) 1987-08-18 1988-07-15 광섬유 함유 애자

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JP1987125540U JPH0546181Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18

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JPS6431619U JPS6431619U (ja) 1989-02-27
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JPH0717820U (ja) * 1991-08-06 1995-03-31 満 作井 消波ブロック

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JPS57143619U (ja) * 1981-03-06 1982-09-09

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JPS6431619U (ja) 1989-02-27

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