JPH0546177A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH0546177A
JPH0546177A JP3233888A JP23388891A JPH0546177A JP H0546177 A JPH0546177 A JP H0546177A JP 3233888 A JP3233888 A JP 3233888A JP 23388891 A JP23388891 A JP 23388891A JP H0546177 A JPH0546177 A JP H0546177A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の楽器の各演奏操作子に対応する楽音波形
データ全てを簡単かつ短時間内に記憶することができる
電子楽器を提供する。 【構成】 最低音階であるNote NO.“0”から
最高音階であるNoteNO.“127”までの128
鍵に対応し、かつ、各々ベロシティーの値が“3F”で
ある場合と、“7F”である場合の一連のMIDIデー
タ全てを、他の楽器に連続的に出力する。すると、該他
の楽器からはこの一連のMIDIデータに従って、最低
音階から最高音階までの128鍵に対応する音高の楽音
であって、かつ、ベロシティーの値が“3F”である場
合と、“7F”である場合の楽音波形信号が連続的に出
力される。この連続的に出力された楽音波形信号をサン
プリングすることより得られた楽音波形データを、デー
タRAMにおいて、ベロシティ「3F」側のエリアと、
「7F」側のエリアとに、Note NO.0〜127
までに対応するアドレスに記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部から入力された楽
音波形データを記憶することが可能であって、この記憶
した楽音波形データに従った音色の楽音を発生させ得る
電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器としては、所謂サンプリ
ング楽器を称されるものが提案されている。このサンプ
リング楽器には、演奏操作子が鍵である場合、各鍵毎に
記憶領域を有する記憶回路が設けられており、前記記憶
領域毎に楽音波形データを記憶することができる。ま
た、前記鍵を操作した場合には、対応する記憶領域に記
憶されている楽音波形データに従った音色であって、鍵
の操作により指定された音高の楽音が発生する。従っ
て、例えばある音色を発生する他の電子楽器が存在する
場合において、予め該他の電子楽器の音色を決定する楽
音波形データをサンプリング楽器の各鍵に対応する記憶
領域に各々記憶させておけば、当該サンプリング楽器に
おいても、前記他の楽器と同一の音色からなる楽音にて
演奏を行うことが可能となる。
【0003】さらに今日においては、1鍵につき複数種
の楽音波形データ(強く弾いたとき用の楽音波形データ
と弱く弾いたときの楽音波形データ)を記憶することが
可能なサンプリング楽器も提案されるに至っている。従
って、かかるサンプリング楽器においては、前記2種の
楽音波形データを予め各鍵毎の記憶領域に記憶しておく
ことにより、強く弾いた場合や弱く弾いた場合において
も、他の電子楽器と同一の音色からなる楽音を発生させ
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のサンプリング楽器において、前述のように演
奏を行った場合に、他の楽器とを同一の音色からなる楽
音を発生させるためには、予め全ての鍵に対応する複数
の記憶領域に他の楽器の楽音波形データを記憶させなけ
ればならない。その操作手順は、先ずサンプリング楽器
にて単一の鍵を操作して、楽音波形データを記憶すべき
記憶領域を指定し、しかる後に他の電子楽器の対応する
鍵を操作して楽音を発生させ、この楽音の波形データを
当該サンプリング楽器の前記指定した記憶領域に記憶さ
せる。すなわち、サンプリング楽器側にて鍵を操作して
記憶領域を指定する作業と、他の電子楽器側で対応する
鍵を操作して楽音を発生させる作業とを、全ての鍵につ
いて行うことにより、サンプリング楽器の各記憶領域に
楽音波形データを記憶させる作業が完了する。
【0005】このため、例えばサンプリング楽器及び他
の楽器が128個の鍵を有している場合に、前記作業を
行うことは膨大な作業量となってしまい、特に前述のよ
うに各鍵毎に2種の楽音波形データを記憶させることが
必要なサンプリング楽器の場合には、作業量が著しく膨
大となるとともに、長大な作業時間を要してしまうもの
であった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、他の楽器の各演奏操作子に対応す
る楽音波形データ全てを簡単かつ短時間内に記憶するこ
とができる電子楽器を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にかかる電子楽器あっては、演奏情報及び該演
奏情報に対応する楽音波形データを他の楽器と相互転送
可能な入力及び出力手段と、演奏情報としての楽音の音
高を指定する演奏操作子群と、該演奏操作子群を構成す
る各操作子を順次連続して操作した場合に相当する演奏
情報を作成して、前記出力手段を介し他の楽器に出力す
る演奏情報作成手段と、該演奏情報作成手段から出力さ
れた前記演奏情報に応答して、前記入力手段を介して入
力される他の楽器からの楽音波形データを、前記演奏情
報に対応する演奏操作子に割り当てられた記憶領域に記
憶する記憶手段と、前記演奏操作子群を構成するいずれ
かの演奏操作子が操作されたとき、この操作された演奏
操作子に割り当てられた前記記憶領域に記憶されている
前記楽音波形データに基づき楽音信号を作成する楽音信
号作成手段とを有している。
【0008】
【作用】前記構成において、前記演奏情報作成手段は各
演奏操作子を順次連続して操作した場合に相当する演奏
情報、つまり演奏操作子が鍵である場合例えば最低音階
の鍵から最高音階の鍵までを順次連続して操作した場合
に相当する演奏情報を、出力手段を介して他の楽器に出
力する。すると、該他の楽器はこれに応答して前記演奏
情報に対応する楽音波形データ、つまり前記最低音階の
鍵から最高音階の鍵に対応する楽音波形データを前記入
力手段を介し、順次連続して当該電子楽器に入力する。
この入力された楽音波形データは、前記出力手段から出
力されている演奏情報に対応する鍵に割り当てられた記
憶領域に記憶される。
【0009】そして、このように各鍵に割り当てられた
記憶領域に他の楽器の楽音波形データを予め記憶した状
態において当該電子楽器の鍵を操作すると、この鍵に割
り当てられている記憶領域に記憶された楽音波形データ
に基づき楽音信号が作成される。よって、この楽音信号
により発音させることにより、当該電子楽器からは、前
記他の楽器の楽音波形データに従った音色の楽音が発生
する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従っ
て説明する。すなわち、図1は本実施例にかかる楽器1
を他の楽器2に接続した状態のブロック図であり、この
楽器1,2は、ともに電子鍵盤楽器であってMIDI規
格に対応している。前記本実施例にかかる楽器1に設け
られたCPU3は、プログラムROM4に予め記憶され
たプログラム及びワーク用RAM5に一時記憶されるデ
ータ等に基づき、最低音階の鍵から最高音階の鍵までを
順次連続して押鍵した場合に相当する演奏情報を作成す
る。
【0011】この演奏情報は、MIDIデータとして作
成され、該MIDIデータは図2に[例]として示した
ように(a)(b)(c)(d)の各部から構成されお
り、この(a)〜(d)の各部分は、下記に示す内容を
意味している。 (a):“9”はNOTE ON(発音)データである
ことを示す。 (b):Nは0〜Fまでの予め設定されたチャンネルナ
ンバーを示す。 (c):音高順に設定された00〜7Fまでの128音
階に対応するノートナンバーであって、“00”は最低
音階のノートナンバーを示す。 (d):ベロシティーの値を示し、本実施例においては
“3F”と“7F”の2種のベロシティーの値が設定さ
れる。 従って、前記[例]として示した「9N007F」のM
IDIデータは、ノートナンバー“00”の音高であっ
てベロシティーの値が“7F”である楽音をNチャネル
から出力せよという情報を意味する。
【0012】そして、前記最低音階の鍵から最高音階の
鍵までを順次連続して押鍵した場合に相当する一連のM
IDIデータは、MIDI出力部6を介して、前記他の
楽器2に設けられているMIDI IN端子に入力され
る。これにより、前記他の楽器2は、MIDIデータに
基づき楽音信号を生成し、該楽音信号は他の楽器2のL
INE OUT端子を介して前記楽器1のA/D変換器
7に入力され、該A/D変換器7によりデジタル信号に
変換された楽音信号は、データRAM8の各鍵に対応し
た記憶領域に記憶される。
【0013】また、前記楽器1には、MIDI入力部9
及び鍵盤スイッチ群10が設けられており、該鍵盤スイ
ッチ群10には音高順に設定されたノートナンバー
“0”〜“127”に対応する128個の鍵、及び音色
記憶モードと演奏モードとを選択的に設定するモードス
イッチ等が設けられている。前記鍵を操作した際のタッ
チの強さは、タッチセンス回路11により検出され、前
記CPU3はこのタッチセンス回路11により検出され
たタッチの強さ及び押鍵された鍵のノートナンバーに基
づき、楽音信号を生成する。該楽音信号は、D/A変換
器12により、アナログ信号に変換された後、アンプ及
びスピーカ等よりなる発音回路13より放音される。な
お、表示部14には、後述するように異常が発生してい
る場合にこれを表示するLEDや、サンプリングを完了
したことを示すLED等が設けられている。
【0014】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
を、図3〜5及び図7に示したフローチャートに従って
説明する。すなわち、CPU3は前記鍵盤スイッチ群1
0に設けられているモードスイッチが音色記憶モードに
設定されたことを条件として、図3に示したフローチャ
ートに従って動作し、RAM8において楽音波形データ
を記憶するためのエリアを選択した後(ステップA
1)、MIDICH(チャンネル)の設定を行う(ステ
ップA2)。
【0015】このMIDI CHの設定は、図4に示し
たサブルーチンに従って実行され、先ずレジスタCHに
“0”をセットする(ステップB1)。次に、このレジ
スタCHにセットされた値に対応するチャンネルナンバ
ーのMIDIチャンネルから、音階C3のMIDIデー
タを出力し(ステップB2)、しかる後にA/D変換器
7に入力があったか否かを判別する(ステップB3)。
すなわち、MIDIには16のチャンネル(0〜15)
が設定されており、接続する楽器1,2のMIDIチャ
ンネルが一致しないと、データの転送は不可能であるこ
とから、両楽器1,2において一致しているMIDIチ
ャンネルが存在し、データの転送が可能であるか否か、
及びこのデータの転送に使用されるMIDIチャンネル
がどのチャンネルであるか否かを特定する必要がある。
【0016】そこで、先ずチャンネルナンバー“0”の
MIDIチャンネルから音階C3のMIDIデータを出
力し、このときA/D変換器7に楽音信号の入力がなく
ステップB3の判別がNOであれば、楽器1から楽器2
にMIDIデータが正常に転送されておらず、チャンネ
ルナンバー“0”のMIDIチャンネルからのデータ転
送は不可能なことが判明する。従って、この場合にはレ
ジスタCHの値が最大(15)となったか否かを判別し
(ステップB4)、この判別がNOであればCHの値を
インクリメントした後(ステップB5)、ステップB2
〜B5のループを繰り返し実行する。
【0017】そして、ステップB3の判別がNOである
状態が続き、これによりCH=最大となって、ステップ
B4の判別がYESとなってしまった場合には、全ての
MIDIチャンネルにおいて両楽器1,2間の相互転送
が不可能となっている場合である。かかる場合とは、両
楽器1,2のMIDI出力部6とMIDIIN端子、あ
るいはLINE OUT端子とA/D変換器7間等にお
いて接続不良が発生している場合である。従って、かか
る場合には前記表示部14に設けられている異常表示用
LDEを点灯させることにより異常表示を行い(ステッ
プB6)、これにより使用者に接続不良を知らせて正常
に接続を行うように促す。
【0018】これに対し、接続が正常に行われている場
合には、データを転送可能なチャンネルナンバーのMI
DIチャンネルから音階C3のMIDIデータが他の楽
器2に転送され、該他の楽器2は音階C3の楽音信号を
LINE OUT端子から出力する。従って、この楽音
信号がA/D変換器7に入力されることにより、ステッ
プB3の判別がYESとなり、このときレジスタCHに
セットされている値により両楽器1,2間において相互
にデータを転送することが可能なMIDIチャンネルが
特定される。
【0019】そして、このMIDI CH設定処理(ス
テップA2)に引き続いて、サンプリングフロー(ステ
ップA3)が行われ、該サンプリングフローにおいては
図5に示したように先ずノートナンバーNoteに、最
低音階を示すノートナンバーであるLOW、つまりノー
トナンバー“0”をセットする(ステップC1)。次
に、前記Noteの値がMAX+1となったか否かを判
別し(ステップC2)、この判別がNOであれば、2種
のベロシティーの値“3F”と“7F”のうち低い方の
値である“3F”をベロシティー値Velとしてセット
する(ステップC3)。さらに、データRAM8にサン
プリングした楽音波形データを記憶するためのエリアを
設定した後(ステップC4)、このノートナンバーNo
teとベロシティーの値Vel及びNOTE ON(発
音)データとからなるMIDIデータをMIDI出力部
6を介して他の楽器2のMIDI IN端子に出力する
(ステップC5)。すると、前記他の楽器2は前記MI
DIデータに従って、ノートナンバーNoteに対応す
る音高であって、ベロシティーの値Velによって決定
される音量及び音色の楽音信号を生成し、該楽音信号を
LINE OUT端子を介してA/D変換器7へ出力す
る。
【0020】一方、前記ステップC5に続くステップC
6では、A/D変換器7によりデジタル変換された前記
楽音信号のサンプリングを開始した後、このサンプリン
グが終了したか否かを判別する(ステップC7)。そし
て、この判別がYESとなってサンプリングが終了した
時点で、ステップC7からステップC8に進み、今度は
2種のベロシティーの値“3F”“7F”のうち、高い
方の値である“7F”をベロシティー値Velとしてセ
ットする(ステップC8)。さらに、データRAM8に
サンプリングした楽音波形データを記憶するためのエリ
アを設定した後(ステップC9)、このノートナンバー
Noteとベロシティーの値Vel及び前記NOTE
ON(発音)データとからなるMIDIデータをMID
I出力部6を介して他の楽器2のMIDI IN端子に
出力する(ステップC10)。引き続き、前述と同様
に、A/D変換器7によりデジタル変換された前記楽音
信号のサンプリングを開始した後、このサンプリングが
終了したか否かを判別する(ステップC11)。そし
て、この判別がYESとなってサンプリングが終了した
時点で、Noteの値をカウントアップさせ、ステップ
C2からの判別処理を実行するとともに、該ステップC
2の判別がNOである間、ステップC2〜ステップC1
3のループを繰り返す。
【0021】従って、ステップC2の判別がYESとな
るまでの間に、図6に示したように、最低音階であるN
ote NO.“0”から最高音階であるNote N
O.“127”までの128鍵に対応し、かつ、各々ベ
ロシティーの値が中“3F”である場合と、大“7F”
である場合の一連のMIDIデータが、他の楽器2に出
力される。また、該他の楽器2からはこの一連のMID
Iデータに応答して、最低音階から最高音階までの12
8鍵に対応する音高の楽音であって、かつ、各音高の楽
音においてベロシティーの値が中“3F”である場合
と、大“7F”である場合の楽音信号が連続的に出力さ
れる。この連続的に出力された楽音信号をサンプリング
することより得られた楽音波形データは、データRAM
8において、ステップC4で設定されたベロシティ「3
F」側のエリアと、ステップC8で設定されたベロシテ
ィ「7F」側のエリアとに、Note NO.0〜12
7までに対応するアドレス毎に記憶される。そして、N
ote NO.0〜127までの2種のベロシティーに
対応する楽音波形データの記憶が完了することによっ
て、ステップC2の判別がYESとなると図3のステッ
プA4にリターンして、LEDを点灯させて完了表示を
行い、これにより、楽器使用者は楽音波形データの記憶
が完了したことを認識する。
【0022】次に、この記憶した楽音波形データによっ
て決定される音色にて演奏を行おうとする場合には、前
記鍵盤スイッチ群10に設けられているモード選択スイ
ッチを操作して演奏モードを設定する。すると、CPU
3は図7に示したフロチャートに従って実行を開始し、
鍵盤に設けられている鍵を順次走査して(ステップD
1)、押鍵があったか否かを判別する(ステップD
2)。この判別がNOであって、押鍵がない場合には、
ステップD1,D2のループにより鍵走査と走査結果に
基づく押鍵の有無の判別とを繰り返す。そして、押鍵さ
れることによりステップD2の判別がYESとなると、
この押鍵時にタッチセンス回路11により検出されたタ
ッチセンスデータを取り込む(ステップD3)。
【0023】さらに、この取り込んだタッチセンスデー
タの値が一定値より大であるか否かを判別し(ステップ
D4)、この判別がNOであって前記タッチセンスデー
タの値が一定値以下である場合には、前述した音色記憶
モードにおいてベロシティーの値が“3F”である楽音
波形データが各Note NO.毎に記憶されたエリア
を指定する(ステップD5)。次に、この押鍵された鍵
のNoteNO.に対する累算値を演算し(ステップD
7)、引き続き前記ステップD5で指定した記憶エリア
からスタートアドレスに前記累算値を加算した値によっ
て示されるアドレスに記憶されている楽音波形データを
読み出す(ステップD8)。
【0024】つまり、前述した音色記憶モードにおいて
は、ベロシティーの値が“3F”である場合の各Not
e NO.毎の楽音波形データと、ベロシティーが“7
F”である場合の各Note NO.毎の楽音波形デー
タとを、各々別の記憶エリアの連続したアドレスに記憶
してある。従って、ステップD5で指定された記憶エリ
アにおいて、スタートアドレスにNote NO.の値
を加算した値によって示されるアドレスには、ベロシテ
ィーが“3F”であって、今押鍵されている鍵のNot
e NO.に対応する楽音波形データが記憶されてい
る。よって、前記アドレスに記憶されている楽音波形デ
ータを読み出して楽音波形を生成し、この楽音波形をD
/A変換器12を介して、発音回路13に供給すること
により、該発音回路13からは他の楽器2をベロシティ
ーの値“3F”にて押鍵した場合と同一音色であって、
かつ、当該楽器1を押鍵することにより指定された音高
からなる楽音が発生する。
【0025】また、ステップD4の判別がYESであっ
て、前記タッチセンスデータの値が一定値より大である
場合には、前述した音色記憶モードにおいてベロシティ
ーの値が“7F”である楽音波形データが各Note
NO.毎に記憶されたエリアを指定して(ステップD
6)、前述したステップD7、D8を実行する。これに
より、前述と同様にして発音回路13からは他の楽器2
をベロシティーの値が“7F”にて押鍵した場合と同一
音色であって、かつ、当該楽器1を押鍵することにより
指定された音高からなる楽音が発生する。
【0026】また、ステップD8に続くステップD9で
は離鍵されたか否かを判別し、押鍵状態が続いている場
合にはステップD7〜D9のループを繰り返し、これに
より前述した音色及び音高の楽音が放音され続ける。そ
して、離鍵するとステップD9の判別がのYESとなっ
て、D/A変換器12への出力を停止する消音処理が実
行され(ステップ10)、前記発音回路13からの放音
が停止するのである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、演
奏操作子群の各操作子を順次連続して操作した場合に相
当する演奏情報を作成して他の楽器に出力し、これによ
り他の楽器からこの演奏情報に対応して連続的に出力さ
れる楽音波形データを、各演奏操作子に対応させて記憶
するようにした。よって、楽器使用者が当該楽器の演奏
操作子を順次操作して記憶エリアを設定したり、他の楽
器の演奏操作子を順次操作して楽音信号を発生させる煩
雑な作業が不要となり、他の楽器と同様の音色にて演奏
するに際し必要となる楽音波形データ全ての記憶を、簡
単かつ短時間内に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる電子楽器を他の電子
楽器と接続した状態におけるブロック図である。
【図2】MIDIデータの構成を示す説明図である。
【図3】本実施例の音色記憶モード時の実行内容を示す
フローチャートである。
【図4】図3に示したフローチャートのMIDI CH
設定処理を詳細に示すフローチャートである。
【図5】図3に示したフローチャートのサンプリングフ
ローを詳細に示すフローチャートである。
【図6】図5に示したフローチャートに従って出力され
るMIDIデータの内容を示す説明図である。
【図7】本実施例の演奏モード時の実行内容を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 楽器 2 他の楽器 3 CPU 6 MIDI出力部 8 データRAM 9 MIDI入力部 10 鍵盤スイッチ群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報及び該演奏情報に対応する楽音
    波形データを他の楽器と相互転送可能な入力及び出力手
    段と、 演奏情報としての楽音の音高を指定する演奏操作子群
    と、 該演奏操作子群を構成する各操作子を順次連続して操作
    した場合に相当する演奏情報を作成して、前記出力手段
    を介し前記他の楽器に出力する演奏情報作成手段と、 該演奏情報作成手段から出力された前記演奏情報に応答
    して、前記入力手段を介して入力される他の楽器からの
    楽音波形データを、前記演奏情報に対応する演奏操作子
    に割り当てられた記憶領域に記憶する記憶手段と、 前記演奏操作子群を構成するいずれかの演奏操作子が操
    作されたとき、この操作された演奏操作子に割り当てら
    れた前記記憶領域に記憶されている前記楽音波形データ
    に基づき楽音信号を作成する楽音信号作成手段と、 を有することを特徴とする電子楽器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009192553A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Casio Comput Co Ltd 電子楽器

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