JPH0545847Y2 - - Google Patents

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JPH0545847Y2
JPH0545847Y2 JP13076088U JP13076088U JPH0545847Y2 JP H0545847 Y2 JPH0545847 Y2 JP H0545847Y2 JP 13076088 U JP13076088 U JP 13076088U JP 13076088 U JP13076088 U JP 13076088U JP H0545847 Y2 JPH0545847 Y2 JP H0545847Y2
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clutch cover
spring
clip
cone spring
diaphragm spring
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は、ダイヤフラムスプリングにコーン
スプリングが並設されたクラツチカバー組立体に
関し、特にコーンスプリングの支持構造に関する
ものである。
(従来の技術) ダイヤフラムスプリングにコーンスプリングが
並設されたクラツチカバー組立体は本件出願人に
よる実開昭58−157030号に記載されている。
一般にダイヤフラムスプリングは、撓み量があ
る値から所定の値まで減少すると、撓み荷重は増
加し、撓み量が更に減少すると、撓み荷重は減少
するという特性を有している。そのために、ダイ
ヤフラムスプリングのみを用いた一般的な構造で
は、摩擦フエーシングが摩耗すると、クラツチ接
続時のダイヤフラムスプリングの撓み量の減少に
ともなつてダイヤフラムスプリングの撓み荷重が
増加し、その結果、ダイヤフラムスプリングから
プレツシヤプレートに及ぼされる押付力が増加
し、クラツチペダルの所要踏力も増加する。
これに対して、上記公報の構成では、コーンス
プリングの撓み荷重が、ダイヤフラムスプリング
の荷重増加を相殺するように変化し、その結果、
ダイヤフラムスプリングからプレツシヤプレート
に及ぼされる押付力は略一定に維持され、クラツ
チペダルの所要踏力も概ね一定に維持される。
ところが上記公報に記載の構造では、コーンス
プリングが軸方向に支持されておらず、またコー
ンスプリングに回り止めが施されていないので、
コーンスプリングに撓み荷重が加わつていない状
態、即ちクラツチを遮断した状態では、コーンス
プリングが軸方向にがたついたり他の部材に対し
て回転したりして、異音が発生したりコーンスプ
リングが破損してコーンスプリングの果す機能が
不十分となつたりするおそれがあつた。
(考案の目的) 本願考案は、コーンスプリングが軸方向にがた
ついたり他の部材に対して回転したりするのを防
止でき、異音の発生やコーンスプリングの破損を
防止できるクラツチカバー組立体を提供すること
を目的とする。
(考案の構成) 本願の第1の考案は、クラツチカバーの内周端
に、クラツチカバーをフライホイール側に折曲げ
てなる又は軸方向フライホイール側に突出するス
タツドピンよりなる軸方向突出部と、半径方向内
向き突出部とを設け、上記軸方向突出部により円
周方向に延在する1対のワイヤリングを支持し、
ワイヤリングによりダイヤフラムスプリングの半
径方向中間部を挾持することによつてダイヤフラ
ムスプリングを支点機構で支持し、ダイヤフラム
スプリングとクラツチカバーとの間にクラツチ接
続状態においてダイヤフラムスプリングの内周部
をフライホイール側に付勢する円板環状のコーン
スプリングを設けたクラツチカバー組立体におい
て、略四角形の平板からなるクリツプの一辺に設
けた折曲げ突起片をクラツチカバーの内周端の上
記半径方向内向き突出部の側縁に当接させて該ク
リツプを固着し、クリツプの内周縁部によりコー
ンスプリングの外周縁部をクラツチカバーに押え
付けてコーンスプリングを支持したことを特徴と
するクラツチカバー組立体である。
また本願の第2の考案は、第1の考案と同様の
クラツチカバー組立体において、略四角形の平板
からなるクリツプの一辺に設けた折曲げ突起片を
ワイヤリングの内周に当接させて該クリツプを上
記半径方向内向き突出部のフライホイール側の面
に固着し、クリツプの内周縁部によりコーンスプ
リングの外周縁部をクラツチカバーに押え付けて
コーンスプリングを支持したことを特徴とするク
ラツチカバー組立体である。
なお、第1及び第2の考案においては、コーン
スプリングの外周の複数箇所に軸方向クラツチカ
バー側への突起部を設け、クラツチカバーの上記
半径方向内向き突出部の両側縁に又はクラツチカ
バーに設けた窓孔の両側縁に、上記突起部の内の
あるものを円周方向の一方向側から及び他のもの
をその反対方向側から当接させてもよい。
また本願の第3の考案は、ダイヤフラムスプリ
ングをその半径方向中間部にてクラツチカバーに
より支点機構で支持し、ダイヤフラムスプリング
とクラツチカバーとの間にクラツチ接続状態にお
いてダイヤフラムスプリングの内周部をフライホ
イール側に付勢する円板環状のコーンスプリング
を設けたクラツチカバー組立体において、略四角
形の平板からなるクリツプを、クリツプの一辺に
設けた折曲げ突起片をダイヤフラムスプリングの
放射状スリツトで区分けされた舌片の側縁に当接
させて舌片に固着し、クリツプの外周縁部により
コーンスプリングの内周縁部をダイヤフラムスプ
リングに押え付けてコーンスプリングを支持し、
コーンスプリングの外周縁部をクラツチカバーに
当接させたことを特徴とするクラツチカバー組立
体である。
(作用) 本願の第1及び第2の考案においては、コーン
スプリングの外周縁部がクリツプの内周縁部によ
りクラツチカバーに押付けられているので、クラ
ツチ遮断時においてもコーンスプリングは軸方向
にがたつかない。またクリツプは、折曲げ突起片
がクラツチカバーの半径方向内向き突出部の側縁
又はワイヤリングの内周に当接しているので、半
径方向内向き突出部に接した状態で回転すること
はなく、従つてコーンスプリングの外周縁部がク
リツプの内周縁部をともなつて円周方向に移動す
ることはない。即ちコーンスプリングはクラツチ
カバーに対して回転しない。更にはコーンスプリ
ングの外周の突起部がクラツチカバーの半径方向
内向き突出部の両側縁に又はクラツチカバーに設
けた窓孔の両側縁に当接しているので、コーンス
プリングのクラツチカバーに対する回転は確実に
防止される。
また第3の考案においては、コーンスプリング
の内周縁部がクリツプの外周縁部によりダイヤフ
ラムスプリングに押付けられているので、クラツ
チ遮断時においてもコーンスプリングは軸方向に
がたつかいない。またクリツプは、折曲げ突起片
がダイヤフラムスプリングの舌片の側縁に当接し
ているので、舌片に接した状態で回転することは
なく、従つてコーンスプリングの内周縁部がクリ
ツプの外周縁部をともなつて円周方向に移動する
ことはない。即ちコーンスプリングはダイヤフラ
ムスプリングに対して回転しない。
(実施例) 以下、本願考案の実施例を図に基づいて説明す
る。第1図は本願の第1の考案のクラツチカバー
組立体を示す縦断面部分図、第2図は第1図の
矢視部分図である。なお第1図はクラツチ接続状
態を示している。図において、クラツチデイスク
(図示せず)の外周には摩擦フエーシング2が設
けてあり、フエーシング2をプレツシヤプレート
3によりフライホイール1に押付けるようになつ
ている。プレツシヤプレート3の外周及び背面は
クラツチカバー4で覆われている。クラツチカバ
ー4は外周部がフライホイール1に固定されてい
る。クラツチカバー4とプレツシヤプレート3と
の間には円板環状のダイヤフラムスプリング5が
配置されている。ダイヤフラムスプリング5は、
外周縁部がプレツシヤプレート3の背面の突起に
着座しており、内周縁部がレリーズベアリング
(図示せず)に連結されている。
クラツチカバー4の内周部には、その内周部の
円周方向の複数箇所がフライホイール1側に向け
て折曲げられるとともに更にその先端が半径方向
外向きに折曲げられて突出部4aが形成されてい
る。4bは第2図に示すようにクラツチカバー4
の内周部にて円周方向に突出部4aと交互に位置
する半径方向内向きの突出部である。突出部4b
の先端部のダイヤフラムスプリング5側の面には
角部4c(第1図)が形成されている。
ダイヤフラムスプリング5は半径方向中間部か
ら内周部5bにかけてスリツト8を備えており、
突出部4aはスリツト8の半径方向外側の端部を
拡開して形成した拡開部8aを通つている。そし
て突出部4aは1対のワイヤーリング6a,6b
の内周を支持している。ワイヤーリング6a,6
bはダイヤフラムスプリング5の円周方向に延び
ており、ダイヤフラムスプリング5を両面から挾
持している。このようにダイヤフラムスプリング
5は、突出部4bとこれに支持されたワイヤリン
グ6a,6bとにより支点機構で支持されてい
る。
クラツチカバー4とダイヤフラムスプリング5
との間には、円板環状のコーンスプリング7が配
設されている。コーンスプリング7は突出部4b
の先端までの半径よりも少し大きな外径を有して
いる。そしてコーンスプリング7は外周縁が突出
部4bの角部4cにダイヤフラムスプリング5側
から当接され、内周縁がクラツチ接続時にはダイ
ヤフラムスプリング5の内周部5bに軸方向クラ
ツチカバー4側から当接するよう設けられてい
る。
例えば3箇所の突出部4bのダイヤフラムスプ
リング5側の面にはクリツプ11がリベツト12
により固着されている。クリツプ11は第3図に
示すように、略中央にリベツト12が通される孔
11bを有する略四角形の平板本体11aと本体
11aの一方の側縁の外周側にクラツチカバー4
側に突出して本体11aに一体に形成された突起
片11cとからなつている。本体11aは第2図
に示すように、円周方向の幅が突出部4bの円周
方向の幅と略同じで、半径方向の長さが突出部4
bの突出長さと略同じである。そしてクリツプ1
1は、突起片11cを突出部4bの一方の側縁4
00bに当接させ、本体11aの内周縁部により
コーンスプリング7の外周縁部を突出部4bの先
端部にダイヤフラムスプリング5側から押付ける
ようにして突出部4bに固着されている。即ちコ
ーンスプリング7の外周縁部は本体11aの内周
縁部と突出部4bの先端部とにより挾持されてい
る。
このような構成のクラツチカバー組立体では、
クラツチ接続状態において、フエーシング2が摩
耗すると、プレツシヤプレート3の軸方向の位置
はフライホイール1側に移動し、このためダイヤ
フラムスプリング5の外周部5aの位置も同方向
に移動し、内周部5bはダイヤフラムスプリング
5が突出部4aにて支点機構により支持されてい
るため軸方向クラツチカバー4側に移動し、ダイ
ヤフラムスプリング5の撓み量は減少することと
なる。
一方、コーンスプリング7は外周縁が突出部4
bの角部4cにダイヤフラムスプリング5側から
当接されているので、軸方向に移動不能の状態に
ある。このために、ダイヤフラムスプリング5の
内周部5bが上述のように移動すると、コーンス
プリング7は角部4cに当接されている外周縁を
支点として軸方向に圧縮され、撓み量が増加する
こととなる。
ところで、第4図はダイヤフラムスプリング5
とコーンスプリング7の撓み量荷重特性を示して
いる。横軸に併記した矢印はダイヤフラムスプリ
ング5の撓み量の増加方向及びコーンスプリング
7の撓み量の減少方向を示す。一般にダイヤフラ
ムスプリング5は、その撓み量に対して実線Aの
如く荷重が変化するという特性を有している。ま
たコーンスプリング7は、ダイヤフラムスプリン
グ5の撓み量の変化に応じてダイヤフラムスプリ
ング5に対する付勢荷重が変化するように設定さ
れている。即ち、フエーシング2が摩耗すること
によつてダイヤフラムスプリング5の撓み量が減
少して荷重が点Bから点Cへと増加し点Cから点
Dへと減少する時、ダイヤフラムスプリング5の
内周部5bが軸方向クラツチカバー4側に移動す
るためにコーンスプリング7の撓み量が増加して
いき、その荷重がダイヤフラムスプリング5の荷
重の方向とは逆の方向(負方向)に、即ち点Fか
ら点Gへと増加し点Gから点Hへと減少する。
従つて、ダイヤフラムスプリング5とコーンス
プリング7との変化荷重が相殺され、ダイヤフラ
ムスプリング5のプレツシヤプレート3に対する
荷重の変化は実線Aから破線A′のようになり、
クラツチ接続状態での過剰な圧接力の発生がほぼ
解消され、クラツチペダルの所要踏力の増加も防
止されることとなる。
またクラツチ遮断状態においては、ダイヤフラ
ムスプリング5の内周部5bがフライホイール1
側に移動するために、コーンスプリング7の内周
縁とダイヤフラムスプリング5の内周部5bとの
間に軸方向の隙間が生じ、コーンスプリング7は
軸方向にがたついたり回転したりしやすい状態と
なるが、コーンスプリング7は、外周縁部がクリ
ツプ11の内周縁部により突出部4bの先端部に
押付けられているので、軸方向にがたつくことは
ない。しかもコーンスプリング7の外周縁部を突
出部4bに押え付けているクリツプ11は、突起
片11cが突出部4bの側縁400bに当接され
ているためにリベツト12の軸回りに回転不能の
状態にあるので、コーンスプリング7の外周縁部
がクリツプ11の内周縁部をともなつて円周方向
に移動することはなく、コーンスプリング7がク
ラツチカバー4に対して回転することはない。従
つてコーンスプリング7が軸方向にがたついたり
回転したりすることによる異音が発生することは
なく、またコーンスプリングが破損することもな
い。
なおコーンスプリング7の代りに、第5図に示
すようなコーンスプリング70を用いてもよい。
即ちコーンスプリング70の外周には、半径方向
外向きに突出し且つその先端が円周方向の一方向
側に延び更にその先端部が軸方向クラツチカバー
4側に折曲げられた突起片70aと、突起片70
aとは円周方向の反対方向側に延びた突起片70
bとが、突出部4bの円周方向の幅と同じ間隔を
隔てて円周方向に対向するよう対になつて、例え
ば3箇所にコーンスプリング70と一体に形成さ
れており、このようなコーンスプリング70を第
6図に示すように、突出片70a及び70bの軸
方向クラツチカバー4側への突出部分により突出
部4bを円周方向両側から挟むようにして配設し
てもよい。即ち突出片70aを一方の側縁400
bに、突出片70bを他方の側縁400bにそれ
ぞれ当接させるようにしてもよい。これによれ
ば、コーンスプリング70は突起片70a,70
bにより突出部4bに、即ちクラツチカバー4に
対し回り止めされることとなる。なおここでは突
起片70aと突起片70bとを同じ突出部4bに
当接するよう突出部4bの円周方向の幅だけ間隔
を隔てて対にして設けているが、これは異なる突
出部4bに当接するよう適当に間隔を隔てて設け
てもよく、また異なる数ずつ設けてもよい。
次に本願の第2の考案のクラツチカバー組立体
について説明する。本考案は、クリツプ11の代
りに、第20図に示すクリツプ32又は第21図
に示すクリツプ33を用いたものである。即ち第
20図に示すクリツプ32は外周側に二又に別れ
たダイヤフラムスプリング5側への折曲げ突起片
32a,32aが形成されたものであり、第21
図に示すクリツプ33は外周側にダイヤフラムス
プリング5側に突出し且つ円周方向に延びた折曲
げ突起片33aが形成されたものであり、このよ
うなクリツプ32,33をそれぞれ突起片32
a,33aをワイヤリング6bの内周に当接させ
て突出部4bに固着するようにしている。第22
図は第21図のクリツプ33を突出部4bにリベ
ツト14で固着した例を示す。
本考案においても、突起片32a又は33aが
ワイヤリング6bの内周に当接しているので、ク
リツプ32又は33が、リベツト14の軸回りに
回転不能の状態にあり、コーンスプリング7の外
周縁部がクリツプ32又は33の内周縁部をとも
なつて円周方向に移動することはなく、コーンス
プリング7がクラツチカバー4に対して回転する
ことはない。従つてコーンスプリング7が軸方向
にがたついたり回転したりすることによる異音が
発生することはなく、またコーンスプリングが破
損することもない。その他の作用効果は、第1の
考案と同様である。
第7図は本願の第3の考案のクラツチカバー組
立体を示す縦断面部分図、第8図は第7図の矢
視部分図である。図において、第1図と対応する
箇所には同一符号を付している。21はクリツ
プ、50はダイヤフラムスプリング5のスリツト
5aで区分けされた舌片、71はコーンスプリン
グである。本考案は第1及び第2の考案がコーン
スプリングの外周縁部を挾持するようにしたのと
異なり、内周縁部を挾持するようにしたものであ
る。
例えば3箇所の舌片50の軸方向クラツチカバ
ー4側の面にはクリツプ21がリベツト13によ
り固着されている。クリツプ21は第9図に示す
ように、リベツト13が通される孔21bを有す
る略四角形の平板本体21aと、本体21aの一
方の側縁の内周側にフライホイール1側に突出し
て本体21aに一体に形成された突起片21cと
からなつており、本体21aは舌片50に沿つて
舌片50と略同じ円周方向の幅を有している。そ
してクリツプ21は、第8図の−断面図であ
る第10図からもわかるように突起片21cを舌
片50の一方の側縁500bに当接させ、本体2
1aの外周縁部によりコーンスプリング71の内
周縁部を舌片50に、即ちダイヤフラムスプリン
グ5に押付けるようにして舌片50に固着されて
いる。即ちコーンスプリング71の内周縁部は本
体21aの外周縁部と舌片50とにより挾持され
ている。
またコーンスプリング71の内周には第8図に
示すように、半径方向内向きに突出し且つその先
端が円周方向の一方向側に延び更にその先端部が
フライホイール1側に折曲げられてなる突起片7
1aと、突起片71aとは円周方向の反対方向側
に延びてなる突起片71bとが、それぞれ例えば
3箇所にコーンスプリング71に一体に形成され
ている。そしてコーンスプリング71は、突起片
71a,71bのフライホイール1側への突出部
分が舌片50の側縁500bにそれぞれ当接さ
れ、外周縁がクラツチ接続時にクラツチカバー4
の突出部4bにダイヤフラムスプリング5側から
当接するよう配設されている。なおコーンスプリ
ング71の撓み量荷重特性は第1の考案のコーン
スプリング7と同じに設定されている。
このような構成のクラツチカバー組立体におい
ても、クラツチ接続状態においてフエーシング2
が摩耗してダイヤフラムスプリング5の撓み量が
減少すると、即ちダイヤフラムスプリング5の内
周部5bが軸方向クラツチカバー4側に移動する
と、コーンスプリング71は軸方向に圧縮される
こととなり、第1の考案と同様に、ダイヤフラム
スプリング5の内周部5bはコーンスプリング7
1によりフライホイール1側へ付勢され、ダイヤ
フラムスプリング5とコーンスプリング71との
変化荷重が相殺されることとなり、クラツチ接続
状態での過剰な圧接力の発生がほぼ解消され、ク
ラツチペダルの所要踏力の増加も防止されること
となる。
またクラツチ遮断状態においては、コーンスプ
リング71の内周縁部がダイヤフラムスプリング
5の内周部5bと共にフライホイール1側に移動
するために、コーンスプリング71の外周縁とク
ラツチカバー4の突出部4bとの間に軸方向の隙
間が生じ、コーンスプリング7が軸方向にがたつ
いたり回転したりしやすい状態となるが、コーン
スプリング71は、内周縁部がクリツプ21の外
周縁部と舌片50とにより挾持されているので、
軸方向にがたつくことはない。しかもコーンスプ
リング71の内周縁部を舌片50に押え付けてい
るクリツプ21は、突起片21cが舌片50の側
縁500bに当接されているためにリベツト13
の軸回りに回転不能の状態にあるので、コーンス
プリング71の内周縁部がクリツプ21の外周縁
部をともなつて円周方向に移動することはなく、
コーンスプリング71が舌片50、即ちダイヤフ
ラムスプリング5に対して回転するのが防止され
る。更にコーンスプリング71は突起片71a,
71bのフライホイール1側への突出部分が舌片
50の側縁500bに当接されているので、コー
ンスプリング71がダイヤフラムスプリング5に
対して回転するのが確実に防止される。
(考案の効果) 以上のように本願の第1の考案によれば、クリ
ツプ11を突出部4bのフライホイール1側の面
に固着し、コーンスプリング7の外周縁部をクリ
ツプ11の内周縁部と突出部4bの先端部とで挾
持するようにしたので、コーンスプリング7が軸
方向にがたつくのを防止でき、しかもクリツプ1
1の突起片11cを突出部4bの側縁に当接して
クリツプ11がリベツト12の軸回りに回転する
のを防止しているので、コーンスプリング7の外
周縁部がクリツプ11の内周縁部をともなつて円
周方向に移動するのを防止でき、コーンスプリン
グ7がクラツチカバー4に対して回転するのを防
止できる。従つてコーンスプリング7が軸方向に
がたついたり他の部材に対して回転したりして異
音が発生したりコーンスプリング7が破損したり
するのを防止できる。
特に第5図に示すコーンスプリング70を用い
た場合には、コーンスプリング70がクラツチカ
バー4に対して回転するのを確実に防止できる。
また本願の第2の考案によつても、クリツプ3
2又は33の突起片32a又は33aをワイヤリ
ング6bの内周に当接してクリツプ32又は33
がリベツト14の軸回りに回転するのを防止して
いるので、コーンスプリング7の外周縁部がクリ
ツプの内周縁部をともなつて円周方向に移動する
のを防止でき、コーンスプリング7がクラツチカ
バー4に対して回転するのを防止できる。従つて
コーンスプリング7が軸方向にがたついたり他の
部材に対して回転したりして異音が発生したりコ
ーンスプリング7が破損したりするのを防止でき
るとともに、第1の考案と同様の効果を奏する。
また第3の考案によれば、クリツプ21を舌片
50の軸方向クラツチカバー4側の面に固着し、
コーンスプリング71の内周縁部をクリツプ21
の外周縁部と舌片50とで挾持するようにしたの
で、コーンスプリング71が軸方向にがたつくの
を防止でき、しかもクリツプ21の突起片21c
が舌片50の側縁500bに当接してクリツプ2
1がリベツト13の軸回りに回転するのを防止し
ているので、コーンスプリング71の内周縁部が
クリツプ21の外周縁部をともなつて円周方向に
移動するのを防止でき、コーンスプリング71が
ダイヤフラムスプリング5に対して回転するのを
防止できる。更にコーンスプリング71の内周の
突起片71a,71bが舌片50の側縁500b
に当接しているので、コーンスプリング71がダ
イヤフラムスプリング5に対して回転するのを確
実に防止できる。
(別の実施例) なお第1の考案において、クリツプ11を突出
部4bに固着するには、第11図に示すように突
出部4bの一部を半抜きにしてダイヤフラムスプ
リング5側に突出した突起片4dを形成し、第1
2図に示すように突起片4dをクリツプ11の孔
11bに挿入して突出部4bとの間にクリツプ1
1を挟むようかしめるようにしてもよい。このこ
とは、第2の考案のクリツプ32,33について
も同様である。またクリツプ11の代りに、第1
3図ないし第15図に示すようなクリツプ31を
用いて固着するようにしてもよい。これによれ
ば、リベツト12や突起片4d(第11図)を不
要にでき、構造を簡単なものにすることができ
る。第16図はクリツプ31を突出部4bに固着
した状態を示す縦断面部分図、第17図は第16
図の矢視部分図である。即ちクリツプ31
は、突出部4bのダイヤフラムスプリング5側の
面に固着される略長方形の本体31aと、本体3
1aの円周方向両側の内周側にてダイヤフラムス
プリング5とは反対側に突出して対向した1対の
突起片31bとからなつており、本体31aは、
突出部4bの先端から半径方向にワイヤリング6
a,6bを少し越える程度の長さ及び突出部4b
の円周方向の幅と略同じ幅を有し、外周側がワイ
ヤリング6bにクラツチカバー4側から当接する
よう湾曲されている。そしてクリツプ31は、湾
曲部31cをクラツチカバー4のダイヤフラムス
プリング5側の面に形成した半径方向に長い略長
方形の凹部4eとワイヤリング6bとの間に挾持
するとともに1対の突起片31bを突出部4bの
側縁に両側から当接させるようにして、突出部4
bに固着されている。なお凹部4eは第18図、
第19図に示すようになつている。即ち凹部4e
は、突出部4bの円周方向の幅と略同じ幅Lを有
し、突出部4bの略付け根の部分から半径方向に
ワイヤリング6a,6bより少し外側の部分まで
の長さHを有し、クリツプ31の厚さと同じ深さ
Dを有している。
またクリツプ11の代りに第23図に示すよう
なクリツプ34を用いてもよい。第24図はクリ
ツプ34を用いたクラツチカバー組立体を示す縦
断面部分図、第25図は第24図の矢視部
分図である。クリツプ34は、突出部4bの外周
側のクラツチカバー4の一部を半抜きにして形成
した突起片15によりかしめて固着される略四角
形の平板本体34aと、本体34aの円周方向両
側にて突出部4bの円周方向の幅と同じ間隔を隔
てて内向きに突出して本体34aに一体に形成さ
れた突出片34b,34bと、本体34aの円周
方向中間にて内向きに突出し更にその先端が突出
部4bに形成された孔40bに通されるよう折曲
げられて本体34aに一体に形成された突起片3
4cとからなつている。そしてコーンスプリング
7の外周縁は、突出部4bの円周方向両側を内向
きに通りダイヤフラムスプリング5側に僅かに湾
曲された突出片34b,34bの内周縁部により
軸方向クラツチカバー4側に押され突出部4bの
先端部に押付けられている。
また突出部4bの先端に角部4cを形成する代
りに、第26図に示すようなクリツプ11の内周
縁部をダイヤフラムスプリング5側に一段折曲げ
てなるクリツプ35を用い、第27図に示すよう
にクリツプ35の内周縁部35aと突出部4bの
先端部とでコーンスプリング7の外周縁部を挾持
するようにしてもよい。もちろん第20図、第2
1図に示すクリツプ32,33の内周縁部をダイ
ヤフラムスプリング5側に一段折曲げてなるクリ
ツプを用いてもよく、また第23図に示すクリツ
プ34の突出片34bの内周縁部を折曲げてなる
クリツプを用いてもよく。例えば第20図のクリ
ツプ32に対応するクリツプ36を第28図に示
す。第29図はクリツプ36を突出部4bにリベ
ツト14で固着した例を示す。
またコーンスプリング7の代りに、第30図に
示すように内周縁に間隔を隔てて複数個(例えば
ダイヤフラムスプリング5の舌片50の数)形成
された突起片72aがダイヤフラムスプリング5
側に僅かに折曲げられてその先端がダイヤフラム
スプリング5に当接するようにされたコーンスプ
リング72を、または第31図に示すように同じ
く内周縁に形成した突起片172aがダイヤフラ
ムスプリング5側に湾曲されてその湾曲部がダイ
ヤフラムスプリング5に当接するようにされたコ
ーンスプリング172を用いてもよい。コーンス
プリングはその内周縁がクラツチ接続時にダイヤ
フラムスプリング5に軸方向クラツチカバー4側
から当接するように配設される必要があるが、コ
ーンスプリング72,172を用いれば突起片7
2a,172aの折曲げの程度、湾曲の程度を僅
かづつ変更することによりダイヤフラムスプリン
グ5への当接具合を微調整することができ、コー
ンスプリングの働きの精度を向上させることがで
きる。
なお上記のようなクリツプ31ないし36を用
いた場合においても、第5図のようなコーンスプ
リング70、第30図、第31図のようなコーン
スプリング72,172を用いてもよいのはもち
ろんである。更にはコーンスプリング70のよう
な外周縁の突起片70a,70b(第5図)と、
コーンスプリング72,172のような内周縁の
突起片72a,172aとの両方を兼ね備えたコ
ーンスプリング100を用いてもよい。第32図
はコーンスプリング100を示す部分図である。
コーンスプリング100の外周縁には1対の半径
方向外向きの突起片100a,100aが例えば
3箇所に形成されており、内周縁にはコーンスプ
リング172の突起片172aと同じ突起片10
0aが形成されている。第33図はクリツプ3
1、コーンスプリング100を用いた例を示す部
分図である。突起片100a,100aがクリツ
プ31の突起片31b,31bに両側から当接さ
れている。これによればコーンスプリング自体を
確実に回り止めできるとともに、コーンスプリン
グのダイヤフラムスプリング5への当接具合を微
調整することができる。
また第3の考案において、クリツプ21の代り
に、第34図に示すようなクリツプ22を用いて
もよい。第35図は第34図の−
断面図、第36図は第34図のー
断面図である。クリツプ22は、略四角形の
平板本体22aと本体22aの一辺の中央部に突
出して本体22aに一体に形成された突出片22
bとからなつており、クリツプ22は、突出片2
2bの先端部によりコーンスプリング71の内周
縁部を舌片50に押付け、本体22aの両側を舌
片50の両側の辺に沿つて折曲げ更に舌片50の
フライホイール1側の面に接するように折曲げて
舌片50に固着されている。これによればクリツ
プ22自体の回り止めと固着とを同時に行なうこ
とができる。
また第37図に示すような第9図のクリツプ2
1の外周縁部を軸方向クラツチカバー4側に一段
折曲げてなるクリツプ23を用い、第38図に示
すように外周縁部23aと舌片50とによりコー
ンスプリング71の内周縁部を挾持するようにし
てもよい。もちろん第34図に示すクリツプ22
の突出片22bの先端部を折曲げて同様に行なつ
てもよい。
更に上述した第1ないし第3の考案において
は、クラツチカバー4の内周部を折曲げて形成し
た突出部4aによりワイヤリング6a,6bを支
持する形式のクラツチカバー組立体について説明
しているが、上述したコーンスプリングの支持構
造はスタツドピンによりワイヤリング6a,6b
を支持する形式のクラツチカバー組立体について
も適用することができる。第39図は第1の考案
のコーンスプリングの支持構造をスタツドピン形
式のクラツチカバー組立体に適用した例を示す縦
断面部分図、第40図は第39図のL矢視部分
図である。図において、第1図と対応する箇所に
は同一符号を付している。40はスタツドピンで
ある。そしてクリツプとしては第41図に示すよ
うなクリツプ37を用いている。クリツプ37は
第20図のクリツプ32と略同じ形状である。そ
してクリツプ37は、突起片37a,37aの外
周側の面を隣接するスタツドピン40の間にてワ
イヤリング6bの内周に当接させてクラツチカバ
ー4の内面にリベツト16により固着されてい
る。これによつても突出部4bによる支持形式の
クラツチカバー組立体の場合と同様の効果を奏す
る。なおクリツプ37の代りに第21図のクリツ
プ33を用いてもよい。またこれらのクリツプ3
2(第20図),33(第21図),37(第41
図)の内周縁部を第28図のクリツプ36のよう
にダイヤフラムスプリング5側に一段折曲げてな
るクリツプを用いてもよい。更にコーンスプリン
グ7の代りに、第42図に示すようなコーンスプ
リング73を用いてもよい。コーンスプリング7
3は、外周の複数箇所、例えば3箇所に外向きに
突出した突出片73aがコーンスプリング73に
一体に形成され、更に突出片73aの円周方向両
側に軸方向クラツチカバー4側に突出し且つ対向
した1対の突起片73b,73bが突出片73a
に一体に形成されている。そしてコーンスプリン
グ73は第43図に示すように、隣接するスタツ
ドピン40の間に形成された角窓60の両側縁6
00bに突起片73b,73bの対向面とは反対
側の面を当接させるようにして配設されている。
これによればコーンスプリング73が突起片73
bによりクラツチカバー4に対し回り止めされる
こととなり、コーンスプリング73の回転による
異音の発生やコーンスプリング73の破損を確実
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願の第1の考案のクラツチカバー組
立体を示す縦断面部分図、第2図は第1図の矢
視部分図、第3図は第1図の例で用いるクリツプ
を示す斜視図、第4図はダイヤフラムスプリング
とコーンスプリングの撓み量荷重特性を示す図、
第5図は第1の考案で用いるコーンスプリングの
別の例を示す斜視部分図、第6図は第5図のコー
ンスプリングを用いたクラツチカバー組立体を示
す部分図、第20図、第21図はそれぞれ第2の
考案で用いるクリツプの例を示す斜視図、第22
図は第21図のクリツプを用いたクラツチカバー
組立体を示す縦断面部分図、第7図は第3の考案
のクラツチカバー組立体を示す縦断面部分図、第
8図は第7図の矢視部分図、第9図は第7図の
例で用いるクリツプを示す斜視図、第10図は第
8図の−断面図、第11図及び第12図は第
1及び第2の考案で用いるクリツプを固着する別
の方法を示す図であり、第11図は固着に用いる
突起片を示す縦断面図、第12図はその固着方法
によるクラツチカバー組立体を示す縦断面部分
図、第13図ないし第19図は第1の考案におけ
るクリツプの更に別の固着方法、それに用いるク
リツプ及びクラツチカバーを示す図であり、第1
3図はそのクリツプの側面図、第14図は第13
図の矢視図、第15図は第14図の−
断面図、第16図はその固着方法によるクラツ
チカバー組立体を示す縦断面部分図、第17図は
第16図の矢視部分図、第18図はそのクラ
ツチカバーの縦断面部分図、第19図は第18図
の矢視部分図、第23図は第1の考案で用い
るクリツプの更に別の例を示す斜視図、第24図
は第23図のクリツプを用いたクラツチカバー組
立体を示す縦断面部分図、第25図は第24の
矢視部分図、第26図は第1の考案で用いる
クリツプの更に別の例を示す斜視図、第27図は
第26図のクリツプを用いたクラツチカバー組立
体を示す縦断面部分図、第28図は第1の考案で
用いるクリツプの更に別の例を示す斜視図、第2
9図は第28図のクリツプを用いたクラツチカバ
ー組立体を示す縦断面部分図、第30図、第31
図はそれぞれ更に別の例のコーンスプリングを用
いた第1の考案のクラツチカバー組立体を示す縦
断面部分図、第32図は第1の考案において用い
る更に別の例のコーンスプリングを示す部分図、
第33図は第32図のコーンスプリングを用いた
クラツチカバー組立体を示す部分図、第34図は
別の例のクリツプを用いた第3の考案のクラツチ
カバー組立体を示す部分図、第35図は第34図
の−断面図、第36図は第34
図の−断面図、第37図は第3
の考案で用いる更に別の例のクリツプを示す斜視
図、第38図は第37図のクリツプを用いたクラ
ツチカバー組立体を示す縦断面部分図、第39図
は第1の考案のスタツドピンによる支持形式のク
ラツチカバー組立体を示す縦断面部分図、第40
図は第39図のL矢視部分図、第41図は第4
0図の例で用いるクリツプを示す斜視図、第42
図は第39図の例で用いるコーンスプリングの別
の例を示す斜視図、第43図は第42図のコーン
スプリングを用いたクラツチカバー組立体を示す
部分図である。 1……フライホイール、4……クラツチカバ
ー、4a……(軸方向)突出部、4b……(内向
き)突出部、5……ダイヤフラムスプリング、6
a,6b……ワイヤリング、7,70〜73,1
00,172……コーンスプリング、11,21
〜23,31〜37……クリツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) クラツチカバーの内周端に、クラツチカバー
    をフライホイール側に折曲げてなる又は軸方向
    フライホイール側に突出するスタツドピンより
    なる軸方向突出部と、半径方向内向き突出部と
    を設け、上記軸方向突出部により円周方向に延
    在する1対のワイヤリングを支持し、ワイヤリ
    ングによりダイヤフラムスプリングの半径方向
    中間部を挾持することによつてダイヤフラムス
    プリングを支点機構で支持し、ダイヤフラムス
    プリングとクラツチカバーとの間にクラツチ接
    続状態においてダイヤフラムスプリングの内周
    部をフライホイール側に付勢する円板環状のコ
    ーンスプリングを設けたクラツチカバー組立体
    において、略四角形の平板からなるクリツプの
    一辺に設けた折曲げ突起片をクラツチカバーの
    内周端の上記半径方向内向き突出部の側縁に当
    接させて該クリツプを固着し、クリツプの内周
    縁部によりコーンスプリングの外周縁部をクラ
    ツチカバーに押え付けてコーンスプリングを支
    持したことを特徴とするクラツチカバー組立
    体。 (2) クラツチカバーの内周端に、クラツチカバー
    をフライホイール側に折曲げてなる又は軸方向
    フライホイール側に突出するスタツドピンより
    なる軸方向突出部と、半径方向内向き突出部と
    を設け、上記軸方向突出部により円周方向に延
    在する1対のワイヤリングを支持し、ワイヤリ
    ングによりダイヤフラムスプリングの半径方向
    中間部を挾持することによつてダイヤフラムス
    プリングを支点機構で支持し、ダイヤフラムス
    プリングとクラツチカバーとの間にクラツチ接
    続状態においてダイヤフラムスプリングの内周
    部をフライホイール側に付勢する円板環状のコ
    ーンスプリングを設けたクラツチカバー組立体
    において、略四角形の平板からなるクリツプの
    一辺に設けた折曲げ突起片をワイヤリングの内
    周に当接させて該クリツプを上記半径方向内向
    き突出部のフライホイール側の面に固着し、ク
    リツプの内周縁部によりコーンスプリングの外
    周縁部をクラツチカバーに押え付けてコーンス
    プリングを支持したことを特徴とするクラツチ
    カバー組立体。 (3) コーンスプリングの外周の複数箇所に軸方向
    クラツチカバー側への突起部を設け、クラツチ
    カバーの上記半径方向内向き突出部の両側縁
    に、上記突起部の内のあるものを円周方向の一
    方向側から及び他のものをその反対方向側から
    当接させた実用新案登録請求の範囲第1項又は
    第2項に記載のクラツチカバー組立体。 (4) コーンスプリングの外周の複数箇所に軸方向
    クラツチカバー側への突起部を設け、クラツチ
    カバーに設けた窓孔の両側縁に、上記突起部の
    内のあるものを円周方向の一方向側から及び他
    のものをその反対方向側から当接させた実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載のク
    ラツチカバー組立体。 (5) ダイヤフラムスプリングをその半径方向中間
    部にてクラツチカバーにより支点機構で支持
    し、ダイヤフラムスプリングとクラツチカバー
    との間にクラツチ接続状態においてダイヤフラ
    ムスプリングの内周部をフライホイール側に付
    勢する円板環状のコーンスプリングを設けたク
    ラツチカバー組立体において、略四角形の平板
    からなるクリツプを、クリツプの一辺に設けた
    折曲げ突起片をダイヤフラムスプリングの放射
    状スリツトで区分けされた舌片の側縁に当接さ
    せて舌片に固着し、クリツプの外周縁部により
    コーンスプリングの内周縁部をダイヤフラムス
    プリングに押え付けてコーンスプリングを支持
    し、コーンスプリングの外周縁部をクラツチカ
    バーに当接させたことを特徴とするクラツチカ
    バー組立体。
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