JPH0545842A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH0545842A
JPH0545842A JP22963691A JP22963691A JPH0545842A JP H0545842 A JPH0545842 A JP H0545842A JP 22963691 A JP22963691 A JP 22963691A JP 22963691 A JP22963691 A JP 22963691A JP H0545842 A JPH0545842 A JP H0545842A
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JP
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processing
photosensitive material
carry
port
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JP22963691A
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Takeshi Nakamura
武 中村
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理液の蒸発、劣化を有効に防止し、中空体
の膨張・収縮による開口の開閉を円滑に行なう。 【構成】 感光材料処理装置1は、処理液Qが入れられ
た処理槽2を有し、処理液Qの液面は、感光材料Sの搬
入口66および搬出口67を有する蓋体6により覆われ
ている。搬入口66内および搬出口67内には、それぞ
れ膨張・収縮中空体71、72が設置され、例えばコン
プレッサーのような調圧手段により中空体71、72の
内圧を変えて膨張・収縮させ、これに伴なって搬入口6
6および搬出口67が開閉する。このような搬入口66
および搬出口67の開閉は、感光材料Sの処理、非処理
に対応して行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光済のハロゲン化銀
写真感光材料を湿式で処理する感光材料処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】露光後のハロゲン化銀写真感光材料(以
下、単に感光材料または感材という)は、その種類に応
じた処理がなされる。例えば、カラー感光材料に対して
は、処理槽内に貯溜されている発色現像液、漂白液、定
着液(漂白定着液)および水洗水に感光材料を順次搬送
して浸漬することにより処理がなされる。
【0003】従来、このような処理を行う感光材料処理
装置では、処理槽の上部が開放していたため、処理槽内
に貯留された処理液の蒸発や熱の放散が著しく、さら
に、空気との接触により処理液(特に現像液)が変質・
劣化し、写真性の低下および処理液補充量の増大を招く
という問題があった。
【0004】このような問題を解決するものとして、感
光材料が通過する開口(搬入口および搬出口)を有する
蓋体(固定蓋)を、処理液の液面を覆うように設置し
て、液面の開口面積を小さくし、さらに、蓋体の上部に
可動蓋を設け、この可動蓋の移動により、感光材料の非
処理時には、蓋体の開口を遮蔽するよう構成した感光材
料処理装置が開示されている(特開平01−82033
号公報、同02−34851号公報、同02−1994
53号公報、実開平02−1751号公報等)。
【0005】しかしながら、これらの発明の感光材料処
理装置には、次のような欠点がある。
【0006】第1に、可動蓋は蓋体の上部に設置されて
いるため、蓋体の厚みにより、開口内において、処理液
液面と蓋体との間に空間が生じ、この空間内の空気が処
理液と接触して処理液を変質・劣化させる。
【0007】第2に、蓋体と可動蓋とのシールが不完全
であり、特に、蓋体と可動蓋との間に微小な隙間が生
じ、可動蓋が蓋体の開口を遮蔽しているときにも、その
隙間を介して、空気が蓋体の開口内に流入し、また処理
液が蒸散する。
【0008】第3に、可動蓋をスライドさせる機構、駆
動源、駆動源からの駆動力を伝達する機構等が必要であ
り、構造が複雑である。
【0009】第4に、前記開口内の空間に蒸発もしくは
飛散した処理液が、蓋体と可動蓋との間、特に摺動面に
侵入し、処理液成分の析出を生じて摺動抵抗が増大し、
作動不良が生じることがあり、場合によっては、ブロッ
キングして可動蓋が移動しなくなるおそれもある。
【0010】特に、上記第4の欠点は、処理液の蒸発や
変質・劣化を防止する効果が十分に得られないというこ
とのみならず、可動蓋の作動不良によって、感光材料の
ジャミング事故が生じるため、重大な問題である。
【0011】
【発明が解決しょうとする課題】本発明の目的は、簡単
な構成で、感光材料が通過する開口の開閉を円滑かつ確
実に行うことができ、しかも、処理液の蒸発や変質・劣
化を防止する効果が高い感光材料処理装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(3)の本発明により達成される。
【0013】(1) 処理槽と、この処理槽内に入れら
れた処理液と、ハロゲン化銀写真感光材料を搬送して前
記処理液中に浸漬する搬送手段と、前記処理液の液面を
覆うように設置され、ハロゲン化銀写真感光材料が通過
する開口を有する蓋体と、前記開口を開閉するシャッタ
ー手段とを有する感光材料処理装置であって、前記シャ
ッター手段は、膨張・収縮可能な中空体と、この中空体
の内部の圧力を変化させうる調圧手段とを有し、この調
圧手段により前記中空体を膨張・収縮させて前記開口を
開閉するよう作動するものであることを特徴とする感光
材料処理装置。
【0014】(2) 前記中空体は、前記開口内に設置
されている上記(1)に記載の感光材料処理装置。
【0015】(3) 前記シャッター手段は、前記ハロ
ゲン化銀写真感光材料の処理時には前記開口を開状態と
し、非処理時には前記開口を閉状態とするよう作動する
ものである上記(1)または(2)に記載の感光材料処
理装置。
【0016】
【実施例】以下、本発明の感光材料処理装置を、添付図
面に示す好適実施例に基いて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の感光材料処理装置の構成
例を示す断面側面図、図2は、図1中のII−II線での断
面図である。
【0018】これらの図に示すように、感光材料処理装
置1は、所定の容積を有する箱形の処理槽2を有し、こ
の処理槽2内には、ラック3が装填されている。
【0019】ラック3は、平行に対面設置された一対の
側板31、32を備えており、これらの側板31、32
間には、処理液Q中に浸漬される6対の搬送ローラ41
が回転可能に掛け渡されている。また、ラック上部に
は、感光材料Sを搬入および搬出する各一対の搬送ロー
ラ42が回転可能に側板31、32間に掛け渡されてい
る。
【0020】これらの搬送ローラ41、42は、モータ
等の駆動源およびシャフト、ギヤ等による駆動力伝達機
構で構成される駆動系(図示せず)により駆動回転され
る。
【0021】各搬送ローラ41間や搬送ローラ42の上
部および下部には、それぞれ、感光材料Sを次の搬送ロ
ーラ等に導くガイド51および52が、側板31、32
間に掛け渡されている。また、処理槽2の底部には、処
理槽2内を下降してきた感光材料Sを上昇させるように
方向転換する反転ガイド53が側板31、32間に掛け
渡されている。
【0022】上記搬送ローラ41、42、ガイド51、
52、反転ガイド53および各搬送ローラの駆動系によ
り、感光材料Sの搬送手段が構成される。
【0023】また、最上部の搬送ローラ41の上方に
は、3つのブロック状の蓋片61、62および63が側
板31、32間に掛け渡されている。これらの蓋片6
1、62および63により蓋体6が構成される。
【0024】隣接する蓋片の間には、感光材料Sが通過
する開口が形成されている。すなわち、蓋片61、62
間には感光材料Sの搬入口66が形成され、蓋片62、
63間には感光材料Sの搬出口67が形成されている。
【0025】なお、蓋体6の厚さは特に限定されない
が、4〜50mm程度が好ましく、特に、後述する中空体
71、72による搬入口66、搬出口67の遮蔽性を考
慮して、10〜30mm程度とするのが好ましい。
【0026】各蓋片61、62、63の構成材料は、所
定の剛性、耐久性および処理液に対する耐薬品性を有す
るものであればよく、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリア
ミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、アクリル樹
脂、ABS樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレートのようなポリエステル、ポリフェ
ニレンエーテル、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリサルフォン、ポリエーテル
サルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアクリ
レート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド等の各
種樹脂類や、合成ゴム、天然ゴム等の各種ゴム類、アル
ミナ等のセラミックス、ステンレス、チタン、ハステロ
イ等の金属類等を挙げることができる。
【0027】なお、各蓋片61、62、63は、図示の
ように中実部材に限らず、中空部材であってもよい。
【0028】処理槽2内には、所定の処理液Qが入れら
れる。処理液Qの種類は特に限定されず、例えば、現像
液、漂白液、定着液、漂白定着液、水洗水、安定液、調
整液、反転液、停止液等が挙げられるが、酸化劣化し易
く、本発明の効果が有効に発揮されるという点で、現像
液が特に好ましい。
【0029】この処理液Qは、ラック3を処理槽2内に
装填した状態で、蓋体6の搬入口66および搬出口67
内にその液面が存在するように入れられている。すなわ
ち、蓋体6が処理液Qの液面を覆うように設置されてい
る。
【0030】処理槽2内には、例えば感光材料Sの処理
時に、給液管(図示せず)から新たな処理液Qが補充さ
れ、その補充量とほぼ同量の疲労・劣化した処理液Q
が、側板32と処理槽2の側壁との間に設置された排液
管9の排液口からオーバーフローにより排出される。従
って、この排液管9の排液口の設置高さにより処理液Q
の液面レベルが規制される。
【0031】なお、側板31、32と処理槽2の側壁と
の間の処理液Qの液面に対しても、この液面を覆う前記
蓋体6と同様の蓋体を設けてもよい。
【0032】このような感光材料処理装置1は、蓋体6
の搬入口66および搬出口67を開閉するシャッター手
段7を有している。このシャッター手段7は、膨張・収
縮可能な中空体71、72と、これらの中空体71、7
2の内部の圧力を変化させうる調圧手段73とで構成さ
れている。
【0033】中空体71および72は、それぞれ、搬入
口66内および搬出口67内に設置されている。この場
合、中空体71および72は、それぞれ、搬入口66内
および搬出口67内の一方の内壁に、例えば接着により
固定され、収縮時(図1中の中空体72参照)には、搬
入口66および搬出口67を開放状態とし、膨張時(図
1中の中空体71参照)には、他方の内壁に密着して搬
入口66および搬出口67を好ましくは気密状態に封止
する。なお、図1中では、便宜上、中空体71が膨張状
態、中空体72が収縮状態となっているが、両中空体7
1、72は、ほぼ同時に膨張・収縮する。
【0034】中空体71および72の構成材料として
は、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレン
ゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、ブタジエンゴム、スチ
レンブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコ
ーンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、ウレタンゴ
ム、多硫化ゴム、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴ
ム等の各種ゴムや、シリコーン樹脂、軟質ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン(特に、中密度または低密度PE)、
ポリプロピレン、フッ素樹脂、アイオノマー樹脂、サー
モラン、サンプレーン、ミラストマー、ハイトレルのよ
うなエラストマー等の各種軟質樹脂等を挙げることがで
きる。
【0035】また、これらのうちでも、耐久性、耐薬品
性に優れる材料が好ましく、この点では、シリコーンゴ
ム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、天然ゴム、ブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム等が好ましい。
【0036】中空体71、72の収縮時および膨張時の
横断面形状は図示のごとき形状に限らず、例えば、膨張
時の形状が楕円形、三角形、四角形、六角形等の多角形
等、いかなるものでもよい。なお、中空体71、72の
膨張時の形状は、搬入口66および搬出口67のシール
性を向上するような形状とするのが好ましく、搬入口6
6および搬出口67の内壁の形状に対応するようなもの
とするのが好ましい。中空体71、72の膨張時の大き
さは、搬入口66および搬出口67内にデッドスペー
ス、特に空気の残存がないようなものとするのが好まし
い。
【0037】このような中空体71、72は、調圧手段
73の作動により膨張・収縮する。調圧手段73は、図
2に示すように、中空体71の端部にその一端が接続さ
れ、中空体71の内部と連通する管74と、この管74
の他端に接続された送気手段75と、管74の途中に接
続された分岐管76と、この分岐管76の途中に設置さ
れたバルブ77とで構成されている。
【0038】なお、図示されていないが、中空体72に
対しては、管74が途中から分岐し、その先端が中空体
72に連通するよう接続され、送気手段75を兼用する
ような構成とするか、または、別途同様の調圧手段73
を設けることができる。
【0039】中空体71、72には、自然な状態(内部
が大気圧の状態)で膨張状態を保持するよう構成された
ものと、自然な状態で収縮状態を保持するよう構成され
たものとがある。前者の場合、送気手段75は、中空体
71、72の内部を減圧するようなものであり、例えば
真空ポンプが挙げられる。後者の場合、送気手段75
は、中空体71、72の内部を加圧するようなものであ
り、例えばコンプレッサー、ガスボンベが挙げられる。
【0040】中空体71、72が、自然な状態で膨張状
態を保持するよう構成されたものである場合、送気手段
75を作動せず、バルブ77を開放した状態とすると、
中空体71、72は膨張状態を維持し、これにより搬入
口66および搬出口67は、封止される。バルブ77を
閉じ、例えば真空ポンプのような送気手段75を作動し
て中空体71、72の内部を減圧すると、中空体71、
72は収縮し、搬入口66および搬出口67は開放され
る。送気手段75を停止し、再びバルブ77を開放とす
ると、分岐管76および管74を介して中空体内に大気
が流入し、中空体71、72は膨張状態に復帰する。
【0041】中空体71、72が、自然な状態で収縮状
態を保持するよう構成されたものである場合、バルブ7
7を閉じ、例えばコンプレッサーのような送気手段75
を作動して中空体71、72の内部を加圧すると、中空
体71、72は膨張し、これにより搬入口66および搬
出口67は、封止される。送気手段75を停止し、バル
ブ77を開くと、中空体内の気体は管74および分岐管
76を介して大気に放出され、中空体71、72は収縮
し、搬入口66および搬出口67は開放される。再びバ
ルブ77を閉じ、送気手段75を作動して中空体71、
72の内部を加圧すると、中空体71、72は膨張状態
に復帰する。
【0042】なお、管74の途中には、中空体71、7
2内の圧力を一定に保つために、調圧バルブ等を設置し
てもよい。
【0043】また、中空体71、72内に供給される流
体は、空気、その他の不活性ガス等の気体に限らず、液
体であってもよい。
【0044】このような搬入口66および搬出口67の
開閉は、感光材料Sの処理、非処理に対応して行なわれ
るのが好ましい。例えば、マイクロコンピュータのよう
な制御手段(図示せず)を設け、この制御手段により、
感光材料Sの処理が開始すると、調圧手段73を前記の
ように作動して搬入口66および搬出口67を開き、感
光材料Sの処理が終了すると、調圧手段73を前記のよ
うに作動して搬入口66および搬出口67を閉じるよう
な制御を行なうことができる。
【0045】この場合、感光材料Sの処理開始は、処理
槽2の感光材料搬入側に、感光材料Sの通過を検出しう
るセンサー(図示せず)を設け、このセンサーからの感
材通過信号に基いて検出するか、または処理開始のため
のキー操作等に基いて検出することができる。
【0046】また、感光材料Sの処理終了は、処理槽2
の感光材料搬出側に、感光材料Sの通過を検出しうるセ
ンサー(図示せず)を設け、このセンサーからの感材通
過信号に基いて検出するか、または制御手段に内蔵され
たタイマーにより、前記のように検出した処理開始から
一定時間経過後、処理終了とみなすようにすることがで
きる。
【0047】次に、感光材料処理装置1の作用について
説明する。
【0048】感光材料Sの非処理時には、上述のように
して中空体71、72を膨張させ、搬入口66および搬
出口67を封止する。これにより、処理液Qの蒸散、放
熱による温度低下および変質、劣化が防止される。
【0049】この場合、中空体71、72は、それぞ
れ、搬入口66および搬出口67内に設置されているた
め、膨張した際に搬入口66および搬出口67内にデッ
ドスペースがほとんど形成されず、空気の残留がほとん
どない。さらに、中空体71、72の形状、材料の選
択、内圧の調整等により、搬入口66および搬出口67
をほぼ完全な気密状態で封止することができる。このよ
うなことから、上記効果が有効に発揮される。
【0050】感光材料Sの処理時には、上述のようにし
て中空体71、72を収縮させ、搬入口66および搬出
口67を開状態とする。
【0051】この状態で、感光材料Sは、ガイド52に
案内され、所定方向に回転する搬送ローラ42に挟持搬
送されて、搬入口66を通過し、処理液Q中に浸漬され
る。処理液Q中では、感光材料Sは、所定方向に回転す
る搬送ローラ41およびガイド51、52により、U字
状の経路で搬送され、その後、搬出口67を通過し、処
理液Qから引き上げられる。搬出口67を通過した感光
材料Sは、搬送ローラ42およびガイド52を経て、次
工程へと送られる。
【0052】感光材料Sの後端が搬出口67を通過した
ら、中空体71、72を再び膨張させ、搬入口66およ
び搬出口67を封止する。
【0053】このように、本発明では、シャッター手段
7は、複雑な機構や、回転、摺動等の作動がないため、
処理液成分の析出が生じたとしても、作動不良が生じ
ず、搬入口66および搬出口67の開閉を円滑かつ確実
に行なうことができる。
【0054】図3は、シャッター手段の他の構成例を示
す断面側面図である。同図に示すシャッター手段8は、
1つの搬入口66(または搬出口67)に対し、左右一
対の中空体81、82が設置され、中空体81、82の
膨張時には、両中空体81、82同士が密着して、搬入
口66を封止するものである。
【0055】この場合、両中空体81、82は、このま
しくは同一の前述したような調圧手段73により、同時
に膨張・収縮するような構成とするのが好ましい。
【0056】以上、本発明の感光材料処理装置を図示の
構成例について説明したが、本発明はこれらに限定され
るものではない。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の感光材料処
理装置によれば、蓋体の開口を確実に遮蔽することがで
き、よって、処理液の蒸発や変質・劣化を防止する効果
が高い。さらに、簡単な構造であり、開口の開閉を円滑
かつ確実に行うことができ、耐久性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光材料処理装置の構成例を示す断面
側面図である。
【図2】図1中のII−II線での断面図である。
【図3】本発明におけるシャッター手段の他の構成例を
示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 感光材料処理装置 2 処理槽 3 ラック 31、32 側板 41、42 搬送ローラ 51、52 ガイド 53 反転ガイド 6 蓋体 61、62、63 蓋片 66 搬入口 67 搬出口 7 シャッター手段 71、72 中空体 73 調圧手段 74 管 75 送気手段 76 分岐管 77 バルブ 8 シャッター手段 81、82 中空体 9 排液管 Q 処理液 S 感光材料
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】この状態で、感光材料Sは、ガイド52に
案内され、所定方向に回転する搬送ローラ42に挟持搬
送されて、搬入口66を通過し、処理液Q中に浸漬され
る。処理液Q中では、感光材料Sは、所定方向に回転す
る搬送ローラ41、ガイド51および反転ガイド53に
より、U字状の経路で搬送され、その後、搬出口67を
通過し、処理液Qから引き上げられる。搬出口67を通
過した感光材料Sは、搬送ローラ42およびガイド52
を経て、次工程へと送られる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽と、この処理槽内に入れられた処
    理液と、ハロゲン化銀写真感光材料を搬送して前記処理
    液中に浸漬する搬送手段と、前記処理液の液面を覆うよ
    うに設置され、ハロゲン化銀写真感光材料が通過する開
    口を有する蓋体と、前記開口を開閉するシャッター手段
    とを有する感光材料処理装置であって、 前記シャッター手段は、膨張・収縮可能な中空体と、こ
    の中空体の内部の圧力を変化させうる調圧手段とを有
    し、この調圧手段により前記中空体を膨張・収縮させて
    前記開口を開閉するよう作動するものであることを特徴
    とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記中空体は、前記開口内に設置されて
    いる請求項1に記載の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッター手段は、前記ハロゲン化
    銀写真感光材料の処理時には前記開口を開状態とし、非
    処理時には前記開口を閉状態とするよう作動するもので
    ある請求項1または2に記載の感光材料処理装置。
JP22963691A 1991-08-15 1991-08-15 感光材料処理装置 Pending JPH0545842A (ja)

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