JPH01310351A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH01310351A
JPH01310351A JP14246488A JP14246488A JPH01310351A JP H01310351 A JPH01310351 A JP H01310351A JP 14246488 A JP14246488 A JP 14246488A JP 14246488 A JP14246488 A JP 14246488A JP H01310351 A JPH01310351 A JP H01310351A
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JP
Japan
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photosensitive material
processing
liquid
processing liquid
port
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JP14246488A
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Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば感光材料に湿式現像、漂白・定着のよ
うな処理を施すための感光材料処理装置に関する。
〈従来の技術〉 感光材料の湿式現像は、処理槽内に供給される処理液(
現像液)中に感光材料を所定時間浸漬することによって
行われる。
従来、このような処理槽により感光材料を連続的に現像
処理する場合、処理液の液面が開放しているため、処理
液が蒸発し、または、空気との接触により液温の低下や
酸化等の変質、劣化を生じる。
処理液の蒸発が生じると、液面付近と処理槽底部での処
理液の濃度に差異が生じ、均一な現像を阻害するおそれ
があり、しかも処理液の減少が著しくなるため、処理液
を余分に補給しなければならない、 さらに、蒸発した
処理液が処理装置の各所に付着し、特に感光材料の搬送
用ローラーに付着、乾燥してべとつき、汚れの原因とな
るという欠点もある。
また、処理液が変質、劣化を生じれば、現像特性に悪影
響を及ぼすことは明らかである。
また、例えば処理液は適正な現像を行うために20〜6
0℃程度に保持される必要があるが、液面からの熱の放
散が著しいと、前記適正温度に保持するために多くの熱
量を必要とする。
そこで、処理液の蒸発等を防止するために、処理槽の処
理液液面付近に蓋を設け、液面を覆うことが考λられる
しかるに、液面を蓋で完全に覆ってしまうと、感光材料
を処理液中へ搬入する度に蓋を取り外さなければならず
、この作業が煩雑となる。
また、蓋の一部に感光材料が通過する開口を設けておく
ことも考えられるが、この場合には蓋の一部が感光材料
の搬送、非搬送にかかわらず常時開口しているため、処
理槽に蓋が全くない状態に比べれば少ないものの、やは
り処理液の蒸発、温度低下および変質、劣化は生じる。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、処
理液の蒸発、温度の低下および変質、劣化を防止するこ
とができる感光材料処理装置を提供することにある。
なお1本願出願人は、本発明と同様の目的を達成する感
光材料処理装置を開示している(特願昭62−2413
42号)。
この発明の感光材料処理装置は、当該出願添付の第1図
等に示すように、固定蓋を構成するブロック32.34
と可動蓋46とで処理液液面を覆い、固定蓋と可動蓋4
6とが摺動して感光材料の搬送人口35および搬送出口
37の開閉を行うものであるが、ブロック32.34と
可動蓋46との摺動抵抗が生じ、特に、これらの間に処
理液が侵入するとブロック32.34と可動蓋46とが
密着し、摺動抵抗が増大する。
これに対し、本発明は、処理液に浮上する流体層により
処理液液面を覆い、開口形成手段により流体層に感光材
料の搬入口および搬出口を形成することにより、上述の
摺動抵抗の問題を生じることなく、感光材料の処理を円
滑に行うことができるという点で優れている。
く課題を解決するための手段〉 このよう゛な目的は、下記の本発明により達成される。
即ち、本発明は、処理液に感光材料を浸漬して処理する
感光材料処理装置であって、処理槽内の処理液液面を、
前記処理液に浮上する流体による流体層で被覆するとと
もに、前記感光材料の前記処理液内への搬入口および前
記処理液外への搬出口を形成するために前記流体層に開
口を形成する開口形成手段を設置したことを特徴とする
感光材料処理装置である。
本発明において、前記開口形成手段は、感光材料の搬送
時に前記流体層に開口を形成するよう作動する駆動手段
を有するのが好ましい。
また、前記処理液に浮上する流体は、パラフィン、液晶
、シリコーンオイル等の各種オイル等の比較的粘度が高
く、比重が処理液よりも小さい、特に比重が1.0未満
の流体であるのが好ましい。
〈実施例〉 以下、本発明の感光材料処理装置を、添付図面に示す好
適実施例について詳細に説明する。
第1図に、感光材料の現像処理または、漂白・定着処理
を行うための感光材料処理装置の構成例を示す。
なお、本発明の感光材料処理装置の用途は、これに限定
されないことは言うまでもない。
第1図に示すように、本発明の感光材料処理装置lは、
処理層10と、感光材N200を処理層10内の所定の
搬送経路を搬送するための搬送ローラ群およびガイドと
、処理層10内の処理液12の液面を覆う流体層3、お
よびこの流体層3に感光材料200の搬入口35および
搬出口37を形成する開口形成手段7とを有する液面シ
ャッターと、搬送ローラを駆動せしめる駆動手段とで構
成されている。
処理槽10は処理に必要な所定の容積を有し、その底部
には処理液12を供給するための給液口101、その側
部には処理液12を排出するための排液口102が形成
されている。
なお、排液口102には、処理液の液面レベルを一定に
保つための手段として、調圧弁、流量制御弁、または、
処理液液面付近まで延長する配管を設は液面付近にてオ
ーバーフローさせる等の手段(図示せず)を装着しても
よい。
処理槽IO内には、例えば現像液または漂白・定着液の
ような処理液12が所定レベルまで満たされており、こ
の処理液12中に、搬送ローラおよびガイド等を支持す
るラック14が、その半分程度まで浸漬されている。
ラック14は、処理槽10に対し着脱自在に設置される
ものであり、その構造は、第1図および第3図に示すよ
うに、一対の側板16.18を備え、これらの側板16
.18は、側板16.18間の四隅に配置されるステー
(図示せず)によって互いに平行に支持されている。
これらの側板16.18間には、処理液12中に浸漬さ
れる4組の搬送ローラ対20.22.24.26が掛は
渡されている。
また、側板16.18間には、搬送ローラ対20.22
.24.26の上方の感光材料入側および出側にそれぞ
れ搬送ローラ対28および29が掛は渡されている。 
そして、これらの搬送ローラ対28.29の上部には、
それぞれガイド41.43が設置されている。
ローラ2OAとローラ22Aとの間およびローラ26A
とローラ24Aとの間には、それぞれガイド40.42
が設置されており、これらのガイド40.42と、ロー
ラ2OB、22B、24B、26Bとで囲まれる部分に
配置されたガイド44との間に感光材料200の搬送路
が形成されている。
さらにローラ22A、22B、24A、24Bと処理槽
10の底部で囲まれた部分には感光材料200の搬送方
向を反転させるガイド45が設置されている、 処理液12の液面は、該処理液より比重が小さく (好
ましくは、比重が1.0未満)、浮上することができ、
該処理液と相溶、混和しない流体による流体層3により
覆われている。 この流体は、処理液と反応して感光材
料の処理性に悪影響を及ぼすことがなく、かつ比較的粘
度が高いもの(例えば、温度20〜50℃で50〜50
0 cps程度)であるのが好ましい。
その具体例としては、パラフィン、液晶、シリコーンオ
イル等の各種合成オイル、亜麻仁油、桐油の各種天然オ
イル、トリクレジイルフォスフェート、ジブチルフェノ
ール等を挙げることができる。
また、流体層3の厚さは、処理液12の蒸発、変質・劣
化等を十分に防止し得る程度とすればよく、用いる流体
の種類、流体による被覆面積等にもよるが、例えば、パ
ラフィンの場合、厚さ0.1〜10+n+n程度とする
のがよい。
その理由は、0.1mm未満であると、処理液12の蒸
発は防止できるが空気中の酸素の透過性、炭酸ガスの透
過性が太き(なり処理液の酸化やpH低下を引き起こす
ことがあるからである。
また、10mmを超えるとパラフィン等の流体が搬送ロ
ーラー等の疎水面に付着し、感光材料にパラフィン付着
等のトラブルが発生するおそれがあるからである。
このような理由から、各搬送ローラの表面、特に円筒面
には親水性(即ち疎油性)の処理(例えば、アルギン酸
、アラビアゴム等を被11)を施すか、あるいは、搬送
ローラ自体を親水性を有する材料で構成するのが好まし
い。
なお、流体層3は、異種の流体を2層以上重ねたもので
もよい。
このような流体層3の所定位置には、感光材料200の
搬送時に、感光材料を処理液内へ搬入し、または処理液
外への搬出するための搬入口35および搬出口37を形
成する必要がある。 そこで、搬入口35および搬出口
37の形成は、次のような開口形成手段7により行なわ
れる。
即ち、開口形成手段7は、第2図に示すように、固定板
71X、71Yと、図中横方向に移動する可動板72X
、?2Yと、これらの可動板を支持する支持板73X、
73Yと、可動板72X、72Yを移動させるためのリ
ンク機構および駆動手段とを有している。
なお、図中の符号Xは感光材料200の搬入側を、符号
Yは感光材料200の搬出側を示す。
固定板71X、71Yは、側板16.18間に固定的に
設置されており、この固定板71X、71Yにそれぞれ
対面して可動板72X、72Yが設置されている。
可動板72X、72Yは、固定板71X、71Yに接着
した状態と、固定板から相当距離離間した状態とをとり
つるように移動するものである。 これらの可動板が固
定板に対して離間した状態で、可動板72Xと固定板7
1Xとの間に感光材料200の搬入口35、および可動
板72Yと固定板71Yとの間に感光材料200の搬出
口37が形成される。
なお、可動板72Xと固定板71Xの両端部および可動
板72Yと固定板71Yの両端部には、それぞれ、搬入
口35および搬出口37内に流体層3の流体が侵入しな
いようにするための手段として、隔壁、シール部材、蛇
腹等が装着される(図示せず)。
また、可動板72X、72Yおよび固定板71X、71
Yの高さHは、それらの上端が流体層3の上部より相当
高さ突出し、それらの下端が処理液12内に相当深さ浸
漬した状態となる程度のものとされる。 即ち、処理槽
内の処理液12の量が増減し、流体層3のレベルが上下
した場合でも、流体層3の流体が可動板72X、72Y
および固定板71X、71Yを越えて搬入口35および
搬出口37内に侵入しないようにするためである。
可動板72Yの背部には、搬入口35および搬出口37
の形成時の可動板72X、72Yと固定板71X、71
Yとの離間距離Sを決定するストッパ77が設置されて
いる。 離間距離Sは、感光材料200が容易に通過し
つる程度のものとすればよ(、例えば、Sを2〜20m
mとするのがよい、 なお、この離間距離Sは、ストッ
パ77の設置位置により調節すればよい。
可動板72X、72Yは、それぞれその上部に可動板に
対しほぼ直角方向に固着された支持板73X、73Yに
より支持されている。 この支持板73X、73Yの両
端部は、それぞれ側板16.18に形成された直線状の
溝8内(第2図参照)に挿入され、この溝8に沿って支
持板73X、73Yが図中横方向に移動しつるようにな
っている。
なお、支持板73X、73Yは、流体層3に接触しない
程度に流体層から離間した位置に設置されているのが好
ましい。
リンク74Xは、その一端を支持板73Xに回動可能に
支承され、リンク74Yは、その−端を支持板73Yに
回動可能に支承され、さらにこれらのリンクの他端同士
は、ビン75により回動可能に連結されている。
また、ビン75は、リンクの端部より所定の長さ突出し
、側板16.18に形成されたガイド穴70(第2図参
照)内に挿入されている。
即ち、ビン75がガイド穴70に沿って移動することに
よりリンク74X、74Yの移動軌跡を限定している。
このように構成されたリンク機構により、可動板72X
と72Yとが同期的に、かつ逆方向に移動する。
可動板72Yには、突起76.76が立設されている。
 この突起76は、後述する駆動手段からの駆動力を支
持板73Yに伝達し、移動するためのものである。
なお、開口形成手段を構成する各部材の材質、特に可動
板72X、72Yおよび固定板71X、71Yの材質は
、所定の剛性、耐久性および処理液12に対する耐薬品
性(処理液による膨張、変形、歪、割れ、強度低下等を
生じないこと)を有し、さらに部材から処理液へ溶出し
、写真性を損なうことがないものであるものがよい、 
その具体例としては、アクリル、塩化ビニル、ポリアミ
ド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリフェニレンエーテル、ポリエチレ
ンテレフタレート、高密度ポリエチレン、ポリサルフォ
ン、ポリエーテルサルフォン、ボリフェニレンサルフフ
イド、ポリアクリレート、ポリアミドイミド、ポリエー
テルイミド等の各種樹脂類、合成ゴム、天然ゴム等の各
種ゴム類、アルミナ等のセラミックス、ステンレス、チ
タン、ハステロイ等の金属類等を挙げることができる。
このような開口形成手段7は、次のような駆動手段によ
り駆動される。
開口形成手段7の上方の側板16.18間には、シャフ
ト50が掛は渡されており、回転可能に支持されている
。 第3図に示されるように、シャフト50の一方の端
部は側板18を貫通しており、その先端部はさらに処理
槽10の外方へ突出している。 シャフト50の先端部
にはスプロケット51が取り付けられており、このスプ
ロケット51には、スプロケット52との間にチェーン
ベルトが53が巻き掛けられている。 スプロケット5
2は、ギヤボックス54を介してモータ55の駆動軸へ
取り付けられている。 これによりモータ55の駆動力
がチェーンベルト53を介してシャフト50へ伝達され
るようになっている。
また、シャフト50の処理槽lOの側壁と側板18との
間には、歯車94が取り付けられている。 この歯車9
4は側板18に軸支された歯車96とかみ合っており、
歯車96は同様に側板18に軸支された歯車98とかみ
合っている。 歯車98は搬送ローラ2OBおよび26
Bの回転軸の先端に取り付けられた歯車100とそれぞ
れかみ合っている。
従って、シャフト50へ伝達された駆動力が歯車94.
96.98および歯車100を介して搬送ローラ20B
および26Bへ伝えられるようになっている。
また、歯車94は搬送ローラ対28の回転軸の先端に取
り付けられた歯車102ともかみ合っており、伝達され
る駆動力で搬送ローラ対28が回転し、感光材料200
を搬送するようになっている。
なお上記各歯車に流体層3の流体が付着しないように、
各歯車の周囲を囲むカバー(図示せず)を設けておくこ
ともできる。
シャフト50の左右には、第3図に示すように、一対の
固定フランジ56が固定されている。 この固定フラン
ジ56は、シャフト50の側板16.18間に位置し、
その拡径部の端面がそれぞれ側板16.18へ対向して
配置されている。
この固定フランジ56の拡径部には摩擦材60が装着さ
れ、この摩擦材60を介して可動フランジ58がそれぞ
れ対応配置されている。
また、可動フランジ58と側板16および側板18との
間には、圧縮されたコイルスプリング62が配置されて
いる。 このコイルスプリング62は可動フランジ58
を摩擦材60を介して固定フランジへ押圧している。
可動フランジ58の拡径部には、その先端が側板16.
18へ向って延出するビン64が設けられている。 こ
のビン64は、支持板73Y上に立設された一対の突起
76.76の間へ挿入されている。 これにより、可動
フランジ58が第2図中反時計回りに回転すると、その
回転がビン64および突起76を介して支持板73Yへ
伝達され、可動板72Yが図中右方向へ移動する。
この可動板72Yの移動に伴なって、可動板72Xも図
中左方向へ移動し、これにより、搬入口35および搬出
口37が同時に形成される。 即ち、可動板72Yが図
中右方向に移動すると、リンク74Yの支持端が同方向
に押圧されてリンク74Yが反時計回りに回動し、リン
ク他端部のビン75がガイド穴70に沿って上昇する。
 これにより、リンク74Xが時計回りに回動し、リン
ク74Xの支持端にて支持板73Xを牽引し、可動板7
2Xを図中左方向へ移動する。
また、搬入口35および搬送出口37が開いた状態から
可動フランジ58が図中時計回りへ回転すると、その回
転力がビン64および突起76を介して支持板73Yへ
伝達され、支持板73Yが図中左方向へ移動し、これに
伴なって上記リンク機構の作動により支持板73Xが図
中右方向へ移動する。 これにより、可動板72Xと固
定板71Xおよび可動板72Yと固定板71Yとがそれ
ぞれ密着し、搬入口35および搬出口37が閉じる。
なお、シャフト50の回転力を支持板73Yへ伝達する
伝達機構は、上述した摩擦材60を使用する構成のもの
に限られず、例えば公知のクラッチ機構、羽根付ロータ
ーによる連続押し出し機構等いかなるものでもよい。
第4図は、開口形成手段の他の構成例を模式的に示す平
面図である。
同図に示すように、開口形成手段7′は、外力によって
湾曲変形しつる一対の板状部材78.78を有し、これ
らの両端部を1例えばリベットにより接合した構成とな
っている。
なお、板状部材78の両端部の接合は、蝶設等の他の手
段によるものでもよい。
この開口形成手段7°は、通常は、板状部材78.78
同士が密着した状態(第4図中点線で示す)となってい
るが、任意の駆動源および 。
機構により外力を板状部材78の両端部から矢印A方向
に、または矢印B方向に加えると、板状部材78.78
が湾曲変形しく第4図中実線で示す)感光材料200の
搬入口35および搬出口37が形成され、感光材料20
0の通過が可能となる。 また、上記外力を除去すれば
、板状部材78は第4図中点線で示す元の状態に戻り、
搬入口35および搬出口37が閉じた状態となる。
なお、本発明における開口形成手段は、上記第2図およ
び第4図に示す構成例に限定されないことは言うまでも
ない。
く作 用〉 次に、本発明の感光材料処理装置の作用について説明す
る。
処理槽底部の給液口101から処理液12が処理槽lO
内へ供給され、一方排液口102から処理液12が外部
へ排出され、処理槽lO内の処理液の量がほぼ一定とな
るように調整されている。
感光材料200が処理槽lO内へ搬送されないときには
、第2図の点線で示すように、可動板72X、72Yは
固定板71X、71Y!、:密着し、感光材料200の
搬入口35および搬出口37は形成されていない状態と
なっている。
従って、処理液12の液面は流体層3によって覆われて
いるので、処理液の蒸発、温度低下および変質、劣化が
防止される。 特に、剛体である蓋体により処理液液面
を覆うのと比べ、流体層3は、流動性があるため、例え
ば倒板16.18と処理槽10との間隙、または凹凸を
有する部材の凹部等へも流体層3が入り、はぼ完全に処
理液液面を覆うことができるので、上記効果が大きい。
感光材料200が処理槽10内へ搬送されるときには、
感光材料200はガイド41に案内され、搬送ローラ対
28に挟持搬送されて処理槽10内へと送られる。
モータ55を回転させると、スブロケット51.52、
チェーンベルト53を介してシャフト50が第1図中反
時計回りに回転するとともに、歯車94および102を
介して搬送ローラ28が回転し、これにより感光材料2
00が搬送される。 このとき、シャフト50の回転力
は、固定フランジ56および摩擦材60を介して可動フ
ランジ58に伝達され、可動フランジ58の回転により
、そのビン64が支持板73Yに立設された突起76を
押圧し、可動板72Yが図中右方向へ移動する。
この可動板72Yの移動に伴なって、可動板72Xも図
中左方向へ移動し、これにより、搬入口35および搬出
口37が同時に形成され、感光材料200の通過が可能
となる。 即ち、可動板72Yが図中右方向に移動する
と、リンク74Yの支持端が同方向に押圧されてリンク
74Yが反時計回りに回動し、リンク他端部のビン75
がガイド穴70に沿って上昇する。
これにより、リンク74Xが時計回りに回動し、リンク
74Xの支持端にて支持板73Xを牽引し、可動板72
Xを図中左方向へ移動する。
可動板72Yがストッパ77に当接すると可動フランジ
58と摩擦材60とが滑りを生じ、シャフト50の回転
力がそれ以上伝達されなくなる。
また、シャフト50の回転力は歯車94.96.98お
よび100を介して搬送ローラ2OB、26B等へ伝達
され、これらを回転させる。 これにより、感光材料2
00は、搬入口35を通過し、処理液12中に浸漬され
、搬送ローラ対20に挟持搬送されて処理槽lO内を下
降する。 処理槽lO内を下降した感光材料200は、
搬送ローラ対22に挟持された後、ガイド45によって
反転され、搬送ローラ対24に挟持されて処理槽重0内
を上昇する。
処理槽lO内を上昇した感光材料200は搬送ローラ対
24に挟持されて、搬出口37から処理液12の外方へ
搬送され、搬送ローラ対29に挟持され、ガイド43に
案内されて次工程へと送り出される。
このような経路を経て、感光材料200の処理がなされ
る。
感光材料200が次工程へ送り出された後は、モータ5
5を一旦停止し、各搬送ローラの回転を停止する。 次
いでモーター55を逆回転させ、シャフト50および可
動フランジ58を図中時計回りに回転させると、その回
転力がビン64および突起76を介して支持板73Yへ
伝達され、支持板73Yが図中左方向へ移動し、これに
伴なって上記リンク機構の作動により支持板73Xが図
中右方向へ移動する。 これにより、可動板72Xと固
定板71Xおよび可動板72Yと固定板71Yとがそれ
ぞれ密着し、搬入口35および搬出口37が再び閉じる
なお、上記構成例では、モータ55を逆転させて可動板
72Yを図中左方向へ移動させ、搬入口35および搬出
口37を閉止したが、スプリング等(図示せず)により
可動板72Yを付勢して可動板72Yを図中左方向へ移
動させ、搬入口35および搬出口37を閉止させてもよ
い。
この場合には、例えばシャフト50とスプロケット51
との間にワンウェイクラッチ等を配置し、スプリング等
によってシャフト50が逆回転した場合にこの回転がモ
ーターに伝えられないような構成とするのがよい。
また、上記構成例では、同一駆動源(モータ55)を用
いて感光材料200の搬送および搬入口35および搬出
口37の開閉(可動板の移動)を同期的に行っているが
、これらは、別の駆動系を用いて同期的に作動させても
よい。
例えば、感光材料200の搬送を行う第1駆動系と、搬
入口35および搬出口37の開閉を行う第2駆動系(例
えば、流体圧シリンダ、ステップモータ、ソレノイド等
の駆動源と、任意の動力伝達機構とを組み合せたもの)
とを設け、センサーのような検出手段により感光材料の
搬送または非搬送を検出し、これに基づいて第2駆動系
を適時作動させることにより、感光材料の搬送に対応し
た搬入口35および搬出口37の開閉制御を行うように
構成することもできる。
なお、本発明では、上述した構成例のように、感光材料
の搬送と搬入口35および搬出口37の開閉を同期的に
行うものに限定されないことは言うまでもない。
〈実験例〉 (本発明例) 第1図に示す構造の感光材料処理装置を製造し、その処
理槽内に5℃の現像液(GRANDEX  GDI)を
入れ、その液面を、厚さ約2〜3mmの流動パラフィン
層で覆った。
(比較例) 現像液の液面付近に、所定の開口度の開口を有する蓋体
を装着した前記本発明例と同様の感光材料処理装置を製
造し、その処理槽内に52の現像液を入れた。
なお、開口度を0.06cm−’としたものを比較例1
、開口度を0.005cm−’としたものを比較例2と
した。
ここで、開口度とは、処理液が空気と接触する面積(C
ゴ)を処理槽中に入っている処理液の体積(【ゴ)で割
ったものである。
これによれば、上記本発明例は、開口度=0となる。
上記本発明例および比較例について、現像液を38℃、
液循環量82/分、120時間(5日間)経時させ、液
分析を行なった。 また、比較のために、同現像液の新
鮮な冷蔵品についても同様の液分析を行なった。 その
結果を下記表1に示す。
なお、表1中、HQ’はハイドロキノン、SSは亜硫酸
ソーダ、DSはHQの酸化物であるハイドロキノンモノ
スルホネートナトリウム塩を示す。
表1に示されるように、HQ(ハイドロキノン)および
SS(亜硫酸ソーダ)の含有量は。
本発明例および比較例2では冷蔵品と同等の性能を維持
してる。
HQの酸化物であるDS(ハイドロキノンモノスルホネ
ートナトリウム塩)の含有量は、本発明例が最も少なく
、即ち、冷蔵品に最も近く、分析誤差を考慮しても比較
例1よりは著しく現像液の酸化が少ないことがわかる。
現像液の比重およびKBr値は、本発明例が最も少なく
、よって現像液の蒸発が少ないことがわかる。
〈発明の効果〉 本発明の感光材料処理装置によれば、処理液の液面を環
う流体層と、該流体層に感光材料の搬入口および搬出口
を形成するための開口形成手段を設けたことにより、必
要時にのみ搬入口および搬出口を形成し、それ以外は、
流体層により処理液液面を覆うことができるので、処理
液の蒸発、温度低下および酸化のような変質、劣化を防
止することができる。
特に、処理液液面を覆う手段が流動性を有する流体層で
あるため、処理液液面付近が複雑な形状、構造であって
も、その形状、構造にかかわらず液面のほぼ全体を覆う
ことができ、よって上記効果が顕著となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感光材料処理装置の構成例を示す断
面側面図である。 第2図は、第1図に示す感光材料処理装置における開口
形成手段の構成を示す断面側面図である。 第3図は、第1図中のIII −III線での断面図で
ある。 第4図は、開口形成手段の構成例を模式的に示す斜視図
である。 符号の説明 1・・・感光材料処理装置、 10・・・処理槽、 101・・・給液口、 102・・・排液口、 12・・・処理液、 14・・・ラック、 16.18・・・側板、 20.22.24.26.28.29 ・・・搬送ローラ対、 3・・・流体層、 35・・・搬入口、 37・・・搬出口、 40.4工、42.43.44.45 ・・・ガイド、 50・・・シャフト、 51.52・・・スプロケット、 53・・・チェーンベルト、 54・・・ギヤボックス。 55・・・モータ、 56・・・固定フランジ、 58・・・可動フランジ、 60・・・摩擦材、 62・・・コイルスプリング、 64・・・ビン、 7.7′・・・開口形成手段、 70・・・ガイド穴、 71X、71Y・・・固定板。 72X、72Y・・・可動板、 73X、73Y・・・支持板、 74X、74 Y−・・リンク、 75・・・ビン、 76・・・突起、 77・・・ストッパ、 78・・・板状部材、 8・・・溝、 94.96.98.100.102・・・歯車。 200・・・感光材料 FIG、1 FIG、4

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)処理液に感光材料を浸漬して処理する感光材料処
    理装置であって、 処理槽内の処理液液面を、前記処理液に浮上する流体に
    よる流体層で被覆するとともに、前記感光材料の前記処
    理液内への搬入口および前記処理液外への搬出口を形成
    するために前記流体層に開口を形成する開口形成手段を
    設置したことを特徴とする感光材料処理装置。
  2. (2)前記開口形成手段は、感光材料の搬送時に前記流
    体層に開口を形成するよう作動する駆動手段を有する請
    求項1に記載の感光材料処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0631185A1 (en) 1993-06-11 1994-12-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for continuously processing silver halide color photosensitive material
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