JPH0545629A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH0545629A JPH0545629A JP20784591A JP20784591A JPH0545629A JP H0545629 A JPH0545629 A JP H0545629A JP 20784591 A JP20784591 A JP 20784591A JP 20784591 A JP20784591 A JP 20784591A JP H0545629 A JPH0545629 A JP H0545629A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal display
- display device
- signal
- signal input
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、画面全体にわたり、透過率の変化
が少ない液晶表示装置を提供する。 【構成】 表示部２の信号入力終端の近傍に、発熱源で
あるバックライト３あるいは、バックライト３を点灯さ
せるための回路４を配置した構成をもつ液晶表示装置。 【効果】 表示部２は発熱源により温度勾配が生じる。
この温度勾配により半導体層のａ−Ｓｉの移動度に勾配
を生じさせ、信号の遅延による充電不足を相殺させる。
この構成により信号の遅延によって生じる表示部の透過
率の変化を減少させることができる。
が少ない液晶表示装置を提供する。 【構成】 表示部２の信号入力終端の近傍に、発熱源で
あるバックライト３あるいは、バックライト３を点灯さ
せるための回路４を配置した構成をもつ液晶表示装置。 【効果】 表示部２は発熱源により温度勾配が生じる。
この温度勾配により半導体層のａ−Ｓｉの移動度に勾配
を生じさせ、信号の遅延による充電不足を相殺させる。
この構成により信号の遅延によって生じる表示部の透過
率の変化を減少させることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ信号や、コンピ
ュータ等からの情報を表示する液晶表示装置に関するも
のである。とりわけ、薄膜トランジスタをスイッチング
素子として用いた液晶表示装置に有効である。
ュータ等からの情報を表示する液晶表示装置に関するも
のである。とりわけ、薄膜トランジスタをスイッチング
素子として用いた液晶表示装置に有効である。
【０００２】
【従来の技術】近年液晶表示装置は、大画面化の傾向が
高まってきている。大画面の液晶表示装置では画質の面
から薄膜トランジスタを使用したものが主流である。ま
た、製造の容易性やコストの面から薄膜トランジスタの
半導体層にはａ−Ｓｉが多く用いられている。
高まってきている。大画面の液晶表示装置では画質の面
から薄膜トランジスタを使用したものが主流である。ま
た、製造の容易性やコストの面から薄膜トランジスタの
半導体層にはａ−Ｓｉが多く用いられている。
【０００３】一般に液晶表示装置は、画面が大きくなる
と信号用配線の抵抗と信号用配線に寄生する容量に起因
する信号の遅延が顕著になるため、画面全面で一様な透
過率を得ることができず表示品位を落としていた。
と信号用配線の抵抗と信号用配線に寄生する容量に起因
する信号の遅延が顕著になるため、画面全面で一様な透
過率を得ることができず表示品位を落としていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】したがって、いかにし
て信号の遅延による表示品位の低下を低減するかが課題
となっている。
て信号の遅延による表示品位の低下を低減するかが課題
となっている。
【０００５】本発明は、上記従来からの問題点である信
号の遅延による表示品位の低下を低減させることを目的
とする。
号の遅延による表示品位の低下を低減させることを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の液晶表示装置は表示部の信号入力終端に
発熱源を隣接させた構成を有している。
めに、本発明の液晶表示装置は表示部の信号入力終端に
発熱源を隣接させた構成を有している。
【０００７】
【作用】信号用配線の抵抗と信号用配線に寄生する容量
に起因する信号の遅延により、信号入力終端では十分な
電圧が印可されず画素容量は充電不足になる。そのため
に、信号入力端と信号入力終端では透過率に差が生じ
る。
に起因する信号の遅延により、信号入力終端では十分な
電圧が印可されず画素容量は充電不足になる。そのため
に、信号入力端と信号入力終端では透過率に差が生じ
る。
【０００８】ところで、薄膜トランジスタの半導体層と
して多く用いられているａ−Ｓｉは移動度は小さいが、
温度を上昇させると移動度が増加する。ａ−Ｓｉの移動
度が増加することにより、画素容量に充電するための電
流が増加し、入力信号より低い電圧でも十分な充電がな
される。そのため、信号の遅延によって生じる透過率の
変化は減少する。
して多く用いられているａ−Ｓｉは移動度は小さいが、
温度を上昇させると移動度が増加する。ａ−Ｓｉの移動
度が増加することにより、画素容量に充電するための電
流が増加し、入力信号より低い電圧でも十分な充電がな
される。そのため、信号の遅延によって生じる透過率の
変化は減少する。
【０００９】また、信号の遅延は信号入力終端に近づく
ほど大きくなるため、信号入力終端の近傍での信号の遅
延による透過率の変化を減少させる構成が有効である。
ほど大きくなるため、信号入力終端の近傍での信号の遅
延による透過率の変化を減少させる構成が有効である。
【００１０】本発明の液晶表示装置は、上記の作用によ
り目的を達成することができる。なお、半導体層はａ−
Ｓｉに限らず、温度上昇により移動度が増加する半導体
を用いても同様の効果を得られる。
り目的を達成することができる。なお、半導体層はａ−
Ｓｉに限らず、温度上昇により移動度が増加する半導体
を用いても同様の効果を得られる。
【００１１】
（実施例１）以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１２】（図１）において、１は液晶表示パネル、
２は表示部、３はバックライトとして用いる冷陰極管、
４は前記冷陰極管３を点灯させるためのインバータ回路
である。
２は表示部、３はバックライトとして用いる冷陰極管、
４は前記冷陰極管３を点灯させるためのインバータ回路
である。
【００１３】本実施例では、表示部２において左端を信
号入力端、右端を信号入力終端とし、発熱源としてイン
バータ回路４を用いている。
号入力端、右端を信号入力終端とし、発熱源としてイン
バータ回路４を用いている。
【００１４】（図２）において、（ａ）は入力信号波
形、（ｂ）は表示部中央の波形、（ｃ）は信号入力終端
の波形を示している。一般の液晶表示装置では、入力信
号波形は（図２）に示すように信号入力終端に近づくに
つれ遅延が大きくなる。そのため、信号入力端と信号入
力終端とでは液晶に印加される電圧に差が生じ、表示部
の各位置での透過率に違いが生じる。（図３）に示すよ
うに、Ａを信号入力端、Ｂを信号入力終端とすると、透
過率の変化は（図４）のようになる。
形、（ｂ）は表示部中央の波形、（ｃ）は信号入力終端
の波形を示している。一般の液晶表示装置では、入力信
号波形は（図２）に示すように信号入力終端に近づくに
つれ遅延が大きくなる。そのため、信号入力端と信号入
力終端とでは液晶に印加される電圧に差が生じ、表示部
の各位置での透過率に違いが生じる。（図３）に示すよ
うに、Ａを信号入力端、Ｂを信号入力終端とすると、透
過率の変化は（図４）のようになる。
【００１５】（図５）は、発熱源を信号入力終端に配置
した構成である本実施例の表示部２のＡＢ方向の温度変
化を示している。
した構成である本実施例の表示部２のＡＢ方向の温度変
化を示している。
【００１６】（図６）に示したａ−Ｓｉの移動度の増加
により、信号用配線によって生じる信号の遅延が緩和さ
れることから、（図４）に示した表示部２のＡＢ方向の
透過率の変化は（図７）の様に改善される。
により、信号用配線によって生じる信号の遅延が緩和さ
れることから、（図４）に示した表示部２のＡＢ方向の
透過率の変化は（図７）の様に改善される。
【００１７】（実施例２）（図８）において、１は液晶
表示パネル、２は表示部、３はバックライトとして用い
る冷陰極管、５は鏡面である。
表示パネル、２は表示部、３はバックライトとして用い
る冷陰極管、５は鏡面である。
【００１８】本実施例では、表示部２において左端を信
号入力端、右端を信号入力終端とし、発熱源として冷陰
極管３を用いている。
号入力端、右端を信号入力終端とし、発熱源として冷陰
極管３を用いている。
【００１９】冷陰極管３から生じた光を、鏡面５で反射
させる事により、表示部２に一様に光を当てるという構
成をとる事により、冷陰極管３を発熱源とする本発明の
液晶表示装置を実現できる。
させる事により、表示部２に一様に光を当てるという構
成をとる事により、冷陰極管３を発熱源とする本発明の
液晶表示装置を実現できる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
晶表示装置の表示部において生じる透過率の変化を減少
させることができ、従来に較べ、表示品位の高い液晶表
示装置を提供することができる。
晶表示装置の表示部において生じる透過率の変化を減少
させることができ、従来に較べ、表示品位の高い液晶表
示装置を提供することができる。
【図１】実施例１の液晶表示装置の分解図
【図２】（ａ）は入力信号波形図 （ｂ）は液晶表示装置の表示部中央の波形図 （ｃ）は液晶表示装置の信号入力終端の波形図
【図３】液晶装置の表示部と、信号入力端及び信号入力
終端を示す図
終端を示す図
【図４】液晶表示装置の信号入力端からの距離と透過率
の関係を示すグラフ
の関係を示すグラフ
【図５】実施例１の液晶表示装置の信号入力端からの距
離と表示部の温度の関係を示すグラフ
離と表示部の温度の関係を示すグラフ
【図６】実施例１の液晶表示装置の表示部の温度と薄膜
トランジスタの半導体層として用いたａ−Ｓｉの移動度
の関係を示すグラフ
トランジスタの半導体層として用いたａ−Ｓｉの移動度
の関係を示すグラフ
【図７】実施例１の液晶表示装置の信号入力端からの距
離と透過率の関係を示すグラフ
離と透過率の関係を示すグラフ
【図８】実施例２の液晶表示装置の分解図
１ 液晶表示パネル ２ 表示部 ３ バックライト用冷陰極管 ４ バックライト用冷陰極管を点灯させるインバータ回
路 ５ 鏡面
路 ５ 鏡面
フロントページの続き (72)発明者 作本 亨 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】表示部と、発熱源を有し、前記表示部と、
前記発熱源を、前記表示部の信号入力終端に隣接させて
配置したことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】発熱源が、バックライトであることを特徴
とする請求項１記載の液晶表示装置。 - 【請求項３】発熱源が、バックライトを点灯させる回路
であることを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20784591A JPH0545629A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20784591A JPH0545629A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0545629A true JPH0545629A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16546483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20784591A Pending JPH0545629A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0545629A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0849232A (ja) * | 1994-08-09 | 1996-02-20 | V S L Japan Kk | アンカーテンドン及びその製造装置 |
| WO2011148671A1 (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP20784591A patent/JPH0545629A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0849232A (ja) * | 1994-08-09 | 1996-02-20 | V S L Japan Kk | アンカーテンドン及びその製造装置 |
| WO2011148671A1 (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
| CN102918449A (zh) * | 2010-05-28 | 2013-02-06 | 夏普株式会社 | 液晶显示装置 |
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