JPH054561Y2 - - Google Patents

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JPH054561Y2
JPH054561Y2 JP1654887U JP1654887U JPH054561Y2 JP H054561 Y2 JPH054561 Y2 JP H054561Y2 JP 1654887 U JP1654887 U JP 1654887U JP 1654887 U JP1654887 U JP 1654887U JP H054561 Y2 JPH054561 Y2 JP H054561Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば油圧シヨベルやクローラク
レーン等の建設機械の走行駆動や巻き上げ駆動用
の油圧回路に好適な液圧モータの制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
建設機械の走行駆動には、従来から各種の液圧
モータが採用されているが、その中で車輌の車速
を高速と低速とに切り換え可能とするため、主に
可変容量形液圧モータ(以下、液圧モータと略称
する)が用いられている。液圧モータは、通常、
該液圧モータに内蔵されている制御シリンダによ
り斜板等の傾転角を変えて、液圧モータが1回転
で吸入・排出できる液圧の量を制御することによ
り、供給される圧油の量が一定でも回転速度を制
御できるよう設定されている。
この制御シリンダに付与される圧力を導入する
方式としては、液圧モータの駆動圧力をそのまま
導入する自己圧方式と、外部液圧源によるパイロ
ツト圧方式とがある。
このうち、液圧モータの駆動圧力が比較的高い
場合には、液圧モータの制御シリンダを確実に制
御でき、かつ外形寸法を比較的小さくできる自己
圧方式が望ましい。この自己圧方式の一例を第2
図に示す。第2図に示した液圧モータ制御装置
は、実公昭59−7647号として開示されたものであ
る。
同第2図において、液圧モータ制御装置は、制
御シリンダ42を内蔵した液圧モータ41と、液
圧タンク46に接続された液圧源としての液圧ポ
ンプ47から方向切換弁48と、カウンタバラン
ス弁49およびリリーフ弁50a,50bからな
るブレーキ弁51とを介して液圧モータ41に接
続される通路54a,54bと、該通路54a,
54b間に設けられたシヤトル弁52から液圧モ
ータ41の制御シリンダ42に供給される圧油を
切り換えるセレクタ弁55とから主に構成されて
いる。
そして、この構成により、車輌の降板走行時で
液圧ポンプ47の供給流量が少なく液圧モータ4
1が車輌の自重により駆動されポンプ作用を行つ
て液圧モータ41とカウンタバランス弁49の排
出側の通路54a,54bの圧力が上昇されても
シヤトル弁52を介して通路54a、54bのい
ずれかの圧力を制御シリンダ42内に導入して該
制御シリンダ42内のピストン53に作用させる
ことにより、降板途中での制御シリンダ42の制
御不能、すなわち、液圧モータ41の容量制御が
不能になる等の不都合を確実に解消できるという
効果を奏している。
しかし、上記の液圧モータ制御装置は、液圧モ
ータ41の制御シリンダ42へシヤトル弁52と
セレクタ弁55を介して自己圧力をそのまま導い
ているため、シヤトル弁52からセレクタ弁55
を経て制御シリンダ42へ至る通路55a,55
bや、セレクタ弁55および制御シリンダ42等
の耐圧限度を高くする必要がある。特に、インチ
ング操作時などには、自己圧力は大きく変動する
ので安全率を大きくとる必要があり、当該各部の
寸法をコンパクトにするには限界がある。
また、上記液圧モータ制御装置を車輌の走行用
装置として使用する際には、ブレーキ装置の装着
が現在義務付けられており、このブレーキ装置の
制御は、図示していないが、一般に方向切換48
とカウンタバランス弁49の間にシヤトル弁を設
け、このシヤトル弁から導出した圧油により行な
つている。したがつて、実公昭59−7647号記載の
液圧モータ制御装置を車輌の走行系に使用するた
めには、さらに別途シヤトル弁を付設する必要が
ある。
これに対し、外部液圧源によるパイロツト圧方
式を採用したものとして、第3図に示すような液
圧モータ制御装置がある。
第3図において、液圧モータ制御装置は制御シ
リンダ12を内蔵する可変容量形液圧モータとし
ての油圧モータ11と、液圧タンクとしての油圧
タンク1から作動油を吸入し油圧モータ11に供
給することにより油圧モータ11を駆動する油圧
ポンプ2と、油圧ポンプ2から吐出された圧油の
供給方向を切り換えて油圧モータ11の回転方向
を制御する方向制御弁4と、方向制御弁4と油圧
モータ11を接続する通路5,6に設けられたカ
ウンタバランス弁8およびリリーフ弁9からなる
ブレーキ弁10と、油圧タンク1から作動油を吸
入し、セレクタ弁19を介して油圧タンク11の
制御シリンダ12にパイロツト圧力として作用す
る圧油を供給する油圧ポンプ24と、から主に構
成されている。
前記通路5,6間には、前述のように、油圧モ
ータ11の逸走を防止するための背圧を発生させ
るカウンタバランス弁8と、圧力の上限を規制す
るリリーフ弁9とから構成されるブレーキ弁10
が設けられているが、このブレーキ弁10と方向
制御弁4との間にはシヤトル弁7が設けられ、油
圧モータ11の出力軸13に装備されたブレーキ
装置14のシリンダ14aに対しシヤトル弁7に
連通する通路15が接続され、該通路15に設け
られた減圧手段としての減圧弁16を介して通路
5または通路6から選択的に圧油を供給できるよ
うになつている。
油圧ポンプ24は、通路22の下流側に設けら
れたセレクタ弁19と、通路20,21とを介し
て制御シリンダ12内のピストン12aの両端面
側にそれぞれ圧油を供給できるように構成されて
おり、セレクタ弁19を操作することにより、ピ
ストン12aによつて仕切られたシリンダ部分の
一側に圧油が供給され、他側は油圧タンク1に開
放されるので、その操作方向によつてピストン1
2aのストロークが変化し、これにより油圧モー
タ11の容量を変化させることができる。
また、油圧ポンプ2から方向制御弁4に至る通
路からは通路5,6に生じる圧力の上限を規制す
る圧力設定手段としての圧力制御弁3を備えた通
路が分岐し、油圧ポンプ24からセレクタ弁19
に至る通路22からは、油圧ポンプ24から吐出
される圧油の圧力の上限を規制する圧力設定手段
としての圧力制御弁25が分岐している。そし
て、圧力制御弁3,25の吐出側は、前記方向制
御弁4の反油圧ポンプ2接続側の端部とともに油
圧タンク1に開放されている。
上記のように構成すると、制御シリンダ12に
導かれる圧力は常に一定の圧力であるが、油圧ポ
ンプ24から吐出された圧油は、常時圧力制御弁
25からリリーフして油圧タンク1へ戻り、この
圧力エネルギは全てロスになるため、圧力制御弁
25の圧力を通常30〜40Kg/cm2程度の比較的低圧
に設定してある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
とことで、上記のように、自己圧力を用いる方
式にあつては、制御シリンダ42へ至る通路55
a,55bや、セレクタ弁55および制御シリン
ダ42等の耐圧限度を高くする必要があるので寸
法のコンパクト化には限度があり、また、車輌に
適用する際には、前述のようにさらにシヤトル弁
を付設する必要があるため、液圧モータ41全体
の寸法がどうしても大きくなるという問題があつ
た。
また、パイロツト圧力を用いる方式にあつて
は、通常、圧力制御弁25の設定圧は比較的低く
設定されており、通路5または通路6の圧力が高
い場合には、制御シリンダ12が受ける反力が大
きくなるので、通路22から供給される圧力が低
いと、制御シリンダ12の受圧面積を拡大し、そ
の寸法を大きくする必要がある。この結果、制御
シリンダ12を油圧モータ11のケーシング内に
コンパクトに収容することは困難となる。
いずれにしても、油(液)圧モータ本体の寸法
をコンパクトにすることができないという問題が
ある。
この考案は、上記のような技術的背景を鑑みて
なされたもので、その目的は耐圧強度を上げるこ
となく、安定した制御圧力で制御シリンダを駆動
でき、全体の小型化を図ることができる液圧モー
タの制御装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
従来技術が抱える問題点を解決し、上記目的を
達成するため、この考案は、容量を可変する制御
シリンダを内蔵する可変容量形液圧モータと、該
可変容量形液圧モータの出力軸部に取り付けられ
たブレーキ装置と、パイロツト圧を供給する液圧
源からパイロツト圧設定手段を介して前記制御シ
リンダに導かれる圧液の方向を切り換えるセレク
タ弁と、液圧モータ駆動用の液圧源からの圧液の
供給方向を切り換えて液圧モータの回転方向を切
り換える方向制御弁と、該方向制御弁の下流側に
設けたシヤトル弁と、シヤトル弁の出口側通路と
ブレーキ装置とを接続する通路に設けた減圧手段
と、を備えた液圧モータ制御装置において、パイ
ロツト圧供給用液圧源からセレクタ弁に至る通路
のパイロツト圧設定手段の配設位置よりも下流側
にパイロツト圧設定手段側への逆流を阻止する第
1の阻止手段を設けるとともに、ブレーキ装置側
の通路への圧液の流入を阻止する第2の阻止手段
を介在させて上記第1の阻止手段とセレクタ弁間
の通路と上記減圧手段とブレーキ装置間の通路と
を接続した構成にある。
〔作用〕
上記手段によれば、液圧モータ駆動用の液圧源
から供給され、減圧手段によつて設定される圧液
の圧力がパイロツト圧供給用液圧源から供給さ
れ、圧力設定手段によつて設定された圧液の圧力
よりも低い場合には、パイロツト圧供給用液圧源
から供給される液圧が液圧モータの制御シリンダ
に供給され、液圧モータ駆動用液圧源から供給さ
れ、減圧手段によつて設定される圧液の圧力がパ
イロツト圧供給用液圧源から供給される圧液の圧
力より大きい場合には、第2の阻止手段からセレ
クタ弁に至る通路に圧液が流入し、第1の阻止手
段を閉じて該流入した圧液が制御シリンダに導か
れる。
これにより、制御シリンダに導かれる圧力は、
低圧側はパイロツト圧供給用液圧源に接続した通
路に設けられた圧力設定手段によつて、また高圧
側は液圧モータ駆動用液圧源に接続された通路に
設けられた減圧手段によつて設定されるので、液
圧モータ駆動用の液圧源からの供給圧よりもはる
かに低い一定範囲内の圧力とすることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は、実施例に係る液圧モータ制御装置と
しての油圧モータ制御装置の一例を示す油圧回路
図である。なお、以下の説明において、第3図に
示した従来例と同一もしくは同一とみなせる各構
成要素には同一の符号を付し、重複する各構成要
素についての説明は割愛する。
第1図において、実施例に係る油圧モータ制御
装置は、パイロツト圧供給用の液圧源としての油
圧ポンプ24からセレクタ弁19に至る通路22
の圧力制御弁25付設通路の下流側に、圧力制御
弁25側への圧油の流入を阻止する第1の阻止手
段としての第1の逆止弁23を設けるとともに、
この第1の逆止弁23とセレクタ弁19の間の通
路22と、ブレーキ装置14に至る通路15に設
けられた減圧弁16の下流側の通路15とを第2
の阻止手段としての第2の逆止弁18を介在させ
通路17により接続してある。この第2の逆止弁
18は、通路15側から通路22側への圧油の流
入のみ許容し、通路22側から通路15側への流
入は阻止するように設定してある。その他の各部
は、第3図に示した従来例と同一に構成してあ
る。
引き続き、上記のように構成した油圧モータ制
御装置を油圧シヨベルやクローラクレーンなどの
車輌の走行用装置として使用した場合について説
明する。
〈始動時〉 まず、油圧モータ11を始動するためには、図
示しない原動機を始動する。該原動機を始動する
と、油圧ポンプ2および24は油圧タンク1から
作動油を吸入して圧油を吐出する。このとき、方
向制御弁4は中立位置にあるので、油圧ポンプ2
から吐出された圧油は、方向制御弁4を通つて油
圧タンク1に戻る無負荷回路を形成する。
一方、油圧タンク24から吐出された圧油は、
通路22に介在させた第1の逆止弁23とセレク
タ弁19を経て通路20へ導びかれ、制御シリン
ダ12に達し、制御シリンダ12内のピストン1
2aを作動させる。この通路20側へ圧油が導か
れた時は、制御シリンダ12内のピストン12a
をストロークが大きくなる方向、すなわち、油圧
モータ11の容量を大きくし、低速高トルクとす
る方向に駆動する。また、セレクタ弁19をオフ
セツト位置に切り換えると、油圧ポンプ24から
の圧油は通路21に供給され、制御シリンダ12
内のピストン12aをストロークが小さくなる方
向、すなわち、油圧モータ11の容量を小さく
し、高速低トルクとする方向に駆動する。また、
これらの場合に、制御シリンダ12内に圧油を供
給した後は、油圧ポンプ24から吐出された圧油
は圧力制御弁25を通つて油圧タンク1に戻る。
したがつて、セレクタ弁19がノーマル位置に
あつて油圧ポンプ2,24を回転すると、油圧モ
ータ11には圧油は供給されないが、制御シリン
ダ12には油圧モータ11の容量を大きくする方
向に圧油が供給されることになる。
〈低速走行時〉 今、方向制御弁4を左位置に切り換えて油圧ポ
ンプ2から吐出された圧油を通路5へ導くと、こ
の圧油は、まず、シヤトル弁7から減圧弁16の
介在する通路15を通つてブレーキ装置14に至
り、ブレーキ装置14のシリンダ14a内のピス
トンを作動させてブレーキを解除する。また、油
圧ポンプ2から吐出された圧油は、次に油圧モー
タ11の入口に達し、カウンタバランス弁8を動
かして油圧モータ11を回転させ、さらに、出力
軸13の先端部に取り付けられている図示しない
スプロケツトを回転させる。このとき、通路15
の圧力が通路22の圧力よりも低い場合には、制
御シリンダ12を作動する圧力は、油圧ポンプ2
4から吐出され、圧力制御弁25により設定され
た圧力である。
この状態からセレクタ弁19を操作してオフセ
ツト位置に切り換えると、油圧ポンプ24から吐
出された圧油は、セレクタ弁19と通路21を経
て制御シリンダ12に供給され、ピストン12a
をそのストロークが減少する方向に移動させ、油
圧モータ11のモータ容量を小さくする。する
と、油圧モータ11の回転速度が上昇し、通路5
の圧力は速度の上昇に比例して高くなる。このと
き、通路5の高くなつた圧力が、通路22の圧力
よりも低い場合には、制御シリンダ12へは依然
として圧力制御弁25によつて設定された圧力が
導かれる。
したがつて、坂道を降板するときなどには、通
路5の圧力は低圧でかつ変動するが、このような
ときでも制御シリンダ12には油圧ポンプ24に
より一定の圧力が供給されることになり、油圧モ
ータ11の制御が不安定になることはない。
また、前述の上昇した通路5の圧力が、通路2
2の圧力より高くなると、通路5の圧力はシヤト
ル弁7から通路15の減圧弁16を経て、通路1
7の第2の逆止弁18を通り、第1の逆止弁23
を閉じて、セレクタ弁19から通路21を経て制
御シリンダ12に導かれる。すなわち、平地など
で高速走行する場合に、油圧モータ11の駆動圧
力が高くなり、制御シリンダ12が必要とする力
が増大したとしても、制御シリンダ12へ導かれ
る圧力も圧力制御弁25で設定された圧力より高
くなつため、特に制御シリンダ12の受圧面積を
大きくする必要はなくなり、これにより制御シリ
ンダ12自体の寸法も大きくなる必要はない。
〈高速走行時〉 通路5の圧力が、圧力制御弁25で設定される
通路22の圧力よりはるかに高い高圧走行時に
は、通路5の圧油は、シヤトル弁7から通路15
に至り、通路15の減圧弁16により所定の圧力
に減圧されてブレーキ装置14に導かれる。また
減圧された圧油は、前述と同様に、通路17から
第2の逆止弁18およびセレクタ弁19を経て、
通路20あるいは通路21から制御シリンダ12
に導かれる。これにより、制御シリンダ12に
は、圧力制御弁25によつて設定された圧力より
も高いが、減圧弁16によつて設定された通路5
の圧力よりはるかに低い圧力が導かれる。
なお、この実施例は、建設機械の走行装置に用
いたものであるので油圧回路をもつて説明してい
るが、他の同じ原理の液圧回路全てに適用できる
ことはいうまでもない。
以上のように、上記実施例によれば、制御シリ
ンダ12に導かれる圧力は、低圧側は油圧ポンプ
24の吐出側に分岐して備えられた圧力制御弁2
5で設定され、高圧側は油圧ポンプ2の吐出側の
通路15に設けられた減圧弁16で設定される一
定範囲内の、油圧ポンプ2の吐出圧力よりもはる
かに低い圧力であるため、ブレーキ装置14に至
る通路15と制御シリンダ12に至る通路22を
接続する通路17、セレクタ弁19から制御シリ
ンダ12に至る通路20,21、セレクタ弁19
および制御シリンダ12等の耐圧強度も、自己圧
力を用いる方式に比べて低く設定することができ
る。
また、制御シリンダ12の寸法については、使
用する圧力が圧力制御弁25の設定圧よりも高い
圧力を使用することができるため、受圧面積を大
きくしなくとも必要な制御圧を得ることが可能と
なり、全体としてコンパクトな油圧モータ11を
構成できる。
〔考案の効果〕 これまでの説明で明らかなように、上記のよう
に構成されたこの考案によれば、制御シリンダに
供給される圧力は、液圧モータの駆動圧力が低い
場合には、パイロツト圧供給用の液圧源から吐出
される吐出圧力を使用し、液圧モータの駆動圧力
が高い場合には、駆動圧力を減圧した圧力を使用
するので、 制御シリンダに供給される圧力が、ある範囲
内に設定され、当該制御シリンダの制御圧力が
安定する、 また、制御圧力の最高値は、駆動圧力を減圧
した圧力であり、それ故、制御シリンダ、制御
シリンダに圧液を供給する通路およびこの通路
に付随する各部の耐圧強度を液圧モータの駆動
圧力よりも低く設定することができる、 さらに、耐圧強度が低くてもよく、また、駆
動圧力に応じたパイロツト圧供給用液圧源から
の圧力よりも大きな圧力が制御シリンダに供給
されることから、受圧面積を特に大きく設定す
る必要もなく制御シリンダをコンパクトに設計
することができる、 加えて、ブレーキ装置の操作と制御シリンダ
の制御を行なう圧力は、一つのシヤトル弁で共
用できることから、自己圧力方式のものに比べ
てシステム全体がコンパクトで、かつ安価にな
る、 等々の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例に係る油圧モータ
制御装置を説明するための油圧回路図、第2図は
従来例に係る自己圧力方式の液圧モータ制御装置
を示す液圧回路図、第3図は従来例に係るパイロ
ツト圧力方式の油圧モータ制御装置を示す油圧回
路図である。 2,24……油圧ポンプ、4……方向制御弁、
5,6……通路、7……シヤトル弁、8……カウ
ンタバランス弁、9……リリーフ弁、10……ブ
レーキ弁、11……油圧モータ、12……制御シ
リンダ、13……出力軸、14……ブレーキ装
置、15……通路、16……減圧弁、17……通
路、18……第2の逆止弁、19……セレクタ
弁、20,21,22……通路、23……第1の
逆止弁、25……圧力制御弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容量を可変する制御シリンダを内蔵する可変容
    量形液圧モータと、該可変容量形液圧モータの出
    力軸部に取り付けられたブレーキ装置と、パイロ
    ツト圧を供給する液圧源からパイロツト圧設定手
    段を介して前記制御シリンダに導かれる圧液の方
    向を切り換えるセレクタ弁と、可変容量形液圧モ
    ータ駆動用の液圧源からの圧液の供給方向を切り
    換えて可変容量形液圧モータの回転方向を切り換
    える方向制御弁と、該方向制御弁の下流側に設け
    たシヤトル弁と、シヤトル弁の出口側通路とブレ
    ーキ装置とを接続する通路に設けた減圧手段と、
    を備えた液圧モータ制御装置において、パイロツ
    ト圧供給用液圧源からセレクタ弁に至る通路のパ
    イロツト圧設定手段の配設位置よりも下流側にパ
    イロツト圧設定手段側への逆流を阻止する第1の
    阻止手段を設けるとともに、ブレーキ装置側の通
    路への圧液の流入を阻止する第2の阻止手段を介
    在させて上記第1の阻止手段とセレクタ弁間の通
    路と上記減圧手段とブレーキ装置間の通路とを接
    続したことを特徴とする液圧モータ制御装置。
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