JPH0545601U - 導光板装置 - Google Patents

導光板装置

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JPH0545601U
JPH0545601U JP9702091U JP9702091U JPH0545601U JP H0545601 U JPH0545601 U JP H0545601U JP 9702091 U JP9702091 U JP 9702091U JP 9702091 U JP9702091 U JP 9702091U JP H0545601 U JPH0545601 U JP H0545601U
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心平 二宮
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オーツタイヤ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光にムラを生じることなく、高輝度が得
られ、しかもできるだけ作業工程を簡素化した導光板及
びその製造方法を提供することを目的としている。 【構成】 透明樹脂板1 の一面に発光面となる光拡散
層2 、他面に前記透明樹脂板1 とは屈折率が異なる樹脂
成分からなる乱反射層3 を介して、遮光面となる反射層
4 が設けられ、一側端部を入光面7 とした導光板5 と、
該入光面7 に沿って付設された光源6 とから構成されて
いる導光板装置の、前記透明樹脂板1 、乱反射層3 、反
射層4 が一体的に密着接合成形されており、しかも前記
乱反射層3は、光源6 に近い方から遠い方に向かって、
徐々に厚くなっていっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液晶テレビ、パソコン等のディスプレイに使用するバックライトで 特に、液晶表示板として用いられる導光板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の導光板装置は、図7に示すように、透明樹脂板21の一面に光拡散層22、 他面に反射層24が設けられ、一側端部を入光面27とした導光板25と、該入光面27 に沿って付設された光源26とから構成されており、この従来の導光板装置におけ る発光は、前記入光面27から光源26の光を導光板25内に入射し、その光を前記透 明樹脂板21の反射層24側の表面に施された、反射剤入りの樹脂成分よりなるイン クを用いてのドット印刷23によって乱反射させ、前記光拡散層22から発光させる ようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記導光板装置では、ドット印刷23に用いるインクに必ず反射剤を混 入しておかなくてはならず、この反射剤が均等に分散されていないまま印刷され た場合、発光にムラを生じさせる原因となった。 また、乾燥してしまったインクには接着能力がないので、反射層24を構成する フィルムを接合させるためには何らかの方法、例えばビス止め、両面テープ等に て固定させる必要があった。
【0004】 更に、従来のドット印刷23を施した導光板25では、ドット間、或いは印刷表面 と、反射層24の間に空気層28が生じてしまい、この空気層28が輝度を低下させる 原因となっていた。
【0005】 そこで、本考案の導光板装置は上述のような現状に鑑みて、発光にムラを生じ ることなく、高輝度が得られ、しかもできるだけ作業工程を簡素化した導光板装 置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じる。
【0007】 即ち、透明樹脂板の一面に発光面となる光拡散層、他面に前記透明樹脂板とは 屈折率が異なる樹脂成分からなる乱反射層を介して、遮光面となる反射層が設け られ、一側端部を入光面とした導光板と、該入光面に沿って付設された光源とか ら構成されている導光板装置の、前記透明樹脂板、乱反射層、反射層が一体的に 密着接合成形されていることを特徴とし、しかも前記乱反射層は、光源に近い方 から遠い方に向かって、徐々に厚くなっていっていることを特徴としている。
【0008】
【作用】
光源の光は導光板の一側端部入光面から導光板内に入射し、導光板内を反射層 と光拡散層とで全反射しながら導光板の他方の側端面側に進んでいく。 その間、導光板内に入射した光の一部は前記反射層と透明樹脂板の間に設けら れた乱反射層によって乱反射し、この反射光は導光板の光拡散層から放出され、 その結果導光板の光拡散層が発光面となって発光する。
【0009】 この際、前記乱反射層で用いられる樹脂成分は前記透明樹脂板とは屈折率を異 とし、また、反射層と透明樹脂板の間は、前記乱反射層にて隙間なく密着されて いるので、導光板内に入射した光源からの光は無駄なく乱反射され、発光する。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基いて本考案の実施例を詳述する。
【0011】 本考案に係る導光板装置は図1で示す要部断面図のように透明樹脂板1 の一面 に光拡散層2 、他面に前記透明樹脂板1 とは屈折率を異とした樹脂成分からなる 乱反射層3 及び、その表面に反射層4 をそれぞれ設けた導光板5 と、その導光板 5 の一側面に沿って付設させた光源6 とから構成されている。
【0012】 前記導光板5 の光源6 側の側面を入光面7 、その入光面7 と対応する他側面を 図示省略の遮光面8 とし、該遮光面8 には光源6 の光が外部に漏れないように、 遮光シートが設けられている。 また、光源6 の外周を覆って遮光カバー9 が設けられ、同様に光源6 の光が外 部に漏れないようにしている。
【0013】 前記透明樹脂板1 にはアクリル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリプロ ピレン等、透明性・溶着性を有するプラスチック板が使用され、光拡散層2 には 例えば透過率の高い半透明のポリカーボネート等で構成されたフィルムが使用さ れ、その表面に光を拡散させるためのエンボス加工やマット加工が、また、裏面 に光沢加工が施されている。
【0014】 前記反射層4 は、光漏れ防止のための例えば白色ポリエステル、またはポリエ ステルフィルムの内面に銀蒸着フィルムを貼付させたもの等からなり、これは前 記遮光カバー7 、遮光面6 の遮光シートにも同様に貼付されている。
【0015】 一方、光源6 としては熱陰極放電ランプ等の輝度の高いものが従来使用されて いたが、薄型化・軽量化の導光板5 に対応して光源6 も小型の冷陰極放電ランプ が使用されることが多く、例えば、直径3mm〜6mm程度のものが用いられている 。
【0016】 また、前記遮光カバー9 は、通常、図1で示すように両面テープ10にて導光板 5 に接着させているか、或いは図2に示すようにねじ11やビス等にて導光板5 に 接着させているが、前記遮光カバー9 を接着するのに、熱融着や超音波溶着等を 用いることで、図3に示すように、導光板5 の光拡散層2 側は透明樹脂板1 に, 反射層4 側は反射層4 にそれぞれ接着させたり、図4に示すように、前記両側と も透明樹脂板1 に接着させることができるので、薄型化・軽量化の導光板5 に光 源6 が充分対応できるようになり、装置全体の薄型化が可能になる。
【0017】 前記透明樹脂板1 と反射層4 との間に設けられた乱反射層3 に用いられる樹脂 成分には、例えば塩ビ、PC,AS,PP,PVC,PET等があり、これは前 記透明樹脂板1 に使用される樹脂成分にて決定され、透明樹脂板1 とは屈折率が 異なる樹脂成分を使用する。 また、前記透明樹脂板1 、乱反射層2 、反射層4 は一体的に密着接合させるた め、押出成形にて製造される。
【0018】 その成形の際には、前記乱反射層2 は光源6 に近い方から遠い方に向かって、 その厚さを徐々に増加させるようにし、これによって均斉度を充分保持すること ができる。
【0019】 尚、前記乱反射層2 は図1に示すように直線的勾配で厚くしていってもよいし 、図5に示すように曲線的勾配であってよく、その勾配に限定はないが、曲線的 勾配の場合は前記透明樹脂板1 、乱反射層2 、反射層4 はプレス加工にて一体成 形すると良い。
【0020】 また、本実施例では、光源6 の一側面部にのみに付設させた一光式の導光板装 置について説明したが、勿論、導光板5 の両側面部に光源6 を付設させる二光式 の導光板装置でも良く、その場合前記乱反射層2 は、導光板の中央部で一番厚み を増した山型の勾配を有するように成形する。
【0021】 次に、より具体的な実施例を従来例と比較しながら説明する。
【0022】 尚、本考案の導光板装置と、従来例の導光板装置とは、乱反射層3 が、用いら れる透明樹脂板1 とは屈折率が異なる樹脂成分にて透明樹脂板1 ・反射層4 と一 体成形されているか、ドット印刷23を施したものかに違いがあるだけで、透明樹 脂板1 の厚みや大きさ、素材、光源6 の種類・大きさ・数・光の強さ、更に遮光 カバー9 の接着方法等については互いに同一であるものでの比較である。
【0023】 上記本考案及び従来例の導光板5,25において、図6に示す〜の6ヵ所の測 定点にて輝度の測定を行った。
【0024】 同図において、光拡散層2 上で光源6 と平行する線X1, X2, X3, を縦軸とし、 垂直方向の線Y1, Y2, を横軸として、各々その交点となる位置〜にて輝度を 測定した。その指数(単位:cd/m2)を下記表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】 尚、使用した導光板は以下に記すようなものである。
【0027】 〈実施例及び従来例に共通の条件〉 透明樹脂板の厚み :3.0mm 光拡散層の厚み :0.25mm 乱反射層の厚み :0.05mm (アクリル樹脂〔塩ビ・酢ビ重合樹脂混合体〕) 反射層の厚み :0.188mm 全体の大きさ :140 mm ×80 mm 光源の種類 :片短辺入光 光源の大きさ :90 mm ×φ4.1mm 使用インバータ :5.0mA / 12V入力 使用測定器 :TOPCON BM-3(2°)
【0028】 上記表1より、本実施例は従来例の平均輝度かなり上昇いているのがわかる。 また均斉度においても、向上が見られる。
【0029】
【考案の効果】
本考案の導光板装置では、透明樹脂板1 、乱反射層3 、反射層4 が一体的に密 着接合成形されており、しかも前記乱反射層3 は、透明樹脂板1 とは屈折率が異 なる樹脂成分からなり、光源に近い方から遠い方に向かって、徐々に厚くなって いっているので、反射層4 と乱反射層5 の間には空気層が生じることもなく、導 光板5 内に入射した光源6 からの光は効率よく乱反射層3 にて乱反射され、輝度 及び均斉度にかなりの上昇をもたらした。
【0030】 また、前記樹脂成分には、接着能力があるので、接着工程を省くことができ、 作業工程の簡素化を図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す導光板装置の要部断面概
略図である。
【図2】他の遮光カバーの接着方法を示す説明図であ
る。
【図3】他の遮光カバーの接着方法を示す説明図であ
る。
【図4】他の遮光カバーの接着方法を示す説明図であ
る。
【図5】本考案の実施例を示す他の導光板装置の要部断
面概略図である。
【図6】本考案の導光板装置における輝度測定位置を示
す説明図である。
【図7】従来例の導光板装置の要部断面概略図である。
【符号の説明】
1 透明樹脂板 2 光拡散層 3 乱反射層 4 反射層 5 導光板 6 光源 9 遮光カバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明樹脂板(1) の一面に発光面となる光
    拡散層(2) 、他面に前記透明樹脂板(1) とは屈折率が異
    なる樹脂成分からなる乱反射層(3) を介して、遮光面と
    なる反射層(4) が設けられ、一側端部を入光面(7) とし
    た導光板(5)と、該入光面(7) に沿って付設された光源
    (6) とから構成されている導光板装置の、前記透明樹脂
    板(1) 、乱反射層(3) 、反射層(4)が一体的に密着接合
    成形されていることを特徴とする導光板装置。
  2. 【請求項2】 前記乱反射層(2) は、光源(6) に近い方
    から遠い方に向かって、徐々に厚くなっていっているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の導光板装置。
JP1991097020U 1991-11-26 1991-11-26 導光板装置 Expired - Lifetime JP2532748Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643325A (ja) * 1992-03-23 1994-02-18 Nioptics Corp テーパ状多層照明装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63269105A (ja) * 1987-04-27 1988-11-07 Mitsui Toatsu Chem Inc 平面状光源を得る板状光伝送体

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