JP2532748Y2 - 導光板装置 - Google Patents

導光板装置

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JP2532748Y2
JP2532748Y2 JP1991097020U JP9702091U JP2532748Y2 JP 2532748 Y2 JP2532748 Y2 JP 2532748Y2 JP 1991097020 U JP1991097020 U JP 1991097020U JP 9702091 U JP9702091 U JP 9702091U JP 2532748 Y2 JP2532748 Y2 JP 2532748Y2
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心平 二宮
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液晶テレビ、パソコン
等のディスプレイに使用するバックライトで特に、液晶
表示板として用いられる導光板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の導光板装置は、図7に示すよう
に、透明樹脂板21の一面に光拡散層22、他面に反射層24
が設けられ、一側端部を入光面27とした導光板25と、該
入光面27に沿って付設された光源26とから構成されてお
り、この従来の導光板装置における発光は、前記入光面
27から光源26の光を導光板25内に入射し、その光を前記
透明樹脂板21の反射層24側の表面に施された、反射剤入
りの樹脂成分よりなるインクを用いてのドット印刷23に
よって乱反射させ、前記光拡散層22から発光させるよう
にしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記導光板装
置では、ドット印刷23に用いるインクに必ず反射剤を混
入しておかなくてはならず、この反射剤が均等に分散さ
れていないまま印刷された場合、発光にムラを生じさせ
る原因となった。また、乾燥してしまったインクには接
着能力がないので、反射層24を構成するフィルムを接合
させるためには何らかの方法、例えばビス止め、両面テ
ープ等にて固定させる必要があった。
【0004】更に、従来のドット印刷23を施した導光板
25では、ドット間、或いは印刷表面と、反射層24の間に
空気層28が生じてしまい、この空気層28が輝度を低下さ
せる原因となっていた。そこで、本考案の導光板装置は
上述のような現状に鑑みて、発光にムラを生じることな
く、高輝度が得られ、しかもできるだけ作業工程を簡素
化した導光板装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、次の技術的手段を講じる。即ち、透明樹
脂板の一面に発光面となる光拡散層、他面に前記透明樹
脂板とは屈折率が異なる樹脂成分からなる乱反射層を介
して、遮光面となる反射層が設けられ、一側端部を入光
面とした導光板と、該入光面に沿って付設された光源と
から構成されている導光板装置の、前記透明樹脂板、乱
反射層、反射層が一体的に密着接合成形されていること
を特徴とし、しかも前記乱反射層は、光源に近い方から
遠い方に向かって、徐々に厚くなっていっていることを
特徴としている。
【0006】
【作用】光源の光は導光板の一側端部入光面から導光板
内に入射し、導光板内を反射層と光拡散層とで全反射し
ながら導光板の他方の側端面側に進んでいく。その間、
導光板内に入射した光の一部は前記反射層と透明樹脂板
の間に設けられた乱反射層によって乱反射し、この反射
光は導光板の光拡散層から放出され、その結果導光板の
光拡散層が発光面となって発光する。
【0007】この際、前記乱反射層で用いられる樹脂成
分は前記透明樹脂板とは屈折率を異とし、また、反射層
と透明樹脂板の間は、前記乱反射層にて隙間なく密着さ
れているので、導光板内に入射した光源からの光は無駄
なく乱反射され、発光する。
【0008】
【実施例】以下、図面に基いて本考案の実施例を詳述す
る。本考案に係る導光板装置は図1で示す要部断面図の
ように透明樹脂板1 の一面に光拡散層2 、他面に前記透
明樹脂板1 とは屈折率を異とした樹脂成分からなる乱反
射層3 及び、その表面に反射層4 をそれぞれ設けた導光
板5 と、その導光板5 の一側面に沿って付設させた光源
6 とから構成されている。
【0009】前記導光板5 の光源6 側の側面を入光面7
、その入光面7 と対応する他側面を図示省略の遮光面8
とし、該遮光面8 には光源6 の光が外部に漏れないよ
うに、遮光シートが設けられている。また、光源6 の外
周を覆って遮光カバー9 が設けられ、同様に光源6 の光
が外部に漏れないようにしている。
【0010】前記透明樹脂板1 にはアクリル、ポリカー
ボネート、ポリスチレン、ポリプロピレン等、透明性・
溶着性を有するプラスチック板が使用され、光拡散層2
には例えば透過率の高い半透明のポリカーボネート等で
構成されたフィルムが使用され、その表面に光を拡散さ
せるためのエンボス加工やマット加工が、また、裏面に
光沢加工が施されている。
【0011】前記反射層4 は、光漏れ防止のための例え
ば白色ポリエステル、またはポリエステルフィルムの内
面に銀蒸着フィルムを貼付させたもの等からなり、これ
は前記遮光カバー7 、遮光面6 の遮光シートにも同様に
貼付されている。一方、光源6 としては熱陰極放電ラン
プ等の輝度の高いものが従来使用されていたが、薄型化
・軽量化の導光板5 に対応して光源6 も小型の冷陰極放
電ランプが使用されることが多く、例えば、直径3mm
〜6mm程度のものが用いられている。
【0012】また、前記遮光カバー9 は、通常、図1で
示すように両面テープ10にて導光板5 に接着させている
か、或いは図2に示すようにねじ11やビス等にて導光板
5 に接着させているが、前記遮光カバー9 を接着するの
に、熱融着や超音波溶着等を用いることで、図3に示す
ように、導光板5 の光拡散層2 側は透明樹脂板1 に,反
射層4 側は反射層4 にそれぞれ接着させたり、図4に示
すように、前記両側とも透明樹脂板1 に接着させること
ができるので、薄型化・軽量化の導光板5 に光源6 が充
分対応できるようになり、装置全体の薄型化が可能にな
る。
【0013】前記透明樹脂板1 と反射層4 との間に設け
られた乱反射層3 に用いられる樹脂成分には、例えば塩
ビ、PC,AS,PP,PVC,PET等があり、これ
は前記透明樹脂板1 に使用される樹脂成分にて決定さ
れ、透明樹脂板1 とは屈折率が異なる樹脂成分を使用す
る。また、前記透明樹脂板1 、乱反射層2 、反射層4 は
一体的に密着接合させるため、押出成形にて製造され
る。
【0014】その成形の際には、前記乱反射層2 は光源
6 に近い方から遠い方に向かって、その厚さを徐々に増
加させるようにし、これによって均斉度を充分保持する
ことができる。尚、前記乱反射層2 は図1に示すように
直線的勾配で厚くしていってもよいし、図5に示すよう
に曲線的勾配であってよく、その勾配に限定はないが、
曲線的勾配の場合は前記透明樹脂板1 、乱反射層2 、反
射層4 はプレス加工にて一体成形すると良い。
【0015】また、本実施例では、光源6 の一側面部に
のみに付設させた一光式の導光板装置について説明した
が、勿論、導光板5 の両側面部に光源6 を付設させる二
光式の導光板装置でも良く、その場合前記乱反射層2
は、導光板の中央部で一番厚みを増した山型の勾配を有
するように成形する。次に、より具体的な実施例を従来
例と比較しながら説明する。
【0016】尚、本考案の導光板装置と、従来例の導光
板装置とは、乱反射層3 が、用いられる透明樹脂板1 と
は屈折率が異なる樹脂成分にて透明樹脂板1 ・反射層4
と一体成形されているか、ドット印刷23を施したものか
に違いがあるだけで、透明樹脂板1 の厚みや大きさ、素
材、光源6 の種類・大きさ・数・光の強さ、更に遮光カ
バー9 の接着方法等については互いに同一であるもので
の比較である。
【0017】上記本考案及び従来例の導光板5,25におい
て、図6に示す〜の6ヵ所の測定点にて輝度の測定
を行った。同図において、光拡散層2 上で光源6 と平行
する線X1, X2, X3, を縦軸とし、垂直方向の線Y1, Y2,
を横軸として、各々その交点となる位置〜にて輝度
を測定した。その指数(単位:cd/m2 )を下記表1
に示す。
【0018】
【表1】
【0019】尚、使用した導光板は以下に記すようなも
のである。 〈実施例及び従来例に共通の条件〉 透明樹脂板の厚み :3.0 mm 光拡散層の厚み :0.25mm 乱反射層の厚み :0.05mm (アクリル樹脂〔塩ビ・酢ビ重合樹脂混合体〕) 反射層の厚み :0.188 mm 全体の大きさ :140 mm ×80mm 光源の種類 :片短辺入光 光源の大きさ :90mm×φ4.1 mm 使用インバータ :5.0mA / 12V入力 使用測定器 :TOPCON BM-3(2°) 上記表1より、本実施例は従来例の平均輝度かなり上昇
いているのがわかる。また均斉度においても、向上が見
られる。
【0020】
【考案の効果】本考案の導光板装置では、透明樹脂板1
と該透明樹脂板1 とは屈折率が異なる樹脂成分からなる
単一の乱反射層3 と反射層4 とが一体的に密着接合成形
されているので、反射層4 と乱反射層5 の間には空気層
が生じることもなく、導光板5内に入射した光源6 から
の光を効率よく乱反射層3 にて乱反射させることができ
る。また、導光板5 の入光面7 から該入光面7 とは反対
側の他側端部に向けて乱反射層5 が徐々に厚くなると共
に透明樹脂板1 が徐々に薄くなって、透明樹脂板1 と乱
反射層3 との境界面が、導光板5 の入光面7 から入光面
7 とは反対側の他側端部に向かうに従って光拡散層2 に
徐々に近づくように傾斜されているので、導光板5 内に
入射した光源6 からの光が乱反射層3 にて乱反射する割
合を、光源6 に近い側から遠い側に向けて徐々に大きく
なるように効率よく変化させることができ、導光板5 の
光源6 に近い側が明るくなると共に導光板5 の光源6 に
遠い側が暗くなるように導光板5 の光拡散層2 側の発光
が不均一になるのを、非常に簡単な構成にて確実に解消
して、導光板5 の光拡散層2 側全体の均斉度を効果的に
高めることができる。
【0021】しかも、前記乱反射層2 は単一のものであ
って、単に透明樹脂板1 と反射層4との間に乱反射層を
介在させた非常に簡単な構成であるから、作業工程の簡
素化を図ることが可能となり、導光板装置を製造容易で
かつ安価に提供することができ、その実用的効果は著大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す導光板装置の要部断面概
略図である。
【図2】他の遮光カバーの接着方法を示す説明図であ
る。
【図3】他の遮光カバーの接着方法を示す説明図であ
る。
【図4】他の遮光カバーの接着方法を示す説明図であ
る。
【図5】本考案の実施例を示す他の導光板装置の要部断
面概略図である。
【図6】本考案の導光板装置における輝度測定位置を示
す説明図である。
【図7】従来例の導光板装置の要部断面概略図である。
【符号の説明】
1 透明樹脂板 2 光拡散層 3 乱反射層 4 反射層 5 導光板 6 光源 9 遮光カバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明樹脂板(1) の一面に発光面となる光
    拡散層(2) 、他面に前記透明樹脂板(1) とは屈折率が異
    なる樹脂成分からなる乱反射層(3) を介して、遮光面と
    なる反射層(4) が設けられ、一側端部を入光面(7) とし
    た導光板(5)と、該入光面(7) に沿って付設された光源
    (6) とから構成されている導光板装置であって、 前記透明樹脂板(1) と単一の乱反射層(3) と反射層(4)
    とが一体的に密着接合成形され、導光板(5) の入光面
    (7) から入光面(7) とは反対側の他側端部に向けて乱反
    射層(3) が徐々に厚くなると共に透明樹脂板(1) が徐々
    に薄くなって、透明樹脂板(1) と乱反射層(3) との境界
    面が、導光板(5) の入光面(7) から入光面(7) とは反対
    側の他側端部に向かうに従って光拡散層(2) に徐々に近
    づくように傾斜されていることを特徴とする導光板装
    置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63269105A (ja) * 1987-04-27 1988-11-07 Mitsui Toatsu Chem Inc 平面状光源を得る板状光伝送体

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