JPH0545598U - 回転テーブル装置 - Google Patents

回転テーブル装置

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JPH0545598U
JPH0545598U JP9646991U JP9646991U JPH0545598U JP H0545598 U JPH0545598 U JP H0545598U JP 9646991 U JP9646991 U JP 9646991U JP 9646991 U JP9646991 U JP 9646991U JP H0545598 U JPH0545598 U JP H0545598U
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JP
Japan
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thrust
bearing
rigidity
rotary table
air bearing
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Application number
JP9646991U
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English (en)
Inventor
雄司 兼田
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラスト軸受の構成部材の加工精度を高める
だけで、容易に回転テーブルの回転精度を高めることが
できる回転テーブル装置を提供することを目的とする。 【構成】 ステータ11と、該ステータ11に回転自在
に嵌入されたロータ30間にスラスト用の空気軸受、及
びラジアル用の空気軸受を構成した。そして、ラジアル
用の軸受剛性をオリフィス絞りで構成すると共に、スラ
スト用の軸受剛性をオリフィス絞りと、表面絞りとの複
合絞りで構成して、スラスト用の軸受剛性をラジアル用
の軸受剛性より大きくした。また、ばね40を使用して
上下に構成されたスラスト軸受のいずれか一方の剛性を
他方のスラスト軸受より小さくした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は回転テーブル装置に係り、特にスラスト用の空気軸受とラジアル用 の空気軸受を備えた真円度測定機の回転テーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気軸受は軸受部に形成された絞りを介して圧縮空気に流体抵抗を生じさせて 軸受剛性を得る。軸受剛性は絞り径を小さくして流体抵抗が大きくなる程高くな る。この空気軸受は円筒形に形成され、円筒形内に嵌入されたロータは空気軸受 の剛性により円筒形軸受に非接触状態で回転する。
【0003】 このロータの回転精度はロータの加工形状に影響される。すなわち、空気軸受 に配設されたロータは、加工されたロータの形状に従って一定の軌跡を描いて回 転する。 一方、近年の真円度測定機は測定精度の高いものが要求されていて、真円度測 定機の測定精度を高めるためにはロータの回転精度を高める必要がある。また、 真円度測定機の回転テーブルはスラスト用の空気軸受とラジアル用の空気軸受で 回転精度が維持され、これらの空気軸受の軸受剛性は回転精度に均等に影響する 。従って、回転テーブルの回転精度を高めるためにはスラスト用の空気軸受とラ ジアル用の空気軸受の構成部材の加工誤差を小さくする必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、加工装置の性能に限界があるのでスラスト軸受とラジアル軸受 の構成部材の加工精度を同時に高めることは困難である。従って回転テーブルの 回転精度を高めることが困難であるという問題がある。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、回転テーブルの回転精度を 容易に高めることができる回転テーブル装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、その上下面にスラスト用の空気軸受が形成され、その孔内周面にラ ジアル用の空気軸受が形成されたステータ部材と、ステータ部材のスラスト用の 空気軸受で支持されるスラスト板と、スラスト板と連結されると共にステータ部 材の孔内周に嵌入されステータ部材のラジアル用の空気軸受で支持されるシャフ トと、を具備する回転テーブルと、から成る回転テーブル装置において、前記ス ラスト用の空気軸受剛性を前記ラジアル用の空気軸受剛性より大きくすることを 特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案によれば、回転テーブル装置のラジアル用の軸受剛性をオリフィス絞り で構成すると共に、スラスト用の軸受剛性をオリフィス絞りと、表面絞りとの複 合絞りで構成したので、スラスト用の軸受剛性をラジアル用の軸受剛性より大き くすることができる。
【0007】
【実施例】
以下添付図面に従って本考案に係る回転テーブル装置について詳細する。 図1には本考案に係る回転テーブル装置10の第1実施例の断面図が示されて いて、図2にはその斜視図が示されている。回転テーブル装置10のステータ1 1は円筒形に形成され、その開口部内には回転テーブル30が回動自在に配設さ れている。回転テーブル30はシャフト30Aを有し、シャフト30Aの下端部 には円盤形の下部スラスト板30Cが固着されている。また、シャフト30Aの 上端部には円盤形の上部スラスト板30Bが固着されていて、上部スラスト板3 0Bの上面にはテーブル板31が設けられている。
【0008】 また、ステータ11の内部には6系統のラジアル軸受用圧縮空気の通路系14 及び6系統のスラスト軸受用圧縮空気の通路系15が形成されている。 ラジアル軸受用通路系14は通路14A、14Bから成り、それぞれの通路1 4A、14Bの先端部には図示しないオリフィスが設けられている。通路14A 、14Bのオリフィスはそれぞれ吐出口16A、16Bに連通されている。吐出 口16A、16Bはステータ11の内周面に形成されている。また、通路14A 、14Bの後端部は配管18、18を介して図示しない圧縮空気の供給源に連通 されている。従って、供給源から圧縮空気を供給するとオリフィスを介して吐出 口16A、16Bから圧縮空気が吐出されて、オリフィス絞りによるステータ1 1の内周面とシャフト30Aの外周面のラジアル軸受剛性を得ることができる。
【0009】 スラスト軸受用圧縮空気の通路系15は通路15A、15Bから成り、それぞ れの通路15A、15Bの先端部にはラジアル軸受用通路系14と同様に図示し ないオリフィスが設けられている。通路15A、15Bのオリフィスはそれぞれ 吐出口17A、17Bに連通されている。吐出口17Aはステータ11の上面に 形成されていて、吐出口17Bはステータ11の下面に形成されている。
【0010】 図2、図3に示すように、ステータ11の上面には略「王」の字型の溝11A 、11A…が形成され、吐出口17Aは略「王」の字型の溝11Aの略中央に開 口している。また、ステータ11の下面には、ステータ11の上面と同様に、略 「王」の字型の溝11Aと同一形状の溝11Bが形成され、吐出口17Bの各々 は略「王」の字型の溝11Bの略中央に開口している(図1参照)。そして、ス テータ11の上面及び下面はそれぞれ上部スラスト板30B及び下部スラスト板 30Cに対向している。
【0011】 また、通路15A、15Bの後端部は配管19、19を介してラジアル軸受用 通路系14と同様に図示しない圧縮空気の供給源に連通されている。従って、ス ライス軸受の軸受剛性は圧縮空気のオリフィス絞りと、略「王」の字型の溝11 A、11Bによる表面絞りとの複合絞りで構成される。これにより、スライス軸 受剛性がラジアル軸受剛性より大きくなるので、回転精度に対するスライス軸受 の影響がラジアル軸受より大きくなる。従って、上下部のスラスト板30B、3 0Cとステータ11の上面及び下面の加工精度を上げることにより回転精度の向 上が図られる。
【0012】 尚、図1に示すようにテーブル板31には被測定物32が載置され、被測定物 32の周面には先端子34が当接されている。この状態で、圧縮空気の供給源か ら圧縮空気を供給すると共にテーブル板31を回動して被測定物32の形状を測 定する。 前記第1実施例ではスライス軸受に表面絞りを加えて、スライス軸受剛性をラ ジアル軸受剛性より大きくしたが、これに限らず、図4の第2実施例に示すよう にばね40を使用して下方のスライス軸受剛性を上方のスライス軸受剛性より小 さくしてもよい。以下図4に基づいて第2実施例について説明する。尚、第1実 施例と同一類似部材については同一符号を付し説明を省略する。
【0013】 回転テーブル42は下端部にねじ部44が形成され、ねじ部44には下部スラ スト板30Cが嵌入されている。下部スラスト板30Cの下方のねじ部44には ばね40が嵌入されていて、ばね40の下方にはナット46がねじ結合されてい る。従って、下部スラスト板30Cは回転テーブル42の段部42Aとばね40 とで挟持される。
【0014】 これにより、下方のスライス軸受剛性が上方のスライス軸受剛性より小さくな り、回転精度への優位性が上方のスライス軸受に与えられるので、従って、上部 スラスト板30Bとステータ11の上面の加工精度を上げることにより回転精度 の向上が図られる。 前記第2実施例ではばね40を使用して下方のスライス軸受剛性を上方のスラ イス軸受剛性より小さくしたが、前記第1実施例において上下のスライス軸受に 採用したオリフィス絞りと表面絞りとの複合絞りを上下方いづれか一方に適用さ せても、第2実施例と同様の効果を奏することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る回転テーブル装置によれば、回転テーブル装置 のラジアル用の軸受剛性をオリフィス絞りで構成すると共に、スラスト用の軸受 剛性をオリフィス絞りと、表面絞りとの複合絞りで構成したので、スラスト用の 軸受剛性をラジアル用の軸受剛性より大きくすることができる。
【0016】 従って、スラスト軸受の構成部材の加工精度を高めるだけで、容易に回転テー ブルの回転精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転テーブル装置の第1実施例の
断面図
【図2】本考案に係る回転テーブル装置に使用されるス
テータの斜視図
【図3】本考案に係る回転テーブル装置に使用されるス
テータに形成された略「王」の字型の溝の斜視図
【図4】本考案に係る回転テーブル装置の第2実施例の
断面図
【符号の説明】
10…回転テーブル装置 11…ステータ 11A、11B…溝 14…ラジアル軸受用圧縮空気の通路系 15…スラスト軸受用圧縮空気の通路系 16A、16B、17A、17B…吐出口 30…回転テーブル 40…ばね

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上下面にスラスト用の空気軸受が形
    成され、その孔内周面にラジアル用の空気軸受が形成さ
    れたステータ部材と、 ステータ部材のスラスト用の空気軸受で支持されるスラ
    スト板と、スラスト板と連結されると共にステータ部材
    の孔内周に嵌入されステータ部材のラジアル用の空気軸
    受で支持されるシャフトと、を具備する回転テーブル
    と、から成る回転テーブル装置において、 前記スラスト用の空気軸受剛性を前記ラジアル用の空気
    軸受剛性より大きくすることを特徴とする回転テーブル
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ラジアル用の空気軸受剛性をオリフ
    ィス絞りで構成すると共に、前記スラスト用の空気軸受
    剛性をオリフィス絞りと、表面絞りとの複合絞りで構成
    することを特徴とする請求項1の回転テーブル装置。
  3. 【請求項3】 前記上下のスラストの空気軸受剛性のい
    ずれか一方を他方のスラストの空気軸受剛性より小さく
    する手段を備えたことを特徴とする請求項2の回転テー
    ブル装置。
  4. 【請求項4】 前記上下のスラストの空気軸受剛性を他
    方より小さくする手段はばね部材であることを特徴とす
    る請求項3の回転テーブル装置。
  5. 【請求項5】 前記上下のスラストの空気軸受剛性を他
    方より小さくする手段は軸受剛性をオリフィス絞りのみ
    で構成することを特徴とする請求項3の回転テーブル装
    置。
JP9646991U 1991-11-25 1991-11-25 回転テーブル装置 Pending JPH0545598U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021142A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Mitsutoyo Corp エアーベアリングを用いた駆動装置
JP2005251799A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Toshiba Mach Co Ltd バンプ上面平坦化加工装置
JP2013519605A (ja) * 2010-02-12 2013-05-30 マリキャップ オーワイ 空気圧式材料ハンドリングシステムにおいて材料をハンドリングする方法及び装置

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