JPH0545525Y2 - - Google Patents

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JPH0545525Y2
JPH0545525Y2 JP1987167379U JP16737987U JPH0545525Y2 JP H0545525 Y2 JPH0545525 Y2 JP H0545525Y2 JP 1987167379 U JP1987167379 U JP 1987167379U JP 16737987 U JP16737987 U JP 16737987U JP H0545525 Y2 JPH0545525 Y2 JP H0545525Y2
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JP
Japan
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engine
fuel tank
protector
outside air
vehicle
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JP1987167379U
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JPH0170619U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンルームの冷却構造、特に車体
の中央部ないし後部にエンジンが搭載され、その
前方に燃料タンクが近接して配設された車両のエ
ンジンルームの冷却構造に関する。
(従来の技術) 一般に、車体前部にエンジンを配設した車両に
おけるエンジンの冷却構造は、車体最前部に配設
したラジエータで冷却された冷却水をエンジンに
供給する一方、該ラジエータを介してエンジン前
方より外気をエンジンルーム内に流入させ、この
外気により、エンジンおよび該エンジン周りの補
機類などを冷却するようになつている。その場合
に、例えば実開昭62−29928号公報に開示されて
いるように、ラジエータの後方にフアンを配設
し、このフアンによつて外気をラジエータを介し
て強制的にエンジンルーム内に送風し、停車中等
においてもエンジンおよびエンジン周りを効果的
に冷却し得るように構成されるのが通例である。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、エンジンを車体中央部あるいは後部
に配設した車両においては、該エンジン周りへの
外気の供給が困難となると共に、レイアウト上、
燃料タンクをエンジンの前方に近接して配設する
場合が多く、外気の導入が上記燃料タンクによつ
て阻害される問題が生じる。特に、車体中央部に
エンジンが配設される所謂ミドシツプタイプにお
いては、エンジンの熱が車室内に伝達されるのを
防止するため、該エンジンとその前方に配設され
た燃料タンクとの間に隔壁が設けられる場合があ
り、この場合、外気によるエンジンの冷却が一層
阻害され、エンジンおよび該エンジン周りに配設
されている補機類(制御用部品など)が高温にさ
らされることとなり、エンジンのオーバヒートあ
るいは制御用部品の誤動作などを生じ易くなる。
そこで、本考案はエンジンが車体の中央部ある
いは後部に搭載され、且つその前方に燃料タンク
が配設された車両において、外気をエンジン周り
に十分に導入し得るようにして、該エンジンない
し補機類に対する冷却が十分に行えるようにする
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案に係るエ
ンジンルームの冷却構造は次のように構成したこ
とを特徴とする。
すなわち、エンジンの前方に燃料タンクが近接
して配設された車両において、上記燃料タンクの
下方にプロテクタを設け、該燃料タンクとプロテ
クタとの間に、前後方向に延びて燃料タンクの下
面とプロテクタと共に冷却用外気を前方からエン
ジン側へ導くダクトを構成する少なくとも2枚の
導風板を配設する。
(作用) 上記の構成によれば、燃料タンクとその下方の
プロテクタとの間に配設された前後方向に延びる
導風板によつて冷却用外気を前方からエンジン側
へ導くダクトが構成されることにより、当該車両
の走行時に車体前部に設けられたラジエータグリ
ルから流入した外気あるいは車体下部から流入す
る外気が上記ダクトによつて流れが乱れることな
く効果的にエンジン周りに導入されることにな
る。また、上記ダクトは燃料タンクとその下方の
プロテクタとの間に設けられて、外気が該ダクト
により燃料タンクの下方からエンジン側に導かれ
るので、該燃料タンクとエンジンとの間に隔壁が
設けられる場合においても、この隔壁に妨げられ
ることなくエンジン周りまで冷却用外気を導入す
ることが可能となる。
尚、上記導風板がプロテクタに配設されること
によつて、該プロテクタの強度や剛性が向上する
ことにもなる。
(実施例) 以下、本考案をリヤミツドシツプタイプの車両
に関する実施例について説明する。
まず、本実施例に係る車両の概略構成を第1図
によつて説明すると、該車両1は車体前部および
後部の左右にそれぞれ前輪2,2および後輪3,
3を有し、この左右の後輪3,3の中央部にエン
ジン4が配設された構成となつている。そして、
このエンジン4が収納されたエンジンルーム5
と、その前方の車室6との間が座席7の背部から
後方に階段上に延設されたパネル8によつて仕切
られている。
一方、上記エンジン4の前方における座席7と
の間には、該エンジン4に近接させて燃料タンク
9が備えられ、この燃料タンク9とエンジン4と
の間に上記パネル8に上部が結合された隔壁10
が配設されている。そして、燃料タンク9の下方
には該燃料タンク9を保護するプロテクタ11が
設けられていると共に、該プロテクタ11と燃料
タンク9の下面との間に導風板12,12が配設
されている。
次に、第2,3図によつて、上記燃料タンク9
と導風板12,12との周辺部を詳しく説明す
る。
上記のようにエンジン4と燃料タンク9との間
に介設されている隔壁10は上部にフランジ部1
0aを有し、このフランジ部10aが上記パネル
8の中間部にボルト&ナツト13によつて締結さ
れていると共に、該隔壁10の下端部と上記パネ
ル8の前部下方との間には、両端がボルト&ナツ
ト14,15によつて該隔壁10及びパネル8に
それぞれ締結された2本のベルト16,16が車
体前後方向に張渡されている。そして、燃料タン
ク9の下面両側部にそれぞれ2個づつ対に配設さ
れたベルトホルダ17,17に上記ベルト16,
16が挿通されていることにより、該燃料タンク
9がこれらのベルト16,16を介してパネル8
の前部と隔壁10との間に懸架されている。ま
た、燃料タンク9の下方には該タンク9を下方か
ら飛石などに対して保護するプロテクタ11が配
設されている。このプロテクタ11は、左右両側
部が上部に湾曲し、且つ前部が斜め下方に、後部
が斜め上方にそれぞれ屈曲した形状とされている
と共に、該プロテクタ11と上記燃料タンク9の
下面との間には車体前後方向に延びる左右一対の
導風板12,12が平行に介設されている。これ
らの導風板12,12は上部および下部にフラン
ジ12a,12bを有し、上部フランジ12aが
上記燃料タンク9の下面に配設された左右のベル
トホルダ17,17の内側近傍にそれぞれ溶接固
定され、下部フランジ12bはボルト&ナツト1
8,18によつて上記プロテクタ11に締結され
ている。これにより、上記燃料タンク9とプロテ
クタ11との間に車体前後方向に延びる閉断面で
なるダクトAが形成されている。
上記の構成によれば、当該車両1の走行時に前
方から車体下方を通つて後方に流れる外気が、燃
料タンク9の下方に配設されたプロテクタ11の
斜め下方に屈曲する前端部から該タンク9の下面
とプロテクタ11との間に流れ込むと共に、これ
らと左右一対の導風板12,12とで構成される
ダクトA内に流入することになり、第2図に示し
た矢印のように該ダクトA内をスムーズに後方へ
導かれる。そして、この外気は上記プロテクタ1
1の斜め上方に屈曲された後端部により隔壁10
の下方を通つて後方のエンジンルーム5内に向つ
て案内され、これにより該エンジンルーム5内に
収納されたエンジン4およびエンジン周りに取付
けられた補機類が外気によつて効率良く冷却され
ることになる。
また、燃料タンク9の下面所定位置に導風板1
2,12が溶接固定され、且つこれらの導風板1
2,12がプロテクタ11にボルト&ナツト1
8,18によつて締結されて、該燃料タンク9と
導風板12,12とプロテクタ11とによつて閉
断面が形成されていることにより、該プロテクタ
11の強度や剛性が向上することにもなる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、エンジンの前方
に燃料タンクが近接して配設された車両におい
て、上記燃料タンクの下方にプロテクタを配設す
ると共に、該燃料タンク下面と上記プロテクタと
これらの間に配設された前後方向に延びる導風板
とによつてダクトを構成したことにより、前方か
ら車体下方を流れる外気が流れを乱されることな
くエンジンルーム内に効果的に導入されることに
なる。これによりエンジンが車体の中央部ないし
後部に配置され且つその前方に燃料タンクが配設
されている場合であつても、該エンジンおよびエ
ンジン周りの補機類などを効率よく冷却すること
が可能となり、冷却不足によるエンジンのオーバ
ヒートあるいは補機類の誤動作などの問題が防止
される。また、燃料タンク下方のプロテクタに導
風板が配設されたことによつて、該プロテクタが
補強されることにもなると共に、特に本考案によ
れば、上記ダクトが燃料タンクの下方に配設され
るプロテクタを利用して形成されるので、別途ダ
クトを設ける場合のような構造の複雑化や部品点
数の大幅な増大等を招くことがない利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示すもので、第
1図は車両の概略側面図、第2図はその要部拡大
縦断側面図、第3図は第2図における−断面
図である。 4……エンジン、9……燃料タンク、11……
プロテクタ、12……導風板、A……ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの前方に燃料タンクが近接して配設さ
    れた車両において、上記燃料タンクの下方にプロ
    テクタを設け、該燃料タンクとプロテクタとの間
    に、前後方向に延びて燃料タンクの下面とプロテ
    クタと共に冷却用外気を前方からエンジン側へ導
    くダクトを構成する少なくとも2枚の導風板を配
    設したことを特徴とするエンジンルームの冷却構
    造。
JP1987167379U 1987-10-30 1987-10-30 Expired - Lifetime JPH0545525Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987167379U JPH0545525Y2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987167379U JPH0545525Y2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0170619U JPH0170619U (ja) 1989-05-11
JPH0545525Y2 true JPH0545525Y2 (ja) 1993-11-22

Family

ID=31455618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987167379U Expired - Lifetime JPH0545525Y2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30

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JP (1) JPH0545525Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229928B2 (ja) * 1976-11-04 1987-06-29 Fuiritsupusu Furuuiranpenfuaburiken Nv

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229928B2 (ja) * 1976-11-04 1987-06-29 Fuiritsupusu Furuuiranpenfuaburiken Nv

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JPH0170619U (ja) 1989-05-11

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