JPH054547B2 - - Google Patents

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JPH054547B2
JPH054547B2 JP11748283A JP11748283A JPH054547B2 JP H054547 B2 JPH054547 B2 JP H054547B2 JP 11748283 A JP11748283 A JP 11748283A JP 11748283 A JP11748283 A JP 11748283A JP H054547 B2 JPH054547 B2 JP H054547B2
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JP
Japan
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speed
shift
range
gear
transmission
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Toshihiro Hatsutori
Hideo Saito
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車速とアクセルペダル踏込量とから
最適変速段を決定し、変速機を自動変速制御する
電子式自動変速機の変速制御装置に関し、特にド
ライバの意に沿つて強制的にシフトアツプ操作を
行いうる電子式自動変速機の変速制御装置に関す
る。
(従来技術) 近年、車両の運転を容易にするため自動変速機
が盛んに利用されており、電子式自動変速機も開
発されている。この電子式自動変速機は車速と、
アクセルペダルの踏込量との関係で変速機を変速
制御するように構成されており、マイクロコンピ
ユータで構成された電子制御装置は常に車速とア
クセルペダルの踏込量を検出し、シフトマツプを
サーチし、最適な変速段を求めて、変速機を制御
して変速操作を行なう。
一方、ドライバは、セレクタレバを操作するこ
とにより種々の走行レンジを指定することができ
る。例えば、『1』、『2』、『D』の3つの走行レ
ンジをセレクタレバで指定できるものでは、走行
レンジ『1』で1速のみが選択され、走行レンジ
『2』で1速、2速の自動変速、走行レンジ『D』
で1速、2速、3速の自動変速を行なう。このよ
うな複数の走行レンジの自動変速を行なうため、
第1図Aに示す走行レンジ『2』のためのシフト
マツプ、第1図Bに示す走行レンジ『D』のため
のシフトマツプが用意されている。このシフトマ
ツプは、横軸に車速、縦軸にアクセルペダル踏込
量を取り、実線のシフトアツプ境界線、一点鎖線
のシフトダウン境界線によつて最適変速段の分布
を示している。このシフトアツプ境界線は、加速
トルクを維持するためにエンジン及び車両性能と
から決定される。
このような複数の走行レンジを有する変速機で
は、発進時には低速レンジである走行レンジ
『1』を指定し、充分な加速を得、以降は高速レ
ンジである走行レンジ『D』を指定するというよ
うにドライバが希望する運転状態を得ることがで
きる。
(従来技術の問題点) 係る自動変速機においても、手動変速機並にド
ライバの意志に従う変速操作が要求され、例え
ば、ドライバの意志による強制的なシフトダウン
は、走行レンジ『D』から『2』又は『1』に変
更することにより行なうことができる。しかしな
がら、ドライバの意志に従うシフトアツプは必ず
しも行なうことができない。即ち、走行レンジを
『1』から『2』へ、更に『2』から『D』へ変
更しても、変速機は1速から2速へ変化するだけ
で3速へシフトアツプしない場合がある。第1図
で説明すると、走行レンジを『1』から『2』へ
変更し、2速へシフトアツプされた後、第1図A
のB点まで加速し、更に走行レンジを『D』に変
更しても、第1図Bに示す如く3速へのシフトア
ツプ境界線上のC点まで加速しないと、3速へシ
フトアツプしないことになる。従つて、高速レン
ジである走行レンジ『D』に変更しても、しばら
く変速段は2速のままであり、その後3速となる
ことになる。これは前述の如くシフトアツプ境界
線が、加速トルクを維持するように決められてい
るためである。
一方、ドライバが、中定速走行等で低エンジン
回転、低燃費、低騒音運転したい時には加速トル
クを必要とせず、前述の走行レンジ『D』への変
更によつて3速へシフトアツプさせたいという要
望がある。
しかしながら、従来の自動変速機の制御法で
は、走行レンジを『D』に変更しても前述の如く
2速のままのため、エンジン回転数は低くなら
ず、従つて低燃費、低騒音運転はできないという
欠点があつた。
(発明の目的) 本発明の目的は、低速走行レンジから高速走行
レンジへの変更の際にシフトアツプを行なうこと
のできる電子式自動変速機の変速制御装置を提供
するにある。
(発明の概要) 本発明では、走行レンジを変更するためのセレ
クトレバからの指定走行レンジに対応するシフト
マツプに従つて電子制御装置が車速及びアクセル
ペダル踏込量に応じた最適変速段を選択し、変速
機を変速制御する際に、該電子制御装置がセレク
トレバによる低速走行レンジから高速走行レンジ
への変更を検出した時には、高速走行レンジのシ
フトマツプにおいて車速及びアクセルペダル踏込
量から選択可能な最高段を最適変速段として選択
するようにしている。
即ち、シフトマツプでは、一つの変速段に対し
てシフトアツプの境界線とシフトダウンの境界線
は異なつており、ある車速及びアクセルペダル踏
込量に対して2つの最適変速段が選択できる場合
が存在することから、本発明では、低速走行レン
ジからの高速走行レンジへの変更においては、こ
の内の最高段を最適変速段として選択し、シフト
アツプを強制的に行なうようにしている。
(実施例) 第2図は本発明を実現するための一実施例ブロ
ツク図であり、図中、1はエンジンであり、吸入
気体(空気又は混合気)量を制御するスロツトル
バルブを含むものであり、フライホイール1aを
備える。2はクラツチ本体であり、周知の摩擦ク
ラツチで構成され、レリーズレバー2aを有する
もの、3はクラツチアクチユエータであり、クラ
ツチ本体2の係合量を制御するため、そのピスト
ンロツド3aがレリーズレバー2aを駆動するも
のである。4は油圧機構であり、5は変速機アク
チユエータであり、後述するものである。6は同
期噛合式変速機であり、変速機アクチユエータ5
により駆動され変速動作を行なうものであり、ク
ラツチ2と接続されたインプツトシヤフト6a、
出力軸(駆動軸)6b、変速段(ギヤ位置)を検
出するギヤ位置センサ6cとを備えている。7は
セレクトレバーであり、運転者により操作され、
『N』レンジ(中立位置)、『D』レンジ(自動変
速)、『1』レンジ(1速)、『2』レンジ(1、2
速の自動変速)、『R』レンジ(後退)の各走行レ
ンジをそのレバーポジシヨンによつて選択でき、
選択された走行レンジを示す選択信号SPは、セ
レクトセンサ7aによつて出力される。8aは回
転センサであり、インプツトシヤフト6aの回転
数を検出するためのもの、8bは車速センサであ
り、駆動軸6bの回転数から車速を検出するため
のもの、10はエンジン回転センサであり、フラ
イホイール1aの回転数を検出してエンジン1の
回転数を検出するためのものである。9はマイク
ロコンピユータで構成される電子制御装置であ
り、演算処理を行なうプロセツサ9aと、変速機
6、クラツチ3を制御するための制御プログラム
を格納したリードオンリーメモリ(ROM)9b
と、出力ポート9cと、入力ポート9dと、演算
結果等を格納するランダムアクセスメモリ
(RAM)9eと、これらを接続するアドレス・
データバス(BUS)9fとで構成されている。
出力ポート9cは、クラツチアクチユエータ3、
油圧機構4、変速機アクチユエータ5に接続さ
れ、これらを駆動する駆動信号CDV、PDV、
ADVを出力する。
一方、入力ポート9dは、各種センサ6c,7
a,8a,8b,10及び後述するアクセルペダ
ル、ブレーキペダルに接続され、これらの検出信
号を受ける。11はアクセルペダルであり、アク
セルペダル11の踏込量を検出するセンサ11a
(ポテンシヨンメータ)を有するもの、12はブ
レーキペダルであり、ブレーキペダル12の踏込
量を検出するセンサ12a(ポテンシヨンメータ
またはスイツチ)を有するものである。
第3図は前述のクラツチ、変速機アクチユエー
タ3,5、油圧機構4の構造図であり、図中、T
はタンク、P油圧はポンプ、V1は開閉弁であり、
これらにより油圧機構4を構成している。
クラツチアクチユエータ3はシリンダ33と、
ピストン31と、該ピストン31に一端を連結し
他端がクラツチ2のレリーズレバー2aに連結さ
れるピストンロツド31a,3aとからなり、室
33aは開閉弁V2を介してポンプP(開閉弁V1
介して)に連通するとともに、開閉弁V3および
パルス制御される開閉弁V4を介してタンクTに
連通する。なお、室33bは常にタンクT側と連
通するように配管されている。尚、34は位置セ
ンサであり、ピストンロツド31aの位置を検出
してクラツチ2の係合量を出力するものである。
従つて、駆動信号CDV1により開閉弁V2を開とす
ると油圧が室33aに付与され、ピストン31は
右方に移動し、クラツチをオフ(断)として、駆
動信号CDV2、CDV3により開閉弁V3,V4を開と
すると、室33aの油圧が開放され、ピストン3
1は左右に移動し、クラツチ2をオンする。開閉
弁V4は駆動信号CDV3によつてパルス駆動される
ので、クラツチ2は徐々にオン(接)する。
又、変速機アクチユエータ5はセレクトアクチ
ユエータ50とシフトアクチユエータ55とで構
成されている。このセレクトおよびシフトアクチ
ユエータ50および55は3位置に停止すること
ができる構成となつており、段付シリンダ53お
よび58と、第1のピストン51および56と、
第1のピストンと嵌合する筒条の第2のピストン
52および57とからなり、第1のピストンのロ
ツド51aおよび56aが図示しない変速機6の
インターナルレバーに係合している。両アクチユ
エータ50および55はその段付シリンダ53お
よび58の各々両室53a,53bおよび58
a,58bに油圧が作用したとき図示の中立状態
にあり、各々室53aおよび58aに油圧が作用
すると第1のピストン51および56は第2のピ
ストン52および57を伴つて図において右方に
移動し、また、各々室53bおよび58bに油圧
が作用すると第1のピストン51および56のみ
が図において左方に移動するようになつている。
セレクトアクチウエータ50の室53aおよび5
3bは流路切換弁V5およびV6を介してポンプP
(開閉弁V1を介して)或はタンクTへそれぞれ連
通する。又、シフトアクチユエータ55も室58
aおよび58bは流路切換弁V7およびV8を介し
てポンプP(開閉弁V1を介して)或はタンクTへ
それぞれ連通する。
従つて、図の状態では変速機6はニユートラル
状態にあり、駆動信号ADV4により流路切換弁
V7をポンプP側に、駆動信号ADV3により流路
切換弁V8をタンクT側に連通すると、変速機は
4速となる。第4速の状態から第5速への変速信
号があつた場合には、先ず駆動信号ADV3及び
ADV4により流路切換弁V8及びV7をポンプP側
に連通することによりシフトアクチユエータ55
を図示の中立状態に戻す。次に駆動信号ADV1に
より流路切換弁V6をポンプP側に、駆動信号
ADV2により流路切換弁V5をタンクT側に連通
し、セレクトアクチユエータ50を第5速−リバ
ースセレクト位置に作動する。次に駆動信号
ADV3により流路切換弁V8をポンプP側に、駆
動信号ADV4により流路切換弁V7をタンクT側
に連通し、シフトアクチユエータ55を第5速位
置へ作動して変速機を第5速に変速させる。
このように駆動信号ADV1、ADV2及び
ADV3、ADV4により流路切換弁V6,V5及びV8
V7を作動して、セクルトアクチユエータ50と
シフトアクチユエータ55を交互に作動すること
により各変速機への変速操作を行うことができ
る。
次に第2図構成の動作について説明する。
先ず、セレクトレバ7が『1』レンジに操作
され、『1』レンジの選択信号SPが位置センサ
7aから入力ポート9dから入力するとプロセ
ツサ9aはBUS9fを介し読み取り、RAM9
eにSPoとして格納する。次にプロセツサ9a
は変速機アクチユエータ5に駆動信号ADVを
出力ポート9cから出力し、変速機アクチユエ
ータ5を駆動し、変速機6を1速にせしめる。
プロセツサ9aはギヤ位置センサ6cからの
選択ギヤ信号GPを入力ポート9dを介し受け、
変速機6が1速に変速されたことを検出して、
これをRAM9eに格納する。
次に、プロセツサ9aはアクセルペダルセン
サ11aの信号を受けてクラツチ駆動信号
CDVを出力ポート9cを介しクラツチアクチ
ユエータ3に送り、クラツチアクチユエータ3
によつてピストンロツド3aを徐々に左方に移
動せしめ、レリーズレバ2aを徐々に左方に駆
動する。これにより、クラツチ2の係合量が変
化し、クラツチ2は断の状態から半クラツチの
状態を経て接の状態となる。これにより車両は
発進する。
以降は次のようにして、車速V、アクセルペ
ダルの踏込量AP、セレクタレバ7の選択信号
SPに従つて最適変速段が決定され、変速動作
が実行される。
これを第4図の本発明による一実施例処理フロ
ー図を用いて説明する。尚、第4図の点線に囲ま
れた部分が本発明に係る部分である。
(a) 先ず、プロセツサ9eは変速機6の現在のギ
ヤ位置GPをギヤ位置センサ6cから入力ポー
ト9dを介し検出し、ギヤ位置GPをRAM9
eに格納する。同様に、車速センサ8bからの
検出パルスWPを周期的に入力ポート9dから
受け、プロセツサ9aが周期的に車速Vを演算
し、RAM9eに格納する。
(b) 次に、プロセツサ9aはアクセルペダル11
のセンサ11aから踏込量APを入力ポート9
dを介し検出し、RAM9eに格納する。そし
て、プロセツサ9aは係る踏込量APに対応す
るシフトダウン境界速度Vid(i=1、2)及
びシフトアツプ境界速度Vju(i=2、3)を
計算する。第1図Bのシフトマツプで説明する
と、踏込量をAPoとすると、踏込量APoにお
ける1速、2速へのシフトダウン、2速、3速
へのシフトアツプ境界線上の速度V1d、V2d、
V2u、V3uを計算する。尚、説明の簡単のた
め、1速、2速、3速の自動変速として、走行
レンジ『2』のシフトマツプのシフトアツプ、
シフトダウン境界線は、走行レンジ『D』のシ
フトマツプのものと同一とする。この計算され
た境界速度V1d、V2d、V2u、V3uはRAM9e
に格納される。
(c) 次に、セレクタレバ7の選択レンジを示す選
択信号SPを入力ポート9dから受け、プロセ
ツサ9aはこれを判別する。プロセツサ9a
は、走行レンジSPが『1』であれば、RAM9
eのシフトアツプ境界速度V2u、V3uを最大車
速(=300Km)に書き替え、2速、3速への変
速を不可能とする。又、プロセツサ9aが走行
レンジSPを『2』と判別すると、RAM9eの
シフトアツプ境界速度V3uのみを最大車速(=
300Km)に書き替え、3速への変速を不可能と
する。更に、プロセツサ9aが走行レンジSP
を『D』と判別すると、RAM9eの各境界速
度の書き替えはしない。
従つて、走行レンジ『2』では第1図A、走
行レンジ『D』では第1図Bの如くシフトマツ
プがRAM9e内で形成される。
(d) 次に、選択信号SPが1周期前に検出され、
RAM9eに格納されている走行レンジSPoと
比較する。そして、今回検出された走行レンジ
SPと前回の走行レンジSPoが等しければ、ス
テツプ(f)以下の通常の最適変速段決定ルートへ
進む。
(e) 逆に、SPとSPoが相違していれば、走行レ
ンジの変更が指示されたことになり、プロセツ
サ9aは、再度前回の走行レンジSPoと今回の
走行レンジSPとを比較し、走行レンジいの変
更が低速走行レンジから高速走行レンジへの変
更かを判別する。各走行レンジの関係を『D』
>『2』>『1』と関係付ければ、SP>SPoの時
に係る高速レンジへの変更と判別し、後述する
本発明に係る最適変速段決定ルートへ進み、そ
れ以外では次に述べる通常の最適変速段決定ル
ートに進む。
(f) 先ず、プロセツサ9aは次回の走行レンジの
比較のため、今回検出した走行レンジSPに
RAM9eの走行レンジSPoを書替える。そし
て、プロセツサ9aは、ステツプ(a)でRAM9
eに格納されている車速Vと、RAM9eに格
納されている1速へのシフトダウン境界速度
V1dと比較する。車速Vが境界速度V1d以下な
ら、最適変速段Goを1(1速)として、ステツ
プ(h)に進む。
(g) 逆に車速Vが境界速度V1d以上なら、車速V
とRAM9eに格納されている2速へのシフト
ダウン境界速度V2dとを比較する。車速Vが境
界速度V2d以下なら、最適変速段Goを2(2
速)とする。
(h) 次に、プロセツサ9aは、ステツプ(f)又は(g)
で選択された最適変速段Goと、RAM9eに格
納されている現ギヤ位置(現変速段)GPと比
較する。上述のステツプ(f)、(g)はシフトダウン
の判定ルートであるので、現変速段GPが最適
変速段Goより上位、即ちGP>Goの場合には、
シフトダウン可としてステツプ(m)に進む。一
方、逆の場合、GP≦Goでは、シフトダウンで
ないから次のステツプへ進む。(i)ステツプ(g)で
V≧V2dの場合、ステツプ(h)でGP≧Goの場合
は、シフトダウンでないから、シフトアツプの
判定に進む。即ち、プロセツサ9eは、車速V
とRAM9eに格納された3速へのシフトアツ
プ境界速度V3uと比較する。車速Vが境界速度
V3d以上なら、3速へのシフトアツプとして、
最適変速段Goを3(3速)とし、ステツプ(k)に
進む。
(j) 逆に車速Vが境界速度V3u以下なら、プロセ
ツサ9aは、RAM9eに格納されている2速
へのシフトアツプ境界速度V2uと比較する。車
速Vが境界速度V2u以上なら、2速へのシフト
アツプとして、最適変速段Goを2(2速)とす
る。
(k) 次に、プロセツサ9aは、ステツプ(i)又はス
テツプ(j)で選択された最適変速段Goと、RAM
9eに格納されている現変速段GPと比較する。
最適変速段Goが、現変速段GPより上位、即
ち、Go>GPであれば、シフトアツプ可として
ステツプ(m)に進む。
(l) 逆にGo≦GPでは、シフトアツプ不可である
から、前述のステツプ(j)でV≦V2uと判定され
たシフトアツプ不可の場合と同様に、今回の変
速操作は行なわず終了する。
(m) 前述のステツプ(h)でシフトダウン可又はステ
ツプ(k)でシフトアツプ可と判定されると、各々
のシテツプで選択された最適変速段Goに変速
機6を変速制御するため前述のと同様の方法
で変速機アクチユエータ5を駆動する。
(n) 次に、前述のステツプ(e)で高速レンジへの変
更と判定された場合には、本発明に係る最高変
速段決定ルートに進む。
即ち、ステツプ(f)と同様、プロセツサ9aは
RAM9eの走行レンジSPoを今回検出しレン
ジSPに書変える。
次に、プロセツサ9aは、車速VとRAM9
eに格納されているシフトダウン境界速度V2d
とを比較し、シフトアツプの可能性を判別す
る。即ち、本発明では、低速レンジから高速レ
ンジへの変更の場合には、シフトアツプの判定
としてシフトダウン境界速度を用いている。
プロセツサ9aは、この比較により車速Vが
境界速度V2d以上であれば、プロセツサ9aは
最適変速段Goを3(3速)とし、ステツプ(P)に
進む。
(o) 逆に車速Vが境界速度V2d以下であれば、プ
ロセツサ9aは、車速VとRAM9eに格納さ
れているシフトダウン境界速度V1dと比較す
る。この比較により、車速Vが境界速度V1d以
上であれば、最適変速段Goを2(2速)とし、
逆に車速Vが境界速度V1d以下又は等しけれ
ば、最適変速段Roを1(1速)とする。
(p) 更に、プロセツサ9aは、ステツプ(n)又は(o)
で設定された最適変速段Goと、RAM9eに格
納されている現変速段GPとを比較し、最適変
速段Goが現変速段Goより上位、即ちGo>GP
なら、シフトアツプ可能とし、前述のステツプ
(m)に進み、変速制御する。逆にGo≦GPなら、
シフトアツプ不可であれから前述のステツプ(l)
によつて終了する。
このように、本発明では、前回の走行レンジと
今回の走行レンジを比較し、高速レンジへの変更
以外の場合(低速レンジへの変更又は同一レンジ
の維持)には、シフトダウン、シフトアツプは通
常の境界速度で最適変速段を選択し、高速レンジ
への変更の場合には、シフトダウン境界速度によ
つてシフトアツプのための最適変速段を選択して
いるものである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、電子式
自動変速機において、セレクトレバによる低速走
行レンジから高速走行レンジへの変更を検出した
時には、高速走行レンジのシフトマツプにおける
選択可能な高高段を最適変速段として選択してい
るので、ドライバはシフトアツプしたい時に、高
速走行レンジへセレクトチエンジすることによつ
て強制的にシフトアツプすることができるという
効果を奏する。このため、ドライバの意志による
低エンジン回転を実現でき、低燃費及び低騒音の
達成が可能となり、自動変速機に手動変速機並の
変速操作を行わせることができる。しかも、加速
トルクの必要な同一レンジ内の自動変速動作は、
何等従来と代わりなく行いうるという効果も生
じ、加速トルクが不充分となるおそれもない。
尚、本発明を一実施例により説明したが、本発明
の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動変速動作を説明するためのシフト
マツプ説明図、第2図は本発明の実現のための一
実施例ブロツク図、第3図は第2図構成における
要部構成図、第4図は本発明による一実施例最適
変速段決定のための処理フロー図である。 図中、6……変速機、7……セレクタレバ、8
b……車速センサ、9……電子制御装置、11…
…アクセルペダル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走行レンジを変更するためのセレクタレバか
    らの指定走行レンジに対応するシフトマツプに従
    つて、電子制御装置が車速及びアクセルペダル踏
    込量に応じた最適変速段を選択し、変速機を自動
    制御する電子式自動変速機の変速制御装置におい
    て、 該電子制御装置が、該セレクタレバによる低速
    走行レンジから高速走行レンジへの変更を検出し
    たときには、該高速走行レンジのシフトマツプに
    おいてそのときの車速及びアクセルペダル踏込量
    から選択可能な最高段を最適変速段として選択す
    るよう構成されたことを特徴とする電子式自動変
    速機の変速制御装置。
JP58117482A 1983-06-29 1983-06-29 電子式自動変速機の変速制御装置 Granted JPS6011768A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58117482A JPS6011768A (ja) 1983-06-29 1983-06-29 電子式自動変速機の変速制御装置

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JP58117482A JPS6011768A (ja) 1983-06-29 1983-06-29 電子式自動変速機の変速制御装置

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JPS6011768A JPS6011768A (ja) 1985-01-22
JPH054547B2 true JPH054547B2 (ja) 1993-01-20

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JPH0512508Y2 (ja) * 1985-08-26 1993-03-31

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JPS6011768A (ja) 1985-01-22

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