JPH0545362Y2 - - Google Patents

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JPH0545362Y2
JPH0545362Y2 JP4419889U JP4419889U JPH0545362Y2 JP H0545362 Y2 JPH0545362 Y2 JP H0545362Y2 JP 4419889 U JP4419889 U JP 4419889U JP 4419889 U JP4419889 U JP 4419889U JP H0545362 Y2 JPH0545362 Y2 JP H0545362Y2
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air
gas
water
annular space
liquid separator
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は水配管系に混在する空気を自動的に排
出するエアーベントに関し、特に水と空気を分離
する気液分離器を備えたものに関する。
水配管系に混在する空気を系外に排出する場合
には、水配管の立上がり部分にエアーベントを取
り付けて、この部分に堆積する空気をエアーベン
トで自動的に排出することが一般に行なわれてい
る。
しかし、このものでは、エアーベント内に流入
せず二次側にす通りする空気を排出することがで
きない不都合があつた。
従来の技術 そこで、従来は、実開昭61−172266号公報に示
されているような技術が用いられた。これは、ケ
ーシング内に環状の隔壁を設け、隔壁とケーシン
グとの間の環状空間に水を旋回させて空気を分離
する気液分離器を配置し、気液分離器よりも下方
の環状空間に入口を開口させ、隔壁部材の内側の
孔を通して下部に出口を開口させ、隔壁部材の上
方にエアーベント配置し、隔壁部材とエアーベン
トの間に環状空間の外周側を隔壁部材の内側の孔
に連通する通路を形成したものである。
入口から流入した水と空気の混合流体は環状空
間を通るときに気液分離器で旋回せしめられ、遠
心力の作用で水と空気に分離させる。水は環状空
間の外側に振り出され、環状空間の外周側を隔壁
部材の内側の孔に連結する通路から隔壁部材の内
側の孔を通つて出口に流出する。分離された空気
は環状空間の内周側を上昇してエアーベント部に
流入し、エアーベントで排出される。
本考案が解決しようとする課題 上記のものでは、気液分離器を設けているにも
かかわらず、その分離効率が悪い問題がある。こ
れは、環状空間の下部から流入する水と空気の混
合流体が上向きに流れるときに気液分離器で分離
させようとするために、気液分離の効率が悪いた
めである。また、分離した水と空気をさらに上昇
せしめるのであるが、このときに、分離した水と
空気の比率によつては、水が環状空間の内周側を
上昇したり空気が環状空間の外周側を上昇するた
めに、空気を再び巻込んで出口側に通過させてし
まうためである。
従つて、本考案の技術的課題は、気液分離の効
率を高めて、空気を確実に分離し排除できるよう
にすることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本考
案の技術的手段は、ケーシング内に環状の隔壁を
設け、隔壁とケーシングとの間の環状空間に水を
旋回させて空気を分離する気液分離器を配置し、
気液分離器の下方に位置する入口を気液分離器の
上方に導く通路を形成して入口を気液分離器より
も上方の環状空間に開口せしめ、隔壁部材の内側
の孔を通して上方にエアーベントを配置し、隔壁
部材の下方空間を出口に連結した、ものである。
作 用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
入口から流入する水と空気の混合流体は通路を
通つて気液分離器よりも上方の環状空間に流入
し、環状空間を下向きに通過するときに旋回羽根
で旋回せしめられ、遠心力の作用で水と空気に分
離される。旋回流の中央よりの空気へ隔壁部材の
下端からその内側の孔を上昇してエアーベント部
に流入し、エアーベントで排出される。外側に振
り出された水は落下し、出口に流出する。
水と空気の混合流体は環状空間を落下するとき
に旋回羽根で分離せしめられるので、分離効率が
向上する。また、分離した空気は隔壁部材の内側
の孔を上昇し、水は落下するので、空気と水はそ
れぞれ反対方向に流れることができ、再び混合す
ることがない。
考案の効果 本考案は下記の特有の効果を生じる。
上記のように本考案によれば、水と空気の分離
効率が向上し、また、再び混合することがないの
で、確実に水と空気を分離でき、水のみを二次側
に通過せしめ、空気を確実に系外に排除すること
ができる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明
する(第1図参照)。
エアーベント部1を構成する上部本体2と気液
分離部3を構成する下部本体4とをフランジ結合
してケーシングを形成する。
下部本体4の下部に入口連結部材5と出口連結
部材6を溶接して取り付け、それぞれ入口7と出
口8を形成する。下部本体4は一体に形成された
カツプ形状の仕切り部材9で内側空間10と外側
空間11に分割され、外側空間11の下部に入口
7が開口する。仕切り部材9の底壁には開口が設
けてあり、その開口に出口連結部材6の上端を嵌
め込んで、内側空間10を出口8に連通せしめ
る。内側空間10と外側空間11は連通孔12に
よつてその上端で連通している。
内側空間10内に二重のほぼ円筒形状の隔壁部
材13を配置する。外側の円筒は真つ直ぐな形状
で内側の円筒よりも低く形成され、内側の円筒は
上部が僅かに大径で下部が緩かに広がつた形状で
ある。隔壁部材13は上部本体2と下部本体4の
間に挟んだスペーサー14及び仕切り部材9に取
り付けたばねリング15の間に保持される。テー
パー状のスクリーン16を隔壁部材13の外側に
配置する。隔壁部材13の二重の円筒形状の間が
環状空間17になる。入口7は外側空間11、連
通孔12、スクリーン16を通して環状空間17
に連通する。環状空間17に隔壁部材13と一体
に流体を旋回せしめて空気と水に分離する旋回羽
根18を形成する。
隔壁部材13の下方に排水弁を配置する。排水
弁はばねリング15と仕切り部材9の間にスペー
サー19を介して保持された排水弁座20と、排
水弁座20に開けた排水弁口21を開閉するデイ
スク状の弁体22と、弁体22を排水弁口21に
付勢するコイルばね23とばね受け24からな
る。環状空間17の下方は排水弁口21を通して
出口8に連通する。
上部本体2の上部に排気口25を形成する。上
部本体2内にエアーベント1を形成する。エアー
ベント1は上部本体2にねじ結合した排気弁座2
6と、排気弁座26に開けた排気弁口27を開閉
するように自由状態で収容した球形のフロート2
8とからなる。環状空間17は隔壁部材13の内
側の円筒の下端からその内側の孔を通してエアー
ベント部に連通する。
入口7から流入した水と空気の混合流体は外側
空間11を通つて連通孔12から環状空間17に
流入し、環状空間17を下向きに通過するときに
旋回羽根18で旋回せしめられ、遠心力の作用で
水と空気に分離される。空気は隔壁部材13の内
側の円筒の下端からその内側の孔を上昇してエア
ーベント部1に流入し、液位と共に浮上降下して
排気弁口27を開閉するフロート28の作用によ
つて、排気弁口27から排気口25に排出され
る。水は水頭圧とコイルばね23の弾性力に抗し
て排水弁口21を開閉する弁体22の作用によつ
て、排水弁口21から出口8に流出する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の気液分離器を備えた
エアーベントの断面図である。 1……エアーベント部、3……気液分離部、7
……入口、8……出口、11……外側空間、12
……連通孔、13……隔壁部材、17……環状空
間、18……旋回羽根、25……排気口、28…
…フロート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング内に環状の隔壁を設け、隔壁とケー
    シングとの間の環状空間に水を旋回させて空気を
    分離する気液分離器を配置し、気液分離器の下方
    に位置する入口を気液分離器の上方に導く通路を
    形成して入口を気液分離器よりも上方の環状空間
    に開口せしめ、隔壁部材の内側の孔を通して上方
    にエアーベントを配置し、隔壁部材の下方空間を
    出口に連結した、気液分離器を備えたエアーベン
    ト。
JP4419889U 1989-04-14 1989-04-14 Expired - Lifetime JPH0545362Y2 (ja)

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