JPH0545314U - シザースギヤ装置 - Google Patents
シザースギヤ装置Info
- Publication number
- JPH0545314U JPH0545314U JP10280691U JP10280691U JPH0545314U JP H0545314 U JPH0545314 U JP H0545314U JP 10280691 U JP10280691 U JP 10280691U JP 10280691 U JP10280691 U JP 10280691U JP H0545314 U JPH0545314 U JP H0545314U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- main body
- scissors
- scissor
- mating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シザースギヤが本体ギヤに対して傾いてもピ
ッチングを生ずることがなく、シザースギヤの強度を高
める必要がない。 【構成】 シザースギヤ16は、本体ギヤ14の歯厚み
t14よりも小さな歯厚みt16を有し、シザースギヤ16
がスプラインのがたによって傾くことがあっても、シザ
ースギヤ16が本体ギヤ14を飛び越えて相手ギヤ12
に角当たりすることがない。従って、シザースギヤ16
のピッチングを生ずることがない。
ッチングを生ずることがなく、シザースギヤの強度を高
める必要がない。 【構成】 シザースギヤ16は、本体ギヤ14の歯厚み
t14よりも小さな歯厚みt16を有し、シザースギヤ16
がスプラインのがたによって傾くことがあっても、シザ
ースギヤ16が本体ギヤ14を飛び越えて相手ギヤ12
に角当たりすることがない。従って、シザースギヤ16
のピッチングを生ずることがない。
Description
【0001】
本考案は、エンジンの回転数の変動を受ける変速機内部のギヤのがた打ちを防 止するシザースギヤ装置の改良に関するものである。
【0002】
シザースギヤ装置は、図1に示すように、相手ギヤ12に噛み合う本体ギヤ1 4の側面に設けられこの本体ギヤ14と同じ歯数を有し、回転方向に捩り力によ って相手ギヤ12に噛み合うシザースギヤ16を備えている。このシザースギヤ 16は、スプライン18によって本体ギヤ14と一緒に回転するように結合され ている。エンジンの回転数の変動を受けると、ばね反力によって相手ギヤ12の 歯を本体ギヤ14とシザースギヤ16の歯で挟み込んでギヤのがた打ちを防止す る。
【0003】
しかし、図4に示すように、シザースギヤ16がスプライン18のがたによっ て本体ギヤ14に平行とはならないで傾くと、図5及び図6に示すように、シザ ーシギヤ16が本体ギヤ14とは一体にならないでシザースギヤ16が本体ギヤ 14を飛び越えて相手ギヤ12に角当たりしてピッチングを発生し、シザースギ ヤ16の強度を高める必要があった。
【0004】 本考案の目的は、上記の欠点を回避し、シザースギヤが本体ギヤに対して傾い てもピッチングを生ずることがないシザースギヤ装置を提供することにある。
【0005】
本考案は、上記の課題を解決するため、相手ギヤに噛み合う本体ギヤの側面に 設けられこの本体ギヤと同じ歯数のシザースギヤ本体から成り回転方向に捩り力 によって相手ギヤに噛ませるシザースギヤを備えたシザースギヤ装置において、 シザースギヤは、本体ギヤの歯厚みよりも小さな歯厚みを有することを特徴とす るシザースギヤ装置を提供することにある。
【0006】
このように、シザースギヤが本体ギヤの歯厚みよりも小さな歯厚みを有すると 、シザースギヤがスプラインのがたによって傾くことがあっても、シザースギヤ が角当たりすることがなく、従ってシザースギヤのピッチングを生ずることがな い。
【0007】
本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべると、図1乃至図3は本考案に係 るシザースギヤ装置10を示し、このシザースギヤ装置10は、相手ギヤ12に 噛み合う本体ギヤ14の側面に設けられこの本体ギヤ14と同じ歯数のシザース ギヤ16から成り、このシザースギヤ16は、図示しない捩りばねによる回転方 向に捩り力によって相手ギヤ12に噛ませられるようになっている。
【0008】 シザースギヤ16は、スプライン18によって本体ギヤ14と一緒に回転する ように結合されている。エンジンの回転数の変動を受けると、捩りばねの反力に よって相手ギヤ12の歯を本体ギヤ14とシザースギヤ16の歯で挟み込んでギ ヤのがた打ちを防止する。
【0009】 シザースギヤ16は、特に図2及び図3に示すように、本体ギヤ14の歯厚み t14よりも小さな歯厚みt16を有する。このシザースギヤ16の小さな歯厚みt 16 は、シザースギヤ16のシェービング加工時に面取りの取代を多くすることに よって得ることができる。 尚、この面取りは、本来なら回転方向と反対側の面では行なう必要がないが、 加工上両面で面取りするのが好ましい。
【0010】 このように、シザースギヤ16が本体ギヤ14の歯厚みt14よりも小さな歯厚 みt16を有すると、シザースギヤ16がスプライン18のがたによって傾くこと があっても、シザースギヤ16が本体ギヤ14から飛び出すことがなく、従って シザースギヤ16が相手ギヤ12に角当たりすることがない。
【0011】
本考案によれば、上記のように、シザースギヤは、本体ギヤの歯厚みよりも小 さな歯厚みを有するので、シザースギヤがスプラインのがたによって傾くことが あっても、シザースギヤが相手ギヤに角当たりすることがなく、従ってシザース ギヤのピッチングを生ずることがなく、シザースギヤの強度を高める必要がなく 経済的である。
【図1】本考案に係るシザーシギヤ装置の正面図であ
る。
る。
【図2】本考案のシザースギヤ装置の相手ギヤと本体ギ
ヤとシザースギヤとの噛み合い状態の拡大断面図であ
る。
ヤとシザースギヤとの噛み合い状態の拡大断面図であ
る。
【図3】本考案のシザースギヤ装置の相手ギヤと本体ギ
ヤとシザースギヤとの噛み合い状態の拡大側面図であ
る。
ヤとシザースギヤとの噛み合い状態の拡大側面図であ
る。
【図4】シザースギヤ装置のスプラインのがたによるシ
ザースギヤの傾きを示す側面図である。
ザースギヤの傾きを示す側面図である。
【図5】従来技術のシザースギヤ装置の相手ギヤと本体
ギヤとシザースギヤとの噛み合い状態の拡大断面図であ
る。
ギヤとシザースギヤとの噛み合い状態の拡大断面図であ
る。
【図6】従来技術のシザースギヤ装置の相手ギヤと本体
ギヤとシザースギヤとの噛み合い状態の拡大側面図であ
る。
ギヤとシザースギヤとの噛み合い状態の拡大側面図であ
る。
10 シザースギヤ装置 12 相手ギヤ 14 本体ギヤ 16 シザースギヤ 18 スプライン
Claims (1)
- 【請求項1】 相手ギヤに噛み合う本体ギヤの側面に設
けられ前記本体ギヤと同じ歯数の補助ギヤから成り回転
方向に捩り力によって前記相手ギヤに噛ませるシザース
ギヤを備えたシザースギヤ装置において、前記シザース
ギヤは、前記本体ギヤの歯厚みよりも小さな歯厚みを有
することを特徴とするシザースギヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10280691U JPH0545314U (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | シザースギヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10280691U JPH0545314U (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | シザースギヤ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545314U true JPH0545314U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14337304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10280691U Pending JPH0545314U (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | シザースギヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545314U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038671U (ja) * | 1973-07-30 | 1975-04-21 | ||
JPS63214565A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-07 | Clarion Co Ltd | ギヤ機構 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP10280691U patent/JPH0545314U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038671U (ja) * | 1973-07-30 | 1975-04-21 | ||
JPS63214565A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-07 | Clarion Co Ltd | ギヤ機構 |
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