JPH0545260U - 湿式クラツチの潤滑装置 - Google Patents
湿式クラツチの潤滑装置Info
- Publication number
- JPH0545260U JPH0545260U JP10187691U JP10187691U JPH0545260U JP H0545260 U JPH0545260 U JP H0545260U JP 10187691 U JP10187691 U JP 10187691U JP 10187691 U JP10187691 U JP 10187691U JP H0545260 U JPH0545260 U JP H0545260U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- clutch
- contact surface
- oil sump
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 湿式クラッチの潤滑装置において、油溜り部
3とは別にオイルを溜めておくタンク部7をクラッチケ
ース2内に設けると共に、油溜り部3内のオイルの量を
検知する検知手段、及び油溜り部3内よりオイルの送り
出しを行う送り出し手段を設けて、検知手段の検知に応
じて送り出し手段によりオイルをタンク部7に送り出す
ようにした。 【効果】 オイルを溜めておくスペースを確保すること
で、クラッチ機能の低下を防止しつつ、オイルの量を増
やすことができ、最適にオイルをクラッチディスクの接
触面に供給することができる。これにより、クラッチデ
ィスクの接触面の発熱、焼き付きを防止することができ
る。
3とは別にオイルを溜めておくタンク部7をクラッチケ
ース2内に設けると共に、油溜り部3内のオイルの量を
検知する検知手段、及び油溜り部3内よりオイルの送り
出しを行う送り出し手段を設けて、検知手段の検知に応
じて送り出し手段によりオイルをタンク部7に送り出す
ようにした。 【効果】 オイルを溜めておくスペースを確保すること
で、クラッチ機能の低下を防止しつつ、オイルの量を増
やすことができ、最適にオイルをクラッチディスクの接
触面に供給することができる。これにより、クラッチデ
ィスクの接触面の発熱、焼き付きを防止することができ
る。
Description
【0001】
本考案は、産業車両の動力伝達装置に具備される湿式クラッチの潤滑装置に関 するものである。
【0002】
従来、図3に示すように、産業車両の動力伝達装置に具備される湿式クラッチ は、クラッチディスク1の接触面の発熱を防止するため接触面をオイルで潤滑す るようになっている。これは、クラッチディスク1の接触面をオイルで潤滑し、 潤滑したオイルがクラッチケース2内の底部に設けられた油溜り部3に溜り、そ こよりポンプ4を介してクラッチケース2内部にオイルを噴出し、再びクラッチ ディスク1の接触面を潤滑するものである。 また、油溜り部3においては、図4に示すように、クラッチケース2の外部に クラッチケース2の底部の油溜り部3と連通し、オイルを溜めておく外部タンク 12を設けたものも知られている。
【0003】
従来の湿式クラッチにおいては、車体の構造上の制約(地面との距離等)によ り、油溜り部のスペースを十分に確保することができず、これにより、オイルの 量が不足し、クラッチディスクの接触面の発熱、さらに焼き付きが生じるという 問題があった。また、単にオイルの量を増やした場合は、油溜り部のオイル面が 上昇し、クラッチ機能を低下させてしまうという問題が生じる。 また、クラッチケースの外部に外部タンクを設けた場合も、車体の構造上の制 約により、それ程大きな外部タンクを設けることができず、前述と同様の問題が 生じていた。 本考案は、これらの問題を解消することを、その課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、湿式クラッチの潤滑装置において、油溜り部とは別にオイルを溜め ておくタンク部をクラッチケース内に設けると共に、油溜り部内のオイルの量を 検知する検知手段、及び油溜り部内よりオイルの送り出しを行う送り出し手段を 設けて、検知手段の検知に応じて送り出し手段によりオイルをタンク部に送り出 すようにする。
【0005】
本考案による湿式クラッチの潤滑装置の一実施例について、図1を用いて説明 する。 クラッチディスク1の接触面をオイルで潤滑し、潤滑したオイルがクラッチケ ース2内の底部に設けられた油溜り部3に溜り、そこよりポンプ4を介してクラ ッチケース2内部に噴出部5よりオイルを噴出し、再びクラッチディスク1の接 触面を潤滑するようになる湿式クラッチにおいて、クラッチケース2の底部に油 溜り部3とは壁部材6によって隔離されたオイルを溜めるタンク部7を設ける。 そして、油溜り部3とタンク部7の底面それぞれに油路8a、8bを接続し、こ れらの油路8a、8bを切替弁9に接続するようにする。切替弁9においては油 溜り部3からの油路8aとタンク部7からの油路8bのどちらか一方を開くよう にしており、切替弁9より油路8cがポンプ4を経てクラッチケース2内の上部 の噴出部5に接続する。また、油溜り部3のオイルを常に所要量以下に保つため 、油溜り部3のオイルの量を検知する検知手段としてフロート装置10を設けて 、該フロート装置10によって切替弁9を制御する。これは、フロート装置10 により油溜り部3のオイルの量を検知し、所要量より多いと、切替弁9で油溜り 部3側の油路8aを開けて、油溜り部3のオイルをクラッチケース2内部に噴出 し、クラッチディスク1の接触面等に供給された後、油溜り部3とタンク部7そ れぞれにオイルを流れ込ませることで、油溜り部3のオイルの量を減らすように する。また、所要量より少ない場合は、タンク部7側の油路8bを開けて、タン ク部7のオイルをクラッチケース2内部に噴出し、クラッチディスク1の接触面 等に供給することで、供給するオイルの不足を防止する。
【0006】 なお、本実施例において、油溜り部3のオイルの量を検知するためにフロート 装置10を使用しているが、各種のセンサーでこれを行うことも可能である。
【0007】 また、他の実施例としては、図2に示すように、クラッチケース2内に取り外 し可能なタンク部7を設けることで、オイルの量をさらに増大することが可能で あり、この場合、油溜り部3の底面からポンプ11を介して油路8dがタンク部 7の上部に接続しており、油溜り部3のオイルを常に所要量以下に保つようにフ ロート装置10によりオイルの量を検知し、多くなるとポンプ11でタンク部7 へオイルを送り出すようにする。そして、タンク部7の底面より油路8eがポン プ4を経てクラッチケース2内の上部の噴出部5に接続する。
【0008】
本考案は、湿式クラッチの潤滑装置において、油溜り部とは別にオイルを溜め ておくタンク部をクラッチケース内に設けると共に、油溜り部内のオイルの量を 検知する検知手段、及び油溜り部内よりオイルの送り出しを行う送り出し手段を 設けて、検知手段の検知に応じて送り出し手段によりオイルをタンク部に送り出 すようにしたことで、クラッチ機能の低下を防止しつつ、オイルの量を増やすこ とができ、最適にオイルをクラッチディスクの接触面に供給することができる。 これにより、クラッチディスクの接触面の発熱、焼き付きを防止することができ る。
【図1】本考案の一実施例による湿式クラッチの潤滑装
置の断面側面図。
置の断面側面図。
【図2】本考案の他の実施例による湿式クラッチの潤滑
装置の断面側面図。
装置の断面側面図。
【図3】従来の湿式クラッチの潤滑装置の断面側面図。
【図4】従来の他の湿式クラッチの潤滑装置の断面側面
図。
図。
1…クラッチディスク、2…クラッチケース、3…油溜
り部、4…ポンプ、5…噴出部、6…壁部材、7…タン
ク部、8a…油路、8b…油路、8c…油路、8d…油
路、8e…油路、9…切替弁、10…フロート装置、1
1…ポンプ、12…外部タンク。
り部、4…ポンプ、5…噴出部、6…壁部材、7…タン
ク部、8a…油路、8b…油路、8c…油路、8d…油
路、8e…油路、9…切替弁、10…フロート装置、1
1…ポンプ、12…外部タンク。
Claims (1)
- 【請求項1】 クラッチディスク1の接触面をオイルで
潤滑し、潤滑したオイルがクラッチケース2内の底部に
設けられた油溜り部3に溜り、そこよりポンプ4を介し
てクラッチケース2内部にオイルを噴出し、再びクラッ
チディスク1の接触面を潤滑するようになる湿式クラッ
チの潤滑装置において、 前記油溜り部3とは別にオイルを溜めておくタンク部7
をクラッチケース2内に設けると共に、油溜り部3内の
オイルの量を検知する検知手段、及び油溜り部3内より
オイルの送り出しを行う送り出し手段を設けて、検知手
段の検知に応じて送り出し手段によりオイルをタンク部
7に送り出すようにしたことを特徴とする湿式クラッチ
の潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10187691U JPH0545260U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 湿式クラツチの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10187691U JPH0545260U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 湿式クラツチの潤滑装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545260U true JPH0545260U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14312169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10187691U Pending JPH0545260U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 湿式クラツチの潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545260U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007232078A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Honda Motor Co Ltd | パワーユニットが搭載された車両 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6252224A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-06 | Hino Motors Ltd | 湿式クラツチのオイル供給装置 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP10187691U patent/JPH0545260U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6252224A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-06 | Hino Motors Ltd | 湿式クラツチのオイル供給装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007232078A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Honda Motor Co Ltd | パワーユニットが搭載された車両 |
JP4684133B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2011-05-18 | 本田技研工業株式会社 | パワーユニットが搭載された車両 |
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