JPH054523A - 自動車のサンルーフリツド - Google Patents

自動車のサンルーフリツド

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JPH054523A
JPH054523A JP3180540A JP18054091A JPH054523A JP H054523 A JPH054523 A JP H054523A JP 3180540 A JP3180540 A JP 3180540A JP 18054091 A JP18054091 A JP 18054091A JP H054523 A JPH054523 A JP H054523A
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JP
Japan
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panel
frame
cover frame
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JP3180540A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Imai
弘 今井
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Johnan Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Johnan Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネルの周縁を保持枠に保持させる。 【構成】 パネル11の周縁の下部に配設した保持枠1
2の両端に連結部14,14を形成する。パネル11の
周縁の上部に配設したカバー枠13の両端寄りに屈曲部
15,15を形成する。保持枠12の上部に係止体16
を配設する。カバー枠13の下部に係止体16に係合す
る垂下壁17を形成する。カバー枠13の外周縁にウェ
ザストリップ19を設ける。カバー枠13の垂下壁17
をパネル11の上方より係止体16に係合することによ
り、係止体16がカバー枠13を保持枠12に対して係
止し、パネル11の周縁を保持枠12とカバー枠13と
の間に保持する。ウェザストリップ19がカバー枠13
の外側を覆い、保持枠12の連結部14,14の間の隙
間及びカバー枠13の屈曲部15,15の間の隙間をウ
ェザストリップ19により閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体のルーフ
パネルの開口部を覆うのに適した自動車のサンルーフリ
ッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のサンルーフリッドとして
は、図30に示すように、透明または半透明なガラス板
あるいは合成樹脂板よりなるパネル1と、パネル1の外
周縁に設けた弾性材料よりなるウェザストリップ2と、
パネル1の周縁の下部に設けた金属製の保持枠3とから
なるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の自動
車のサンルーフリッドでは、図31に示すように、パネ
ル1の外周縁にウェザストリップ2を嵌合した後、ウェ
ザストリップ2の係止溝4に下方より保持枠3の外周縁
に形成した立上り壁5を嵌入し、保持枠3の上面をパネ
ル1の下面及びウェザストリップ2にシール材6により
固定していたので、保持枠3がパネル1の周縁寄りの下
部を受けるのみで、パネル1の周縁の保持枠3による保
持が行えず、パネル1の保持枠3に対する取付けが確実
でなく、保持枠3が金属板を曲げ加工することにより成
形していたので、サンルーフリッド全体の重量が保持枠
3により重くなるものであった。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、保持枠の上部にパネルを乗せると共に、カバー枠の
係合部をパネルの上方より係止体に係合し、係止体がカ
バー枠を保持枠に対して係止し、パネルの周縁を保持枠
とカバー枠との間に保持し、パネルのカバー枠による保
持枠に対する取付けを確実に行え、保持枠がカバー枠に
より外部に全く露出せず、サンルーフリッド全体の外観
を良くし、ウェザストリップがカバー枠の外側を覆い、
保持枠の連結部と連結部との間の隙間及びカバー枠の屈
曲部と屈曲部との間の隙間をウェザストリップにより閉
塞することが可能な自動車のサンルーフリッドを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のサンル
ーフリッドは、パネルの周縁の下部に保持枠を配設する
と共に、前記パネルの周縁の上部にカバー枠を配設し、
前記保持枠の両端に連結部をそれぞれ形成し、前記カバ
ー枠の両端寄りに互いに対峙する屈曲部をそれぞれ形成
し、前記保持枠の上部に前記パネルの外周縁に沿って複
数の係止体をそれぞれ配設し、前記カバー枠の下部に前
記保持枠の外周縁に沿って前記係止体に係合する係合部
を形成し、前記カバー枠の外周縁にウェザストリップを
設けたことを特徴とする構成を有するものである。
【0006】
【作用】パネルの周縁の上部に配設したカバー枠をパネ
ルの上方よりパネルの周縁の下部に配設した保持枠に向
って押圧すると、カバー枠の下部に保持枠の外周縁に沿
って形成した係合部が保持枠の上部にパネルの外周縁に
沿って配設した複数の係止体に係合し、係止体がカバー
枠を保持体に対して係止し、パネルの周縁を保持枠とカ
バー枠との間に保持し、カバー枠の外周縁に設けたウェ
ザストリップがカバー枠の外側を覆い、保持枠の両端の
連結部と連結部との間の隙間及びカバー枠の両端寄りの
互いに対峙する屈曲部と屈曲部との間の隙間をウェザス
トリップにより閉鎖する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1において、10は自動車のサンルーフ
リッドであり、サンルーフリッド10のパネル11の周
縁の下部には、図2に示すように、保持枠12が配設さ
れると共に、パネル11の周縁の上部にはカバー枠13
が配設され、保持枠12の両端にはバネル11の後縁の
中央に互いに対峙する連結部14,14がそれぞれ形成
され、カバー枠13の両端寄りにはパネル11の前縁の
中央に互いに対峙する屈曲部15,15がそれぞれ形成
されている。
【0009】保持枠12の上部には、図1及び図2に示
すように、パネル11の外周縁に沿って複数の係止体1
6がそれぞれ配設され、カバー枠13の下部には、図3
及び図4に示すように、保持枠12の外周縁に沿って係
止体16に係合する係合部となる垂下壁17が形成され
ている。
【0010】保持枠12の互いに対向する両側には、図
1及び図2に示すように、パネル11の側縁寄りの下部
に内方に向って突出した支持壁18,18がそれぞれ形
成され、カバー枠13の外周縁にはウェザストリップ1
9が設けられている。
【0011】パネル11の上面及び下面の周縁寄りに
は、図5に示すように、光線を遮るための遮光マスク部
20,20がそれぞれ形成され、パネル11は透明また
は半透明なガラス板あるいは合成樹脂板よりなる。
【0012】保持枠12の両端寄りには、図6に示すよ
うに、パネル11の後縁に沿って折曲した連結部14,
14がそれぞれ形成されると共に、保持枠12の底壁2
1の外周縁には、図7及び図8に示すように、上方に向
って折曲した周壁22が形成され、底壁21の内周縁に
は上方に向って折曲した受け片23が形成され、底壁2
1の上面には周壁22の内側に上方に向って膨出した突
条24が形成され、保持枠12のコーナー部寄りには底
壁21の受け片23と突条24との間に貫通孔25,2
5がそれぞれ設けられ、保持枠12の連結部14,14
には受け片23と突条24との間に貫通孔25,25が
それぞれ設けられている。
【0013】保持枠12の両側の受け片23,23に
は、図6及び図7に示すように、内方に向って張出した
支持壁18,18がそれぞれ形成されると共に、支持壁
18,18には内方に向って張出したフランジ26,2
6が形成され、フランジ26の中央付近には上方に向っ
て突出した凸部27が形成され、フランジ26の凸部2
7の中央付近及び前後端寄りには上方に向って開口する
嵌合穴28がそれぞれ形成され、フランジ26の凸部2
7の嵌合穴28の内端と下面との間には貫通孔29が設
けられている。
【0014】保持枠12のフランジ26の内側縁には、
図7に示すように、上方に向って折曲した支え片30が
形成されると共に、フランジ26の支持壁18と凸部2
7との間には上方に向って開口する凹溝31が形成さ
れ、フランジ26の凸部27と支え片30との間には上
方に向って開口する凹溝32が形成されている。
【0015】保持枠12はアルミ合金製の押出し型材あ
るいは合成樹脂材料よりなる。
【0016】保持枠12のフランジ26の凸部27の貫
通孔29には、図3及び図4に示すように、上方よりボ
ルト33が挿通され、フランジ26の凸部27の嵌合穴
28にはボルト33の頭部34が嵌合されている。
【0017】保持枠12のフランジ26の支え片30に
は、図3に示すように、ウェザストリップ35が嵌合さ
れ、ウェザストリップ35の上縁がパネル11の両側縁
寄りの下面に圧接され、フランジ26の凹溝31とパネ
ル11の下面との間にはシール材36が設けられると共
に、フランジ26の凹溝32とパネル11の下面との間
にはシール材37が設けられている。
【0018】ウェザストリップ35は弾性材料よりな
る。
【0019】保持枠12の支持壁18,18を除く受け
片23には、図4に示すように、ウェザストリップ38
が嵌合され、ウェザストリップ38の上縁がパネル11
の前縁寄り及び後縁寄りの下面に圧接されている。
【0020】ウェザストリップ38は弾性材料よりな
る。
【0021】パネル11の周縁寄りの上部には、図3及
び図4に示すように、カバー枠13が配置され、カバー
枠13の両端寄りには、図9に示すように、パネル11
の前縁に沿って折曲した屈曲部15,15がそれぞれ形
成されると共に、カバー枠13の下面には、図10に示
すように、下方に向って保持枠12の周壁22の内側に
嵌合する垂下壁17が形成され、垂下壁17の内側面の
下部には内方に向って突出した係止体16に係合する突
片39が形成され、垂下壁17の内側面の上部には内方
に向って張出した覆壁40が形成され、垂下壁17の外
側面の上部には外方に向って張出した覆壁41が形成さ
れ、覆壁41の外周縁には下方に向って垂下した周壁4
2が形成されている。
【0022】カバー枠13はアルミ合金製の押出し型材
あるいは合成樹脂材料よりなる。
【0023】保持枠12の底壁21の受け片23と突条
24との間のコーナー部寄りの上部には、図1に示すよ
うに、複数の係止体16がそれぞれ配置されると共に、
保持枠12の底壁21の受け片23と突条24との間の
連結部14,14の上部には係止体16が配置され、係
止体16には、図11に示すように、平板43の両端寄
りに保持枠12の底壁21の貫通孔25,25に連通す
る通孔44,44がそれぞれ設けられ、平板43の外側
縁には上方に向って折曲した立上り壁45が形成され、
立上り壁45の上端には保持枠12の周壁22に向って
斜め下方に折曲したフック46が形成されている。
【0024】係止体16の平板43の通孔44,44及
び保持枠12の底壁21の貫通孔25,25には、図1
2及び図13に示すように、上方よりリベット47,4
7がそれぞれ挿通され、リベット47の保持枠12の底
壁21の下面より突出する先端をカシメ止めすることに
より、係止体16の平板43がリベット47,47を介
して保持枠12の底壁21に固定されている。
【0025】保持枠12の底壁21の受け片23と突条
24との間のコーナー部寄りの上部には、図1に示すよ
うに、係止体16がリベット47,47により固定され
ると共に、保持枠12の底壁21の受け片23と突条2
4との間の連結部14,14の上部には係止体16がリ
ベット47,47により固定されている。
【0026】保持枠12の周壁22の内側には、図3及
び図4に示すように、カバー枠13の垂下壁17が嵌合
されると共に、カバー枠13の垂下壁17の突片39に
は係止体16のフック46が係合され、カバー枠13の
垂下壁17が保持枠12に対して係止体16により係止
され、保持枠12とカバー枠13との間にはパネル11
の周縁が嵌合され、パネル11の周縁とカバー枠13の
覆壁40及び係止体16との間にはシール材48が設け
られ、シール材48はカバー枠13の屈曲部15と屈曲
部15との間からの雨水の侵入を防止するようになって
いる。
【0027】カバー枠13の外側には、図1に示すよう
に、ウェザストリップ19が配置され、ウェザストリッ
プ19には、図14に示すように、カバー13の周壁4
2の内側に沿って嵌合壁49が形成されると共に、嵌合
壁49の外側には、図15に示すように、カバー枠13
の周壁42の外側に沿って中空圧接部50が形成され、
中空圧接部50の下部には水切片51が形成され、嵌合
壁49と中空圧接部50との間には上方に向って開口す
る凹溝52が形成されている。
【0028】ウェザストリップ19は弾性材料よりな
る。
【0029】保持枠12の周壁22とカバー枠13の周
壁42との間には、図3及び図4に示すように、下方よ
りウェザストリップ19の嵌合壁49が嵌入されると共
に、ウェザストリップ19の凹溝52には上方よりカバ
ー枠13の周壁42が嵌入され、ウェザストリップ19
の嵌合壁49は保持枠12の周壁22及びカバー枠13
の周壁42に接着剤により固着されている。
【0030】サンルーフリッド10の組立ては、まず、
保持枠12の底壁21の受け片23と突条24との間の
コーナー部寄りの上部に係止体16をリベット47,4
7により固定すると共に、保持枠12の底壁21の受け
片23と突条24との間の連結部14,14の上部に係
止体16をリベット47,47により固定した後、保持
枠12の上部にパネル11を載置する。
【0031】次いで、カバー枠13をパネル11の上方
より保持枠12に向って押圧することにより、カバー枠
13の垂下壁17が保持枠12の周壁22の内側に嵌合
し、カバー枠13の垂下壁17の突片39が係止体16
のフック46に係合し、係止体16がカバー枠13を保
持枠12に対して係止し、カバー枠13の覆壁40がパ
ネル11の周縁寄りの上面を覆う。
【0032】その後、保持枠12の周壁22とカバー枠
13の周壁42との間に下方よりウェザストリップ19
の嵌合壁49を嵌入すると共に、ウェザストリップ19
の凹溝52に上方よりカバー枠13の周壁42を嵌入す
ることにより、ウェザストリップ19をカバー枠13に
対して係止し、ウェザストリップ19の中空圧接部50
がカバー枠13の周壁42の外側を覆い、保持枠12の
連結部14,14寄りの周壁22と周壁22との間の隙
間をウェザストリップ19の嵌合壁49により閉塞する
と同時に、カバー枠13の屈曲部15,15寄りの周壁
42と周壁42との間の隙間をウェザストリップ19の
中空圧接部50により閉塞し、ウェザストリップ19が
保持枠12の連結部14,14寄りの周壁22,22の
隙間及びカバー枠13の屈曲部15,15寄りの周壁4
2,42の隙間からの雨水の侵入を防止する。
【0033】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0034】サンルーフリッド10が図16に示す車体
のルーフパネル53に設けた開口部54を閉塞すると、
パネル11がルーフパネル53の開口部54の内部を覆
い、ウェザストリップ19の中空圧接部50がルーフパ
ネル53の開口部54の周縁に形成した垂下片55の内
側面に圧接し、ウェザストリップ19が車室内と外部と
の密閉遮断を行い、ルーフパネル53の開口部54のサ
ンルーフリッド10による全閉時の雨洩れをウェザスト
リップ19により防止する。
【0035】図17は本発明の他の実施例を示すもので
あり、サンルーフリッド56のパネル57の半部より前
縁寄り及び後縁寄りの周縁の下部には、図18に示すよ
うに、保持枠58,58がそれぞれ配設されると共に、
パネル57の周縁の上部にはカバー枠59が配設され、
保持枠58の両端にはパネル57の側縁の中央に連結部
60,60がそれぞれ形成され、カバー枠59の両端寄
りにはパネル57の前縁の中央に互いに対峙する屈曲部
61,61がそれぞれ形成されている。
【0036】保持枠58の上部には、図17及び図18
に示すように、パネル57の外周縁に沿って複数の係止
体62がそれぞれ配設され、カバー枠59の下部には、
図19及び図20に示すように、保持枠58の外周縁に
沿って係止体62に係合する垂下壁63が形成されてい
る。
【0037】パネル57の両側の下部には、図17及び
図18に示すように、互いに平行なサイドブラケット6
4,64がそれぞれ配設され、サイドブラケット64に
は保持枠58の連結部60,60がそれぞれ連結され、
カバー枠59の外周縁にはウェザストリップ65が設け
られている。
【0038】パネル57,カバー枠59,係止体62及
びウェザストリップ65の構成は、図1に示す実施例と
全く同様のため、同一部位に同一符号を付して説明を省
略する。
【0039】保持枠58の両端寄りには、図21に示す
ように、パネル57の両側縁に沿って折曲した互いに平
行な連結部60,60がそれぞれ形成されると共に、保
持枠58の底壁66の外周縁には、図22に示すよう
に、上方に向って折曲した周壁67が形成され、底壁6
6の内周縁には上方に向って折曲した受け片68が形成
され、底壁66の上面には周壁67の内側に上方に向っ
て膨出した突条69が形成され、保持枠58のコーナー
部寄りには底壁66の受け片68と突条69との間に係
止体62の平板43の通孔44,44に連通する貫通孔
70,70がそれぞれ設けられ、保持枠58の連結部6
0,60には底壁66の受け片68と突条69との間に
係止体62の平板43の通孔44,44に連通する貫通
孔70,70がそれぞれ設けられ、底壁66の連結部6
0,60とコーナー部との間には通孔71,71がそれ
ぞれ設けられている。
【0040】保持枠58はアルミ合金製の押出し型材あ
るいは合成樹脂材料よりなる。
【0041】パネル57の両側寄りの下部には、図17
に示すように、サイドブラケット64,64がそれぞれ
配置され、サイドブラケット64には、図23に示すよ
うに、ベースプレート72の長手方向中央付近に保持枠
58の連結部60,60の貫通孔70,70に連通する
貫通孔73,73がそれぞれ設けられると共に、ベース
プレート72の両端寄りには保持枠58の通孔71,7
1に連通する貫通孔74,74がそれぞれ設けられてい
る。
【0042】サイドブラケット64のベースプレート7
2には、図23に示すように、保持枠58の両側の受け
片68,68の内側に内方に向って張出した支持壁75
が形成されると共に、支持壁75には内方に向って張出
したフランジ76が形成され、フランジ76の中央付近
には上方に向って突出した凸部77が形成され、フラン
ジ76の凸部77の中央付近及び前後端寄りには上方に
向って開口する嵌合穴78がそれぞれ形成され、フラン
ジ76の凸部77の嵌合穴78の内端と下面との間には
貫通孔79が設けられている。
【0043】サイドブラケット64のフランジ76の内
側縁には、図23に示すように、上方に向って折曲した
支え片80が形成されると共に、フランジ76の支持壁
75と凸部77との間には上方に向って開口する凹溝8
1が形成され、フランジ76の凸部77と支え片80と
の間には上方に向って開口する凹溝82が形成されてい
る。
【0044】サイドブラケット64はアルミ合金製の押
出し型材あるいは合成樹脂材料よりなる。
【0045】保持枠58の連結部60,60寄りの底壁
66及び保持枠58の連結部60,60寄りの底壁66
の下面には、図24に示すように、サイドブラケット6
4のベースプレート72が当接されると共に、保持枠5
8の連結部60,60寄りの受け片68及び保持枠58
の連結部60,60寄りの受け片68の内側にはサイド
ブラケット64の支持壁75が当接されている。
【0046】保持枠58の底壁6の通孔71及びサイド
ブラケット64のベースプレート72の貫通孔74に
は、図25に示すように、上方よりリベット83が挿通
され、リベット83のサイドブラケット64のベースプ
レート72の下面より突出する先端をカシメ止めするこ
とにより、図24に示すように、サイドブラケット64
のベースプレート72が保持枠58の連結部60,60
寄りの底壁66及び保持枠58の連結部60,60寄り
の底壁66にリベット83,83により固定され、保持
枠58の連結部60と保持枠58の連結部60がサイド
ブラケット64により連結されている。
【0047】保持枠58の底壁66の受け片68と突条
69との間の連結部60及び保持枠58の底壁66の受
け片68と突条69との間の連結部60の上部には、図
24に示すように、係止体62が配置され、係止体62
の平板43の通孔44,保持枠58の底壁66の貫通孔
70及びサイドブラケット64のベースプレート72の
貫通孔73には、図26に示すように、上方よりリベッ
ト84が挿通され、リベット84のサイドブラケット6
4のベースプレート72の下面より突出する先端をカシ
メ止めすることにより、係止体62の平板43がリベッ
ト84,84を介して保持枠58の連結部60の底壁6
6及び保持枠58の連結部60の底壁66の上部に固定
されている。
【0048】保持枠58の底壁66の受け片68と突条
69との間のコーナー部寄りの上部には、図27に示す
ように、複数の係止体62がそれぞれ配置され、係止体
62の平板43の通孔44及び保持枠58の底壁66の
貫通孔70には、図28に示すように、上方よりリベッ
ト85が挿通され、リベット85の保持枠58の底壁6
6の下面より突出する先端をカシメ止めすることによ
り、係止体62の平板43がリベット85,85を介し
て保持枠58のコーナー部寄りの底壁66の上部に固定
されている。
【0049】サイドブラケット64のフランジ76の凸
部77の貫通孔79には、図19及び図20に示すよう
に、上方よりボルト86が挿通され、フランジ76の凸
部77の嵌合穴78にはボルト86の頭部87が嵌合さ
れている。
【0050】サイドブラケット64のフランジ76の支
え片80には、図19に示すように、ウェザストリップ
88が嵌合され、ウェザストリップ88の上縁がパネル
57の両側縁寄りの下面に圧接され、フランジ76の凹
溝81とパネル57の下面との間にはシール材89が設
けられると共に、フランジ76の凹溝82とパネル57
の下面との間にはシール材90が設けられている。
【0051】ウェザストリップ88は弾性材料よりな
る。
【0052】保持枠58のサイドブラケット64を除く
受け片68には、図20に示すように、ウェザストリッ
プ91が嵌合され、ウェザストリップ91の上縁がパネ
ル57の前縁寄り及び後縁寄りの下面に圧接されてい
る。
【0053】ウェザストリップ91は弾性材料よりな
る。
【0054】パネル57の周縁寄りの上部には、図17
に示すように、カバー枠59が配置され、保持枠58の
周壁67及び保持枠58の周壁67の内側には、図19
及び図20に示すように、カバー枠59の垂下壁63が
嵌合されると共に、カバー枠59の垂下壁63の突片3
9には係止体62のフック46が係合され、カバー枠5
9の垂下壁63が保持枠58に対して係止体62により
係止され、保持枠58とカバー枠59との間にはパネル
57の周縁が嵌合され、パネル57の周縁とカバー枠5
9の覆壁40及び係止体62との間にはシール材92が
設けられ、シール材92はカバー枠59の屈曲部61と
屈曲部61との間からの雨水の侵入を防止するようにな
っている。
【0055】カバー枠59はアルミ合金製の押出し型材
あるいは合成樹脂材料よりなる。
【0056】カバー枠59の外側には、図17に示すよ
うに、ウェザストリップ65が配置され、保持枠58の
周壁67とカバー枠59の周壁42との間には、図19
及び図20に示すように、下方よりウェザストリップ6
5の嵌合壁49が嵌入されると共に、ウェザストリップ
65の凹溝52には上方よりカバー枠59の周壁42が
嵌入され、ウェザストリップ65の嵌合壁49は保持枠
58の周壁67及びカバー枠59の周壁42に接着剤に
より固着されている。
【0057】ウェザストリップ65は弾性材料よりな
る。
【0058】サンルーフリッド56の組立ては、まず、
サイドブラケット64のベースプレート72を保持枠5
8の連結部60,60及び保持枠58の連結部60,6
0の下部にリベット83,83により固定し、保持枠5
8の連結部60,60及び保持枠58の連結部60,6
0をサイドブラケット64,64によりそれぞれ連結
し、保持枠58の底壁66の受け片68と突条69との
間のコーナー部寄り上部に係止体62をリベット85,
85により固定すると共に、保持枠58の底壁66の受
け片68と突条69との間の連結部60,60及び保持
枠58の底壁66の受け片68と突条69との間の連結
部60,60の上部に係止体62をリベット84,84
により固定した後、保持枠58及び保持枠58の上部に
パネル57を載置する。
【0059】次いで、カバー枠59をパネル57の上方
より保持枠58及び保持枠58に向って押圧することに
より、カバー枠59の垂下壁63が保持枠58の周壁6
7及び保持枠58の周壁67の内側に嵌合し、カバー枠
59の垂下壁63の突片39が係止体62のフック46
に係合し、係止体62がカバー枠59を保持枠58及び
保持枠58に対して係止し、カバー枠59の覆壁40が
パネル57の周縁寄りの上面を覆う。
【0060】その後、保持枠58の周壁67とカバー枠
59の周壁42との間に下方よりウェザストリップ65
の嵌合壁49を嵌入すると共に、ウェザストリップ65
の凹溝52に上方よりカバー枠59の周壁42を嵌入す
ることにより、ウェザストリップ65をカバー枠59に
対して係止し、ウェザストリップ65の中空圧接部50
がカバー枠59の周壁42の外側を覆い、保持枠58の
連結部60,60寄りの周壁67と保持枠58の連結部
60,60寄りの周壁67との間の隙間をウェザストリ
ップ65の嵌合壁49により閉塞すると同時に、カバー
枠59の屈曲部61,61寄りの周壁42と周壁42と
の間の隙間をウェザストリップ65の中空圧接部50に
より閉塞し、ウェザストリップ65が保持枠58の連結
部60,60寄りの周壁67,67の隙間及びカバー枠
59の屈曲部61,61寄りの周壁42,42の隙間か
らの雨水の侵入を防止する。
【0061】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0062】サンルーフリッド56が図29に示す車体
のルーフパネル53の開口部54を閉塞すると、パネル
57がルーフパネル53の開口部54の内部を覆い、ウ
ェザストリップ65の中空圧接部50がルーフパネル5
3の開口部54の周縁の垂下片55の内側面に圧接し、
ウェザストリップ65が車室内と外部との密閉遮断を行
い、ルーフパネル53の開口部54のサンルーフリッド
56による全閉時の雨洩れをウェザストリップ65によ
り防止する。
【0063】なお、上記実施例のサンルーフリッドは、
アウタースライドタイプ,インナースライドタイプ,脱
着タイプ,チルトアップタイプ,スライド&チルトアッ
プタイプ,チルト&アウタースライドタイプあるいは固
定タイプのサンルーフ装置に使用することが可能であ
る。
【0064】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の自動車の
サンルーフリッドによれば、保持枠の上部にパネルを乗
せると共に、カバー枠の係合部をパネルの上方より係止
体に係合することにより、係止体がカバー枠を保持枠に
対して係止するので、パネルの周縁を保持枠とカバー枠
との間に保持することができ、パネルのカバー枠による
保持枠に対する取付けを確実に行え、保持枠がカバー枠
により外部に全く露出しないので、サンルーフリッド全
体の外観を良くすることができ、ウェザストリップがカ
バー枠の外側を覆うので、保持枠の連結部と連結部との
間の隙間及びカバー枠の屈曲部と屈曲部との間の隙間を
ウェザストリップにより閉塞することができる。
【0065】なお、保持枠及びカバー枠にアルミ合金製
の押出し型材あるいは合成樹脂材料を使用すれば、サン
ルーフリッド全体の重量の軽量化を図ることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動車のサンルーフリッドの
平面図
【図2】図1の分解斜視図
【図3】図1の要部正断面図
【図4】図3の要部側断面図
【図5】パネルの平面図
【図6】保持枠の平面図
【図7】図6の要部正断面図
【図8】図7の要部側断面図
【図9】カバー枠の平面図
【図10】図9の要部正断面図
【図11】係止体の斜視図
【図12】係止体の保持枠に対する取付け状態を示す要
部切断斜視図
【図13】図12の要部断面図
【図14】ウェザストリップの平面図
【図15】図14の要部断面図
【図16】車体のルーフパネルの開口部のサンルーフリ
ッドによる閉塞状態を示す要部断面図
【図17】本発明の他の実施例の自動車のサンルーフリ
ッドの平面図
【図18】図17の分解斜視図
【図19】図17の要部正断面図
【図20】図19の要部側断面図
【図21】保持枠の平面図
【図22】図21の要部断面図
【図23】サイドブラケットの斜視図
【図24】係止体及びサイドブラケットの保持枠に対す
る取付け状態を示す要部切断斜視図
【図25】図24の要部断面図
【図26】図24の別位置の要部断面図
【図27】係止体の保持枠に対する取付け状態を示す要
部切断斜視図
【図28】図27の要部断面図
【図29】車体のルーフパネルの開口部のサンルーフリ
ッドによる閉塞状態を示す要部断面図
【図30】従来の自動車のサンルーフリッドの分解斜視
【図31】図30のサンルーフリッドの組立て状態を示
す要部断面図
【符号の説明】
1 パネル 2 ウェザストリップ 3 保持枠 4 係止溝 5 立上り壁 6 シール材 10 サンルーフリッド 11 パネル 12 保持枠 13 カバー枠 14 連結部 15 屈曲部 16 係止体 17 垂下壁 18 支持壁 19 ウェザストリップ 20 遮光マスク部 21 底壁 22 周壁 23 受け片 24 突条 25 貫通孔 26 フランジ 27 凸部 28 嵌合穴 29 貫通孔 30 支え片 31 凹溝 32 凹溝 33 ボルト 34 頭部 35 ウェザストリップ 36 シール材 37 シール材 38 ウェザストリップ 39 突片 40 覆壁 41 覆壁 42 周壁 43 平板 44 通孔 45 立上り壁 46 フック 47 リベット 48 シール材 49 嵌合壁 50 中空圧接部 51 水切片 52 凹溝 53 ルーフパネル 54 開口部 55 垂下片 56 サンルーフリッド 57 パネル 58 保持枠 59 カバー枠 60 連結部 61 屈曲部 62 係止体 63 垂下壁 64 サイドブラケット 65 ウェザストリップ 66 底壁 67 周壁 68 受け片 69 突条 70 貫通孔 71 通孔 72 ベースプレート 73 貫通孔 74 貫通孔 75 支持壁 76 フランジ 77 凸部 78 嵌合穴 79 貫通孔 80 支え片 81 凹溝 82 凹溝 83 リベット 84 リベット 85 リベット 86 ボルト 87 頭部 88 ウェザストリップ 89 シール材 90 シール材 91 ウェザストリップ 92 シール材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 パネルの周縁の下部に保持枠を配設する
    と共に、前記パネルの周縁の上部にカバー枠を配設し、
    前記保持枠の両端に連結部をそれぞれ形成し、前記カバ
    ー枠の両端寄りに互いに対峙する屈曲部をそれぞれ形成
    し、前記保持枠の上部に前記パネルの外周縁に沿って複
    数の係止体をそれぞれ配設し、前記カバー枠の下部に前
    記保持枠の外周縁に沿って前記係止体に係合する係合部
    を形成し、前記カバー枠の外周縁にウェザストリップを
    設けたことを特徴とする自動車のサンルーフリッド。
JP3180540A 1991-06-26 1991-06-26 自動車のサンルーフリツド Pending JPH054523A (ja)

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