JPH0545211B2 - - Google Patents

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JPH0545211B2
JPH0545211B2 JP60202975A JP20297585A JPH0545211B2 JP H0545211 B2 JPH0545211 B2 JP H0545211B2 JP 60202975 A JP60202975 A JP 60202975A JP 20297585 A JP20297585 A JP 20297585A JP H0545211 B2 JPH0545211 B2 JP H0545211B2
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JP
Japan
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far
irradiation unit
mounting table
infrared rays
processed
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JP60202975A
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JPS6261536A (ja
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Kyoma Hayashida
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 ≪発明の目的≫ <産業上の利用分野> 本発明はアジ、サバ、カマス等の干物等を製造
する場合に適した乾燥装置に関するものであつ
て、特に遠赤外線によつて乾燥処理を行う新規な
装置に係るものである。
<発明の背景> 魚類の保存加工を施された製品として干物があ
るが、このものは天火乾燥による以外は多くは乾
燥装置によつて乾燥がされている。このための乾
燥装置は、例えば開きの魚を敷き並べる蒸篭を多
段に積み上げて収納する乾燥室に対し、バーナに
よる加熱風を30〜45℃程度の温度で送り込むよう
にして乾燥を行うものである。ところで近時、食
品等の乾燥装置の加熱乾燥媒体として遠赤外線が
利用されつつあるが、比較的性状にバラつきのあ
る魚類を処理対象としたものは処理の困難性から
殆ど市場には存在していない。わずかに電力によ
つてニクロム線を加熱して遠赤外線を発生させる
装置の開発が試みられてはいるが、電力消費量等
のコスト面で多大な経費が予想され、順調に稼働
するには至つていない。
<解決を試みた技術的事項> このようなことから本発明はイニシアルコス
ト、ランニングコストそれぞれの面で実用に供す
ることができるように、基本的には加熱熱源とし
てガス等の火炎を利用して成る遠赤外線の発生装
置を適用した乾燥装置を提供しようとするもので
ある。
≪発明の構成≫ <目的達成の手段> 即ち本発明たる干物等の乾燥装置は、機枠に対
し通気性を有する被処理体の載置台を設け、この
載置台の上方には火炎を熱源とした遠赤外線の照
射ユニツトを設けるとともに、前記載置台とこの
照射ユニツトとの間には、照射ユニツトからの遠
赤外線のみを透過させるための耐熱ガラスから成
る遮熱板を設け、且つ前記遠赤外線の照射ユニツ
トと前記載置台とは相対的に接近離反できるよう
に構成したことを特徴として成るものであり、も
つて前記目的を達成しようとするものである。
<発明の作用> 干物として加工される開いた干物等の被処理体
は載置台に載せられ、この状態で遠赤外線の照射
を受ける。遠赤外線は照射ユニツトから放射さ
れ、耐熱ガラスから成る暑熱板を通過することが
でき、干物の加工に適した30℃〜40℃程度の温度
で被処理体を加熱する。
<実施例> 以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に
説明する。符号1は本発明たる乾燥装置であつ
て、このものは適宜の台形に形成した機枠Fに対
し、開き魚等の被処理体Aの載置台2と、その上
方における遮熱板3、及びその上方に設ける照射
ユニツト4とを設けて成る。まず載置台2につい
て説明すると、このものはいわゆるチエーンコン
ベヤ10を利用したものであり、機枠Fに対しほ
ぼ逆台形状に四カ所取り付けられた左右一対のス
プロケツト11に案内されて無端状の軌道を走行
する。このチエーンコンベヤ10はその左右両側
のチエーンに対し、これを連結するように適宜の
間隔で支持杆12を配設するとともに、更にその
支持杆12の上方に被処理体Aを直接載置する金
網13を張設する。なお因みに本実施例における
載置台2の主要部材であるチエーンコンベヤ10
の駆動系統について述べると、上方に設けられる
スプロケツト11のうちの一方に対しモータMと
無断変速機とを組み合わせて成る駆動ユニツト1
5とから駆動チエーン16を介して回転を伝達
し、例えば分速数10cm程度でチエーンコンベヤ1
0を駆動する。勿論、駆動ユニツト15の出力は
可変速であることが望ましく、このためには例え
ば減速機と可変速モータあるいは定速のモータと
無断変速機等の組み合わせを採用する。なお、こ
の載置台2についてはチエーンコンベヤ10を一
定方向に走行させて被処理体Aを移動させるほ
か、往復動させて被処理体Aの投入口と取出口と
を同じ位置としてももとより差し支えない。また
必ずしもこのようなチエーンコンベヤ10そのも
のに直接被処理体Aを載せるほか、チエーンコン
ベヤ10は、例えば被処理体Aを多数載置する蒸
篭を支持し得るような形状としておき、蒸篭に敷
き並べた状態のものをチエーンコンベヤ10等に
載置させて送り込むようにしてもよい。また載置
台2は単なる固定した台状部材であつてもよく、
これにいわゆるバツチ処理的に蒸篭をセツトし、
処理するようにしてももとより差し支えない。そ
してこの載置台2についてはその下面は例えばス
テンレス製の覆板17で覆うとともに、その両側
方は例えば透明なアクリル板等を適用した覆板1
8によつて覆われるものである。因みにアクリル
板を利用した覆板18の存在により加工途中にお
ける被処理体Aの観察が外部から容易に行い得
る。このような載置台2に対し、その上方には一
例として5mm程度の厚さの耐熱ガラスを利用した
遮熱板3が設けられる。因みにこの遮熱板3は、
被処理体Aを干物に加工するために不可欠なもの
であつて、後述する遠赤外線の照射ユニツト4か
ら輻射熱を遮り遠赤外線のみを取り出すためのも
のである。更にこのような遮熱板3の上方にはサ
ブフレームfに対し取り付けられる遠赤外線の照
射ユニツト4が配設される。即ちこの照射ユニツ
トは一例としてプロパンガスあるいは都市ガス等
のガスバーナ20を加熱熱源とするものであり、
このガスバーナ20は送風フアン19が送風を受
けるとともに、その火炎の照射方向前方に適宜導
炎管を設けて成る。この実施例ではガスバーナ2
0の出口側に一本の一次導炎管21を接続させる
とともに、更にその先端には導炎チヤンバ22を
設け、更にその導炎チヤンバ22の先端には一例
として三本に分裂した二次導炎管23を設ける。
このような装置によりガスバーナ20からの火炎
は一次導炎管21から導炎チヤンバ22を経て、
二次導炎管23に放射され、この二次導炎管23
において内部でほぼ300℃程度の温度にこれを加
熱する。そして主として二次導炎管23から遠赤
外線を発生する。勿論、他の部分からも当然遠赤
外線が発生することはいうまでもない。因みにこ
のような遠赤外線を発生させるために一次導炎管
21、導炎チヤンバ22、及び二次導炎管23に
はそれぞれその外周表面に特殊耐熱塗料を塗布し
て成る。このような二次導炎管23は更にその先
端側において排気チヤンバ24を介して排気ダク
ト25に導かれる。因みにこの実施例では以上述
べた遠赤外線の照射ユニツト4については絶後に
一対対称的に取り付けられて成る。そしてそれぞ
れの排気ダクト25はその排出側端部が載置台2
に対し導入され、前記下面及び側方の覆板17,
18と遮熱板3によつて形成されるトンネル状の
載置台2の収納室内に循環使用されるべく導入さ
れる。勿論この導入系路途中には一例としてシロ
ツコフアンを用いた送風器26を設ける。このよ
うな照射ユニツト4と載置台2との関連において
特徴的な構成として両者を接近離反自在に構成す
る。この実施例では一例として照射ユニツト4を
支持したサブフレームfを機枠Fに対して比較的
脚高の高いボルト28によつて取り付けるように
し、このボルト28に螺合させたナツト29の位
置によつてサブフレームfの設置高さを調節する
ようにしたものである。勿論このような調整は例
えばスパイラルシヤフトを適宜ハンドル等で操作
してその高さを調節したり、あるいはパンタグラ
フ状の昇降機構、その他適宜の昇降機構によつて
より簡単な操作で昇降できるようにする機構をと
り得る。更にこれら照射ユニツト4についてもそ
の上方から側面にかけて、これを覆うような覆板
30を設ける。
本発明は以上述べたような具体的な機構を有す
るものであり、これによつて干物等の乾燥を次の
ようにして行う。まず準備段階において照射ユニ
ツト4における一次導炎管21から二次導炎管2
3までを充分に加熱する。一方、これと同時に送
風器26についてもこれを同時にあるいは一定時
間遅らせて運転を開始し、ガスバーナ20の排気
を載置台2側に導入するように図る。このような
ガスバーナ20による加熱を受けて一次導炎管2
1から二次導炎管23に至る間の内部が例えば
300℃程度に加熱されて、その周囲から遠赤外線
を発生するとともに、その周辺温度も百数10℃の
温度に加熱する。このような充分な準備が整つた
後、載置台2におけるチエーンコンベヤ10の金
網13上に被処理体Aを順次敷き並べながらこれ
を走行させる。このようにしたときには遠赤外線
の照射ユニツトにおける導炎管23から放射され
る遠赤外線以外の輻射熱成分は遮熱板3によつて
吸収または反射されて被処理体Aには到達せず、
従つて被処理体には干物の加工に丁度よい35℃〜
40℃程度の温度条件で遠赤外線のみが照射され
る。周知のとおり遠赤外線は魚肉内部への浸透効
果が高く、いわゆる上乾き状態とすることなく、
魚肉内部からも水分の蒸発を促し、好ましい処理
を行うことができるのである。なおこの作業にあ
たつては遠赤外線の吸収がされやすいように開き
にした魚体の魚肉側が上方になるように載置台2
に載せる(魚皮側は遠赤外線の透過が妨げられが
ちになる)。因みにこの遮熱板3を設けないとき
には百数10℃以上の温度雰囲気での加熱がされる
から、干物加工ではなく、いわゆる焼魚の加工が
されてしまうのである。もとよりこの際にガスバ
ーナ20の排気熱風も送風器26を通つてトンネ
ル上に囲まれた載置台に送り込まれるから、この
温風によつても加熱が促進されるのである。そし
て被処理体Aの性状に応じてより協力な乾燥を図
る必要がある場合には照射ユニツト4と載置台2
とを接近させてその作業を行う。勿論これらの操
作にあたつては適宜載置台2の付近の温度、湿
度、数量等をセンサにより検出し、その検出デー
タによつてあらかじめ割り出された制御数値に応
じてガスバーナ20の出力、送風器26の送風量
及び載置台2と照射ユニツト4との相対的な間隔
等を自動的に調節し得ることももとより可能であ
る。また本実施例のように照射ユニツト4が前後
に二基設けられている際に、それぞれの位置にお
いて照射ユニツト4と載置台2との間の相対的な
距離を異ならせるようにしてより優れた乾燥状態
を得ることももとより可能となる。
≪発明の効果≫ 以上述べたように本発明にあつてはガスバーナ
20等の火炎を熱源として遠赤外線を発生させる
ようにしたものであり、より経済的な乾燥工程と
することができる。また遠赤外線の照射ユニツト
4と被処理体Aとは、被処理体Aの性状すなわち
魚種、あるいは同一魚種の場合でもその大きさ、
肉厚、乾燥状態、塩加減等によつて最適な照射距
離が設定できるものであり、優れた風味を呈する
製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明たる干物等の乾燥装置の斜視
図、第2図は同上側面図、第3図は同上平面図、
第4図は第3図−線における断面図、第5図
は照射ユニツト4の取付高さの調節機構を示す拡
大正面図である。 1;乾燥装置、2;載置台、3;遮熱板、4;
照射ユニツト、10;チエーンコンベヤ、11;
スプロケツト、12;支持杆、13;金網、1
5;駆動ユニツト、16;駆動チエーン、17,
18;覆板、19;送風フアン、20;ガスバー
ナ、21;一次導炎管、22;導炎チヤンバ、2
3;二次導炎管、24;排気チヤンバ、25;排
気ダクト、26;送風器、28;ボルト、29;
ナツト、30;覆板、A;被処理体、F;機枠、
f;サブフレーム、M;モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機枠に対し通気性を有する被処理体の載置台
    を設け、この載置台の上方には火炎を熱源とした
    遠赤外線の照射ユニツトを設けるとともに、前記
    載置台とこの照射ユニツトとの間には、照射ユニ
    ツトからの遠赤外線のみを透過させるための耐熱
    ガラスから成る遮熱板を設け、且つ前記遠赤外線
    の照射ユニツトと前記載置台とは相対的に接近離
    反できるように構成したことを特徴とする干物等
    の乾燥装置。 2 前記被処理体の載置台と遠赤外線の照射ユニ
    ツトとはそれぞれトンネル状に覆板で覆われ、且
    つ載置台に対しては遠赤外線の照射ユニツトから
    の排気ガスを導入するようにしたことを特徴とす
    る前記特許請求の範囲第1項記載の干物等の乾燥
    装置。
JP60202975A 1985-09-13 1985-09-13 干物等の乾燥装置 Granted JPS6261536A (ja)

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JP60202975A JPS6261536A (ja) 1985-09-13 1985-09-13 干物等の乾燥装置

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JPS6261536A JPS6261536A (ja) 1987-03-18
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JPH01215255A (ja) * 1988-02-23 1989-08-29 Aizawa Seisakusho:Kk おつまみコンニャクの製造法並にその製造装置
KR101251971B1 (ko) * 2009-09-25 2013-04-11 임길웅 원적외선 세라믹히터를 이용한 농수산물 건조기
CN107969470A (zh) * 2017-10-30 2018-05-01 宁波渔山小鲜水产有限公司 鱼干烘干装置

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