JPH0545203U - 圧力補償弁 - Google Patents

圧力補償弁

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JPH0545203U
JPH0545203U JP10245191U JP10245191U JPH0545203U JP H0545203 U JPH0545203 U JP H0545203U JP 10245191 U JP10245191 U JP 10245191U JP 10245191 U JP10245191 U JP 10245191U JP H0545203 U JPH0545203 U JP H0545203U
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JP
Japan
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pressure
port
valve
spool
pressure chamber
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JP10245191U
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English (en)
Inventor
和義 石浜
和則 池井
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シャトル弁を用いる必要がない圧力補償弁
で、しかも余分にポートを形成しなくともよくする。 【構成】 弁本体1の一側孔2に入口ポート4と出口ポ
ート5を連通、遮断する弁6を設けてチェック弁部9と
し、前記弁本体1の他側孔3に第1・第2・第3ポート
10,11,12を形成し、その他側孔3に第2ポート
11と第3ポート12を連通・遮断するスプール13を
嵌挿して第1圧力室14と第2圧力室15を構成し、そ
のスプール13をばね16で押して押杆18を弁6に当
接し、その他側孔3を閉塞するユニオン16に第3ポー
ト12に開口する透孔53を形成したもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに流量分配し て供給する油圧回路等に用いられる圧力補償弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに供給すると、負荷圧の 低いアクチュエータにのみ圧油が供給されてしまうので、例えば特開昭60−1 1706号公報に示す油圧回路が知られている。すなわち各アクチュエータに接 続した方向制御弁の入口側に圧力補償弁をそれぞれ設け、各圧力補償弁を各アク チュエータの負荷圧における最も高い負荷圧でセットし、異なる負荷圧の複数の アクチュエータに油圧ポンプの吐出圧油を流量分配して供給できるようにした油 圧回路である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる油圧回路に用いる圧力補償弁は高圧側圧力室と低圧側圧力室の圧力差及 び入口圧力と出口圧力の圧力差によって出力圧を制御する構造であるから、低圧 側圧力室に最も高い負荷圧を導入する必要があり、このために各アクチュエータ の負荷圧を比較するシャトル弁が必要となる。
【0004】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした圧力補償弁を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
弁本体1の一側孔2に入口ポート4と出口ポート5を連通・遮断する弁6を設 けてチェック弁部9とし、前記弁本体1に、第1ポート10に連通した第1圧力 室14の圧力で第2ポート11と第3ポート12を連通し、第3ポート12に連 通した第2圧力室15の圧力で第2ポート11と第3ポート12を遮断するスプ ール13を設けて減圧弁部21とし、前記スプール13をばね17で第2ポート 11と第2ポート12を遮断する方向に押して前記弁6に当接し、前記他側孔3 を閉塞するユニオン16に第3ポート12に開口した透孔53を形成した圧力補 償弁。
【0006】
【作 用】
第1圧力室14の圧力が第2圧力室15の圧力よりも高い時にはスプール13 が弁6より離れて入口ポート4の圧力と出口ポート5の圧力が等しくなると共に 、第1圧力室14の圧力と第2圧力室15の圧力が等しくなり、第1圧力室14 の圧力が第2圧力室15の圧力よりも低い時にはスプール13で弁6が遮断方向 に押されて出口ポート5の圧力が入口ポート4の圧力よりも第2圧力室15と第 1圧力室14の圧力差だけ低くなるから、負荷圧の異なるアクチュエータの入口 側に設けることでシャトル弁を用いずに各アクチュエータ1つの油圧ポンプの吐 出圧油に流量分配して供給できる。しかもユニオン16の透孔53で第3ポート 12に制御圧を供給できて弁本体1に第3ポート12に制御圧を供給するポート を形成する必要がない。
【0007】
【実 施 例】
図1に示すように、弁本体1には一側孔2と他側孔3が相対向して形成され、 その一側孔2には入口ポート4と出口ポート5が形成してあると共に、弁6が嵌 挿され、その弁6はプラグ7に設けたストッパ杆8で図示位置より左方に摺動し ないように規制されてチェック弁部9を構成している。 前記他側孔3には第1・第2・第3ポート10,11,12が形成されている と共に、スプール13が嵌挿されて第1ポート10に開口した第1圧力室14と 第3ポート12に開口した第2圧力室15を構成し、そのスプール13はユニオ ン16との間に設けたばね17で左方に押されてスプール13に一体的に設けた 押杆18が透孔19より突出して前記弁6をストッパ杆8に当接しかつ各ポート を遮断し、第1圧力室14内の圧力でスプール13が右方に摺動すると切欠き2 0で第2ポート11と第3ポート12を連通するようになって減圧弁部21を構 成している。 前記入口ポート4と第2ポート11は油圧ポンプ22のポンプ吐出路23に接 続してポンプ吐出圧が供給され、出口ポート5に供給路24が接続し、第1ポー ト10が負荷圧導入路25に接続して第1制御圧が供給され、第3ポート12が 前記ユニオン16を経て負荷圧検出路26に接続して第2制御圧が供給される。 すなわち、ユニオン16は、本体50の一側に取付用ネジ部51が形成され、本 体50の他側に配管取付用ネジ部52が形成され、軸心に透孔53が形成してあ り、その取付用ネジ部51を弁本体1の他側孔3のネジ部3aにネシ合いして取 付けてシール材54で、シール、配管取付用ネジ部52に配管55を取付けて負 荷圧検出路26を第2圧力室15に接続している。
【0008】 次に作動を説明する。 油圧ポンプ22のポンプ吐出圧が低圧で負荷圧導入路25、負荷圧検出路26 の圧力がゼロの時には弁6、スプール13が図1に示す位置となって供給路24 の圧力で弁6が摺動して出口ポート5と入口ポート4が遮断して逆流を防止する 。 油圧ポンプ22のポンプ吐出圧が高くなると図2のように弁6が押されて入口 ポート4と出口ポート5が連通して出口ポート5より供給路24に供給され、図 3に示すようにストロークエンドまで弁6が摺動すると第2ポート11と第3ポ ート12が連通する。 図2の状態で第1制御圧が第2制御圧より高い場合にはスプール13が右方に 押されて第2ポート11が切欠き20で第3ポート12に連通して第3ポート1 2の圧力、つまり第2制御圧は第1制御圧に見合う圧力となり、ポンプ吐出圧と 供給路24の供給圧は等しくなる。 図2の状態で第2制御弁が第1制御圧より高い場合にはスプール13が左方に 押されて第2ポート11と第3ポート12が遮断し、押杆18で弁6を入口ポー ト4と出口ポート5を遮断する方向に押すので入口ポート4と出口ポート5の開 口面積が小さくなって供給圧がポンプ吐出圧より低くなる。
【0009】 このように、減圧弁部21の第1圧力室14に供給される第1制御圧が第2圧 力室15に供給される第2制御圧よりも高い時にはポンプ吐出圧が減圧されて第 3ポート12の圧力(第2制御圧)が第1ポート10の圧力(第1制御圧)と同 一となると共に、入口ポート4の圧力(ポンプ吐出圧)と出口ポート5の圧力( 供給圧)が同一となる。例えばポンプ吐出圧120kg/cm2 、第1制御圧1 00kg/cm2 の時には第2制御圧100kg/cm2 、供給圧120kg/ cm2 となる。 同様に第1制御圧よりも第2制御圧が高い場合には第2ポート11と第3ポー ト12が連通せずにポンプ吐出圧が第3ポート12に供給されないと共に、弁6 により入口ポート4と出口ポート5の開口面積が減少して供給圧はポート吐出圧 よりも第2制御圧と第1制御圧の差圧分だけ低くなる。例えば、ポンプ吐出圧1 20kg/cm2 、第1制御圧10kg/cm2 、第2制御圧100kg/cm 2 の時には供給圧30kg/cm2 となる。
【0010】 以上の様であるから、1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに 供給する油圧回路において、供給路24を方向制御弁の入口ポートに接続し、負 荷圧導入路25に自己のアクチュエータの負荷圧を導入し、負荷圧検出路26を 各圧力補償弁毎に連通すれば、従来と同様に各アクチュエータに流量分配して供 給できる。また、弁本体1の他側孔3を閉塞するユニオン16を利用して負荷圧 検出路26を第3ポート12に連通したから、弁本体1に第3ポート12に負荷 圧を導びくポートを設ける必要がなく、加工や油圧システムの場積上有利でシス テム全体の構造も簡単となる。
【0011】 図4は第2実施例を示し、スプール13の盲穴30にピストン31を嵌挿し、 このピストン31を弱いばね17でユニオン16に押しつけ、そのばね室32を 孔33で第2ポート11に連通してある。この場合にはユニオン16の透孔53 を2又状としてピストン31によって透孔53が閉塞されないようにしてある。 かかる構成であればスプール13の第2圧力室15の受圧面積を減少して第1 圧力室14の受圧面積と同一にできるし、ピストン31の径を変えることで第1 圧力室14と第2圧力室15の受圧面積差を変更して流量分配機能の精度を任意 に調整できる。 すなわち、押杆18が弁6に当接して圧力補償機能を有するとき、チェック弁 部9の弁6及び減圧弁部21のスプール13に作用する圧力の受圧面積をすべて 等しくし、アクチュエータへの供給流量をねらい値に等しくさせることができる 。 しかし、慣性体のハンチング防止対策時のように、アクチュエータへの供給流 量をねらい値に対し多くする必要がでてくる。この時はピストン31の径を小さ くし、前記チェック弁部及び減圧弁部の各受圧面積を変えることができ、結果と して、アクチュエータへの供給流量をねらい値に対し変えることができるから慣 性体を動かすアクチュエータのハンチング防止を可能とする。
【0012】 図5は第3実施例を示し、スプール13に第2ポート11と第3ポート12を 連通するための絞り40を形成し、油圧ポンプ22のポンプ吐出圧を絞り40を 通して第3ポート12に供給するようにしてある。 このようにすれば、第2ポート11と第3ポート12が連通した時にポンプ吐 出圧が減圧して第3ポート12に供給されるので、例えば図6のように負荷圧検 出路26にリリーフ弁41を設けてもポンプ吐出圧を保持できる。
【0013】 図6は圧力補償弁を用いた油圧回路の一例を示し、42は方向制御弁、43は アクチュエータ、44はポンプ容量制御弁である。
【0014】
【考案の効果】
第1圧力室14の圧力が第2圧力室15の圧力よりも高い時にはスプール13 が弁6より離れて入口ポート4の圧力と出口ポート5の圧力が等しくなると共に 、第1圧力室14の圧力と第2圧力室15の圧力が等しくなり、第1圧力室14 の圧力が第2圧力室15の圧力よりも低い時にはスプール13で弁6が遮断方向 に押されて出口ポート5の圧力が入口ポート4の圧力よりも第2圧力室15と第 1圧力室14の圧力差だけ低くなる。 このようであるから、この圧力補償弁を油圧ポンプの吐出圧油を複数のアクチ ュエータに供給する油圧回路に設けることでシャトル弁を用いずに1つの油圧ポ ンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに流量分配して供給できる。 また、ユニオン16の透孔53で制御圧を第3ポート12に供給できるから弁 本体1に第3ポート12に制御圧を供給するポートを形成する必要がなく、加工 が簡単となるし、油圧システム全体の場積を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力補償弁の第1実施例を示す断面図である。
【図2】圧力補償弁の動作説明図である。
【図3】圧力補償弁の動作説明図である。
【図4】圧力補償弁の第2実施例を示す断面図である。
【図5】圧力補償弁の第3実施例を示す断面図である。
【図6】圧力補償弁を備えた油圧回路図である。
【符号の説明】
1…弁本体、4…入口ポート、5…出口ポート、6…
弁、9…チェック弁、10…第1ポート、11…第2ポ
ート、12…第3ポート、13…スプール、14…第1
圧力室、15…第2圧力室、16…ユニオン、17…ば
ね、21…減圧弁部、53…透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体1の一側孔2に入口ポート4と出
    口ポート5を連通・遮断する弁6を設けてチェック弁部
    9とし、前記弁本体1の他側孔3に、第1ポート10に
    連通した第1圧力室14の圧力で第2ポート11と第3
    ポート12を連通し、第3ポート12に連通した第2圧
    力室15の圧力で第2ポート11と第3ポート12を遮
    断するスプール13を設けて減圧弁部21とし、 前記スプール13をばね17で第2ポート11と第3ポ
    ート12を遮断する方向に押して前記弁6に当接し、前
    記他側孔3を閉塞するユニオン16に第3ポート12に
    開口した透孔53を形成したことを特徴とする圧力補償
    弁。
JP10245191U 1991-11-18 1991-11-18 圧力補償弁 Pending JPH0545203U (ja)

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