JPH0545059Y2 - - Google Patents

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JPH0545059Y2
JPH0545059Y2 JP13145886U JP13145886U JPH0545059Y2 JP H0545059 Y2 JPH0545059 Y2 JP H0545059Y2 JP 13145886 U JP13145886 U JP 13145886U JP 13145886 U JP13145886 U JP 13145886U JP H0545059 Y2 JPH0545059 Y2 JP H0545059Y2
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copper wire
enamel
arm holder
peeling
stopper
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、各種電気機器の部品や素子等に半田
付け、ロー付け、ビス止め等によつて接続するに
際してエナメル銅線の表面に焼付けられたエナメ
ル被覆を剥離除去するエナメル銅線剥離機に関す
る。
〈従来の技術〉 エナメル銅線端部のエナメル被覆を除去する
に、従来では小刀やサンドペーパー等によつてエ
ナメル被覆を削り取つたり、あるいはエナメル銅
線の先端部をエナメル除去剤に浸しその後エナメ
ル被覆とともに除去剤を布等により拭い取つてい
た。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、比較的素線径の小さなエナメル銅線の
エナメル被覆を小刀やサンドペーパー等によつて
削り取る作業は煩雑で効率の悪いものであり、ま
た小刀によつて削り取る場合誤つて銅線部分を切
断してしまうこともあつた。そこでエナメル除去
剤を用いてエナメル被覆を除去することも行われ
ているが、除去剤がエナメル銅線の剥離部分に残
存付着しているとハンダ付け作業時ハンダののり
が悪く、除去剤を残さずきれいに拭い取らなけれ
ばならず、作業性に欠ける問題があつた。また、
複数本のエナメル銅線を撚り結束して電気部品等
に接続する場合、撚る前に予めエナメル銅線先端
部のエナメル被覆部分を上述した方法により取除
き、その後剥離した銅線部分を撚る非効率的なも
のであつた。
本考案はかかる実情に鑑み、エナメル銅線のエ
ナメル被覆を簡単な操作で迅速に剥離させ得るよ
うにすることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本考案の構成を実施
例に対応する第1図〜第6図を用いて説明する
と、本考案にかかるエナメル銅線剥離機は、モー
ター2に連動連結された回転自在なアームホルダ
ー7の周壁部に略等間隔に配設され、該アームホ
ルダー7に対して揺動自在にピン11枢支された
複数本の揺動アーム10の先端部にそれぞれ連設
され、該アームホルダー7の回転遠心力によつて
求心方向に移行するように構成されているエナメ
ル剥離片14を有し、これらのエナメル剥離片1
4……間に位置したエナメル銅線Aの表面に焼付
けられたエナメル被覆bを剥離させるべく、前記
揺動アーム10に接当して該アームホルダー7の
求心方向への移行量を調整するストツパー16を
前記アームホルダー7の遊端面に回転軸芯と同芯
状に施設された螺子孔13に出退移動調節自在に
設けるとともに、エナメル銅線Aを挿入して該エ
ナメル銅線Aの先端に接当する受止め具18を前
記ストツパー16に穿設されたねじ孔19に対し
て出退移動調節自在に設けたものである。
〈作用〉 このような構成を有する本考案に係るエナメル
銅線剥離機によれば、エナメル被覆の剥離予定長
さに応じて予め受止め具を出退調節しておき、エ
ナメル銅線の先端が前記受止め具の端面に接当す
る位置(深さ)まで挿入する。そして前記モータ
ーを介して回転部材を駆動回転させてその回転遠
心力によつて求心方向に移行する複数個のアーム
ホルダーをストツパーに接当作用させ、該アーム
ホルダーの先端部に連設したエナメル剥離片をエ
ナメル銅線の表面に摺接させ、この状態でエナメ
ル銅線の長手方向に引抜き移動操作することによ
り、エナメル銅線表面のエナメル被覆を剥離させ
るのである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示したも
ので、エナメル銅線剥離機の本体構造は、一端に
エアー送風口1aを有する円筒状のケース1内に
内装したエアーモーター2の駆動回転軸3を軸固
定体4及びベアリング5を介して回転のみ自在に
支承させ、前記エアーモーター2の回転及び回転
停止用の操作レバー6を前記カバー1の基端部に
設けるとともに前記回転軸3の先端部に一体回転
可能に駆動回転部材の一例であるアームホルダー
7をベアリング8及びロツクボルト9を介して該
回転軸3と同芯状に固定連結させてある。該アー
ムホルダー7には、その先端近傍位置と、中間位
置とに、正面視(回転軸芯方向視)略角U字形の
切込み7a……,7b……が略120°角位相させた
等間隔位置に形成されている環状部材7A,7B
がそれぞれ固定されていて、先端部にエナメル剥
離片14が基端側に重錐部10aが連設されてい
るアーム10が、前記先端側環状部材7Aの前記
U字形の各切込み部7a……に枢支ピン11によ
つて揺動自在に枢支されている構造とされてい
る。
該アーム10は、該アーム10と前記アームホ
ルダー7との間に介装されているスプリング12
によつて前記エナメル剥離片14側が常時開き姿
勢となるように付勢されている。
而して、前記アームホルダー7の遊端面側に
は、回転軸芯と同芯状に雌螺子孔13が形成さ
れ、該雌螺子孔13に出退自在に、かつ、ロツク
ナツト15により固定自在としたボルト状のスト
ツパー16が螺合されるとともに、該ストツパー
16に穿設されたねじ孔19に対してエナメル銅
線Aの先端部を接当させてエナメル被覆の剥離予
定長さ(エナメル銅線の先端部から剥離片の作用
点Xまでの距離)を調節する受止め具18を出退
移動調節自在に螺着してある。そしてこれらアー
ムホルダー7……、アーム10……、ストツパー
16等を内装すべく、一端の中央部分内方側ほど
小径としたテーパー状のエナメル銅線挿入案内口
17Aを形成した筒状キヤツプ17が前記円筒状
ケーシング1の先端側の外周面に形成したねじ部
に着脱自在に螺着してある。
前記ストツパー16は、内装させた受止め具1
8の移動操作を容易に行えるように透明のアクリ
ル等により樹脂成形するとともに、外周面に刻設
したねじ16aのリード角を小さく形成して前記
揺動アーム10の揺動規制操作の微調節が行える
ように構成してある。
上記の如く構成されたエナメル銅線剥離機は、
モーター2の回転に伴つてエナメル剥離片1視が
求心方向に移行し時点で該エナメル剥離片14の
剥離作用面14aとアームホルダー7の回転軸芯
Xとの距離をエナメル銅線Aの裸電線aの半径と
略等しくなるようにストツパー16を出退調節す
るとともに、前記受止め具18をエナメル被覆の
剥離予定長さに応じて出退移動調節し、そして、
作動者が片手で円筒状ケーシング1を握持し、
(または固定台に固定されたエナメル銅線剥離機
に)他方の手でエナメル銅線Aの先端部を前記案
内口17Aより前記受止め具18の端面に接当す
るまでに挿入するとともに、レバー6の操作によ
りエアーモーター2を回転作動させてアームホル
ダー7を駆動回転させる。そしてエナメル剥離片
14をエナメル銅線Aのエナメル被覆bに摺接さ
せ、この状態でエナメル銅線Aを引抜き移動する
ことによつてエナメル被覆bを剥離させるのであ
る。
なお、上記実施例においては単線のエナメル銅
線Aのエナメル被覆bを剥離する状態について説
明したが、複数本のエナメル銅線Aを撚り結束し
て、結束部分cのエナメル被覆bを剥離させる場
合は、第7図イに示すように、エナメル剥離片1
4の剥離作用面14aをエナメル銅線Aの裸電線
部分aに接当するようにストツパー16を出退調
節し、束ねたエナメル銅線Aを上述した如く案内
口17Aより挿入し、モーター2を駆動作動させ
ながらエナメル銅線Aを引抜くことによつて第7
図ロに示したように撚り結束とエナメル被覆bの
剥離作業とを同時に行えることができるのであ
る。
〈別実施例〉 第8図に示す実施例は、エナメル銅線A端部を
接当させる受止め具18をストツパー16の頭部
側より螺着してエナメル被覆の剥離設定をホルダ
ーー7からストツパー16を取外すことなく行え
るように構成してある。
なお、本考案にいうモーター2は電動モーター
であつてもよいことは言うまでもない。
さらに、本考案のエナメル銅線剥離機は、電気
用軟銅線の表面にポリビニルホルマールを主体と
する絶縁塗料を一様に焼付けたいわゆるホルマー
ル銅線のホルマール被覆の剥離機としても適用で
きる。
〈考案の効果〉 以上詳述したことからも明らかなように、本考
案によるエナメル銅線剥離機は、単線のエナメル
銅線のエナメル被覆の剥離作業、或いは複数本の
エナメル銅線の撚り結束と結束部分のエナメル剥
離作業に応じてストツパーを設定固定しその後受
止め具端面に接当させるようにエナメル銅線の先
端部を案内口から挿入し、レバー操作とともにエ
ナメル銅線を引抜くことにより簡単にかつ迅速に
エナメル被覆の剥離作業を行うことができ、特に
数多くの剥離作業においては作業効率の優れたも
のとなし得た。
さらに、受止め具を移動調節させることによつ
て剥離長さを作業者の勘と経験にたよることな
く、常に均質の剥離作業を行うことができ、作業
能率を飛躍的に向上させることができるという顕
著な効果を期待することができるに至つたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案に係る実施例を示し、
第1図および第2図は一部切除した要部の斜視
図、第3図は要部の縦断側面図、第4図は一部中
央縦断側面図、第5図および第6図は要部の拡大
断面図、第7図イは剥離片の作用説明図、第7図
ロは撚り結束及び剥離処理したエナメル銅線の部
分側面図、第8図は別実施例を示す要部の縦断側
面図である。 2……モーター、7……アームホルダー、10
……揺動アーム、11……ピン、14……エナメ
ル剥離片、16……ストツパー、18……受止め
具、19……ねじ孔、A……エナメル銅線、b…
…エナメル被覆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モーター2に連動連結された回転自在なアーム
    ホルダー7の周壁部に略等間隔に配設され、該ア
    ームホルダー7に対して揺動自在にピン11枢支
    された複数本の揺動アーム10の先端部にそれぞ
    れ連設され、該アームホルダー7の回転遠心力に
    よつて求心方向に移行するように構成されている
    エナメル剥離片14を有し、これらのエナメル剥
    離片14……間に位置したエナメル銅線Aの表面
    に焼付けられたエナメル被覆bを剥離させるべ
    く、前記揺動アーム10に接当して該アームホル
    ダー7の求心方向への移行量を調整するストツパ
    ー16を前記アームホルダー7の遊端面に回転軸
    芯と同芯状に施設された螺子孔13に出退移動調
    節自在に設けるとともに、エナメル銅線Aを挿入
    して該エナメル銅線Aの先端に接当する受止め具
    18を前記ストツパー16に穿設されたねじ孔1
    9に対して出退移動調節自在に設けてあるエナメ
    ル銅線剥離機。
JP13145886U 1986-08-28 1986-08-28 Expired - Lifetime JPH0545059Y2 (ja)

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JP13145886U JPH0545059Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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JP13145886U JPH0545059Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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JPS6340113U JPS6340113U (ja) 1988-03-15
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