JPH0739294Y2 - 同軸ケーブルの接続端末処理工具 - Google Patents

同軸ケーブルの接続端末処理工具

Info

Publication number
JPH0739294Y2
JPH0739294Y2 JP4907993U JP4907993U JPH0739294Y2 JP H0739294 Y2 JPH0739294 Y2 JP H0739294Y2 JP 4907993 U JP4907993 U JP 4907993U JP 4907993 U JP4907993 U JP 4907993U JP H0739294 Y2 JPH0739294 Y2 JP H0739294Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial cable
substrate
conduction hole
window
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4907993U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0720020U (ja
Inventor
鈴木健司
富内誠
Original Assignee
イワブチ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イワブチ株式会社 filed Critical イワブチ株式会社
Priority to JP4907993U priority Critical patent/JPH0739294Y2/ja
Publication of JPH0720020U publication Critical patent/JPH0720020U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0739294Y2 publication Critical patent/JPH0739294Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、同軸ケーブル端末にコ
ネクターを接続するに際し、両者の組付けが容易かつ確
実に行えるように、ケーブルの端末を処理加工するため
に用いる同軸ケーブルの接続端末処理工具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平3−226213号公報
所載の構造のものがある。
【0003】この従来構造のものは、工具本体に窓口を
設け、該窓口と工具本体の先端との間に同軸ケーブルの
外径とほぼ一致する内径を備えた第一導通孔を設け、該
第一導通孔の前記窓口側の端部にカッター刃を設けて同
軸ケーブルの外被をむき取るようにする一方、工具本体
の後端には工具本体を出し入れするガイドバーを介して
支持板を連設し、この支持板に前記第一導通孔の軸線の
延長上にしてドリル状の固定刃を設け、該固定刃を挿通
する貫通孔を前記工具本体に設け、固定刃には同軸ケー
ブルの中心導体を挿通する第二導通孔を設けた構造のも
のがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記の従来例は、同軸
ケーブルの端末の外被削り取り等の際に工具全体を回動
させる必要があるが、工具本体が円柱状で構成してある
ため、同作業を手作業で行うには、工具表面と手の摩擦
力を利用して行うので、強い握力を必要とし、作業者に
大きな負担となっていること、また、ドリル状の固定刃
をカッター刃方向に前進させて同軸ケーブルの内部絶縁
体をかき取る構造になっているので、同軸ケーブルの中
心導体と固定刃に設けた第二導通孔への位置合わせ、即
ち、芯出しが難しい欠点がある。
【0005】本考案は斯様な欠点に着目して案出したも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】長方形状の板体で基板を
構成し、該基板の中間部に第一窓口、後端部寄りに第二
窓口をそれぞれ設け、第一窓口と基板の先端との間に、
同軸ケーブルの外径とほぼ一致する内径を備えた第一導
通孔を設け、該第一導通孔の前記第一窓口側の端部にカ
ッターを第一導通孔の接線方向にして前記基板に固着し
て、刃先を前記同軸ケーブルの外被の肉厚相当分前記第
一導通孔内にのぞかせると共に、第一導通孔の軸線の延
長線上には前記同軸ケーブルの外部導体の内径と一致す
る外径を有したドリル状の固定刃を配し、該固定刃の基
部を前記基板に固着し、その先端側を前記カッター刃先
の近傍に位置させ、該固定刃に前記軸線の延長上にして
同軸ケーブルの中心導体の外径とほぼ一致する内径を有
する第二導通孔を設け、該第二導通孔によって第一、第
二の窓口を連通させた構成とする。
【0007】
【実施例】図面は本考案にかかる同軸ケーブルの接続端
末処理工具A(以下工具Aと称す。)の一実施例を示
し、図1は一部欠截正面図、図2は図1のa−a線断面
図、図3は同b−b線断面図、図4は同軸ケーブルの一
部欠截正面図である。
【0008】図中1は長方形状の板体で構成した基板、
2は基板1の中間部に設けた第一窓口、3は基板1の後
端寄りに基板1の後端部1bを残して設けた第二窓口で
ある。
【0009】また、4は、第一窓口2と基板1の先端1
aの間にして基板1に設けた第一導通孔で、第一導通孔
4は、同軸ケーブル80の外径とほぼ一致する内径を備
え、この第一導通孔4の前記第一窓口2側の端部にカッ
ター5を配設してある。
【0010】カッター5は、前記基板1の片面に設けた
溝6に係合してねじ7で基板1に止着したもので、該カ
ッター5の刃先8を、同軸ケーブル80の外被81の肉
厚相当分前記第一導通孔4にのぞかせてある。
【0011】なお、刃先8は、切り込み刃とかき取り刃
とで構成し、切り込み刃が外被81に斜めに切り込むと
同時にかき取り刃により該外被81を連続的に螺旋状に
はぎ取り、これにより、外部導体83が露出させるよう
になっている。
【0012】また、基板1は上記構成であるから、該基
板1の幅(カッター取付け面の幅)は従来の円柱形工具
の外径寸法と同様にして、その厚みを前記幅の1/2以
下の平板体とすることができる。
【0013】9はドリル状の固定刃で、固定刃9は前記
第一窓口2の前記第一導通孔4側の縁部4aに相対する
他の縁部4b側にして基板1に設けた係合孔10に基部
側を係合し、基板1の側縁から螺合した固定螺子11で
締付けて基板1に組付け固着して、前記第一導通孔4の
軸線の延長上に配したもので、先端9aをカッター刃先
8の近傍に位置させると共に、前記軸線の延長上に第二
導通孔12を設けてある。
【0014】第二導通孔12は第一、第二の各窓口2,
3を連通すると共に、同軸ケーブル80の中心導体82
の外径とほぼ一致する内径を備えたものである。
【0015】なお、図中13はコネクターを同軸ケーブ
ル80の端末に装着した際に、該コネクターに同軸ケー
ブル80の端末の所定寸法部分が確実に挿入されたこと
を確認するためのマーカー手段で、該マーカー手段13
は、第一導通孔4の基板1の側縁から該第一導通孔4の
軸芯に直交する線上に出し入れ自在に位置するピン14
と、該ピン14が通常は基部側が基板1から突出し、そ
の突出した寸法分だけ先端部が第一導通孔4寄りに内側
に引っ込んだ状態に位置するよう付勢する、該ピンの先
端部側に設けたばね手段15とからなり、瓶14の前記
突出部を手で押すと、その先端側が逆に第一導通孔4内
にその分だけ突出し、この状態で工具Aを回転させると
ケーブル外被にマークが付くのである。
【0016】しかして、工具Aの使用方法を説明する
と、まず、予め別途切断工具(図示せず)により、中心
導体82のみを残して同軸ケーブル80の外被81、外
部導体83及び内部絶縁体84を切り取り、ケーブル先
端から中心導体82を適宜長さ突出させた状態にした同
軸ケーブル80の該先端部を工具Aの第一導通孔4に挿
入し、同軸ケーブル80の先端に突出している中心導体
82を該第一導通孔の軸線延長上にある固定刃9に設け
た第二導通孔に狭挿させ、同軸ケーブル80の外被81
を第一導通孔4の第一窓口2側の端部に配設したカッタ
ー5の第一導通孔4にのぞかせた刃先8に押付けながら
工具Aを回転させていくと、カッター5が外被81を削
り取り、外部導体83が露出すると同時に、固定刃9に
より内部絶縁体84がかき出されていく。このようにし
て工具Aの回転作業を進めていくと、やがて外部導体8
3が第一窓口2の縁部4bに付き当たって端末処理作業
の終了が確認され、しかる後に第二窓口から突出した中
心導体をペンチ等の工具により切断すればよく、その
際、基板1の先端1aから固定刃9の先端までの寸法を
外被の削り取り寸法(外部導体の露出寸法)に、また、
該固定刃9の先端から基板1の前記縁部4bまでの寸法
を内部絶縁体のかき出し寸法に、そして縁部4bから第
二窓口までの寸法を中心導体の露出寸法として、それぞ
れ使用するコネクターに応じて適宜寸法に設定しておけ
ば、図4のごとく所定寸法を整えた同軸ケーブルの端末
部を得られるのである。
【0017】
【効果】本考案は、上述の構成であるから、ケーブルを
挿入した後に、工具を適宜回転するだけで不要な外被及
び内部絶縁体を容易に、しかも、正確な仕上がり寸法で
除去することができ、また、全体が平板体とすることが
できるので、回転作業において力を入れ易く、かつ、持
ち運びに便利で、しかも梱包もコンパクトになると共
に、第二窓口の存在により、回転作業時に第二窓口に突
出する中心導体が手に刺さりけがをする事態を未然に防
止できる等、作業性、安全性の点で実用的価値大なるも
のがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部欠截正面図。
【図2】図1のa−a線断面図。
【図3】図1のb−b線断面図。
【図4】同軸ケーブルの一部欠截正面図。
【符号の説明】
1 基板 2 第一窓口 3 第二窓口 4 第一導通孔 5 カッター 8 カッターの刃先 9 固定刃 12 第二導通孔 80 同軸ケーブル 81 外被 82 中心導体 83 外部導体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の板体で基板を構成し、該基板
    の中間部に第一窓口、後端部寄りに第二窓口をそれぞれ
    設け、第一窓口と基板の先端との間に、同軸ケーブルの
    外径とほぼ一致する内径を備えた第一導通孔を設け、該
    第一導通孔の前記第一窓口側の端部にカッターを第一導
    通孔の接線方向にして前記基板に固着して、刃先を前記
    同軸ケーブルの外被の肉厚相当分前記第一導通孔内にの
    ぞかせると共に、第一導通孔の軸線の延長線上には前記
    同軸ケーブルの外部導体の内径と一致する外径を有した
    ドリル状の固定刃を配し、該固定刃の基部を前記基板に
    固着し、その先端側を前記カッター刃先の近傍に位置さ
    せ、該固定刃に前記軸線の延長上にして同軸ケーブルの
    中心導体の外径とほぼ一致する内径を有する第二導通孔
    を設け、該第二導通孔によって第一、第二の窓口を連通
    させた、同軸ケーブルの接続端末処理工具。
JP4907993U 1993-09-09 1993-09-09 同軸ケーブルの接続端末処理工具 Expired - Fee Related JPH0739294Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4907993U JPH0739294Y2 (ja) 1993-09-09 1993-09-09 同軸ケーブルの接続端末処理工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4907993U JPH0739294Y2 (ja) 1993-09-09 1993-09-09 同軸ケーブルの接続端末処理工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0720020U JPH0720020U (ja) 1995-04-07
JPH0739294Y2 true JPH0739294Y2 (ja) 1995-09-06

Family

ID=12821091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4907993U Expired - Fee Related JPH0739294Y2 (ja) 1993-09-09 1993-09-09 同軸ケーブルの接続端末処理工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739294Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013059613A (ja) * 2011-08-19 2013-04-04 Akihiko Kariya 保温材付接続管の保温材切断器及び目印器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0720020U (ja) 1995-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4459881A (en) Cable coring and stripping tool and method
US5749270A (en) Coaxial cable coring tool
JPH0135567B2 (ja)
JPH0739294Y2 (ja) 同軸ケーブルの接続端末処理工具
JP2002369327A (ja) ケーブル被覆切除工具
US6725533B1 (en) Cable stripping tool
JP2014060849A (ja) ケーブル被覆剥取工具
JPH0354836B2 (ja)
JP2001298822A (ja) 被覆電線の被覆剥離具。
US4986148A (en) Device for removing casings and coatings from glass fiber cables
JP2006333632A (ja) 被覆線の皮剥器
GB2181986A (en) Cable stripper
JP4310443B2 (ja) ケーブルの外部半導電層の剥ぎ取り工具
JPS5812497Y2 (ja) ケ−ブル外被切断工具
US5311663A (en) Device for trimming coaxial cable
JP2007110874A (ja) 皮剥ぎ工具
US5471744A (en) Tool for removing insulation from substantially rigid electrical conductors
JPS5812502Y2 (ja) ケ−ブル絶縁体剥取り工具
JP3064207B2 (ja) ケーブル被覆層段剥ぎ工具
JP3081545B2 (ja) 高周波同軸ケーブル端末加工装置
JPH058739Y2 (ja)
JP2002281632A (ja) 同軸ケーブル端末加工装置
JP2004040952A (ja) ケーブルシース剥ぎ取り工具
JP3440859B2 (ja) 光ケーブルのスロット除去工具
JP2567318B2 (ja) 同軸ケ−ブルの端末処理工具及びその工具の回転治具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees