JPH0545054Y2 - - Google Patents

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JPH0545054Y2
JPH0545054Y2 JP1126086U JP1126086U JPH0545054Y2 JP H0545054 Y2 JPH0545054 Y2 JP H0545054Y2 JP 1126086 U JP1126086 U JP 1126086U JP 1126086 U JP1126086 U JP 1126086U JP H0545054 Y2 JPH0545054 Y2 JP H0545054Y2
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cutting
blade
cutting blade
wire
cut
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は各種電気製品等に使用される種々の被
覆電線を切断、剥皮するための自動切断・剥皮装
置の切刃に関するものである。
(従来の技術) 近年、電気・電子製品の多様化と需要の増大に
伴ない、種々の被覆電線が製造され販売・使用さ
れている。そして最近ではこれらの被覆電線をよ
り効率的に切断・剥皮するために、例えば第10
図に示すようなコンピユーター制御による小型自
動被覆電線切断・剥皮装置Aが用いられ、自動的
にこれら被覆電線の切断・剥皮を行なつている。
ところで、上記装置Aに具備された被覆電線切
断・剥皮用の従来の切刃Bは、第11図、第12
図に示すように、夫々刃先101,102がV字
状の固定刃103と可動刃104とからなり、こ
れらの刃103,104は、夫々切刃取付台板1
05に各刃先101,102を対向するようにし
て付設され、上記装置Aに設けられた各ローラ1
05……によつて切刃B位置に送り込み・引戻さ
れる被覆電線Cを、上記固定刃103と可動刃1
04とによつて切断・剥皮していた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の切刃Bである固定刃10
3と可動刃104とによつて、第9図の如く芯線
イを塩化ビニル等の絶縁材ロで厚く被覆し、その
上からガラス繊維等の絶縁保護材ハで被覆した被
覆電線Cを剥皮する場合は問題ないのであるが、
第13図に示すような芯線イを上記絶縁材ロで薄
く被覆し、その上から上記絶縁材ハで被覆した被
覆電線、すなわち芯線に比べ被覆層が薄い被覆電
線C′の剥皮をする場合は、芯線イの一部を切断し
ないように固定刃103と可動刃104の刃先を
被覆した絶縁材ロ層に切り込ませるが、従来の刃
先101,102は前記のようにV字状であるた
め、どうしても絶縁保護材ハの一部に切断されな
い部分ニが生じる。この部分ニは、剥皮した電線
に糸線状として残るため、被覆した両端被覆電線
の完成品としては問題があり、この装置Aによつ
て切断・剥皮した電線をその後数十本束ね、ニツ
パやハサミ等により手作業で糸線状に残つた絶縁
保護材ハを除去しているのが現状である。このこ
とは上記のように被覆電線の作業効率面で非常に
問題があつた。また第14図に示すような2線式
コード106をはじめとする多線式コードや、第
15図に示すようなモジユラーコード107の絶
縁材ロを剥皮する場合、従来のV字状の刃先10
1,102では、その刃先形状から絶縁材ロ層に
切り込めない部分aが多く生じ、剥皮が困難であ
つた。
更に、上記のような問題を生じないようにする
ため、従来のV字状の刃先中央部を内側に弯曲し
た凹状に形成し、被覆した絶縁材の外周に添つて
切り込めるようにすれば問題も解決できるわけで
あるが、切断・剥皮に用いられる上記切刃Bは、
非常に硬度の高い超鋼質合金材を使用しているた
め、このような切刃Bの中心部を凹状に加工する
ことは非常に困難であつた。
本考案は上記のような点に鑑みて考案されたも
のであり、その目的とする処は、合成樹脂等の絶
縁材で厚く被覆された被覆電線や、この被覆電線
の上から繊維糸等の絶縁保護材で被覆された被覆
電線の切断・剥皮は勿論のこと、特に上記絶縁材
で薄く被覆された電線の上から上記絶縁保護材で
被覆された電線を、従来のような問題を生じるこ
となく剥皮でき、かつ多様式コードやモジユール
コードのように多数の芯線が並列に内装されてい
るコードに対しても確実に剥皮できるようにした
自動切断・剥皮装置の切刃を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を有効に達するために、次の
ような構成にしてある。すなわち、同形刃先の対
向する固定刃と可動刃とを具備した被覆電線自動
切断・剥皮装置において、上記固定刃と可動刃と
を、夫々2枚の切込刃と1枚の切断刃とから成る
ように3分割に形成し、かつ固定刃側及び可動刃
側の各切込刃の刃先を鋭角に形成すると共に、該
切込刃の刃先が上記切込刃の刃先より前方に突出
するようにして切込刃、切断刃、切込刃の順に切
刃取付台板に並設できるようにした構成である。
(作用) 上記構成の如く、夫々3分割され、切込刃、切
断刃、切込刃の順に配設された固定刃と可動刃と
の対向する刃先の間隙に、切断・剥皮する被覆電
線を送り込み、該被覆電線を自動切断・剥皮装置
の他の構成要素によつて前後に移動させると共
に、上記固定刃と可動刃との夫々切込刃と切断刃
によつてこの被覆電線の被覆部分に切り込みを入
れる。この時、芯線に対し絶縁材により厚く被覆
された被覆電線の場合は勿論のこと、芯線に対し
て薄く被覆された被覆電線の絶縁材の外周全体か
ら、上記各刃が切り込むことになり、該絶縁材を
保護する絶縁保護材も上記各刃によつて確実に切
断される。したがつてこの被覆の薄い被覆電線を
剥皮した時に、絶縁保護材が糸線状に残るといつ
たことがない。また多様式コードやモジユールコ
ードのように、多数の芯線が並列に内装されてい
る被覆コードを剥皮する場合も、各切込刃・切断
刃を各芯線の近傍まで切り込ませることができる
ので、これらのコードの剥皮もスムーズにでき、
剥皮した被覆の端部もきれいに仕上がる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
第1図〜第3図に示す本考案に係る一実施例の
切刃1は、第10図に示す被覆電線自動切断・剥
皮装置Aに具備されている。すなわち該装置A
は、デジタルスイツチ2と、表示器3と、被覆電
線の送り込み、引戻しを行なう4個のローラ3,
4、5,6、並びにガイドパイプユニツト7及び
切刃1を装着した切刃取付台板8とからなり、該
装置Aに内蔵されたコンピユーターのプログラム
に、被覆電線の切断・剥皮のための本数、細長、
剥取巾、ムキシロ長さ等の設定値を上記デジタル
スイツチ2にて入力し、夫々の1対のローラ3,
4、5,6を回動させて切断・剥皮する被覆電線
Cを送り込み、引戻し、上記切刃1に該被覆電線
Cを送り込み、引戻しを上記切刃1で該被覆電線
Cを切断・剥皮する。
そこで、本考案の特徴とするこの実施例の切刃
1について具体的に説明すると、該切刃1は、刃
先7の同形な固定刃8と可動刃9とからなり、該
固定刃8及び可動刃9は刃先7を夫々3分割に形
成してある。すなわち、固定刃8、可動刃9は
夫々2枚の切込刃10,10と1枚の切断刃11
とからなり、両切込刃10,10の刃先7a,7
aは直角三角形の一角の如く、鋭角に形成してあ
り、刃先7aの傾斜辺に鋭角な刃7bを形成して
ある。また切断刃11の刃先11aは、図示の如
く平形(間透)に形成してある。そして、上記2
枚の切込刃10,10と1枚の切断刃11とから
なる固定刃8、及び2枚の切込刃10,10と1
枚の切断刃11とからなる可動刃9は、被覆電線
Cを切断・剥皮できるように、固定刃8と可動刃
9の夫々の刃先を対向させて、切込刃10、切断
刃11、切込刃10の順に夫々切刃取付台板12
に並設されている。勿論、可動刃9は該台板12
に対し摺動できるように取付けられている。また
3分割された固定刃8及び可動刃9を台板12に
取付けた時、各両切込刃10,10の刃先7は、
切断刃11の刃先11aから前方に突出するよう
に取付けられると共に、中央の切断刃11の刃先
11aは両切込刃10,10の刃先7a,7a下
端7c,7cを水平につなぐような配設されてい
る。
上記のようにしてなる固定刃8と可動刃9とに
よつて、芯線イを合成樹脂等の絶縁材ロで薄く被
覆し、更に該絶縁材ロをガラス繊維等の絶縁保護
材ハで被覆してなる被覆電線Cの被覆層を剥皮す
る場合、第3図のように固定刃8が可動刃9の刃
先形状がV形状であるため、各切込刃10……及
び切断刃11の刃の部分が、被覆電線Cの絶縁材
ロ層に全周から切り込み、該絶縁材ロを被覆する
絶縁保護材ハも上記各刃10……、11によつて
確実に切断される。したがつて該切刃で上記のよ
うな被覆電線Cの剥皮を行なつた場合、従来のよ
うに絶縁保護材ハが糸線状に該電線Cに残るとい
つたことが全くない。
第4図は他の実施例の切刃1であつて、この実
施例は上記実施例と切断刃11の刃先11a′形状
が相違する。すなわち、この実施例の切断刃11
の刃先11a′は、凹状に弯曲形成されており、特
に芯線に対し絶縁材を肉厚に被覆した被覆電線の
剥皮を行なう場合には、芯線の外周近傍まで切断
刃11の刃先11a′を切り込ませることができる
ので、より確実に上記絶縁材を剥皮することがで
きる。
第5図は、また別の実施例の切刃1′であつて、
この実施例では、切込刃10、切断刃11′の形
状は上記実施例の刃先と同一であるが、切断刃1
1′の刃先11aを両側の切込刃10,10の内
側長辺13,13間に位置するようにして、上記
実施例の切込刃10,10の刃先7aより、より
凹状になるように並設してあると共に、切込刃1
0,10の刃部を切断刃11の刃先11aに連接
するように該切込刃10,10の内側長辺13,
13まで延長して形成してある。このことによ
り、例えば第6図及び第7図に示すような2線式
コードやモジユールコードなどの被覆電線を剥皮
する場合、各切込刃10の刃先7a及び切断刃1
1′の刃先11aが、各芯線の外周全体により接
近させて切り込むことができるので上記のような
コードからなる被覆電線には特にその効果を発揮
することができる。尚、上記切断刃は前後に任意
に移動取付調整可能としてあり、種々大きさ、被
覆厚さのコードに対応できる。
第8図は本考案に係る切刃の応用例であつて、
2分割された切込刃11,11を並設することに
より、より硬度な高い電線を切断することができ
る。すなわち、従来のV字状刃先の切刃では、中
央部で刃部角度が鈍角となるため、ある程度以上
の硬度を有する電線の切断は困難であり、中央部
を鋭角に加工するにも、切刃の材質が非常に硬い
ため加工が非常に困難であり、加工コストが高く
つくといつた問題があつたが、この2分割の切刃
にあつては刃部、特に従来のV字状刃先位置に相
当する部分の刃部加工が容易であり、かつ簡単に
鋭角にできるので、従来のような上記問題も解消
でき、従来切断困難であつて電線も容易に切断す
ることができる。
(考案の効果) 以上、叙述のように本考案は上記説明でも明ら
かなように、切刃である固定刃と可動刃とを夫々
3分割にしてあるので、剥皮した時に絶縁保護材
が糸線状に残ることもなく、また従来のV字状の
刃先の1枚刃では困難であつた2線式コード等や
電話等に使用されるモジユールコード等、多数の
芯線が並列に内設された被覆コードの剥皮に対し
ても、本考案の刃先であれば内設された各芯線の
外周近傍まで確実に切り込ますことができるの
で、これらのコードの剥皮も容易にかつ確実に行
なうことができ所期目的を有効に達することがで
きた。したがつて作業能率及び商品価値を一段と
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の切刃である固
定刃と可動刃の平面図、第2図は第1図の切刃を
切刃取付台板に付設した平面図、第3図は被覆電
線を第1図の切刃で剥皮する場合の説明図、第4
図は他の実施例の切刃の平面図、第5図はまた別
の実施例の切刃の平面図、第6図は2線式コード
を第5図に示す切刃で切り込んだ状態を示す説明
図、第7図はモジユールコードを第5図に示す切
刃の切断刃を移動させて切り込んだ状態を示す説
明図、第8図は本考案に係る切刃の応用例を示す
平面図、第9図は被覆の厚い電線を従来のV字状
切刃で切り込んだ状態を示す説明図、第10図は
被覆電線自動切断・剥皮装置の概略斜視図、第1
1図は従来のV字状の切刃を示す平面図、第12
図は第11図の切刃を切刃付台板に付設した状態
を示す平面図、第13図は被覆の薄い被覆電線を
従来例のV字状の切刃で切り込んだ状態を示す説
明図、第14図は2線式コードを従来のV字状切
刃で切り込んだ時の説明図、第15図はモジユー
ルコードを従来のV字状切刃で切り込んだ時の説
明図である。 1……切刃、7……刃先、8……固定刃、9…
…可動刃、10……切込刃、11……切断刃、A
……被覆電線自動切断・剥皮装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 同形刃先の対向する固定刃と可動刃とを具備
    した被覆電線自動切断・剥皮装置において、上
    記固定刃と可動刃とを夫々2枚の切込刃と1枚
    の切断刃とからなるように3分割に形成し、か
    つ固定刃側及び可動刃側の各切込刃の刃先を鋭
    角に形成すると共に、該切込刃の刃先が上記切
    込刃の刃先より前方に突出するようにして切込
    刃、切断刃、切込刃の順に切刃取付台板に並設
    できるようにしたことを特徴とする被覆電線自
    動切断・剥皮装置の切刃。 2 分割された固定刃、及び可動刃の中央部に配
    した上記切断刃の刃先を、凹状に弯曲形成形成
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の被覆電線自動切断・剥皮装置の切
    刃。 3 分割形成された固定刃、及び可動刃の中央に
    配した上記切断刃の刃先を、平形(間透)に形
    成したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の被覆電線自動切断・剥皮装置の
    切刃。
JP1126086U 1986-01-28 1986-01-28 Expired - Lifetime JPH0545054Y2 (ja)

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JPS62125313U JPS62125313U (ja) 1987-08-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105284022A (zh) * 2013-06-14 2016-01-27 矢崎总业株式会社 覆皮剥除刀及覆皮剥除方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105284022A (zh) * 2013-06-14 2016-01-27 矢崎总业株式会社 覆皮剥除刀及覆皮剥除方法
CN105284022B (zh) * 2013-06-14 2017-06-23 矢崎总业株式会社 覆皮剥除刀及覆皮剥除方法

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JPS62125313U (ja) 1987-08-08

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