JPH0623420Y2 - 多機能丸ペンチ - Google Patents
多機能丸ペンチInfo
- Publication number
- JPH0623420Y2 JPH0623420Y2 JP1988085925U JP8592588U JPH0623420Y2 JP H0623420 Y2 JPH0623420 Y2 JP H0623420Y2 JP 1988085925 U JP1988085925 U JP 1988085925U JP 8592588 U JP8592588 U JP 8592588U JP H0623420 Y2 JPH0623420 Y2 JP H0623420Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pliers
- peeling
- coating
- cutting
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
- Knives (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (1)考案の目的 [産業上の利用分野] 本案は、サービスオーダ工事、日常保守及び建設工事に
おける局内ジャンパ(0.5mm径)及びケーブル芯線(0.5
mm径)等の付線作業に使用する多機能丸ペンチに関す
る。
おける局内ジャンパ(0.5mm径)及びケーブル芯線(0.5
mm径)等の付線作業に使用する多機能丸ペンチに関す
る。
[従来の技術] 従来は、付線作業時に切断工具、被覆剥離工具及び円形
巻き付け工具の3種類を携帯し、作業時にそれらの工具
を使い分けていたため、作業性が悪く、非効率であっ
た。
巻き付け工具の3種類を携帯し、作業時にそれらの工具
を使い分けていたため、作業性が悪く、非効率であっ
た。
取り分け、単線の被覆電線に対する絶縁被覆外皮の剥離
工具として被覆電線の芯線に傷を付けずに被覆外皮だけ
を一部むき取るため皮むき孔を設けてなる皮むきニッパ
ーを使用する場合、皮むき孔に被覆電線が正確に位置付
けされていれば良いが、ずれると芯線に傷を付け易く結
構神経を使う作業となり、皮むき孔は一つしか設けてな
いので単線の各被覆電線毎に皮むき作業を逐一行う必要
があり作業量が多い場合でも1線づつ処理しなければな
らなかった。
工具として被覆電線の芯線に傷を付けずに被覆外皮だけ
を一部むき取るため皮むき孔を設けてなる皮むきニッパ
ーを使用する場合、皮むき孔に被覆電線が正確に位置付
けされていれば良いが、ずれると芯線に傷を付け易く結
構神経を使う作業となり、皮むき孔は一つしか設けてな
いので単線の各被覆電線毎に皮むき作業を逐一行う必要
があり作業量が多い場合でも1線づつ処理しなければな
らなかった。
また第6図に示す従来の単機能丸ペンチBは芯線の巻き
付け専用具で切断刃や皮むき孔は備わっておらず、別個
に切断工具及び被覆剥離工具を必要とし当該単機能丸ペ
ンチBのみの単独使用では一連の付線作業を実施不可能
であった。
付け専用具で切断刃や皮むき孔は備わっておらず、別個
に切断工具及び被覆剥離工具を必要とし当該単機能丸ペ
ンチBのみの単独使用では一連の付線作業を実施不可能
であった。
[考案が解決しようとする問題点] 本案は、局内ジャンパ及びケーブル芯線等を端子板等へ
付線する作業の効率向上のため、丸ペンチ1個に切断・
被覆剥離・円形巻き付けの3機能を持たせ工具の持ち換
えを無くすことを可能とする多機能丸ペンチを提供せん
とするものである。
付線する作業の効率向上のため、丸ペンチ1個に切断・
被覆剥離・円形巻き付けの3機能を持たせ工具の持ち換
えを無くすことを可能とする多機能丸ペンチを提供せん
とするものである。
(2)考案の構成 [問題点を解決するための手段] 本案の多機能丸ペンチは、局内ジャンパ等を付線するた
めの一連工程に要する切断・被覆剥離・円形巻き付け機
能を1個の工具に持たせるため、丸ペンチの通常使用し
ていない部分に芯線切断部と閉鎖時長方隙間を介在して
平行に対向する直刃の剥離刃を有する被覆剥離部を設け
て付線作業の能率向上を図ることを主な特徴とする。
めの一連工程に要する切断・被覆剥離・円形巻き付け機
能を1個の工具に持たせるため、丸ペンチの通常使用し
ていない部分に芯線切断部と閉鎖時長方隙間を介在して
平行に対向する直刃の剥離刃を有する被覆剥離部を設け
て付線作業の能率向上を図ることを主な特徴とする。
[作用] 本案は前記特徴を有するので丸ペンチのはさみ部に設け
た芯線切断部で被覆電線の所望接続部位を切断し、次い
で被覆剥離部で切断した被覆電線の接続部位の芯線をむ
き出すために絶縁被覆外皮を剥ぎ取り、その際第4図に
示すよう複数本の被覆電線α,β,γの被覆外皮α1,
β1,γ1を同時に被覆剥離部に挟んで被覆外皮α1,
β1,γ1のみに上下対向剥離刃で上下両側に切込みを
入れ矢印方向に移動して接続部位の被覆外皮α1,β
1,γ1を脱離することにより芯線α2,β2,γ2を
むき出して引続き芯線巻き付け部でむき出した芯線α
2,β2,γ2を端子板等の端子や別のむき出し芯線に
円形巻き付けて接続付線せるもので本案の多機能丸ペン
チ1個で付線の全作業を一貫連続して完遂することが出
来る。
た芯線切断部で被覆電線の所望接続部位を切断し、次い
で被覆剥離部で切断した被覆電線の接続部位の芯線をむ
き出すために絶縁被覆外皮を剥ぎ取り、その際第4図に
示すよう複数本の被覆電線α,β,γの被覆外皮α1,
β1,γ1を同時に被覆剥離部に挟んで被覆外皮α1,
β1,γ1のみに上下対向剥離刃で上下両側に切込みを
入れ矢印方向に移動して接続部位の被覆外皮α1,β
1,γ1を脱離することにより芯線α2,β2,γ2を
むき出して引続き芯線巻き付け部でむき出した芯線α
2,β2,γ2を端子板等の端子や別のむき出し芯線に
円形巻き付けて接続付線せるもので本案の多機能丸ペン
チ1個で付線の全作業を一貫連続して完遂することが出
来る。
[実施例] 本案の実施例を第1図乃至第3図について説明する。
本案の多機能丸ペンチAは、絶縁カバー1を被覆した柄
部2とはさみ部3を有する雌形ペンチ片方体4の結合部
5に貫設した軸孔6に、絶縁カバー7を被覆した柄部8
とはさみ部9を有する雄形ペンチ片方体10の結合部1
1に突出した枢軸12を嵌合して相互回転梃動自在に結
合してなる。
部2とはさみ部3を有する雌形ペンチ片方体4の結合部
5に貫設した軸孔6に、絶縁カバー7を被覆した柄部8
とはさみ部9を有する雄形ペンチ片方体10の結合部1
1に突出した枢軸12を嵌合して相互回転梃動自在に結
合してなる。
前記はさみ部3,9は、細長円錐テーパ嘴形の芯線巻き
付け部13,14と、はさみ部3,9の閉鎖時正面側に
平行に対向する直刃の剥離刃15,16間に複数の被覆
電線α,β,γが並列に収容可能な長さと各芯線α2,
β2,γ2が収容可能な幅を有する長方隙間17を形成
した被覆剥離部18,19と、はさみ部3,9の閉鎖時
切断刃20,21を正面側に対接する切断部22,23
とをはさみ部3,9の先端から順に配設し、被覆剥離部
18,19と切断部22,23は裏側面にはさみ部3,
9の閉鎖時連続鍵孔形を呈する凹部24を陥設してな
る。
付け部13,14と、はさみ部3,9の閉鎖時正面側に
平行に対向する直刃の剥離刃15,16間に複数の被覆
電線α,β,γが並列に収容可能な長さと各芯線α2,
β2,γ2が収容可能な幅を有する長方隙間17を形成
した被覆剥離部18,19と、はさみ部3,9の閉鎖時
切断刃20,21を正面側に対接する切断部22,23
とをはさみ部3,9の先端から順に配設し、被覆剥離部
18,19と切断部22,23は裏側面にはさみ部3,
9の閉鎖時連続鍵孔形を呈する凹部24を陥設してな
る。
なお本案の実施例は、被覆剥離部18,19と切断部2
2,23の配置を入れ換える設計変更も可能である。
2,23の配置を入れ換える設計変更も可能である。
また他の実施例として第5図に示すように剥離刃15,
16を被覆剥離部18,19とは別に交換ブロック片2
5,26に形成して陥設した正面側の被覆剥離部18,
19に嵌合して螺子27,28止めセットしても良く、
太さの異なる芯線(0.4mm径等)に対応する長方隙間1
7の交換ブロック片25,26が選択出来る。
16を被覆剥離部18,19とは別に交換ブロック片2
5,26に形成して陥設した正面側の被覆剥離部18,
19に嵌合して螺子27,28止めセットしても良く、
太さの異なる芯線(0.4mm径等)に対応する長方隙間1
7の交換ブロック片25,26が選択出来る。
(3)考案の効果 かくして本案の多機能丸ペンチを用いて付線のため一連
作業(切断・被覆剥離・円形巻き付け)を行うことによ
りその都度他工具の持ち換えが無くなり、しかも複数本
の被覆電線の被覆剥離用の本案丸ペンチを使用すれば被
覆剥離作業は同時に複数本処理し得て作業能率を著しく
向上できる利点がある。
作業(切断・被覆剥離・円形巻き付け)を行うことによ
りその都度他工具の持ち換えが無くなり、しかも複数本
の被覆電線の被覆剥離用の本案丸ペンチを使用すれば被
覆剥離作業は同時に複数本処理し得て作業能率を著しく
向上できる利点がある。
ちなみに本案を使用した場合は、100本の付線を実施す
るのに40分程度要していたものを30分程度に短縮するこ
とが可能となる等優れた実用性、有用性を具有する。
るのに40分程度要していたものを30分程度に短縮するこ
とが可能となる等優れた実用性、有用性を具有する。
第1図乃至第3図は本案の実施例を示す正面図、平面図
および裏面図、第4図は本案において被覆剥離作業の説
明図、第5図は本案の他の実施例を示す正面図、第6図
は従来の単機能丸ペンチの正面図である。 A……多機能丸ペンチ、3,9……はさみ部 4,10……ペンチ片方体 5,11……結合部、3,14……芯線巻き付け部 15,16……剥離刃、17……長方隙間 18,19……被覆剥離部 20,21……切断刃、22,23……切断部 24……凹部 25,26……交換ブロック片 27,28……螺子、α,β,γ……被覆電線 α1,β1,γ1……被覆外皮 α2,β2,γ2……芯線
および裏面図、第4図は本案において被覆剥離作業の説
明図、第5図は本案の他の実施例を示す正面図、第6図
は従来の単機能丸ペンチの正面図である。 A……多機能丸ペンチ、3,9……はさみ部 4,10……ペンチ片方体 5,11……結合部、3,14……芯線巻き付け部 15,16……剥離刃、17……長方隙間 18,19……被覆剥離部 20,21……切断刃、22,23……切断部 24……凹部 25,26……交換ブロック片 27,28……螺子、α,β,γ……被覆電線 α1,β1,γ1……被覆外皮 α2,β2,γ2……芯線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 菅原 淑光 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 田中 勝 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 安藤 勇 埼玉県東松山市大字野田字桜田710番地 東立産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】一対のペンチ片方体の結合部相互を挺動回
転自在に枢着した丸ペンチのはさみ部に、先端断面を細
丸形に形成した先端部の芯線巻き付け部と、前記はさみ
部の閉鎖時に、直刃の対向剥離刃相互間を全体に亙って
一定に保持する長方隙間を形成した中間部の被覆剥離部
と、基端部の切断部とを一体に設けてなる多機能丸ペン
チ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988085925U JPH0623420Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 多機能丸ペンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988085925U JPH0623420Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 多機能丸ペンチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH027963U JPH027963U (ja) | 1990-01-18 |
JPH0623420Y2 true JPH0623420Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31310577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988085925U Expired - Lifetime JPH0623420Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 多機能丸ペンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623420Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412069Y2 (ja) * | 1974-04-07 | 1979-05-29 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5319978U (ja) * | 1976-07-30 | 1978-02-20 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62177219U (ja) * | 1986-04-23 | 1987-11-11 |
-
1988
- 1988-06-30 JP JP1988085925U patent/JPH0623420Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5319978U (ja) * | 1976-07-30 | 1978-02-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH027963U (ja) | 1990-01-18 |
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