JPH0544788Y2 - - Google Patents

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JPH0544788Y2
JPH0544788Y2 JP1987166839U JP16683987U JPH0544788Y2 JP H0544788 Y2 JPH0544788 Y2 JP H0544788Y2 JP 1987166839 U JP1987166839 U JP 1987166839U JP 16683987 U JP16683987 U JP 16683987U JP H0544788 Y2 JPH0544788 Y2 JP H0544788Y2
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optical
signal
power cable
light emitting
detection device
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電力ケーブル線路に常設して自動的に
事故点を検知するため電力ケーブルの事故点検知
装置に関するものである。
(従来の技術) 電力ケーブルや架空送電線の事故点検知方法は
種々あるが、ケーブル線路に常設した装置により
自動的に事故点を検知できれば、事故点を直ちに
発見し適切な処置を施すことができる。この目的
に沿つて、電力ケーブルの接続部の遮蔽層部ある
いは架空地線にCT(変流器)を設置し、該CTに
より事故電流を検出し事故点からの両側のCTの
二次電流の位相差および波高値により事故点を判
別する方法が知られている。このCTによる事故
点検知モデル概念図を第3図に示し、同図におい
て1は電力ケーブル、1a,1b,1cは電力ケ
ーブルの接続部、2a,2b,2cは各接続部に
設置されたCTを示し、Aは電力ケーブル1の事
故点を示す。第4図は第3図のA点で事故が発生
したときの各CTの二次電流のモデル図であり、
事故点Aを境にして電流の位相が異なつており、
これらの位相を比較することによつて事故点Aが
接続点2aと2bの間であることが確認できる。
また、事故点Aの近傍のCTの二次電流は波高値
が大きくなるが、信号点Aから離れる程、他相の
ケーブルあるいは大地に事故電流が分流し、波高
値は小さくなる。従つて事故電流の位相と波高値
の両方で比較を行な事故点の検知は一層確かなも
のとなる。各CTの情報は例えば変電所などに伝
送され集中管理されるのであるが、この伝送に従
来はメタル回線が用いられていた。しかし、電磁
誘導等の影響を受け測定精度が悪くなることから
最近は電磁誘導その他の雑音の影響を受けない光
フアイバを用いて光信号に変換して信号伝送する
システムが普及しつつある。このシステムに用い
られる検知装置の構成は第5図のように光アナロ
グ信号伝送装置を用いるものと、第6図のように
CTの二次出力側に発光ダイオード(以下LEDと
呼ぶ)を互いに逆方向に取付けCTの二次電流を
そのまま光信号に変換し光分波合波器(WDM)
を通して信号伝送を行なう方式が知られている。
上記第5図の伝送装置は、送信側(T)で入力の
アナログ信号をデジタル信号に変換し、光フアイ
バ内はデジタル信号を伝送する。受信我環(R)
でデジタル信号からアナログ信号への変換を行な
い出力する。このため伝送路である光フアイバの
損失に依存しない忠実な信号伝送が可能となる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、光アナログ信号伝送装置にバツテリー
等の電源が必要であるので、CT設置場所近傍に
電源を確保する必要があるとともに、これらの保
守が不可欠である。第6図の検知装置においては
電気−光変換部に電源は必要なく保守不要となる
が、一本の光フアイバで信号を伝送するために波
長の異なるLEDが2個、光分波合波器が2個必
要となる。ここで、一本の光フアイバで信号を伝
送するために2個のLEDは発光波長を異ならせ
てあるために第7図に示すように短波長
(850nm)LEDと長波長(1300nm)LEDでは発
光出力に大きな差があり、また、順電流が0mA
近傍では発光出力の非直線性も大きいことから伝
送波形に大きな歪を生ずる。従つて、電気信号と
して出力される信号レベル(波高値)の比較及び
位相差の比較に際して精度が悪くなるという難点
がある。
(問題点を解決するための手段及び作用) 本考案は、前記の如き問題点を解決するために
なされたもので、CTの出力側に取付ける2個の
LEDには同一発光波長のものを用い、この信号
をアナログ輝度変調して2本の光フアイバで伝送
する構成とする。従つて2個のLEDの特性が揃
えられるため波形の歪が軽減され、更に2個の光
分波合波器(WDM)での光損失がなくなるため
に伝送距離を長くすることができるとともに装置
自体が簡素化される。しかし、上記の手段だけで
は順電流が0mA近傍で波長歪はそのまま残るた
め光−電気変換部の出力段に商用周波数の低域フ
イルタを設ける。これによつて波長歪が除去され
る。
(実施例) 本考案による電力ケーブルの事故点検知装置の
実施例の構成を第1図に示す。同図において、1
1は電力ケーブルの各接続部の遮蔽相に設置され
るCT、12及び13は同一発光波長を有する
LED、14及び15は光フアイバ、16は光−
電気変換部であり出力側には商用周波数の低域フ
イルタが内蔵されてなるものである。第2図は光
−電気変換部16から出力される電気信号の波形
モデルを示すものであり、aは低域フイルタを用
いた場合、bは低域フイルタを用いない場合の波
形でありaとbとを比較することにより低域フイ
ルタを用いることの有効性が明らかである。
このようにして出力された各CTからの信号波
形を比較解析することにより事故点の位置を検知
することができる。
(考案の効果) 本考案の電力ケーブルの事故点検知装置はCT
を設置する洞道内、マンホール内あるいは鉄塔な
どでバツテリーなどの電源が不要であるために、
設置場所の制限がなく、保守面でも安全である。
また、長距離伝送が可能であり、強電設備近傍で
もその影響を受けることがないことは勿論であ
る。更に低域フイルタを用いたことにより波形歪
を除去することができ事故電流の波高値及び位相
の比較が正確にできるので測定精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電力ケーブルの事故点検
知装置の構成を示す概念図、第2図は出力信号の
波形モデル図、第3図は電力ケーブル線路に沿つ
て設置されるCT配置図、第4図はCTの二次電流
のモデル図、第5図及び第6図は従来の電力ケー
ブルの事故点検知装置の構成を示す概念図、第7
図は短波長LEDと長波長LEDの発光出力の比較
図である。 1……電力ケーブル、1a,1b,1c……電
力ケーブルの接続部、2a,2b,2c,11…
…CT(変流器)、12,13……発光ダイオード
(LED)、14,15……光フアイバ、16……
光−電気変換部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電力ケーブルの接続部の遮蔽層又は地線に設置
    された変流器と、該変流器の出力側に互いに逆方
    向に取付けられた2個の通信用発光ダイオード
    と、該発光ダイオードの光信号を伝送する光信号
    伝送部と、光信号を電気信号に変換する光−電気
    変換部とにより構成される電力ケーブルの事故点
    検知装置において、2個の発光ダイオードが同一
    発光波長を有し、光信号伝送部が2心光フアイバ
    からなり、かつ、光−電気変換部に商用周波数の
    低域フイルタを内蔵してなることを特徴とする電
    力ケーブルの事故点検知装置。
JP1987166839U 1987-11-02 1987-11-02 Expired - Lifetime JPH0544788Y2 (ja)

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JP1987166839U JPH0544788Y2 (ja) 1987-11-02 1987-11-02

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JPH0171677U JPH0171677U (ja) 1989-05-12
JPH0544788Y2 true JPH0544788Y2 (ja) 1993-11-15

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