JPH0544722U - 乗員保護装置用センサ - Google Patents

乗員保護装置用センサ

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JPH0544722U
JPH0544722U JP9515191U JP9515191U JPH0544722U JP H0544722 U JPH0544722 U JP H0544722U JP 9515191 U JP9515191 U JP 9515191U JP 9515191 U JP9515191 U JP 9515191U JP H0544722 U JPH0544722 U JP H0544722U
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JP
Japan
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vehicle
protection device
sensor
inertial
mass
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泰穂 北沢
利昌 山本
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転席側に配置される乗員保護装置と助手席
側に配置される乗員保護装置とに共用可能な乗員保護装
置用センサを得ることが目的である。 【構成】 プリローダセンサ32は第1マス122及び
第2マス132を備え、両者は線材134によって連結
されている。第1マス122には着火ピン120が一体
形成されており、かつ圧縮コイルばね126によって押
圧付勢されている。従って、所定の慣性力が車両前方側
または車両後方側のいずれに作用しても、線材134が
断線するので、車両前後方向に車両急減速状態を感知す
ることができる。このため、同一構成のプリローダ32
を運転席側及び助手席側の双方に共用することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、所定の慣性力が作用した場合に車両に搭載された乗員保護装置を作 動させる乗員保護装置用センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
乗員保護装置、例えばウエビング巻取装置に設けられ、車両急減速時にワイヤ 等により巻取軸を急速にウエビング巻取方向回転させることで、ウエビングの引 出しを阻止するプリローダでは、車両急減速時にこれを作動させるべくセンサを 備えている。
【0003】 このセンサとしては、車両急減速時に車両前方側へ向けて慣性移動する慣性体 を備え、この慣性体が慣性移動することによりドライブシャフトが支軸回りに回 転し、これによりドライブシャフトに係止された着火ピンが付勢力で移動して雷 管に衝突する構造のものがある。雷管が発火すると、伝爆剤を介してガス発生剤 が燃焼して瞬時にガスを発生し、これによりワイヤと連結されたピストンが押し 上げられ、巻取軸がウエビング巻取方向回転するように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、運転席側のウエビング巻取装置と助手席側のウエビング巻取装 置とでは、各部品が車両幅方向中間点を通る車両前後方向線を中心として線対称 となるため、おのずとセンサを構成する機能部品の位置関係も線対称となる。こ のため、同一構成品のセンサをそのまま適用すると、センサの車両急減速状態の 感知方向が相互に逆向きになるので、いずれのセンサの感知方向も同一方向とな るように、即ち車両急減速時にはいずれのセンサの慣性体も車両前方側へ慣性移 動するように、どちらかのセンサの機能部品等のレイアウトを変更しなければな らなかった。別言すれば、運転席側のプリローダ用のセンサと助手席側のプリロ ーダ用のセンサとをそれぞれ専用に製造しなければならず、コストアップ等に繋 がるという問題点が生じる。
【0005】 本考案は上記事実を考慮し、運転席側に配置される乗員保護装置と助手席側に 配置される乗員保護装置とに共用可能な乗員保護装置用センサを得ることが目的 である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、所定の慣性力が作用した場合に車両に搭載された乗員保護装置を作 動させる乗員保護装置用センサであって、前記所定の慣性力が車両前方側へ向け て作用した場合に、該車両前方側へ慣性移動する第1の慣性体と、前記所定の慣 性力が車両後方側へ向けて作用した場合に、該車両後方側へ慣性移動する第2の 慣性体と、前記第1の慣性体と前記第2の慣性体とを連結し、前記第1の慣性体 及び第2の慣性体のいずれかが慣性移動することにより連結状態が解除される連 結手段と、前記連結手段により前記第1の慣性体と前記第2の慣性体とが連結状 態にある場合には前記乗員保護装置を非作動状態に維持する第1の位置に位置し 、前記連結手段による前記第1の慣性体と前記第2の慣性体との連結状態が解除 された場合には前記乗員保護装置を作動状態にする第2の位置まで移動する着火 部材と、を有することを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記構成の本考案によれば、所定の慣性力が車両前方側へ向けて作用した場合 に車両前方側へ慣性移動する第1の慣性体と、所定の慣性力が車両後方側へ向け て作用した場合に車両後方側へ慣性移動する第2の慣性体と、を有している。こ のため、この乗員保護装置用センサでは、車両急減速状態の感知方向が車両前後 方向の二方向となる。
【0008】 そして、車両急減速時ではない場合には、第1の慣性体と第2の慣性体とのい ずれにも所定の慣性力が作用しないので、いずれの慣性体も慣性移動しない。こ のため、第1の慣性体と第2の慣性体とは連結手段によって連結状態が維持され ており、着火部材も第1の位置に位置される。従って、乗員保護装置は非作動状 態に維持される。
【0009】 この状態から、例えば、車両急減速時に所定の慣性力が車両前方側へ向けて作 用すると、第1の慣性体が車両前方側へ慣性移動する。従って、第1の慣性体と 第2の慣性体とを連結している連結手段の連結状態が解除される。連結手段の連 結状態が解除されることにより、着火部材が第1の位置から第2の位置まで移動 する。この結果、乗員保護装置が作動状態になる。逆に、車両急減速時に所定の 慣性力が車両後方側へ向けて作用すると、第2の慣性体が車両後方側へ慣性移動 する。従って、同様に第1の慣性体と第2の慣性体との連結状態が解除され、着 火部材が第2の位置まで移動し、乗員保護装置が作動状態になる。
【0010】 このように、本考案に係る乗員保護装置用センサでは、車両前方側へ向けて所 定の慣性力が作用した場合にも、車両後方側へ向けて所定の慣性力が作用した場 合にも、この車両急減速状態を感知するので、例えば、乗員保護装置として運転 席側及び助手席側に配設されるウエビング巻取装置にプリローダを取付けた場合 にも、同一構成の本考案に係る乗員保護装置用センサを適用することができる。 すなわち、運転席側のウエビング巻取装置と助手席側のウエビング巻取装置とに 乗員保護装置用センサを共用することができる。
【0011】
【実施例】
以下、図1〜図3を用いて、本考案が適用された乗員保護装置としてのプリロ ーダ28を備えたウエビング巻取装置10について説明する。なお、これらの図 において、適宜示される矢印FRは車両前方側、矢印UPは車両上方側、矢印I Nは車両室内側をそれぞれ示している。
【0012】 図2には、プリローダ28を備えた運転席側のウエビング巻取装置10の概略 斜視図が示されている。このウエビング巻取装置10では、フレーム12が取付 ボルト14によって図示しない車両側壁の下部へ固着されている。また、フレー ム12には、その両側部が略直角に車室外側へ屈曲され互いに平行とされた脚板 18、20が形成されている。脚板18、20には、それらの略中央部に貫通孔 (図示省略)が互いに同軸的に形成され、巻取軸22の軸方向の両端部が挿通さ れて回転可能に軸支されている。この巻取軸22の軸方向中間部には、巻取軸2 2と同軸的にスプール24が固着されている。スプール24には、乗員拘束用の ウエビング26の基端が係止されている。
【0013】 上述したウエビング巻取装置10の上部には、プリローダ28が取り付けられ ており、以下プリローダ28について詳述する。
【0014】 プリローダ28は、プリローダ本体30と乗員保護装置用センサとしてのプリ ローダセンサ32とカバー34とを備えている。プリローダ本体30は中空で長 尺箱体形状のブラケット36を備え、このブラケット36の長手方向中間部には 一対の取付部38、40が一体形成されている。一対の取付部36には各々周面 に雌ねじが形成された円孔42、44が形成されており、脚板18の上端部に突 出形成された一対の延出部46、48を挟んだ状態でボルト50、52によって 締め付けられて固定されている。
【0015】 また、ブラケット36の長手方向一方の端部には、周面に雌ねじが形成された シリンダ用孔54が設けられている。このシリンダ用孔54へ取り付けられるシ リンダ56は、周面に雄ねじが形成された基部56A、中間部56B及び中間部 56Bから縮径された先端部56Cから成る。このシリンダ56の基部56Aが シリンダ用孔54へ螺合されることにより、シリンダ56がブラケット36へ取 り付けられている。なお、シリンダ56の先端部56Cには、空気抜き穴60が 形成されている。
【0016】 シリンダ56の内部は中空とされており、その内部には軸方向移動可能なピス トン61が収容されている。ピストン61の下端面軸芯部には、ワイヤ62の一 端が係止されている。ワイヤ62の中間部は、脚板18の車両前方側の面に取り 付けられたスプリングコンプリート64内へ案内されている。ワイヤ62の他端 は、図示しないクラッチ手段を介して巻取軸22に連結されている。
【0017】 スプリングコンプリート64にはカバー部66が一体形成されており、このカ バー部66内にはぜんまいばねが収容されている。このぜんまいばねの付勢力に より、巻取軸22はウエビング巻取回転方向(図2の矢印A方向)へ付勢されて おり、ウエビング26を層状に巻き取っている。乗員がウエビング装着状態とな る場合には、ぜんまいばねの付勢力に抗して巻取軸22がウエビング引出回転方 向(図2の矢印B方向)へ回転されることにより、ウエビング26が引き出され る。
【0018】 図1に示されるように、前述したブラケット36の長手方向中間部には、円柱 形状のガス発生剤68が収容されている。また、ブラケット36の開口側の端部 には、ケース72が密着挿入され、ピン74でブラケット36に固定されている 。ブラケット36にはブラケット36に平行してセンサ収容部76が一体形成さ れており、このセンサ収容部76内には雷管78が配設されている。雷管78と ガス発生剤68とは、連通路80を介して連通されている。
【0019】 さて、センサ収容部76には、円柱形状のプリローダセンサ32が収容されて いる。このプリローダセンサ32は、各々円柱形状とされたフロントボデー10 0、センタボデー102及びリヤボデー104を備え、これらが相互に軸方向に 連結されることにより全体として円柱形状のボデーが構成されている。また、セ ンタボデー102及びリヤボデー104は、それぞれセンタアウタボデー106 、センタインナボデー108及びリヤアウタボデー110、リヤインナボデー1 12に分割可能とされており、プリローダセンサ32の組付時に相互に嵌合され て円柱形状を成す。このようにして円柱形状とされたプリローダセンサ32は、 ブラケット36のセンサ収容部76内に挿入されて、カバー34で端部を閉止し た状態でセンサ収容部76の周縁がかしめられて固定されている。
【0020】 フロントボデー100にはその軸芯部に膨出部114が形成されており、雷管 78側の凹部へ嵌合されるようになっている。膨出部114の軸線上には案内孔 116が形成されており、この案内孔116には後述する着火ピン120の軸方 向の先端部が挿入配置されている。
【0021】 また、フロントボデー100及びセンタボデー102には、その軸芯部に円柱 形状のスペース118が形成されており、このスペース118内には着火部材と しての着火ピン120が配置されている。着火ピン120の軸方向中間部には第 1の慣性体としての円柱形状の第1マス122が固着されている。第1マス12 2は所定の質量体とされており、車両急減速時には図1の矢印C方向(車両前方 )へ向けて慣性移動する。この第1マス122の車両後方側の端面とセンタボデ ー102の凹部124との間には、圧縮コイルばね126が介在されている。従 って、圧縮コイルばね126は、着火ピン120を図1の矢印C方向へ押圧付勢 している。
【0022】 センタボデー102の凹部124の底面一部からは、センタボデー102の軸 方向に沿って挿通孔128が形成されており、この挿通孔128により凹部12 4とリヤボデー104のマス収容孔130とが連通されている。リヤボデー10 4のマス収容孔130内は所定の軸方向長さを有しており、第2の慣性体として の円柱形状の第2マス132を収容していると共に、後述する第2マス132の 慣性移動時の移動ストロークを確保している。
【0023】 第1マス122と第2マス132とは挿通孔128内に挿通された連結手段と しての線材134によって連結されている。線材134の第1マス122及び第 2マス132への固着ポイントは、それぞれ第1マス122と着火ピン120と の総重量の重心及び第2マス132の重心とされている。センタボデー102の 車両後方側の端面とリヤボデー104の車両前方側の端面との間には円板形状の ストッパ136が介在されている。このストッパ136の略軸芯部には挿通孔1 28と連通する貫通孔138が形成されており、この貫通孔138の周縁部に第 2マス132が当接している。
【0024】 線材134は所定の強度のものとされており、通常は圧縮コイルばね126の 付勢力により所定の張力が作用した状態で第1マス122及び第2マス132を 連結している。しかし、車両急減速時に所定の慣性力が第1マス122または第 2マス132に作用して線材134に作用する張力が増加することにより、断線 するように構成されている。
【0025】 なお、以上の構成によるプリローダセンサ32が組み込まれたプリローダ28 を備えたウエビング巻取装置10には、車両急減速状態を感知する図示しない加 速度センサ、及びこの加速度センサによって作動されて巻取軸22のウエビング 引出方向回転を瞬時に阻止するロック機構が併設されている。
【0026】 以下に、本実施例の作用を説明する。 まず、プリローダセンサ32が運転席側のウエビング巻取装置10のプリロー ダ28に配設される場合において、車両急減速時以外の通常の車両走行時、車両 停止時には、図3(A)に示されるように第1マス122と第2マス132とが 線材134によって連結された状態にある。このため、着火ピン120は移動し ていない状態、即ち第1の位置に位置している。なお、この状態では、圧縮コイ ルばね126の付勢力により、線材134には所定の張力が作用している。
【0027】 この状態から、例えば所定の慣性力が車両前方側へ比較的長く作用する車両急 減速時になると、第1マス122が図1の矢印C方向へ慣性移動しようとし、か つ第2マス132がストッパ136に当接したままなので、線材134に作用す る張力が線材134の強度を越える。このため、線材134が断線される。これ により、図3(B)に示されるように、圧縮コイルばね126の付勢力で着火ピ ン120が図1の矢印C方向(車両前方)へ移動して雷管78に衝突する。なお 、着火ピン120が雷管78に衝突した位置が、第2の位置である。従って、雷 管78が発火してガス発生剤68が燃焼し、ガスが発生する。このため、ガスが ピストン61を図2の矢印P方向へ押し上げると共に図示しないクラッチ手段が 結合して巻取軸22を瞬時かつ強制的にウエビング巻取回転方向へ回転させる。 この結果、ウエビング26は乗員へ緊密に装着される。
【0028】 ここで、プリローダセンサ32が運転席側のウエビング巻取装置10のプリロ ーダ28に配設される場合において、所定の慣性力が車両後方側へ比較的長く作 用する車両急減速時には、図3(C)に示されるように、第2マス132が図1 の矢印D方向へ慣性移動しようとし、かつ着火ピン120の軸方向の端部(車両 後方側)が凹部124の底面に当接したままなので、線材134に作用する張力 が線材134の強度を越える。このため、前述した場合と同様にして線材134 が断線され、巻取軸22を瞬時かつ強制的にウエビング巻取方向回転させる。
【0029】 なお、所定の慣性力が車両前方側へまたは車両後方側へ瞬時に作用する場合に は、第1マス122または第2マス132に蓄積されるエネルギーが不足するた め、線材134を断線させることはない。
【0030】 一方、プリローダセンサ32が図示しない助手席側のウエビング巻取装置のプ リローダに配設された場合、プリローダセンサ32が図1に示される位置から1 80度回転した位置に組付けられる。
【0031】 ここで、車両前方側へ所定の慣性力が作用する車両急減速時になると、第2マ ス132が車両前方側へ慣性移動しようとし、かつ着火ピン120の軸方向の端 部が凹部124の底面に当接したままなので、線材134に作用する張力が線材 134の強度を越える。このため、前述した運転席側の場合と同様にして線材1 34が断線する。従って、着火ピン120が圧縮コイルばね126の付勢力で車 両後方側へ移動して雷管78に衝突する。その後の作動は、前述した運転席側の 場合と同様であるので、省略する。
【0032】 また、車両後方側へ所定の慣性力が作用する車両急減速時になった場合、第1 マス122が車両後方側へ慣性移動しようとし、かつ第2マス132がストッパ 136に当接したままなので、同様に線材134が断線する。従って、着火ピン 120が圧縮コイルばね126の付勢力で車両後方側へ移動して雷管78に衝突 する。その後の作動は、前述した運転席側の場合と同様であるので、省略する。
【0033】 このように本実施例では、プリローダセンサ32に第1マス122と第2マス 132とを配設し、両者を線材134で連結することにより、車両前後方向とい った二方向に車両急減速時の慣性力を感知することができる。このため、運転席 側のウエビング巻取装置10のプリローダ28及び助手席側のウエビング巻取装 置のプリローダの双方に同一構成のプリローダセンサ32を共用することができ る。従って、プリローダセンサを運転席側専用のものと助手席側専用のものと別 々に製造する場合に比し、コストダウンを図ることができる。
【0034】 また、運転席側及び助手席側のいずれにプリローダセンサ32を配設した場合 においても、車両急減速時の慣性力の感知方向が二方向になるので、プリローダ センサ32の感知性能を向上させることができる。
【0035】 さらに、本実施例では、第1マス122と第2マス132とを配設して、これ らを線材134で連結したので、線材134の強度を所定値以上に設定すること により、所定の慣性力が瞬時に作用する際には第1マス122、第2マス132 が慣性移動しないようにすることができる。従って、例えばシリンダ内にボール を収容させて、所定の慣性力が作用した場合にのみボールを移動させるべくシリ ンダの内周面とボールの外周面との間にダンピング機能を持たせるといった必要 がなくなる。このため、高精度が要求される部材をシリンダ及びボールから線材 132のみとすることができるので、製造コストを削減することができる。
【0036】 なお、本実施例では、乗員保護装置としてプリローダ28を適用したが、これ に限らず、車両急減速時に袋体を乗員側へ向けて膨出させるエアバッグ装置等に 適用してもよい。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る乗員保護装置用センサは、運転席側に配置さ れる乗員保護装置と助手席側に配置される乗員保護装置とに共用することができ るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたプリローダセンサを示す図
2の1−1線断面図である。
【図2】図1のプリローダセンサを備えたプリローダが
運転席側のウエビング巻取装置に取り付けられた状態を
示す一部分解斜視図である。
【図3】図1のプリローダセンサの作動を示しており、
図3(A)は車両急減速時以外の状態を示す説明図、図
3(B)は車両前方側へ慣性力が作用する車両急減速時
の作動を示す説明図、図3(C)は車両後方側へ慣性力
が作用する車両急減速時の作動を示す説明図である。
【符号の説明】
28 プリローダ(乗員保護装置) 32 プリローダセンサ(乗員保護装置用センサ) 120 着火ピン(着火部材) 122 第1マス(第1の慣性体) 132 第2マス(第2の慣性体) 134 線材(連結手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の慣性力が作用した場合に車両に搭
    載された乗員保護装置を作動させる乗員保護装置用セン
    サであって、 前記所定の慣性力が車両前方側へ向けて作用した場合
    に、該車両前方側へ慣性移動する第1の慣性体と、 前記所定の慣性力が車両後方側へ向けて作用した場合
    に、該車両後方側へ慣性移動する第2の慣性体と、 前記第1の慣性体と前記第2の慣性体とを連結し、前記
    第1の慣性体及び第2の慣性体のいずれかが慣性移動す
    ることにより連結状態が解除される連結手段と、 前記連結手段により前記第1の慣性体と前記第2の慣性
    体とが連結状態にある場合には前記乗員保護装置を非作
    動状態に維持する第1の位置に位置し、前記連結手段に
    よる前記第1の慣性体と前記第2の慣性体との連結状態
    が解除された場合には前記乗員保護装置を作動状態にす
    る第2の位置まで移動する着火部材と、 を有することを特徴とする乗員保護装置用センサ。
JP9515191U 1991-11-20 1991-11-20 乗員保護装置用センサ Pending JPH0544722U (ja)

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