JPH0544423Y2 - - Google Patents

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JPH0544423Y2
JPH0544423Y2 JP2198887U JP2198887U JPH0544423Y2 JP H0544423 Y2 JPH0544423 Y2 JP H0544423Y2 JP 2198887 U JP2198887 U JP 2198887U JP 2198887 U JP2198887 U JP 2198887U JP H0544423 Y2 JPH0544423 Y2 JP H0544423Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はガラス質板、石材質板、GRC板状体
等の内、外装用パネルを建築物の壁体に取付ける
構造に係り、特にパネルの上部を壁体に取付けた
際のパネルの下部の係止構造に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来、パネルを建築物の壁体に取付けるに際し
て建築物の壁体に固定したL型掛金具に連設した
水平な板状受金具の先端域に設けた孔に垂直に連
結ピンを挿通し、連結ピンの下端部は下位パネル
の上端面の係留孔に挿入し、一方の上端部は上位
パネルの下端面の係留孔に挿入して取付け(特公
昭53−11133号)たり、パネルの上、下縁部の表
面厚みを予め切込段差をつけて減少させ、該切込
み部に支持金具のコ字形の受け部を嵌め込むよう
にして取付けること(実公昭53−34187号)等が
公知である。
これら公知の手段はパネル端面の穿孔、縁部の
切削等の加工を必要とするが、例えば肉厚15mm
以下の薄板のパネルや、肉厚は充分あるが内部に
気孔を多量に有する軽量パネルにおいては加工時
に破損し易い。特に近年は建築物の高層、軽量化
に伴い薄板パネル、軽量パネルの需要が増大して
いるが、このような薄板パネル、軽量パネルに該
公知手段は適用し得ない。加えてこれら公知手段
はいずれもパネルの上下端が固定されるため地震
等により建築物に面内歪が生じた場合に破損し易
い。
一方、パネルの上部を支持金具、受金具を介し
て壁体に固定し、パネルの裏面下部には水平部に
壁体と平行な長孔を設けた調整金具を固設し、相
対する壁体には水平部に壁体と垂直な長孔を設け
た係止金具又は前記パネルの下位のパネルを支持
する支持金具を固設し、前記調整金具と係止金具
又は下位パネルの支持金具の両水平部を重ね合せ
て前記両長孔を直交させ、ボルト、ナツトを装着
することによりパネルの下部を位置調整可能に固
定することも知られるところである。
すなわちボルト、ナツトを前記両長孔に緩着し
た後該両長孔内を移動調整してパネル面を調整
し、ナツトを緊締するものであるが、ボルトの位
置決めをした後ナツトを緊締する間に位置ずれを
生じ易く、したがつてパネル面相互に不揃いを生
じ外観を損ね易く、又パネルの上下部が支持固定
されるため地震等による歪でパネルを破損し易
い。
本考案はこれらの問題点を解決する手段を提供
するものである。
(問題を解決するための手段) 本考案は建築物の壁体に固設した支持金具の水
平部と、パネルの裏面上部に固設した受金具の水
平部を重ね、固定することにより、壁体に平行し
てパネルを取付ける構造において、前記パネルの
裏面下部に固設した調整金具の水平部に設けた長
孔Aと、前記調整金具と相対し壁体に固設した係
止金具の前記調整金具の水平部と平行する水平部
に設けた長孔Bとを斜交するように配し、前記一
方の長孔B又はAにボルトを挿通し、これをナツ
トにより固定すると共に該ボルトの先端部を前記
他方の長孔A又はBに嵌挿させたことに特徴を有
するものである。
パネル上部は壁体に固定されるべくパネル裏面
上部に予め固設した受金具の水平部と、壁体に予
め固設した支持金具の水平部を重着するが好まし
くは受金具の水平部、支持金具の水平部夫々に互
いに直交または斜交する長孔を設け両長孔にボル
トを挿通しナツトで固定することによりパネルの
水平方向の位置調整自在に壁体に固定できる。
パネル下部の裏面には水平部に長孔Aを設けた
調整金具が固設され、対向する壁体には水平部に
長孔Bを設けた係止金具が固設され、これら調整
金具、係止金具の両水平部は接してはいないが近
接しており、該夫々の水平部に設けた夫々の長孔
A,Bは互いに斜交するように配しておき、一方
の長孔例えば長孔Bにボルト、ナツトを移動可能
に緩着し該ボルトの先端部は他方の長孔Aに嵌挿
させておけば、ボルト、ナツトの長孔Bでの移動
にともない、ボルトの先端部は長孔Aを移動しパ
ネル下部は壁体に近接、離隔微調整され、所望位
置でナツトを緊締し固定すればパネル下部が係止
されることとなる。
(実施例) 以下添付の図面に基づき本考案を詳述する。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
−1,2−2図は支持金具と受金具の関係を示す
斜視図、第3図は係止金具と調整金具の関係を示
す斜視図であり、第2−1,2−2,3図におい
ては壁体、パネル及び固定手段を省略している。
図中1は壁体であり、2は壁体に打設した植込
ボルトで取付けるパネルの巾に応じ水平方向に1
点以上好ましくは2点設ける。3は支持金具で第
2−1,2−2図に示すように鉛直に延びる長孔
4を穿設しており、植込ボルト2に嵌込んでナツ
ト5を締着することにより支持金具3は高さ調整
可能に壁体1に固定される。8はパネルであり、
その裏面上部巾方向には接着材層9を介して受金
具10を接着しており該受金具10は前記支持金
具3と対向している。
支持金具3の水平部6と受金具10の水平部1
1を重ね、固定することによりパネル8は壁体に
支持されるが、好ましくは第2−1,2−2図に
示すように支持金具3の水平部に長孔C,7を、
受金具10の水平部11に長孔D,12を穿設
し、該両長孔C,7,D,12を互いに直交(第
2−1図)又は斜交(第2−2図)するように配
しておき、該両長孔C,7,D,12にボルト1
3、ナツト14を装着することによりパネル8は
壁体1に対し横方向あるいは近接、離隔調整可能
に取付けられる。
特に長孔C,7,D,12を斜交するように配
すれば微妙な位置調整が可能となる。パネル8の
裏面下部巾方向にはパネル8の下端面にかけて接
着材層15を介して保持金具16を接着しており
該保持金具16の巾方向の少なくとも1点以上好
ましくは2点には鋲着(図示せず)等の手段によ
り調整金具17を取付けておき、該調整金具17
の水平部18には第3図に示すように長孔A,1
9を穿設しておく。なお、パネルの保持と共に調
整用金具を一体にしてパネル下部裏面に接着固定
してもよいことは勿論である。
壁体1にはパネル8の調整金具17に対向する
係止金具20を固設しておき、該係止金具20は
前記支持金具3と同様に第3図に示すような鉛直
に延びる長孔21に植込ボルト22、ナツト23
を装着することにより高さ調整可能に壁体1に固
定される。又、係止金具20の水平部24には長
孔B,25を穿設しており該長孔B,25と調整
金具17の長孔A,19は垂直に視て互いに斜交
するように配される。
又、係止金具20の水平部24と調整金具17
の水平部18はその間に後述するナツト27が介
在すべく離隔しており、係止金具20の水平部2
4に設けた長孔B,25にボルト26を挿通し、
これを水平部24を挟んでナツト27を長孔B,
25に沿つて移動可能に緩挿し、一方該ボルト2
6の先端部28は調整金具17の水平部18の長
孔A,19に嵌挿するようにしておき、係止金具
20の水平部24の長孔B,25に緩着したボル
ト26、ナツト27を該長孔25に沿つて移動さ
せれば、該ボルト26の先端部28は調整金具1
7の水平部18の長孔A,19に沿つて移動し、
それによりパネル8の下部は壁体1に近接又は離
隔調整ができ、所望の位置でナツト27を緊締す
ることによりパネル8の下部が係止される。
本考案におけるパネルの取付施工は、まずパネ
ル8に設けた受金具10の水平部11を支持金具
3の水平部6に重ね、受金具10の水平部11の
長孔D,12と支持金具3の水平部6の長孔C,
7とにボルト13,ナツト14を移動可能に緩着
し該ボルト13、ナツト14を移動させパネル8
の位置調整をしたうえでナツト14を緊締し固定
する。
次に係止金具20の水平部24の長孔B,25
にボルト26,相対する水平部24の面にナツト
27を移動可能に緩挿、係止させ、かつボルト2
6の先端部28をパネル8に設けた調整金具17
の水平部18の長孔A,19に嵌挿させておき、
ボルト26、ナツト27を係止金具20の水平部
24の長孔B,25に沿つて移動させることによ
りボルト26の先端部28は調整金具17の水平
部18の長孔A,19を移動しパネル8の下部は
壁体1に近接又は離隔し、所望位置でナツト27
を緊締することにより、パネルの下部が係止され
ることとなる。
第4−1,4−2図は調整金具17と係止金具
20の関係を平面図で示したが、一方の長孔例え
ば係止金具20に設けた長孔B,25を壁体1と
平行させ、他方の調整金具17に設けた長孔A,
19をそれと小さい角度で斜交するようにするこ
とにより、ボルト26、ナツト27の移動距離、
図中lに比べパネル下部の壁体方向への移動距
離、図中mは小さく、すなわちボルト26、ナツ
ト27の移動によりパネルの微妙な位置調整がで
きる。斜交角度は15°〜45°の範囲が適当である。
又、パネル8の上部の固定においても、支持金
具3の水平部6に長孔C,7をパネル8に設けた
受金具10の水平部11に長孔D,12を穿設し
両長孔C,7,D,12を直交するようにすれ
ば、パネル8上部の位置調整が可能となるが、さ
らに好ましくは両長孔C,7,D,12を斜交す
るようにすれば前記と同様の理由でより微妙な位
置調整が容易となる。
なお、パネル上部の巾方向に延びる受金具10
とパネル下部の巾方向に延びる保持金具16の夫
夫両端部を接続する接続金具(図示せず)を配設
すればパネルはこれら受金具、保持金具、接続金
具に担持されることになり、パネル自体の重量が
パネルの局部に加わることが防止され、パネルの
破損の恐れはより軽減される。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案は薄いパネルの取付
けにも適し、パネルの位置調整が迅速容易にで
き、地震等により建築物に面内歪が生じた場合
も、一方の長孔に単にボルト端を嵌挿しているの
でこれを吸収し破損する恐れが少ないという実用
上多大な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
−1、第2−2図は支持金具と受金具の関係を示
す斜視図、第3図は係止金具と調整金具の関係を
示す斜視図、第4−1、第4−2図は係止金具と
調整金具の関係を示す平面図である。 1……壁体、3……支持金具、7……長孔C、
8……パネル、10……受金具、12……長孔
D、17……調整金具、19……長孔A、20…
…係止金具、25……長孔B。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建築物の壁体に固設した支持金具の水平部
    と、パネルの裏面上部に固設した受金具の水平
    部とを重ね、固定することにより、壁体に平行
    してパネルを取付ける構造において、前記パネ
    ルの裏面下部に固設した調整金具の水平部に設
    けた長孔Aと、前記調整金具と相対し壁体に固
    設した係止金具の前記調整金具の水平部と平行
    する水平部に設けた長孔Bとを斜交するように
    配し、前記一方の長孔BまたはAにボルトを挿
    通し、これをナツトにより固定すると共に該ボ
    ルトの先端部を前記他方の長孔A又はBに嵌挿
    してなることを特徴とするパネルの取付構造。 (2) 支持金具の水平部に長孔Cを、受金具の水平
    部に長孔Dを設け、互いに直交又は斜交するよ
    うに配した該両長孔C,Dにボルトを挿通し、
    支持金具と受金具をナツトにより固定してなる
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のパネルの取付構造。
JP2198887U 1987-02-19 1987-02-19 Expired - Lifetime JPH0544423Y2 (ja)

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JP2198887U JPH0544423Y2 (ja) 1987-02-19 1987-02-19

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JP2198887U JPH0544423Y2 (ja) 1987-02-19 1987-02-19

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Publication Number Publication Date
JPS63132032U JPS63132032U (ja) 1988-08-30
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010053547A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Asahi Woodtec Corp 木質パネルの取付構造
JP2017027677A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 古河電池株式会社 蓄電池用接続体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010053547A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Asahi Woodtec Corp 木質パネルの取付構造
JP2017027677A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 古河電池株式会社 蓄電池用接続体

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