JPH0544420U - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH0544420U
JPH0544420U JP9829691U JP9829691U JPH0544420U JP H0544420 U JPH0544420 U JP H0544420U JP 9829691 U JP9829691 U JP 9829691U JP 9829691 U JP9829691 U JP 9829691U JP H0544420 U JPH0544420 U JP H0544420U
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component
chute
sensor
station
suction
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JP9829691U
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Inventor
正夫 栗原
高広 北島
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は吸着ミスの原因が部品切れであるの
かつまりであるのか判断し易いようにすることを目的と
する。 【構成】 第1のセンサ(73)によりシュート(2
7)上の部品(4)の有無が検出され、第2のセンサ
(77)により該第1のセンサ(73)より上流位置の
部品(4)の有無が検出される。そして、第1のセンサ
(73)で部品無、第2のセンサ(77)で部品有と検
出された場合はつまりであり、第1のセンサ(73)で
部品有で、第2のセンサ(77)で部品無と検出された
場合は部品切れである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケース内にバラの状態で収納したチップ部品をシュートを介して部 品取出位置まで搬送する部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
此種の従来技術として、本出願人が先に出願した特願平3−76308号に添 付したものがある。
【0003】 しかし、部品切れあるいはシュート内でのつまりのため部品取出位置に部品が 搬送されず、部品装着装置の吸着具で吸着ミスが発生し、作業者がその異常を解 消しようとするとき、部品切れであるのか、つまりであるのか判断するのに不都 合があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従って、本考案は吸着ミスの原因が部品切れであるのかつまりであるのか判断 し易くすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案はケース内にバラの状態で収納したチップ部品をシュートを介 して部品取出位置まで搬送する部品供給装置に於いて、前記部品取出位置近傍の 部品の有無を検出する第1のセンサと、該第1のセンサより上流位置の部品の有 無を検出する第2のセンサとを設けたものである。
【0006】
【作用】
以上の構成から、第1のセンサにより部品取出位置近傍の部品の有無が検出さ れ、第2のセンサにより該第1のセンサより上流位置の部品の有無が検出される 。そして、第1のセンサで部品無、第2のセンサで部品有と検出された場合は部 品のつまりであり、第1のセンサで部品有で、第2のセンサで部品無と検出され た場合は部品切れである。
【0007】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図に基づき説明する。
【0008】 図2に於いて、(1)はX軸モータ(2)及びY軸モータ(3)の回動により XY方向に移動するXYテーブルであり、チップ状電子部品(4)(以下チップ 部品もしくは部品と言う)が装着されるプリント基板(5)が載置される。
【0009】 (6)は供給台であり、バラの状態で収納されたチップ部品(4)を供給する バルクカセットフィーダ(8)が多数台配設されている。(10)は供給台駆動 モータであり、ボールネジ(11)を回動させることにより、該ボールネジ(1 1)に嵌合し供給台(6)に固定された図示しないナットを介して、供給台(6 )がリニアガイド(12)に案内されて移動する。
【0010】 (13)は間欠回動するターンテーブルであり、該テーブル(13)の外縁部 には吸着ノズル(14)を4本有する装着ヘッド(15)が間欠ピッチに合わせ て等間隔に配設されている。
【0011】 吸着ノズル(14)がバルクカセットフィーダ(8)より部品(4)を吸着し 取出す装着ヘッド(15)の停止位置が吸着ステーションであり、該吸着ステー ションにてターンテーブル(13)の一番外側に位置する吸着ノズル(14)が 下降して部品(4)を吸着する。
【0012】 該吸着ノズル(14)が部品(4)を吸着する水平面内における位置を以下部 品吸着位置と言う。
【0013】 ターンテーブル(13)の間欠回動により装着ヘッド(15)が吸着ステーシ ョンの次に停止する位置が部品有無検出ステーションであり、該ステーションに ては部品有無検出装置(16)により吸着ノズル(14)が吸着する部品(4) の有無が検出される。
【0014】 装着ヘッド(15)が次に停止する位置が認識ステーションであり、該ステー ションにて部品認識装置(17)により吸着ノズル(14)が吸着する部品(4 )の位置ずれが認識される。
【0015】 認識ステーションの次の装着ヘッド(15)の停止する位置が角度補正ステー ションであり、認識装置(17)による認識結果に基づき吸着ノズル(14)が ノズル回動ローラ(18)によりθ方向に回動され部品(4)の回転角度の位置 ずれが補正される。
【0016】 角度補正ステーションの次の停止位置が、装着ステーションであり、前記基板 (5)に該ステーションの吸着ノズル(14)の吸着する部品(4)がプリント 基板(5)に装着される。
【0017】 吸着ステーションより一つ手前のターンテーブル(13)の間欠回動による装 着ヘッド(15)の停止位置がノズル選択ステーションであり、ヘッド回動ロー ラ(19)によりヘッド(15)が回動され次に供給される部品(4)を吸着す べき吸着ノズル(14)が選択される。
【0018】 次に、部品有無検出装置(16)について図3に基づき説明する。
【0019】 (20)は吸着ノズル(14)に吸着された部品(4)に対し光線を照射する 発光部である。(21)は発光部(20)に対向して設けられた受光部であり、 発光部(20)の照射する光線を受光する。吸着ノズル(14)が部品(4)を 吸着していない場合、発光部(20)の照射する光線は受光部(21)に受光さ れ部品(4)が吸着されていないことが検出され、吸着ノズル(14)が部品( 4)を吸着している場合、発光部(20)の照射する光線は部品に遮光され受光 部(21)に受光されずに部品(4)が吸着されていることが検出される。
【0020】 次に、バルクカセットフィーダ(8)について図1及び図5及び図6に基づき 説明する。
【0021】 図1に於いて、(23)は供給台(6)の図示しない位置決め用孔に嵌入され てバルクカセットフィーダ(8)を供給台(6)に位置決めするロケートピンで ある。(24)はバラの状態でチップ部品(4)を収納するバルクケースであり 、バルクカセットフィーダ(8)上部に着脱自在に取付けられる。該バルクケー ス(24)中の部品(4)は第1チャンバ(25)及び第2チャンバ(26)を 介して落下し、シュート(27)内に一列に整列する。
【0022】 (29)は第2チャンバ(26)下部に設けられたチャンバ圧縮エア供給孔で あり、(30)はシュート(27)の入口側に設けられたシュート圧縮エア供給 孔である。両供給孔はバルブ(31)に連通しており、バルブ(31)の開閉に より圧縮空気が供給されることにより前記供給孔(29)から噴出する圧縮空気 が第2チャンバ(26)内に溜っているチップ部品(4)をシュート(27)入 口でつまらないように吹きほぐし、前記供給孔(30)から噴出する圧縮空気は 、シュート(27)内に整列する部品(4)がシュート(27)の出口側に移動 するよう作用する。
【0023】 (32)はシュート(27)内に部品(4)の下面を吸引するように設けられ た真空吸引孔であり、常に真空吸引が成されている。また、シュート圧縮エア供 給孔(30)より供給される圧縮空気は、該吸引孔(32)の真空吸引により停 止しようとする部品(4)をシュート(27)出口側に移動させるのに十分な圧 力を有している。
【0024】 シュート(27)の出口には、図6のように90度間隔に部品(4)が入り込 むための溝(34)が切欠かれたロータ(35)が設けられている。該溝(34 )の間口であるロータ(35)回動方向の幅は部品(4)の幅より少しだけ広く 成されている。シュート(27)内を案内された部品(4)は、シュート(27 )の出口に位置する溝(34)内に、後続の部品(4)に押され収納される。該 部品(4)は溝(34)内でチップ部品載置面(36)上に載置され、ロータ( 35)が回動する場合は該載置面(36)上を摺動して移動する。そのため該載 置面(36)はスムーズに部品(4)が移動するよう摩擦が小さいように成され 本実施例では金属面である。(スムーズに移動できればプラスチック等で形成さ れていてもよい。) 部品(4)が溝(34)内に供給されると、図6の時計回りの方向に90度回 動し停止することにより、先頭の部品(4)はシュート(27)内の部品(4) より分離され次の溝(34)がシュート(27)の出口に位置し、同様にして部 品(4)が該溝(34)内に供給されるように成されている。
【0025】 前記バルブ(31)の開閉は該ロータ(35)の間欠回動と同期して行なわれ ており、溝(34)がシュート(27)の出口に停止してからバルク(31)が 開かれ部品(4)が押出され、ロータ(35)が回動を開始する前に閉じられる ように成されている。
【0026】 次に、第2チャンバ(26)内に溜っているチップ部品(4)が前述のように 吹きほぐされた後、つまらずにシュート(27)内に整列するようバルクカセッ トフィーダ(8)を上側より叩いて振動を与える機構について説明する。
【0027】 該機構は本実施例が構成する部品装着装置の本体側に設けられているものであ る。ここでいう部品装着装置の本体側とは、前述している装置のテープフィーダ (7)及びバルクカセットフィーダ(8)以外の装置本体部のことである。
【0028】 図4において、(37)はターンテーブル(13)を駆動する図示しない駆動 源により回動される叩き棒カムであり、支軸(38)を支点に揺動するレバー( 39)に設けられたカムフォロワ(40)を支持する。該レバー(39)に設け られた支軸(41)には叩き棒(42)が軸支され、また該レバー(39)はバ ネ(43)により下方に付勢されている。(44)は叩き棒(42)の上下動を 案内するガイドである。前記カム(37)はターンテーブル(13)の間欠回動 ごとに1回転し、叩き棒(42)はバルブ(31)が開けられたときにフィーダ (8)を叩いて、チップ部品(4)のつまりをなくすよう補助している。
【0029】 次に、バルクカセットフィーダ(8)におけるロータ(35)を回動させる機 構について説明する。
【0030】 図1及び図5及び図6において、(46)はロータ(35)を軸着するロータ 軸であり、軸受(47)により回動可能に支持されている。該ロータ軸(46) の下方にはピニオン(48)が、該軸(46)の回動とは独立して回動可能に嵌 入されており、該ピニオン(48)の上部には該ピニオン(48)と共に回動す るラチェットブラケット(49)が嵌入されている。
【0031】 該ラチェットブラケット(49)の上部には、ロータ軸(46)と一体となっ て回動するラチェットホイール(50)が該軸(46)に軸着されており、ラチ ェットホイール(50)の周囲に90度間隔に形成されたホイール溝(51)に はラチェットブラケット(49)に取付けられたラチェット(52)が係合可能 と成されている。(54)はラチェットロック爪であり、バネ(55)により付 勢され揺動しラチェットホイール(50)の溝(51)に係合しラチェットホイ ール(50)が逆方向に回動しないようにしている。
【0032】 (56)は前記ピニオン(48)を回動させるため該ピニオン(48)に嵌合 しガイドローラ(56A)及びガイド体(56B)に案内されて往復動するラッ クであり、常に圧縮バネ(57)により図5の右方向に付勢されると共に、スイ ングアーム(58)に設けられたカムフォロワ(59)によりその右方向への移 動が規制されている。該スイングアーム(58)はアーム支軸(60)を支点に 揺動可能であり、引張バネ(61)により図5の左方向に揺動するよう付勢され ている。圧縮バネ(57)の付勢力よりも引張バネ(61)の付勢力の方が強い ので、スイングアーム(58)及びラック(56)は図5の左方向に付勢されて いる。
【0033】 スイングアーム(58)を引張バネ(61)の付勢力に抗して図5の右方向に 揺動させる送りレバー(62)は、図4に示されるように、本体側の部品吸着位 置に停止するカセットフィーダ(8)のスイングアーム(58)を揺動できる位 置に設けられ、ターンテーブル(13)を間欠回動させる駆動源に駆動される送 りレバーカム(64)の回動により揺動する送り揺動レバー(65)と引張バネ (66)の作用により図4の左右方向に移動する。送りレバー(62)の往復動 作は、ターンテーブル(13)の間欠回動毎にバルクカセットフィーダ(8)あ るいはテープフィーダ(7)が部品吸着位置に停止したならば行なわれる。
【0034】 シュート(27)より部品(4)が供給される溝(34)の停止位置を「チッ プ分離ステーション」と以下言うが、チップ分離ステーションより90度回動し た次の停止位置では溝(34)内に部品(4)が有るかどうかのチェックが行な われ、この停止位置を「チップ有無検出ステーション」と言う。
【0035】 バルクカセットフィーダ(8)が部品吸着位置に停止した場合、該チップ有無 検出ステーションの真上には図4に示されるように部品有無検出センサ(68) が本体側に取付けられたセンサ支持アーム(69)に取付けられて設けられてい る。該センサ(68)は本実施例では反射型センサが用いられており、チップ部 品(4)の有無で反射光が異なることにより、部品(4)の有無を検出している 。
【0036】 吸着ステーションの部品(4)を吸着する吸着ノズル(14)がロータ(35 )のチップ吸着ステーションの真上にあり、センサ(68)がロータ(35)の チップ有無検出ステーションの真上にあり、図4のようにヘッド(15)の外側 方向より内側に向かってセンサ支持アーム(69)が伸びているので吸着ノズル (14)を横切ることがなく、ターンテーブル(13)が回動してもセンサ(6 8)及びセンサ支持アーム(69)に吸着ノズル(14)あるいはヘッド(15 )は衝突しない。またセンサ(68)及びセンサ支持アーム(69)は、供給台 (6)の移動によってもテープフィーダ(7)及びカセットフィーダ(8)に衝 突しない位置に設けられている。
【0037】 ロータ(35)の90度の回動によるチップ有無検出ステーションの次の溝( 34)の停止位置は、吸着ノズル(14)が溝(34)内の部品(4)を吸着す る「チップ吸着ステーション」である。
【0038】 図6において、ロータ(35)の回動による溝(34)のチップ吸着ステーシ ョンの次の停止位置は、「吸着ミスチップ排出ステーション」であり、該ステー ションの溝(34)の下部にはチップ排出箱(71)が設けられており、吸着さ れなかったチップ部品(4)が落下して排出される。排出されないと、チップ分 離ステーションでシュート(27)あるいは、シュート(27)に整列する先頭 のチップ部品(4)にひっかかる恐れがあるからである。
【0039】 図1において、(73)はシュート(27)の出口付近の部品(4)5個位の 部分を透明な蓋(82)としてこの5個の内の何れかの部品(4)を検出する反 射型の第1のセンサで、該蓋(82)を通過する発光器(74)から照射された 光線がチップ部品(4)の有無で反射板(75)による反射光が受光器(76) に受光されるか否かで、該シュート(27)上の部品(4)の有無を検出してい る。(77)は第1チャンバ(25)上方に配置された反射型の第2のセンサで 、第1のセンサ(73)と同様にカセットフィーダ(8)の透明な蓋(83)を 通過する発光器(78)から照射された光線がチップ部品(4)の有無で反射板 (79)による反射光が受光器(80)に受光されるか否かで、第1チャンバ( 25)内の部品(4)の有無を検出している。尚、該第1、第2のセンサ(73 ),(77)は発光器(74),(78)から照射された光線が部品(4)で反 射され、その反射光が受光器(76),(80)に受光されない位置に設置され ている。従って、部品(4)が無く、反射板(75),(79)で反射された反 射光は受光器(76),(80)に受光される。
【0040】 次に、本実施例の構成による部品装着装置の制御系統について図7に基づき説 明する。
【0041】 (88)はCPUであり、RAM(89)に格納された各種データに基づきR OM(90)に格納されたプログラムに従って、プリンタ基板(5)にチップ部 品(4)を装着する動作に係る各種動作を制御する。インターフェース(91) はCPU(88)と部品有無検出装置(16)、部品有無検出センサ(68)、 第1のセンサ(73)及び第2のセンサ(77)等とを接続している。
【0042】 以上のような構成により以下動作について説明する。
【0043】 先ず、作業者は部品装着装置の自動運転の前に、バルクカセットフィーダ(8 )の送りレバー(62)を手作業で引いて送っておき、ロータ(35)のチップ 分離ステーション及びチップ有無検出ステーションの溝(34)にチップ部品( 4)が収納されるようにしておく。また、各カセットフィーダ(8)のシュート (27)内には第2チャンバ(26)側から出口側まで、チップ部品(4)が連 続して整列されている。
【0044】 自動運転が開始されると、RAM(89)に格納された図示しない装着データ に従って、次に吸着ノズル(14)に吸着されるべき部品(4)を供給するバル クカセットフィーダ(8)が、供給台駆動モータ(10)の駆動によりリニアガ イド(12)に沿って移動して部品吸着位置に停止する。
【0045】 このとき、図2の右から3番目のバルクカセットフィーダ(8)が部品吸着位 置に停止するものとする。
【0046】 次に、部品有無検出センサ(68)によりチップ有無検出ステーションの部品 (4)の有無検出が行なわれる。そして、RAM(89)内には、当該バルクカ セットフィーダ(8)についてのセンサ(68)の検出結果の部品有りが記憶さ れる。
【0047】 次に、ターンテーブル(13)の回転により装着ヘッド(15)が吸着ステー ションに移動してくると、送りレバー(62)が図1の右側に移動しスイングア ーム(58)を引張バネ(61)に抗して右側に揺動させるため、圧縮バネ(5 7)がラック(56)をガイドローラ(56A)及びガイド体(56B)に沿っ て移動させピニオン(48)が回動される。その結果ラチェットブラケット(4 9)の回動により、ラチェット(52)がラチェットホイール(50)を回動さ せる。ラチェットホイール(50)が90度回動した位置でラック(56)は図 示しないストッパにより停止し、ラチェットホイール(50)は回動を停止し、 この位置でバネ(55)に付勢されてラチェットロック爪(54)がラチェット ホイール(50)のホイール溝(51)に係合する。こうして、ラチェットホイ ール(50)が軸着するロータ軸(46)が90度回動すると、ロータ(35) は90度回動し、チップ有無検出ステーションの溝(34)はチップ吸着ステー ションに移動し、該溝(34)内の部品(4)は部品載置面(36)上を摺動し て該ステーションに移動する。
【0048】 次に送りレバー(62)が図1の左側に戻ると、スイングアーム(58)が戻 りピニオン(48)及びラチェット(52)も元の位置に戻るが、ラチェットホ イール(50)はラチェットロック爪(54)にロックされているため回動せず 、ロータ(35)は回動した位置を保持する。
【0049】 次に、ロータ(35)が停止した後のロータ(35)の各停止ステーションで の動作について説明する。
【0050】 先ず、チップ分離ステーションでは、チッブ部品(4)の溝(34)内への収 納動作が行なわれる。
【0051】 即ち、シュート(27)内に整列している部品(4)は真空吸引穴(32)よ り真空吸引されており、ロータ(35)の回動が始まり溝(34)がチップ分離 ステーションより回動してしまうまでの間は先頭の部品(4)を押圧する圧力は 働いていないが、ロータ(35)の回動が停止した時にはバルブ(31)が開け られ、シュート圧縮エア供給孔(30)より圧縮空気が吐出され真空吸引力に抗 してシュート(27)内のチップ部品(4)を押し、先頭の部品(4)を溝(3 4)内に押出し供給する。
【0052】 一方、チャンバ圧縮エア供給孔(29)からも、シュート圧縮エア供給孔(3 0)からと同時に圧縮空気が噴出し、第2チャンバ(26)内に溜っているチッ プ部品(4)を吹きほぐすが、バルブ(31)が閉められると吹きほぐされた部 品(4)は落下し、そのうちの一部がシュート(27)内に進入する。このシュ ート(27)に進入した部品(4)は、エア供給孔(30)よりの圧縮空気によ りシュート(27)入口から該供給孔(30)の間に部品(4)が無くなってい るため、シュート(27)内を自重落下により滑降しシュート(27)内に整列 して行き、次のロータ(35)の回動時の圧縮空気の吐出に備えられる。このと き、圧縮空気の吐出が終了した後には真空吸引孔(32)はその上にある部品( 4)を吸引して塞がっており、他の部品(4)の吸引はしない。
【0053】 また、バルブ(31)が開けられた時に、叩き棒カム(37)の回動によりレ バー(39)がバネ(43)に付勢され下方に揺動し、叩き棒(42)がガイド (44)に案内され下降しバルクカセットフィーダ(8)の中央部付近を叩く。 この振動により、シュート(27)内及び第2チャンバ(26)内の部品(4) のつまりの解消が促進される。また、バルブ(31)が閉じられると、シュート (27)内の部品(4)の押出し圧力が無くなる。
【0054】 次に、チップ有無検出ステーションで行なわれる部品有無検出動作について説 明する。
【0055】 ロータ(35)の回動が停止すると、該ステーションの真上に位置する部品有 無検出センサ(68)が部品(4)の上面の光線の反射により、溝(34)内の 部品(4)の有無の検出動作をするが、部品(4)が溝(34)内に有るので部 品有りの検出が行なわれ、この結果はRAM(89)内に記憶される。
【0056】 次のチップ吸着ステーションでは、ロータ(35)の回動が停止した後、吸着 ノズル(14)は図示しない上下動手段により下降され部品(4)に当接し該部 品を吸着した状態で上昇する。
【0057】 こうして、ロータ(35)の90度の回動による一連の動作が行なわれたわけ であるが、次に、吸着ステーションにて部品(4)を吸着したノズル(14)を 有する装着ヘッド(15)は、ターンテーブル(13)の間欠回動により、部品 有無検出ステーションに移動する。
【0058】 装着ヘッド(15)が該ステーションに停止すると、吸着ノズルに吸着された 部品(4)により、図3に示されるように発光部(20)より照射された光線が 遮光され受光部(21)に受光されず、部品(4)の有りが部品有無検出装置( 16)に検出される。
【0059】 次に、ターンテーブル(13)の間欠回動により装着ヘッド(15)は、認識 ステーションに停止する。該ステーションでは部品認識装置(17)により吸着 ノズル(14)の吸着する部品(4)の位置ずれが認識され、次の停止ステーシ ョンである角度補正ステーションにてノズル回動ローラ(18)により、部品( 4)の回転角度の位置ずれが補正される。
【0060】 その後、吸着ノズル(14)に吸着された部品(4)は、装着ステーションに てX軸モータ(2)及びY軸モータ(3)の回動により、位置ずれの補正分も加 えられて移動したXYテーブル(1)上のプリント基板(5)に装着される。
【0061】 一方、最初に吸着された部品(4)を保持している装着ヘッド(15)が部品 有無検出ステーションに回動すると、次の装着ヘッド(15)が吸着ステーショ ンに移動して来る。
【0062】 そして、この間欠回動の間に前述と同様にして、次に吸着されるべき部品(4 )を供給するバルクカセットフィーダ(8)が部品(4)の吸着位置に移動する が、図2の右から2番目のバルクカセットフィーダ(8)が部品(4)の吸着位 置に停止するものとする。
【0063】 すると、チップ有無検出ステーションにて部品(4)の有無の検出が行なわれ 、ロータ(35)の回動が行なわれ、ロータ(35)の各ステーションでの前述 と同様な動作が行なわれる。このようにして、吸着ステーションにて部品(4) の吸着が成されて行くが、同一のカセットフィーダ(8)から連続して部品(4 )の吸着が行なわれると、エア供給孔(29)の圧縮空気の吐出が停止した後、 吹上げられたチップ部品(4)が第2チャンバ(26)内を落下してシュート( 27)に進入しても、シュート(27)入口で他の部品(4)ともつれたり、姿 勢が直ってから進入する等して進入するタイミングが遅れた場合は、自重で滑り 落ちる間に次のエア供給孔(30)からの圧縮空気の吐出により第2チャンバ( 26)内に吹戻されてしまったり、シュート(27)に進入できなかったりし、 次第にシュート(27)内の部品(4)の数が減少する。一旦、他のカセットフ ィーダ(8)が部品吸着位置に移動して連続しての供給が停止されても、第2チ ャンバ(26)の下部に溜った部品(4)は最初にシュート(27)内に進入し た部品以外は、シュート(27)入口につまって重なり合っており落下しないた めシュート(27)内に整列する部品(4)の数量は増えない。そして再度当該 カセットフィーダ(8)が部品吸着位置に停止して連続した部品(4)の供給が 行なわれると、再びシュート(27)内の部品(4)は減少して行く。そして、 真空吸引孔(32)の位置よりもシュート(27)の出口側にしか部品(4)が 整列していない状態まで減少すると、エア供給孔(29)よりの圧縮空気の吐出 が停止した後、第2チャンバ(26)内で舞上った部品(4)には吸引力が働き 自重落下するより早く落下してシュート(27)内に進入し、シュート(27) 内にても自重落下するより早く滑降するため、次のエア供給孔(30)からの圧 縮空気の吐出が始まる前にエア供給孔(30)を通り過ぎ戻されてしまうこと無 く整列する。従ってこれ以上シュート(27)内の部品(4)は減少せず、部品 (4)の供給が成される。
【0064】 以下、部品切れあるいはシュート(27)内でのつまり検出動作について説明 する。
【0065】 図8に示すように第1のセンサ(73)の発光器(74)から照射された光線 が反射板(75)により反射されて受光器(76)に受光され(ON)、第2の センサ(77)の発光器(78)から照射された光線が部品(4)により反射さ れた反射光が受光器(80)に受光されない(OFF)場合はシュート(27) 内でつまりが発生していることになる。
【0066】 また、第1のセンサ(73)がOFFで、第2のセンサ(77)がONである 場合、部品切れが発生していることとなる。この検出結果を基に図示しない異常 報知器により異なる報知(例えばブザーを用いて異なる発信音を出させる)をさ せることにより作業者はそれぞれの場合に対応できる。
【0067】 尚、第1、第2のセンサ(73),(77)ともOFFの場合は、つまりも部 品切れもない状態である。
【0068】 尚、第1、第2のセンサ(73),(77)は反射型センサに限らず透過型セ ンサを用いても良く、この場合、反射板(75),(79)の設置位置に発光器 あるいは受光器どちらかを設置すれば良い。また、バルクカセットフィーダ(8 )本体側に該センサ用の電池を埋め込んでおく。
【0069】 更に、第1のセンサ(73)の役目を部品有無検出センサ(68)に持たせて も良い。即ち、シュート(27)上でなくロータ(35)上の部品(4)の有無 検出結果からつまり、部品切れを検出させる。
【0070】 また、シュート(27)上に複数のセンサを設置すればどの位置でつまりが発 生しているか容易に判断できる。
【0071】
【考案の効果】
以上、本考案によれば吸着ミスの原因が部品切れであるのかつまりであるのか 判断し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したバルクカセットフィーダの側
面図である。
【図2】部品装着装置の平面図である。
【図3】部品有無検出装置の側面図である。
【図4】部品装着装置の部品吸着位置における側断面図
である。
【図5】バルクカセットフィーダのロータ回動機構を示
す側面図である。
【図6】バルクカセットフィーダのロータ付近の平面図
である。
【図7】本考案の制御ブロック図である。
【図8】第1、第2のセンサによる検出データを示す図
である。
【符号の説明】
(4) チップ状電子部品 (8) バルクカセットフィーダ(部品供給装置) (27) シュート (73) 第1のセンサ (77) 第2のセンサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内にバラの状態で収納したチップ
    部品をシュートを介して部品取出位置まで搬送する部品
    供給装置に於いて、前記部品取出位置近傍の部品の有無
    を検出する第1のセンサと、該第1のセンサより上流位
    置の部品の有無を検出する第2のセンサとを設けたこと
    を特徴とする部品供給装置。
JP9829691U 1991-11-28 1991-11-28 部品供給装置 Pending JPH0544420U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013098414A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Sony Corp 実装装置、部品切れ判定方法及びプログラム

Cited By (1)

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