JPH0544250U - 高粘度二液ハンドスプレーガンの洗浄装置 - Google Patents
高粘度二液ハンドスプレーガンの洗浄装置Info
- Publication number
- JPH0544250U JPH0544250U JP11104991U JP11104991U JPH0544250U JP H0544250 U JPH0544250 U JP H0544250U JP 11104991 U JP11104991 U JP 11104991U JP 11104991 U JP11104991 U JP 11104991U JP H0544250 U JPH0544250 U JP H0544250U
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- cleaning
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高粘度の二液スプレーガンの薄膜塗布と、洗
浄の容易化を図ること。 【構成】 塗料ノズル内にスタテックミキサーを、塗料
ノズルと空気キャップ間に圧縮空気通路を配するととも
に、二液の塗料ノズルの供給のON・OFFを一つの引
金で同時に行う構成とし、塗布終了時、手動による回動
操作により、洗浄液を塗料通路に供給するつまみをスプ
レーガンの後部に突出して構成した。
浄の容易化を図ること。 【構成】 塗料ノズル内にスタテックミキサーを、塗料
ノズルと空気キャップ間に圧縮空気通路を配するととも
に、二液の塗料ノズルの供給のON・OFFを一つの引
金で同時に行う構成とし、塗布終了時、手動による回動
操作により、洗浄液を塗料通路に供給するつまみをスプ
レーガンの後部に突出して構成した。
Description
【0001】
本考案は、高粘度二液ハンドスプレーガンの手動による洗浄装置に関する。
【0002】
二液スプレーガンには、微粒化と混合の向上をはかるために、液の粘度を下げ る加温装置を設ける手段がある。しかし、装置が大型重量化になるため、ハンド スプレーガンには不向きである。
【0003】 又、スプレーガン内部で単に二液を合流させた程度では、主剤と硬化剤との混 合が不十分であり、硬化不良が発生し易い。 又、先端のノズルがエアレス用のノズルチップを利用した場合、二液の高圧用 のポンプが必要となるとともに、ノズルチップの通過孔が極めて小さいため、ノ ズルチップで詰まりが発生しやすい。よって、ノズルチップの吐出量を少なくし て塗装を行う薄膜塗装には向かない。
【0004】 さらに、スプレーガンの外部で二液を混合するものも見られるが、これも塗料 ノズル以外での二液の外部衝突のため、やはり微粒化不十分や混合不十分が発生 し易く、又、外部衝突のため、霧の飛散が多く環境を悪化させる。
【0005】
これらの従来の二液スプレーガンにおいては、前記したように薄膜塗装を行う ための少量吐出噴霧が困難であり、さらに、噴霧後のガン内洗浄を簡単な構造で 簡単に操作し得ないという問題を呈する。
【0006】
前記の如き問題点を解決し、薄膜噴霧を可能とするとともに、噴霧後の洗浄を 簡単な操作で可能とするため、本考案は、内部にスタテックミキサーをとりつけ てなる塗料ノズルを設け、この塗料ノズルの前方に空気キャップを、この塗料ノ ズルの先端外周に空気通路を形成するように着脱自在にとりつけてなる内部混合 ガンに於いて、前記合流路に連絡して前記並列配置したニードル弁装置の間に洗 浄用通路を形成し、該洗浄用通路と前記合流路との開閉を手動にて行う開閉装置 を設けたものである。
【0007】
上記構成により、合流路に出た高粘度の液体を塗料ノズル内のスタテックミキ サーを通すことにより、高粘度の二液が撹拌されながら進むことによって、混合 が十分になし得るとともに、さらに、塗料ノズルより出た二液に対して、塗料ノ ズルの外周に供給された圧縮空気が、空気キャップ内で混合するため、高粘度か らなる二液の微粒化が向上する。よって空気キャップより少吐出による詰りの発 生がなく、薄膜噴霧が可能となる。 又、これらの二液は速乾性のため、二液の噴霧作業が終了したのちは、混合し た後の液の通路内にある二液はすぐに固まってしまい、次に使用するときに使用 し得なくなるが、スプレーガン本体の後部に突出した洗浄用つまみの手動による 回動操作により、前記通路内に洗浄液を送り、塗料ノズル内のスタテックミキサ ーを通って空気キャップより噴出させることにより、二液混合通路内は良好に洗 浄が行われ、空気キャップよりきれいな洗浄液が出てきたときに、洗浄用つまみ の回動操作により、洗浄作業が簡単に行える。
【0008】
図面は、本考案の一実施例を示す高粘度二液スプレーガンである。高粘度の二 液は種類の限定はなく、ここでは、二液として接着剤の主剤と硬化剤を例として 説明する。
【0009】 スプレーガンの本体1に、1個の引金2にて同時に操作出来るニードル弁装置 3.3を並列に配置し、該ニードル弁装置3.3のニードル弁4.4の後方には 液の導入口5.5を、前方にはシート部6.6をそれぞれ設け、該シート部6. 6の前方には、両液の合流路7を経て内部にスタテックミキサー8をとりつけて なる塗料ノズル9を設け、該塗料ノズル9の前方にスリット状の排出口を有する 空気キャップ10を、該塗料ノズル9の先端外周に空気通路11を形成するよう に着脱自在にとりつけてなる内部混合ガンに於いて、前記合流路7に連絡して前 記並列配置したニードル弁装 置3.3の間に、洗浄用通路12を形成し、該洗浄用通路12と前記合流路7と の開閉を手動にて行える開閉装置13を設けている。
【0010】 この開閉装置13は、先端にシート部を有する弁棒13aとこの弁棒13aを 、通常、シート14に押圧するばね13bを弁棒13aの後方に装着するととも に、このばね13bを押圧固定するための押しねじ15をスプレーガン本体1に 固定し、この押しねじ15の中心軸を貫通させ、この貫通孔に前記弁棒13の後 方を遊嵌状に貫通させ、この押しねじ15より外部に突出した前記弁棒13aに つまみ16をとりつける。このつまみ16に対応する面の押しねじ15には、9 0°ごとに係止する溝が形成されている。 又、押しねじ15に対応するつまみ16には、前記溝に対応する段差突起部を 構成し、通常、押しねじ15の溝内につまみ16の段差突起部が嵌着係止されて おり、洗浄時のみ、つまみ16を後方に引きながら90°回動係止することによ って洗浄液の供給が供給される。洗浄が完了すれば、再びつまみ16を90°回 動することによって洗浄液の供給は停止する。尚、洗浄液には、空気を混合させ た方が、洗浄液が少量で洗浄効果が生ずる。
【0011】
以上のように本考案によれば、高粘度二液スプレーガンにおいて、塗料ノズル 内にスタテックミキサーを配置したこと、さらに、塗料ノズルより出てくるよく 混ざりあった二液に対して空気キャップ内にて圧縮空気と混合させることにより 、高粘度の液であっても、エアレス塗装で高圧100kgf/cm2程度の圧力 をかけることなく、微粒化を達成することができる。 さらにエアレス塗装の場合は、ノズルチップという小さな孔のノズルのため、 特に詰りという問題が発生したが、これも、通常のスリット状の排出口を有する 空気キャップが使用出来ることにより解消出来た。さらに、塗装後の洗浄は、一 般的にスプレーガンの後部についている塗料つまみやパターン調整つまみの調整 と変わらない方法で行えるため、操作は簡単に行える。これによって、特に二液 塗装装置では、早期に洗浄しないと塗料通路が固まってしまい使用不可となる問 題を、簡単にガンの操作のみで可能となるもので、実用上その効果は大である。
【図1】本考案の一実施例を示す二液スプレーガンの断
面図である。
面図である。
【図2】図1の上面から見た断面図である。
8 スタテックミキサー 9 塗料ノズル 10 空気キャップ 11 空気通路 12 洗浄用通路 13a 弁棒
Claims (2)
- 【請求項1】 スプレーガン本体に、1個の引金にて二
本のニードル弁を同時に操作できる弁装置を並列に配置
し、前記ニードル弁の後方には、液の導入口を、前方に
は、シート部をそれぞれ設け、このシート部の前方に
は、両液の合流路を経て内部にスタテックミキサーをと
りつけてなる塗料ノズルを設け、この塗料ノズルの前方
に空気キャップを、該塗料ノズルの先端外周に空気通路
を形成するように着脱自在にとりつけてなる内部混合ガ
ンに於いて、前記合流路に連絡して前記並列配置したニ
ードル弁装置の間に洗浄用通路を形成し、この洗浄用通
路と前記合流路との開閉を手動にて行う開閉装置を設け
てなる高粘度二液ハンドスプレーガンの洗浄装置。 - 【請求項2】 開閉装置は、洗浄通路内にシート側にば
ねにて押圧される弁棒を配設し、スプレーガン本体の後
方に突出した前記弁棒に連結したつまみによる回動によ
って、シートの開閉操作を行えるように構成したことを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の高粘度
二液ハンドスプレーガンの洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11104991U JPH07212Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 高粘度二液ハンドスプレーガンの洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11104991U JPH07212Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 高粘度二液ハンドスプレーガンの洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544250U true JPH0544250U (ja) | 1993-06-15 |
JPH07212Y2 JPH07212Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=14551114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11104991U Expired - Lifetime JPH07212Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 高粘度二液ハンドスプレーガンの洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07212Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010538815A (ja) * | 2007-09-11 | 2010-12-16 | グラコ ミネソタ インコーポレーテッド | 自動溶剤注入のための複数成分スプレーガン |
JP2012086152A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-05-10 | Kansai Paint Co Ltd | スプレーガン、塗装システム |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP11104991U patent/JPH07212Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010538815A (ja) * | 2007-09-11 | 2010-12-16 | グラコ ミネソタ インコーポレーテッド | 自動溶剤注入のための複数成分スプレーガン |
JP2012086152A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-05-10 | Kansai Paint Co Ltd | スプレーガン、塗装システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07212Y2 (ja) | 1995-01-11 |
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