JPH0544187A - 紙の着色方法 - Google Patents
紙の着色方法Info
- Publication number
- JPH0544187A JPH0544187A JP22127591A JP22127591A JPH0544187A JP H0544187 A JPH0544187 A JP H0544187A JP 22127591 A JP22127591 A JP 22127591A JP 22127591 A JP22127591 A JP 22127591A JP H0544187 A JPH0544187 A JP H0544187A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- screen
- colored
- continuously
- paper material
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 着色紙の製紙が連続的に行え、色の切替えが
瞬時に行える。 【構成】 抄紙機9に送られる完全紙料を精選するため
のスクリーン4の一次側に、色料を単位時間当たりに定
量となるように連続的に注入する。
瞬時に行える。 【構成】 抄紙機9に送られる完全紙料を精選するため
のスクリーン4の一次側に、色料を単位時間当たりに定
量となるように連続的に注入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は紙の着色方法に関し、
特に製紙工程において連続的に着色を行うことのできる
方法に関する。
特に製紙工程において連続的に着色を行うことのできる
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製紙工程における紙の着色方法と
しては、完全紙料調整工程において紙料中に色料を添加
し、この着色紙料を用いて抄造を行う方法が公知であっ
た。
しては、完全紙料調整工程において紙料中に色料を添加
し、この着色紙料を用いて抄造を行う方法が公知であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち、従来技術におい
ては例えばビーター等を用いて紙料に色料を添加、混合
することにより、紙料の着色を行っていたものである
が、この場合次のような問題点が生じた。 紙料に色料を添加しても、直ちに着色されるわけでな
くそれが完全に吸尽されるまで待たなければならなかっ
た。 ある色に着色した後、他の色に着色したり或いは無着
色にするためには、ビーター内やそれ以降の流路に残っ
た着色紙料の滓を洗い流す必要があり、その間製紙作業
が中止されるので、色の切替えには多大の手間とロスを
生じた。 単位容量当たりの紙料に対する色料の濃度を決定する
作業が必要であり、多大の手間と経験を要した。 従って、以上のような問題点から製紙工程において連続
的に着色を行うことは事実上難しく、又一つの製紙ライ
ンで多色の紙を得ることも事実上難しく、着色された紙
はどうしても高コストになる問題点があった。
ては例えばビーター等を用いて紙料に色料を添加、混合
することにより、紙料の着色を行っていたものである
が、この場合次のような問題点が生じた。 紙料に色料を添加しても、直ちに着色されるわけでな
くそれが完全に吸尽されるまで待たなければならなかっ
た。 ある色に着色した後、他の色に着色したり或いは無着
色にするためには、ビーター内やそれ以降の流路に残っ
た着色紙料の滓を洗い流す必要があり、その間製紙作業
が中止されるので、色の切替えには多大の手間とロスを
生じた。 単位容量当たりの紙料に対する色料の濃度を決定する
作業が必要であり、多大の手間と経験を要した。 従って、以上のような問題点から製紙工程において連続
的に着色を行うことは事実上難しく、又一つの製紙ライ
ンで多色の紙を得ることも事実上難しく、着色された紙
はどうしても高コストになる問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の如き従
来技術の問題点を解消することを目的として創作された
ものであり、抄紙機に送られる完全紙料を精選するため
のスクリーンの一次側に、色料を単位時間当たりに定量
となるように連続的に注入することを特徴とするもので
ある。
来技術の問題点を解消することを目的として創作された
ものであり、抄紙機に送られる完全紙料を精選するため
のスクリーンの一次側に、色料を単位時間当たりに定量
となるように連続的に注入することを特徴とするもので
ある。
【0005】
【作用】よって、この発明によればスクリーンの一次側
に紙料と共に注入された色料はスクリーン内に生じる水
流により紙料に均一に混合され、そのまま抄紙機に送出
されることにより着色紙が抄造される作用を生じる。そ
して、この場合色料は単位時間当たりに定量となるよう
に連続的に注入されるのであるから、紙料の送出量を一
定としておけば紙料に対する色料の割合が常に一定とな
り、同一濃度に着色された紙が連続的に抄造される作用
を生じる。一方、スクリーンプレートにより抄紙機には
精選された着色紙料のみ送出され、残余の滓等は全てス
クリーンの排出口より排出されるので、スクリーンやそ
れ以降の製紙経路に着色紙料の滓が残ることが防止され
る作用を生じる。
に紙料と共に注入された色料はスクリーン内に生じる水
流により紙料に均一に混合され、そのまま抄紙機に送出
されることにより着色紙が抄造される作用を生じる。そ
して、この場合色料は単位時間当たりに定量となるよう
に連続的に注入されるのであるから、紙料の送出量を一
定としておけば紙料に対する色料の割合が常に一定とな
り、同一濃度に着色された紙が連続的に抄造される作用
を生じる。一方、スクリーンプレートにより抄紙機には
精選された着色紙料のみ送出され、残余の滓等は全てス
クリーンの排出口より排出されるので、スクリーンやそ
れ以降の製紙経路に着色紙料の滓が残ることが防止され
る作用を生じる。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の製紙方法の実施例を示すブ
ロック図である。図中符号4はスクリーンを指し、この
実施例では加圧型のスクリーンを用いている。完全紙料
調整工程5を終了した紙料は送出経路6を経て上記スク
リーン4の一次側に送出される。一方、色料はタンク1
より定量ポンプ2により送出経路3を経てスクリーン4
の一次側に単位時間当たりに定量となるように連続的に
注入される。その結果、スクリーン内の回転翼により攪
拌されることにより生じる水流により紙料と色料は充分
混合されて紙料に色料が吸尽され、スクリーンプレート
により精選された着色紙料のみがスクリーン4の二次側
に送出され、送出経路7を経て抄紙紙9に送出される。
又、紙料の滓等は全てスクリーン4の排出口8より排出
される。
ロック図である。図中符号4はスクリーンを指し、この
実施例では加圧型のスクリーンを用いている。完全紙料
調整工程5を終了した紙料は送出経路6を経て上記スク
リーン4の一次側に送出される。一方、色料はタンク1
より定量ポンプ2により送出経路3を経てスクリーン4
の一次側に単位時間当たりに定量となるように連続的に
注入される。その結果、スクリーン内の回転翼により攪
拌されることにより生じる水流により紙料と色料は充分
混合されて紙料に色料が吸尽され、スクリーンプレート
により精選された着色紙料のみがスクリーン4の二次側
に送出され、送出経路7を経て抄紙紙9に送出される。
又、紙料の滓等は全てスクリーン4の排出口8より排出
される。
【0007】
【発明の効果】以上のように構成されるこの発明は次の
特有の効果を奏する。 スクリーンにより、着色された紙料は紙に変化する精
選紙料と、排出されるべき滓に連続的に分離されるの
で、製紙経路に着色紙料の一部が残存するおそれがな
く、ある色に着色した後、他の色に着色したり或いは無
着色にしても色が混じり合うことがない。 スクリーン内の水流により紙料と色料は充分混合され
て紙料に色料が直ちに吸尽されるので、従来技術のよう
な待ち時間が不要となる。 以上の結果、着色紙の連続的な製紙が可能となり、一
方、色の変更も、混じり合いのおそれがないので作業の
中断を行わないで直ちに行うことができ、しかもこの作
業はスクリーンに注入する色料を変更するだけの簡単な
操作で行えるので、従来高コストを要した着色紙が無着
色紙と殆ど変わらないコストで量産することが可能とな
る。 色料はスクリーン内の水流により拡散され紙料と充分
混合されるので、高濃度のものでも構わず、一方色料は
単位時間当たりに定量となるように連続的に注入される
のであるから、着色紙の色の濃度はもっぱらこの注入量
により容易に決定することができ、しかも着色された紙
料はそのまま直ちに抄造されるのであるからその出来上
がり具合を見ながら色料の注入量をリアルタイムで調節
することができ、特別な技能を要さず所望の色調の紙を
容易に得ることができる。
特有の効果を奏する。 スクリーンにより、着色された紙料は紙に変化する精
選紙料と、排出されるべき滓に連続的に分離されるの
で、製紙経路に着色紙料の一部が残存するおそれがな
く、ある色に着色した後、他の色に着色したり或いは無
着色にしても色が混じり合うことがない。 スクリーン内の水流により紙料と色料は充分混合され
て紙料に色料が直ちに吸尽されるので、従来技術のよう
な待ち時間が不要となる。 以上の結果、着色紙の連続的な製紙が可能となり、一
方、色の変更も、混じり合いのおそれがないので作業の
中断を行わないで直ちに行うことができ、しかもこの作
業はスクリーンに注入する色料を変更するだけの簡単な
操作で行えるので、従来高コストを要した着色紙が無着
色紙と殆ど変わらないコストで量産することが可能とな
る。 色料はスクリーン内の水流により拡散され紙料と充分
混合されるので、高濃度のものでも構わず、一方色料は
単位時間当たりに定量となるように連続的に注入される
のであるから、着色紙の色の濃度はもっぱらこの注入量
により容易に決定することができ、しかも着色された紙
料はそのまま直ちに抄造されるのであるからその出来上
がり具合を見ながら色料の注入量をリアルタイムで調節
することができ、特別な技能を要さず所望の色調の紙を
容易に得ることができる。
【図1】この発明の着色方法による製紙工程のブロック
図。
図。
1 (色料の)タンク 2 定量ポンプ 4 スクリーン 5 完全紙料調整工程 9 抄紙機
Claims (1)
- 【請求項1】 抄紙機に送られる完全紙料を精選するた
めのスクリーンの一次側に、色料を単位時間当たりに定
量となるように連続的に注入することを特徴とする紙の
着色方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22127591A JPH07103516B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 紙の着色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22127591A JPH07103516B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 紙の着色方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544187A true JPH0544187A (ja) | 1993-02-23 |
JPH07103516B2 JPH07103516B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=16764228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22127591A Expired - Lifetime JPH07103516B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 紙の着色方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07103516B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003533610A (ja) * | 2000-05-17 | 2003-11-11 | エイビービー インコーポレイテッド | ペーパーの色調制御 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5825527B2 (ja) * | 2012-08-07 | 2015-12-02 | 信栄製紙株式会社 | 薄葉紙の製造装置、薄葉紙の製造方法 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP22127591A patent/JPH07103516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003533610A (ja) * | 2000-05-17 | 2003-11-11 | エイビービー インコーポレイテッド | ペーパーの色調制御 |
JP4892159B2 (ja) * | 2000-05-17 | 2012-03-07 | エイビービー インコーポレイテッド | ペーパーの色調制御 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07103516B2 (ja) | 1995-11-08 |
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