JP2003533610A - ペーパーの色調制御 - Google Patents

ペーパーの色調制御

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    • D21H21/28Colorants ; Pigments or opacifying agents
    • DTEXTILES; PAPER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペーパーウェブの色調を上記のウェブの製造の間において第1の色調から第2の色調へ変更するための方法および装置を提供する。 【解決手段】 現在の染料比率と新規のウェブの色調について検索された呼称染料比率との間の差異を染料比率変更応答(色調変更のスピード化のためブーストされた)において用い、それにより染料比率/ウェブカラーを変更させる。過去の生産染料比率データが蓄積され、現在の染料比率と組み合わされて、生産されるべきウェブカラーについての新規な色調目標又は呼称染料比率が判定される。検索された呼称染料比率と現在の染料比率とがフィルターファクターα(0≦α≦1)を用いて組み合わされ、過去の染料比率の一部が規定され、有効染料比率の残りの部分と組合され、或る製品の色調について記憶された新規な呼称染料比率が判定される。現在の染料比率は操業の開始近くで取り出されることが好ましいが、任意の時点で取り出してもよく、平均化された蓄積データであってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、概略的に紙のウェブを製造するための抄紙機に係り、特に、染料の
比率制御を介して製造される紙のウェブの色調変更に関する。
【0002】 最終の製品カラーを決めるために着色剤(個々では、包括的に「染料」と呼ぶ
)を使用して紙を着色することが抄紙機100の操作において多年に亘り通常行
われてきた(図1参照)。実際のシート又はウェブの色調は製造プロセスをウェ
ブが走行する際のウェブの反射スペクトルを測定することにより決定されている
。例えば、ウェブの反射スペクトルを測定するオンライン分光系101によりそ
の測定を行うことができ、その場合、その測定は製品がほぼ完了する時点102
であるところのプロセスの終点近傍で通常、行われる。染料添加は、所望の色合
いを得るため、紙製造プロセスの異なる段階で行ってもよい。非常に深い色合い
を得るために、ベース装填材料の1部として染料をブレンドチェスト104に加
え紙繊維における染料の濃度を高くすることができる。これはベース装填と呼ば
れるものである。色の乱れを微妙に調整したり、補償したりするため、染料をフ
ァンポンプ106への入口以前の殆ど任意の箇所に添加することもできる。これ
はカラートリミングと呼ばれるものである。紙は長網抄紙機ワイヤー108の上
で形成されるが、着色剤は紙のフェルト側108Aおよび/又は紙のワイヤー側1
08Bで適用することができる。更に、着色剤はサイズプレス110で添加する
こともでき、あるいは塗布材料中に添加してもよい。染料添加位置と色調センサ
ーとの間の距離は染料の添加位置により異なることになる。その場合の遅延時間
も染料を添加するのに用いられた装置の特徴により異なるが、その遅延時間は通
常、数分以内であり、プロセス時間定数よりも数倍大きい。
【0003】 この色調変更がなされている間において、抄紙機は継続して稼動され、従って
、色調変更の間に生産されたシート材料のウェブは製造されている元のカラーペ
ーパーのための仕様のみなら、プロセスが変更されている新たなカラーペーパー
のための仕様にも適合しないものとなる。この仕様から外れたウェブ(カラー損
紙)は生産の初期の段階へリサイクルのため戻される。このカラー損紙およびそ
のリサイクルはコストを非常に上昇させるから、このカラー変更時間の短縮はカ
ラーペーパーの生産コストを減少させ、あるいは可なり減少させることになる。
【0004】 所望の色調目標を維持するため、自動制御が正常の生産の間に広く使用されて
いる。特徴を補足するようにした多重染料が自動制御の下で調整され、仕様書通
りの最終製品の色調目標が達せられるようになっている。製品の色調又は色合い
変更の間、オペレータは、新しい製品の仕様と適合するまで、各染料のフローア
クチュエータを手動で変化させるようにしている。染料添加からカラーセンサー
までの長い遅延のため、更に抄紙機の最初のフォーミング区域での基材製品と水
112の再循環に起因する大きいタイムラグのため、色調変更は完了するまでに
長時間を要する。つまり、40分ないし60分を超えるような色調変更時間は、
オペレータが手動で行う場合は極めて一般的なことである。
【0005】 紙などの材料のスペクトル反射率を制御するための方法および装置が米国特許
No.6,052,194に開示されている。この米国特許によれば、目標反射率値と実測反
射率値との間の比較を可視スペクトルに亘る多数の波長帯域について行われる。
この比較により誤差が定量化され、これら誤差は二乗などの非線形操作により修
正され、ついで一緒に加えられる。得られた合計値はウェブプロセスへの多くの
着色剤の適用を個々に調整することにより小さくされる。波長帯域の数を着色剤
の数よりも大きくし、条件等色作用を回避している。
【0006】 この米国特許No.6,052,194は1つの色調変更技術を説明しているが、他の技術
を提供するため、並びに技術を進歩させるためには他の色調変更手法が必要であ
る。好ましくは、その手法は色調変更に要する時間を短縮させるだけでなく、抄
紙機により製造される紙の或る色調目標に要求される染料比率の決定を改善させ
るものであることを要する。
【0007】 本発明は抄紙機におけるウェブの色調変更の改善を図ることができる方法およ
び装置を提供することにより、上記の要望に答えるものである。本発明によれば
、ウェブの色調変更を行おうとする場合、少なくとも1つの現在の染料比率(通
常は、複数の染料比率)が決定され、新たなウェブの色調を表す呼称染料比率(
又は、対応する複数の呼称染料比率)が蓄積部から検索される。この現在の染料
比率と、この検索された呼称染料比率との差(Δdyerate)が下記式により規定
される染料比率軌跡又は変更応答に用いられる。
【0008】
【数2】
【0009】 これにより、染料比率が変更され、ウェブの色調が第1の色から第2の色へ変
更されることになる。色調目標又は呼称染料比率についての決定は、対応する製
品の色調についての過去の製造プロセスからの染料比率を表す履歴データを蓄積
することにより改善することができる。すなわち、この履歴データを現在の染料
比率と組合せることにより抄紙機により製造されるべきウェブの色調に対する新
たな呼称染料比率に到達することができる。検索された呼称染料比率および現在
の染料比率は、フィルターファクターアルファ(α)を用いて組み合わされる。
ゼロより大きいか等しく、かつ、1より小さいか等しい(0≦α≦1)このフィ
ルターファクターαは染料比率の履歴の断片を決定し、これが有効染料比率の残
りの断片と組合され、新たな呼称染料比率が決定され、これが下記式で表される
ように或る製品の色調のための呼称染料比率として記憶される。
【0010】 新たな呼称染料比率=(α)保存された呼称染料比率+(1−α)有効染料比
【0011】 この有効染料比率は或る色調での操業の始まり近くで確認されることが好まし
いが、操業の任意の時点で確認してもよく、あるいはデータの蓄積でもよく、こ
れは平均化されて、或るウェブの色調のために記憶されるべき新たな呼称染料比
率の決定に使用される有効染料比率に到達することになる。
【0012】 本発明は以下の具体例の記載、請求の範囲および添付図面から、より一層理解
することができるであろう。
【0013】 以下、本発明を、抄紙機についての着色剤又は染料制御を介してウェブの色調
変更する場合に関連して、特に、ウェブの色調変更を達成する時間を短縮させる
新規な染料添加変更又は軌跡応答に関連して説明する。本発明の他の形態は、呼
称染料比率の決定の改善に関するものであり、これにより抄紙機により製造され
るべき紙についての色調目標をより迅速に達成することができる。本発明は着色
添加剤(ここでは、一般に[染料]と呼ぶ)を使用して最終的なウェブカラーを
得るようにした着色ペーパーウェブを製造するための抄紙機に適用することがで
きる。
【0014】 製造されるペーパーウェブの色調は、染料の流れ、より一般には複数の染料の
流れを制御することにより要求されたカラー仕様に合致するようにしている。な
お、この染料はプロセスに沿った1箇所又は複数の箇所で添加される。例えば、
染料はブレンドチェスト104およびファンポンプ106への入口上流の殆ど任
意の箇所、更に長網抄紙機ワイヤー108での紙のフェルト側108Aおよび/又
は紙のワイヤー側108B、並びにサイズプレス110で添加することもでき、
あるいは塗布材料中に添加してもよい(図1参照)。この染料の流れは計測ポン
プ111を用いてこのプロセスに対し添加されるが、この計測ポンプ111は染
料を希釈状態で容積流としてプロセスに対し搬送するものである。正しい製品着
色制御のため、この染料の流れは製品生産速度に対し正規化され、これを[染料
比率]と呼ぶことができ、これは以下の式により規定されるものである。
【0015】 染料比率i=[(ポンプヘッドサイズi)(シャフト速度j)(染料濃度i)(染
料密度i)(単位換算)]/(生産速度) (等式1)
【0016】 ここで、 染料比率i=正規化された染料比率(繊維質量当りの染料の質量) ポンプヘッドサイズi=染料ポンプ容量(体積) シャフト速度j=ポンプのシャフト速度(時間当りの回転数) 染料濃度i=染料濃度(体積当りの質量) 単位換算=染料質量流のための単位換算 生産速度=紙繊維生産速度(時間当りの紙の質量) i=染料指数:1ないしm j=シャフト速度:1ないしn
【0017】 正規化された染料比率は、変化するプロセス条件下で一貫した色調制御を達成
するのに用いられ、更に、これは本発明の新規な染料比率変更応答についてのベ
ースとなる。
【0018】 呼称染料比率は、対応する製品の色調についての過去の製造プロセスからの製
造染料比率を表す履歴データを蓄積することにより各製品色調について見積もら
れる。製造されているペーパーウェブについての現在の又は有効な染料比率は、
一般に第1のカラーについての現在の又は有効な色調目標に相当し、従って、ペ
ーパーウェブはこの第1のカラーについての必要な色調仕様を満足するものであ
る。しかし、ウェブの色調が或る時間、継続して施されると、プロセス中で通常
発生する混乱と変化が染料比率に変化を生じさせウェブの色調を必要な仕様範囲
に維持させる。すなわち、時間の経過に亘って、染料比率がプロセスの混乱と変
化を補償するために変化することになる。抄紙機の色調目標がウェブの色調又は
色合いの変更のため第2のカラーに有意に変更されると、この第2のカラーにつ
いての呼称染料比率が取り戻され、第1のカラーについての現在の染料比率と比
較される。
【0019】 第2のカラーについての呼称染料比率と、第1のカラーについての現在の染料
比率との差異(Δdyerate)が、後述のように染料比率変更軌道応答に使用され
る。ウェブが第1のカラーから第2のカラーに変更されたとき、すなわち、ウェ
ブのカラーが許容制限内に第2のカラーに要求されている仕様を達成されたとき
、現在の有効な染料比率は、フィルターファクターアルファ(α)を用いて現在
の履歴染料比率又は検索された呼称染料比率および有効染料比率と組み合わされ
ることにより履歴データベースに保存される。ゼロより大きいか等しく、かつ、
1より小さいか等しい(0≦α≦1)このフィルターファクターは染料比率の履
歴の断片を決定し、これが有効染料比率の残りの断片と組合され、新たな呼称染
料比率が決定され、これが下記式で表されるように或る製品の色調のための呼称
染料比率として記憶される。この得られた新たな呼称染料比率は、色調の過去の
製造に基づいた染料比率の見積りを与え、これはウェブを1つの色調から或る色
調に変更するときに用いられる。
【0020】 新たな呼称染料比率=(α)保存された呼称染料比率+(1−α)有効染料比
率 (等式2)
【0021】 製品の色調が最初に生産されたとき、αの値が、新たな呼称染料比率として有
効染料比率全体を保存するため0.0に設定され、それにより色調のための履歴デ
ータが開始される。さもなくば、αの値が選択された値、例えば約0.2ないし0.3
に設定され、若しくは、現に製造されているペーパーウェブの品質および抄紙機
の性能パラメータに基づいて力学的に決定することができる。0.0に近いαの値
は、高品質の紙の製造および正しく稼動している抄紙機に相当し、他方、1.0に
近いαの値は、低品質の紙の製造および問題を伴った抄紙機に相当する。例えば
、以下の条件は、呼称染料比率がアップデイトされるときに使用されるαの最終
値を形成するためのものと考えられ、かつ、統合することができる。すなわち、
α=α+α+α+α+αである。もし、これらの条件が存在しないと
きは、対応するα成分がゼロと等しくなるよう設定される。他の抄紙機の条件
および/又は紙の特徴を、これらの例示的性能パラメータの代わり、又はそれに
追加して本発明で使用することができる。
【0022】 性能パラメータ α成分 シートの破損が最近発生したとき α=0.1 紙の不良循環色調変異性が大きいとき α=0.2 カラー仕様エラー変異性が大きいとき α=0.1 水分が有効目標に合致しないとき α=0.3 ウエットエンドpHが有効目標に合致しないとき α=0.3
【0023】 各カラーについて呼称染料比率として記憶されるべき新規の呼称染料比率は、
上述のように抄紙機が色調変更を達成したときの現在の有効な染料比率に基づい
て決定されるべきと現在信じられている。これは現在好ましいとされる新規な色
調についての色調仕様要求をウェブが満足するや否や得られるデータに基づくこ
とができ、あるいは、データが限定された時間の間に蓄積され、平均化されたも
のに基づくことができる。或る色調のウェブの生産の初期に採られた染料比率の
データの使用は好ましいと思われる。なぜならば、例えば色調を再度変更しよう
とするとき、このデータは、或る色調のウェブの生産操業の後期に集められた染
料比率のデータよりもより忠実に色調変更における抄紙機の力学を表しているか
らである。すなわち、このような操業後期での染料比率は操業の際に自然的に発
生するプロセス中の混乱および変化に適応させるため操業の間に調節されている
からである。しかし、本発明は操業の初期に採られた染料比率のデータの使用に
限定されるものではなく、操業の間の任意の時点で集められたデータにも適用す
ることができる。
【0024】 抄紙機における色調変更のため、現在の又は有効な染料比率が、新規なペーパ
ーウェブの色調を生産するのに必要な染料比率の見積りとして役立つべく取り戻
された新規な製品の呼称染料比率と比較される。この染料比率の変化(Δdyerat
e)が、本発明の染料比率軌道又は変更応答に対する入力として使用される。こ
の染料比率変更応答は、カラー製品変更が求められたとき有効染料比率に加えら
れる。この染料比率変更応答は、現在の染料が変更がなされる色調に必要とする
染料と同一の色調(反射特性)であるか否かに関係なく全ての色調変更に適用で
きることに注目すべきである。いずれの場合も、この応答は現存の染料比率に加
えられる。染料が古い色調および新規の色調と同一である場合、有効染料比率の
使用が直観的に望ましい。しかし、新規な色調のための染料が古い色調のために
使用されていない場合でも、同様の色調についての有効染料比率からの変更が依
然として有益であり、本発明で使用される。勿論、ゼロの現在の染料比率も或る
場合、例えば最初の始動の場合には、あるいは色調変更が無着色ウェブからなさ
れる場合には可能である。この染料比率変更応答は、下記の工程応答式(等式3
)により規定される。
【0025】
【数3】 (等式3)
【0026】 この染料比率変更応答は下記等式4で与えられるリード/ラグ(τ2)応答
と類似している。この染料比率変更応答は伝統的なリード/ラグ応答とは以下の
点で異なる。すなわち、第1の遅延時間(Td1)が最初の工程応答に加えられ、
第2の遅延時間(Td2)は、染料比率がその最終の定常状態値に落ち着く前に
ろ過された応答(τ)に加えられる。この染料比率変更応答130の1例が図
2に示されている。この染料比率変更応答130は染料比率における増加につい
てのものであることに注目すべきである。X−軸の周りに反映される同様の応答
、すなわち、染料比率における下向きの工程は染料比率における減少についての
ものであることは明らかであろう。
【0027】
【数4】 (等式4)
【0028】 新規な染料比率変更応答の発生についてのブロック図が図3に示され、コント
ローラ150内にて履行される。このコントローラ150は好ましくは抄紙機1
00のためのコントローラであることが好ましいが、抄紙機100のためのコン
トローラに結合した別のコントローラであっても良い。図3のブロック図には1
つの染料のための染料比率変更応答の履行が示されており、これは当業者に自明
のように実際の操業において多数の染料に対して複製することができる。多数の
染料の場合は、パラメータτ、τ2、Td1およびTd2を各染料について独自
に選択し所望の応答を得ることができる。
【0029】 遅延時間Td1は各染料についての染料比率変更を調和させるために使用し、
全ての染料比率変更の最初の効果が実質的に同時に色調感応測定装置に到達する
ことを確保するものである。この調整は複数の染料がプロセスに沿った異なる位
置で添加される可能性があるから必要である。典型的な染料添加位置としては、
抄紙機チェスト114、ファンポンプ106、長網抄紙機ワイヤー108のフェ
ルト側108A又はワイヤー側108Bおよびサイズプレス110が含まれる。遅
延時間Td1についての典型的な値は、ファンポンプ106およびサイズプレス
110の染料添加位置の調和については約1ないし2分である。仮に全ての染料
が同一の添加位置で添加されるとすると、このTd1はゼロに等しくなるよう設
定される。
【0030】 各抄紙機の力学的応答によっては、実際の染料比率変更は、取り戻された呼称
染料比率が所望の定常状態値に落ち着く前の或る時間の間、この取り戻された呼
称染料比率により特定された値を超えて駆動してもよい。この染料比率の過剰駆
動は[ブーステング]と呼ばれ、ウェブを通常よりも迅速に新規な色調にさせる
ものである。このブーステングは染料比率増大の場合はプラスの過剰駆動となり
、染料比率減少の場合はマイナスの過剰駆動となることは明らかであろう。τ のτ2に対する比(τ2)はこの染料比率ブーステング作用の大きさを決定
するものであり、この比は通常、1より大きい。すなわち、遅延より、むしろ押
し上げ(ブースト)を生じさせるものである。
【0031】 τ2≧1 (等式5)
【0032】 時間定数τは、染料比率の変更から、最終的に得られるウェブの色調変更の
約63%までの応答時間である。この時間定数τは抄紙機100に対し、他の
抄紙機制御およびペーパーシート特性を一定に保った状態で染料比率バンプテス
トを行うことにより判定することができる。この時間定数τの典型的値は約6
0ないし120秒の範囲である。時間定数τは、最終的に得られるウェブの色
調変更の約63%を達成するのに要する望ましい応答時間である。このτの値
は、単一性の染料比率工程変更により達成される場合よりも迅速に染料比率変更
を達成するためにτの値よりも小さくなければならない。染料比率増加の場合
のτの典型的値は、約30ないし60秒の範囲である。
【0033】 遅延時間Td2は、染料比率が色調変更について最終の定常状態の染料比率値
に落ち着く前に上記ブーステング作用が保持される時間を規定するものである。
この遅延時間Td2は、染料がファンポンプ106、ヘッドボックス140およ
びワイヤー排水溜め142から再度、ファンポンプ106へ再循環されるのに要
する時間に相当するよう設定される。この遅延時間Td2は、下記式6に示すよ
うに、ウエットエンド循環量Vを現在のファンポンプ容積流量Fで割ったもの
に基づいて力学的に計算することができる。この遅延時間Td2の典型的値は、
抄紙機チェスト又はファンポンプでの染料添加位置の場合は約10ないし20秒
の範囲であり、サイズプレスでの染料添加位置の場合はゼロである。
【0034】 Td2=V/F (等式6)
【0035】 遅延時間Td1は、プロセスに沿う異なる位置での染料添加時点を補償するため
に使用される。カラーセンサーに最も近い、この染料添加時点についての遅延時
間Td1は、カラーセンサーから遠く離れた染料添加時点についての遅延時間T よりも大きくなる。この調整により、オペレータにより手動でなされる色調変
更で通常遭遇する問題、すなわち、異なる染料の作用がカラーセンサーに同時に
到達せず最終の定常状態の製品カラーの判定に誤りを生じさせるという問題を回
避することができる。
【0036】 τのτ2に対する比(τ2)により規定される染料比率変更応答作用お
よび遅延時間Td2は、製品基材、水および添加されたカラー染料の大きい循環
量を克服するために使用される。製品の色調変更がなされるとき、本発明の新規
な染料比率変更応答は最終製品カラーについての定常状態に達する時間を短縮さ
せる。τのτ2に対する比(τ2)は、元の染料比率変更に適用される最
初の利得を規定するものであり、τ2は色調変更の時間的要件を満たすために調
整することができる。遅延時間Td2は、設定された時間に亘ってブーストされ
た染料比率変更を保持するように設定することができる。 なお、これは抄紙機のウェットエンドの全循環容量に関係する。
【0037】 本発明の染料比率変更応答は、例えば、全ての着色フラットシートプロセスに
対し;染料添加時点が可なりの遅延時間を以って色調測定センサーから離れてい
る場合について;複数の染料添加時点が存在し、それがプロセスに沿った異なる
位置にある場合について;製品の色調を有意な程度で迅速に変更させる大きな循
環容積を含むフラットシート形成区域(ウェットエンド)に対し適用することが
できる。
【0038】 以上、本発明を好ましい実施例を参照して詳述したが、請求の範囲に記載した
本発明の範囲から逸脱することなく種々、変更、変形することができることは明
らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って操作される抄紙機を模式的に示す図。
【図2】 本発明に従うところの染料比率変更応答を表すグラフ図。
【図3】 本発明に従うところの新規の染料比率変更応答の発生を表すグラフ図。
【符号の説明】
100 抄紙機 104 ブレンドチェスト 106 ファンポンプ 110 サイズプレス
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月13日(2003.2.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 ペーパーの色調制御
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】 本発明は、概略的に紙のウェブを製造するための抄紙機に係り、特に、染 料の比率制御を介して製造されるペーパーの色調制御に関する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーパーウェブの色調を上記のウェブの製造の間において第
    1の色調から第2の色調へ変更するための方法であって、 上記の第1の色調を有するペーパーウェブを製造する抄紙機を操作する工程と; 上記の第1の色調を有するペーパーウェブの製造の間、少なくとも1種の染料に
    ついての現在の染料比率を決定する工程と; 上記の第2の色調を有するペーパーウェブの製造するための少なくとも1種類の
    染料のための呼称染料比率を検索する工程と; 上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率との間の差異を判定する工程と; 上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率との間の上記の差異を用い、上記の
    第2の色調のための上記の少なくとも1種類の染料のための染料比率を、上記の
    現在の染料比率から上記の呼称染料比率へ変更し、それにより上記のウェブを上
    記の第1の色調から上記の第2の色調へ変更する工程と; を具備してなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記の第1の色調を有するウェブの製造の間に現在の染料比率が判定される上
    記の少なくとも1種類の染料と、上記の第2の色調を有する上記のウェブを製造
    するための上記の少なくとも1種類の染料とが同一の染料からなる請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 複数の染料が使用され、上記の第1の色調を有するウェブの
    製造の間に現在の染料比率が判定される上記の少なくとも1種類の染料が上記の
    第1の色調を有するウェブの製造のために用いられ; 現在の染料比率を決定する工程が、上記の第1の色調のための複数の染料の夫
    々についての現在の染料比率を判定する工程からなり; 上記の呼称染料比率を検索する工程が、上記の第2の色調のための複数の染料の
    夫々についての呼称染料比率を検索する工程からなり; 上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率との間の差異を判定する工程が、上
    記の第2の色調についての上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率との間の
    差異を判定する工程からなり; 上記の差異を用いて上記の現在の染料比率から上記の呼称染料比率へ変更する工
    程が、上記の第2の色調についての上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率
    との間の差異を用いて上記のウェブを上記の第1の色調から上記の第2の色調へ
    変更する工程からなる請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記の第1の色調を有するウェブの製造の間に現在の染料比
    率が判定される上記の少なくとも1種類の染料が上記の第1の色調を有するウェ
    ブの製造のために用いられ、上記の方法が; 上記の第1の色調のために使用される少なくとも1種類の染料のための呼称染料
    比率を検索する工程と; 上記の第1の色調のために使用される少なくとも1種類の染料のための呼称染料
    比率を上記の第1の色調のための少なくとも1種類の染料のための上記の現在の
    染料比率と組合せ、それにより上記の第1の色調のために使用される少なくとも
    1種類の染料のための新規な呼称染料比率を判定する工程と; 上記の新規な呼称染料比率を、上記の第1の色調を有するウェブの製造のために
    使用される上記の少なくとも1種類の染料のための上記の呼称染料比率として記
    憶する工程と; を更に具備してなる請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記の少なくとも1種類の染料のための呼称染料比率を上記
    の少なくとも1種類の染料のための上記の現在の染料比率と組合せて新規な呼称
    染料比率を判定する工程が、下記式: 新規な呼称染料比率=(α)呼称染料比率+(1−α)現在の染料比率 但し、0≦α≦1 を解く工程を含む請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 αが、選択された値と等しく設定される請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 選択された値が、約0.2ないし0.3の範囲の設定される請
    求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 αが、上記の第1の色調を有するウェブの品質および上記の抄
    紙機の性能パラメータに基づいて計算される請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記のウェブが上記の第1の色調から上記の第2の色調へ変更
    された後、上記の方法が更に; 上記の第2の色調を有するウェブの製造するために使用される少なくとも1種の
    染料についての現在の染料比率を決定する工程と; 上記の少なくとも1種類の染料のための呼称染料比率を、第2の色調を有するウ
    ェブの製造のために使用される少なくとも1種類の染料のための上記の現在の染
    料比率と組合せ、それにより第2の色調を有するウェブの製造のための少なくと
    も1種類の染料についての新規な呼称染料比率を判定する工程と; 上記の新規な呼称染料比率を、上記の第2の色調を有するウェブの製造のための
    上記の少なくとも1種類の染料についての上記の呼称染料比率として記憶する工
    程と; を具備してなる請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 現在の染料比率を決定する工程が、ウェブが上記の第1の色調から上記の第2
    の色調へ変更された後であって、かつ、ウェブが上記の第2の色調から上記の第
    3の色調へ変更される前に、上記の現在の染料比率を表すデータを採る工程を具
    備してなる請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 現在の染料比率を決定する工程が; ウェブが上記の第1の色調から上記の第2の色調へ変更された後、上記の第2の
    色調を有するウェブの製造のために使用される上記の少なくとも1種類の染料に
    ついての現在の染料比率を表すデータを蓄積する工程と; この蓄積されたデータを平均化して現在の染料比率を判定する工程と; を具備してなる請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記の少なくとも1種類の染料のための呼称染料比率を、
    上記の第2の色調を有するウェブの製造のために使用される上記の少なくとも1
    種類の染料についての上記の現在の染料比率と組合せて、上記の第2の色調を有
    するウェブの製造のために使用される上記の少なくとも1種類の染料についての
    新規な呼称染料比率を判定する工程が、下記式: 新規な呼称染料比率=(α)呼称染料比率+(1−α)現在の染料比率 但し、0≦α≦1 を解く工程を含む請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 αが、選択された値と等しく設定される請求項12記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 選択された値が、約0.2ないし0.3の範囲の設定される
    請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 現在製造されている上記の第1の色調を有するペーパーウェ
    ブの品質および上記の抄紙機の性能パラメータに基づいてαを選択する工程を更
    に具備してなる請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率との間の上記
    の差異(Δdyerate)を用い、染料比率を、上記の現在の染料比率から上記の呼
    称染料比率へ変更し、それにより上記のウェブを上記の第1の色調から上記の第
    2の色調へ変更する工程が、下記の染料比率変更式: 【数1】 (但し、時間定数τは、染料比率の変更から、最終的に得られるウェブの色調
    変更の約63%までの応答時間であり、時間定数τは、最終的に得られるウェ
    ブの色調変更の約63%を達成するのに要する望ましい応答時間であり、遅延時
    間Td1は、染料比率変更を任意の他の染料比率変更と調和させるための遅延時
    間であり、Td2は、安定化時間の開始前の染料比率変更のためのブーステング
    作用のための時間である。) を用いて行われる請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 抄紙機によるウェブの製造の間のおける第1の色調から第
    2の色調へのペーパーウェブの色調変更を制御するための装置であって; 上記の抄紙機により製造されるウェブ材料へ少なくとも1種の染料を添加する
    ための染料添加システムと; 以下の操作、すなわち; 上記の第1の色調を有するペーパーウェブの製造の間、少なくとも1種の染料に
    ついての現在の染料比率を決定すること; 上記の第2の色調を有するペーパーウェブの製造するための少なくとも1種類の
    染料のための呼称染料比率を検索すること; 上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率との間の差異を判定すること;およ
    び 上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率との間の上記の差異を用い、上記の
    第2の色調のための上記の少なくとも1種類の染料のための染料比率を、上記の
    現在の染料比率から上記の呼称染料比率へ変更し、それにより上記のウェブを上
    記の第1の色調から上記の第2の色調へ変更すること; を行うようプログラムされたコントローラと; を具備してなる装置。
  18. 【請求項18】 上記の第1の色調を有するウェブの製造の間に現在の染料
    比率が判定される上記の少なくとも1種類の染料を用いて上記の第1の色調を有
    するウェブを製造するためのペーパーウェブの色調変更制御装置であって、上記
    のコントローラが以下の操作:すなわち; 上記の第1の色調のために使用される少なくとも1種類の染料のための呼称染料
    比率を検索すること; 上記の第1の色調のために使用される少なくとも1種類の染料のための呼称染料
    比率を上記の第1の色調のための少なくとも1種類の染料のための上記の現在の
    染料比率と組合せ、それにより上記の第1の色調のために使用される少なくとも
    1種類の染料のための新規な呼称染料比率を判定すること; 上記の新規な呼称染料比率を、上記の第1の色調を有するウェブの製造のために
    使用される上記の少なくとも1種類の染料のための上記の呼称染料比率として記
    憶すること; を行うよう更にプログラムされている請求項17記載の装置。
  19. 【請求項19】 ウェブが上記の第1の色調から上記の第2の色調へ変更さ
    れたのち、上記のコントローラが以下の操作:すなわち; 上記の第2の色調を有するウェブの製造するために使用される少なくとも1種の
    染料についての現在の染料比率を決定すること; 上記の少なくとも1種類の染料のための呼称染料比率を、第2の色調を有するウ
    ェブの製造のために使用される少なくとも1種類の染料のための上記の現在の染
    料比率と組合せ、それにより第2の色調を有するウェブの製造のための少なくと
    も1種類の染料についての新規な呼称染料比率を判定すること; 上記の新規な呼称染料比率を、上記の第2の色調を有するウェブの製造のための
    上記の少なくとも1種類の染料についての上記の呼称染料比率として記憶するこ
    と; を行うよう更にプログラムされている請求項17記載の装置。
  20. 【請求項20】 抄紙機によるウェブの製造の間のおける第1の色調から第
    2の色調へのペーパーウェブの色調変更を制御するための装置であって; 上記の抄紙機により製造されるウェブ材料へ複数種の染料を添加するための染
    料添加システムと; 以下の操作、すなわち; 上記の第1の色調のための複数種の染料の夫々についての現在の染料比率を決定
    すること; 上記の第2の色調のための複数種の染料の夫々についての呼称染料比率を検索す
    ること; 上記の第2の色調のための上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率との間の
    差異を判定すること;および 上記の現在の染料比率と上記の呼称染料比率との間の上記差異を用い、上記の第
    2の色調のための上記の複数種の染料の夫々についての染料比率を、上記の現在
    の染料比率から上記の呼称染料比率へ変更し、それにより上記のウェブを上記の
    第1の色調から上記の第2の色調へ変更すること; を行うようプログラムされたコントローラと; を具備してなる装置。
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