JPH0544020U - 電気ポツトの沸騰処理回路 - Google Patents

電気ポツトの沸騰処理回路

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JPH0544020U
JPH0544020U JP10408391U JP10408391U JPH0544020U JP H0544020 U JPH0544020 U JP H0544020U JP 10408391 U JP10408391 U JP 10408391U JP 10408391 U JP10408391 U JP 10408391U JP H0544020 U JPH0544020 U JP H0544020U
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JP
Japan
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switch
thermoswitch
pot
bimetal
main heater
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Application number
JP10408391U
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English (en)
Inventor
茂弘 山中
Original Assignee
ピーコツク魔法瓶工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、低コストでありながら良好にカル
キに対する熱処理ができる電気ポットの沸騰処理回路の
提供を目的とする。 【構成】ポットの内容液を沸す主ヒータと、ポットの内
容液の所定温度を検出して常閉接点を開成するサーモス
イッチとを直列にして電源に接続した電気ポットであっ
て、接点を閉成操作してから所定時間の経過後に該接点
を開成するバイメタルタイマの第1スイッチを、前記主
ヒータと並列にして前記サーモスイッチの常開接点を介
して電源に接続し、前記バイメタルタイマの第1スイッ
チと連動する第2スイッチを前記サーモスイッチと並列
で前記主ヒータと直列にして電源に接続することで、サ
ーモスイッチが常開接点に切換えられると、バイメタル
タイマを動作させれば、その設定時間中主ヒータに通電
して内容液を沸騰させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電気ポットで水道水を沸騰させたとき、該水道水に含有している カルキをカットすることのできる電気ポットの沸騰処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の電気ポットで水道水に含有しているカルキをカット処理(熱処理)する には、該水道水の沸騰を3分乃至5分ほど継続することで得られる。しかし、電 気ポットに装備された湯沸しサーモスイッチは通常95℃〜97℃で動作するよ うに設定しているので、上述のように沸騰を所定時間継続することはできない。 そのために一般的にはマイコンを用いて所定時間をタイマで計時し沸騰処理する ように設けているが、カルキをカット処理するためにのみマイコンを採用するの ではコストがかかりすぎる問題点を有する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、低コストでありながら良好にカルキに対する熱処理ができる電気 ポットの沸騰処理回路の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、ポットの内容液を沸す主ヒータと、ポットの内容液の所定温度を 検出して常閉接点を開成するサーモスイッチとを直列にして電源に接続した電気 ポットであって、接点を閉成操作してから所定時間の経過後に該接点を開成する バイメタルタイマの第1スイッチを、前記主ヒータと並列にして前記サーモスイ ッチの常開接点を介して電源に接続し、前記バイメタルタイマの第1スイッチと 連動する第2スイッチを前記サーモスイッチと並列で前記主ヒータと直列にして 電源に接続した電気ポットの沸騰処理回路であることを特徴とする。
【0005】
【作用】 この考案の電気ポットの沸騰処理回路は、ポット内容液を常温水から沸騰させ るとき、主ヒータへの通電と同時にバイメタルタイマを手動でON操作すると、 内容液が沸騰していない間は、すなわち、サーモスイッチが動作しない間はバイ メタルタイマが動作しないで待機状態となり、内容液が沸騰してサーモスイッチ が動作し常開接点を閉成に切換えると、バイメタルタイマが動作を開始して該タ イマの第2スイッチが主ヒータの通電を維持し、バイメタルタイマが所定時間を 計時すると、該タイマの第1、第2のスイッチが開成して主ヒータの通電が断た れる。 また、ポット内容液が保温中であれば、サーモスイッチの常開接点が閉成して いるので、バイメタルタイマを手動操作すれば、該タイマが動作して所定時間中 主ヒータに通電されて内容液を所定時間沸騰させることができ、バイメタルタイ マが所定時間を計時すると、該タイマの第1、第2のスイッチが開成して主ヒー タの通電が断たれる。
【0006】
【考案の効果】
上述の結果、この考案によれば、内容液が常温水であっても、また、保温中で あっても、内容液を良好に所定時間沸騰させることができて、カルキの熱処理が 確実にでき、しかも、バイメタルタイマでタイマを構成しているので、低コスト となる。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は電気ポットを示し、図1において、電気ポット10は蓋体11を装着し た本体12の内部にポット(内容器)13を装着し、該ポット13は本体12の 底板14に支持部材15を介して所定高さに支持している。
【0008】 前述のポット13の底部は管16を介して注出口17に接続しており、前述の 蓋体11のポンプ操作部を押圧操作することで、この蓋体11内部に構成される ポンプ(図示省略)を駆動して、ポット13内の内容液を管16を介して注出口 17より注出することができる。
【0009】 前述のポット13の下部外周には、主ヒータおよび保温ヒータを含むヒータ1 8を装着しており、また、ポット13の底部下面には内容液が沸騰設定温度にな る主ヒータの通電を遮断するサーモスイッチ19を装着し、さらに、内容液を所 定時間沸騰させるためのバイメタルタイマ20を収納している。
【0010】 図2は上述のバイメタルタイマ20を示し、上端側を固定したバイメタル21 の下部外周には適宜の絶縁体を介してバイメタルヒータ22を巻回して、該バイ メタルヒータ22に通電してバイメタル21を加温することで、該バイメタル2 1は図上右側に回動するように形成している。
【0011】 上述のバイメタル21の下端は、鍵形のスイッチレバー23の下部に形成した 凹部24内に位置し、該スイッチレバー23の上端はピン25に枢着し、また、 下端の舌片26はストッパ27に位置規制してスプリング28で付勢すると共に 、該舌片26の背面には所定の操作間隙を隔ててマグネット29を対向配置して いる。同時にスイッチレバー23の背面にも所定の操作間隙を隔ててスイッチ3 0を対設し、このスイッチ30は2連形のマイクロスイッチで構成している。
【0012】 そして、スイッチレバー23の凹部24側端部には本体12より外部に突出す る操作ボタン31を連設し、この操作ボタン31を押下したとき前述の凹部24 の立片32がバイメタル21の下端と近接して対向する状態で舌片26がマグネ ット29に吸着されてスイッチ30が操作されるように前述の立片32およびマ グネット29ならびにスイッチ30を配設し、バイメタル21が加温によって外 方に回動したとき立片32を押圧してマグネット29の吸着を開放すると共に、 スイッチ30の操作を解除するように構成している。
【0013】 図3はヒータ18を加熱制御するための沸騰処理回路を示し、このヒータ18 はポット13の内容液を沸騰させるための主ヒータ18aと保温するための保温 ヒータ18bとからなり、それぞれ電源ライン33,34に接続して、主ヒータ 18aには前述のサーモスイッチ19の常閉接点19bを直列に接続している。 湯沸しランプL1と保温ランプL2とは直列にして電源ライン33,34に接続 してその中間点と前述の主ヒータ18aとサーモスイッチ19の中間点を接続し ている。
【0014】 バイメタルタイマ20のヒータ22と直列の第1スイッチ30aは前述の主ヒ ータ18aと並列にして前述のサーモスイッチ19の常開接点19aと直列にし て電源ライン33,34に接続し、また、第1スイッチ30aと連動する第2ス イッチ30bは上述のサーモスイッチ19と並列で前述の主ヒータ18aと直列 にして電源ライン33,34に接続しており、カルキカットランプの動作ランプ L3は電源ライン33と前述の第1スイッチ30aとの間に接続し、また、待機 中ランプL4は第1スイッチ30aと第2スイッチ30bとの開閉接点側間に接 続している。なお、回路中R1,R2,R3,R4は抵抗である。
【0015】 このように構成した沸騰処理回路において、ポット13内の内容液を常温から 沸騰するときは電源ライン33,34に外部電源を通電すると、サーモスイッチ 19の常閉接点19bが閉成されているため、主ヒータ18aと保温ヒータ18 bに通電されて内容液を加熱沸騰させることができる。この加熱中にバイメタル タイマ20の操作ボタン31を押圧操作してスイッチ30をONすると、第1、 第2のスイッチ30a,30bは閉成されるが、サーモスイッチ19が設定温度 を検知していないときはその常開接点19a側が開成しているので、バイメタル ヒータ22には通電されないため、該バイメタルタイマ20は動作せず待機状態 となり、待機ランプL4が点灯する(なお、動作ランプL3の両端は同電位であ るため点灯しない)。
【0016】 次いで内容液が沸騰してサーモスイッチ19が動作し常開接点19a側に切換 えられると、主ヒータ18aの通電は第2スイッチ30bで維持されると共に、 バイメタルヒータ22に電源が通電されるので、バイメタルタイマ20が動作し て、動作ランプL3が点灯する(なお、待機ランプL4は両端が同電位であるた め点灯しない)。バイメタルヒータ22によりバイメタル21が加温されて回動 し、所定時間後にスイッチレバー23の立片32を押戻しマグネット29の吸着 を開放してスイッチ30の操作を解除すると、第1、第2の両スイッチ30a, 30bが開成し、バイメタルタイマ20は動作を停止し、また、主ヒータ18a の電源が断たれる。その結果、内容液の沸騰はバイメタルタイマ20が動作した 時間分維持されていたことになり、カルキの熱処理ができる。
【0017】 なお、ポット13が保温中であるとき、すなわち、サーモスイッチ19が主ヒ ータ18aに対して開成しているときにカルキの熱処理を実行するときは、バイ メタルタイマ20の操作ボタン31を押圧操作することで、サーモスイッチ19 の常開接点が閉成しているため、バイメタルタイマ20は動作状態に入り、前述 と同様に所定時間主ヒータ18aは通電されて内容液を沸騰し、カルキの熱処理 を実行することができる。
【0018】 このように上述の実施例では、内容液が常温水であっても、また、保温中であ っても、内容液を良好に所定時間沸騰させることができて、カルキの熱処理が確 実にでき、しかも、バイメタルタイマ20でタイマを構成しているので、低コス トとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気ポットの一部断面側面図。
【図2】バイメタルタイマの側面図。
【図3】ヒータを加熱制御するための沸騰処理電気回路
図。
【符号の説明】
10…電気ポット 13…ポット 18a…主ヒータ 19…サーモスイッチ 19a…常開接点 19b…常閉接点 20…バイメタルタイマ 30…スイッチ 30a…第1スイッチ 30b…第2スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポットの内容液を沸す主ヒータと、ポット
    の内容液の所定温度を検出して常閉接点を開成するサー
    モスイッチとを直列にして電源に接続した電気ポットで
    あって、 接点を閉成操作してから所定時間の経過後に該接点を開
    成するバイメタルタイマの第1スイッチを、前記主ヒー
    タと並列にして前記サーモスイッチの常開接点を介して
    電源に接続し、 前記バイメタルタイマの第1スイッチと連動する第2ス
    イッチを前記サーモスイッチと並列で前記主ヒータと直
    列にして電源に接続した電気ポットの沸騰処理回路。
JP10408391U 1991-11-22 1991-11-22 電気ポツトの沸騰処理回路 Pending JPH0544020U (ja)

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JP10408391U JPH0544020U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 電気ポツトの沸騰処理回路

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